「出来るか出来ないかじゃあ無くってやるの!」
「なんでサブタイにツッコんでんの?」
ルドルフがサブタイのプラカードを見ながらそう言ったので俺はツッコむ。
「零も零で何でそんなに自信ないの?」
「人と話すの、恥ずかしいじゃん?」
「・・・・・・・はぁ」
ルドルフがため息を付く。
いや、だって知らない娘に話しかけるのって恥ずかしいじゃん?恥ずかしいよね?
それに一歩間違ったら不審者よ?
「兎に角、明日は入学式で一緒に居られないから今日は誰かと話す練習をしましょうか」
そういうとルドルフが電話を取り出した。
「もしもし、あぁ。申し訳無いが少しこっちに来てもらえるか」
しばらくして生徒会の一人、ナリタブライアン、通称ブライアンが近づいてきた。
ブライアンもルドルフと同じ三冠ウマ娘だ。
しかし・・・・・。
「なぁ、人選間違ってない?」
「厶・・・・」
ブライアンがしかめっ面でこっちを見てくる。
俺はルドルフの背中の後ろに隠れて顔を出す。
「すまないなブライアン。少しトレーナー君の人見知り克服を手伝って貰いたいんだ」
「それならアマさんとか私よりもっと面倒見のいいやつがいるだろ?」
「アマさん?・・・・だれ?」
「・・・・・・・・・・」
また一層ブライアンが睨んでくる。
だから俺は小さい悲鳴を上げてルドルフの後ろに隠れる。
「トレーナー君の知り合いと言えば私とブライアン、後はエアグルーヴだ。私には気兼ね無く話せるからブライアンが適任なんだよ」
ブライアンがこっちを見る。
ルドルフが俺から離れてブライアンに丸見えになる。
「えっとさ・・・今日はお日柄も良く?」
「お見合いか!」
「ご、ゴメン・・・」
「謝るな!それくらいの事で!」
「お、おう・・・」
そんな会話をしているとルドルフが笑い始める。
「それじゃあ私は執務に戻るよ。頑張ってくれ」
「え!?ちょっ!ま!」
俺がルドルフを追いかけようとして動かない。
後ろを見るとブライアンが俺の首根っこをひっ捕まえていた。
「何処に行こうと言うんだぁ?」
「に、逃げるんだァ・・・」
俺はブライアンを振り切って逃げ始める。
「あ!待て!」
「待てと言われて待つバカは居ない!」
さて、皆は三冠ウマ娘であるナリタブライアンから逃げて逃げ切れるとお思いだろうか?
答えはNOである・・・・・・。
しかし!
「ま、まいたか・・・・・?」
逃げ切れるんですねぇ。
ん?なんでかって?
ギャグ漫画の法則よ!
例えば漫画のギャグ回ではどんな深い怪我をしても次のコマには治る法則あるだろ?大体はあれだから。
「あ、まだギャグのタグ付けてねぇや・・・」
そう呟きながら辺りを見渡す。
何処だろここ?学園の外って言うのは分かるんだけど・・・・。
「ちょ!退け退け退け〜!」
「え?」
いきなり走って来た少女にぶつかり俺は尻もちを付く。
「悪ィ!」
少女を見ると人間にはない尻尾と耳がある。
と言うことは・・・・。
「ウマ娘?」
「おう!今年からトレセン学園に入学するウオッカってんだ!」
ウオッカが手を差し伸べてきて俺はその手を掴んで立ち上がる。
尻を払ってウオッカを見る。
なるほど脚の筋肉も良い。
コイツは将来大物になるかも知れない。
そう思っているとウオッカが走る体制には入る。
「んじゃあ、気を付けろよ!
「待て!それ使い方間違ってねぇか!?・・・・行っちまった・・・。なんだったんだ、アイツ・・・」
「さあな。それより私は逃げたお前に何だと言いたいな」
俺が走っていったウオッカを見ていると後ろから声をかけられた。
振り向くとそこに居たのはやはりと言うか何と言うか・・・。
「ゲェ・・・、ブライアン・・・」
「帰るぞ。これだけ手間をかけたんだ。今日は奢って貰うからな」
「は、はい・・・・」
「それはそうと・・・・」
しょぼくれながらブライアンのあとを歩いていると急にブライアンが振り返ってきた。
「喋れていたんじゃあないか?あのウマ娘と」
「・・・・・・あ、確かに」
そう考えると何だか嬉しくて奢るのも苦じゃなくなってきた。
そう思ったのも束の間。
何故かルドルフとマジで分からんがオグリキャップと言う地方から来たウマ娘にも奢ることになって俺の財布は大打撃を受けマジで
ネタ・・・分かったかな?
愛は重バ場大丈夫?
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構わんやれ
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いいや、限界だ!やるな!