オペラオーとタキオンとカフェを寮に帰して漸くゆっくり出来るとカルピスを入れてテレビを付ける。
ちょうどジョジョが始まっていた。
「最近は奇妙なことが多かったからな。この植物のような平穏な日常が、恋しかったぜ」
アニメの声を聴きながらクローゼットにしまってあったマンガの該当する話を開く。
マンガと言う紙にアニメと言う音、まさに至福のときだ。
そんなときだった。
いきなりスマホが鳴り響く。
「?非通知?」
非通知から電話が来たのを見るとテレビを切って一度出る。
イタズラなら即切りしてやろう。
「・・・・・・もしもし」
『ホントに出た!?』
「そりゃ出るよ。俺のスマホだし」
『と、とにかく今から学園近くの河川敷に来て!ナカヤマが!ゴルシが!』
涙混じりの切羽詰まった声。
どうやら嘘ではないようだ。
「5分で着く」
それだけ言い残し俺は電話を切った。
急いで駆け出し寮を出る。
既にあたりは暗く街頭の明かりしかない。
明らかに門限は過ぎている。
ようやく河川敷に着くとそこには三人のウマ娘と数人の黒服、後は猫を撫でているおっさんだった。
「・・・・・・来たか」
おっさんが振り向いてくる。
チラッとウマ娘を見ると3人のうち二人がねむっている。
そのうちの一人はゴルシだ。
「・・・・・・うちの生徒がご迷惑をお掛けしました。それでは門限も過ぎていますので失礼します」
ゴルシともうひとりのウマ娘に近づいて起こそうとしてある違和感を感じた。
脈がない。
よく見たら呼吸もしていない。
「し、死んでいる・・・・ッ!?」
起きているウマ娘を見ると肩を震わしておっさんを見ている。
おっさんが得意気に手の中にある賭けに使われるチップを見せてくる。
「先ずは自己紹介をしようか。私の名はダービー。D、A、R、B、Y。Dの上にダッシュが付く」
「ご丁寧にどうも。だが御託はいい。やるのは何だ?ポーカーか?」
「君がそれで良いならそうしよう。だがポーカーは私の最も得意なものの一つだ」
椅子に座って深呼吸をする。
そしてこいつの最も言ってほしいであろう言葉は・・・・。
「このポーカーに、俺の魂を賭けよう!」
「Good!」
やはりそうだ。
名前といい状況といい明らかにジョジョ3部のダービーではないかと思ってしまう自分がいた。
俺は辺りを見渡して見る。
「よし、あそこの派手な格好したグラサンの女の人に配って貰うとしよう。お互い、イカサマが出来ないようにな」
「まぁ、良いだろう」
俺は立ち上がろうとして止まり後ろで涙目で立っているウマ娘を見る。
「お前さん、名前は?」
「トウセンジョーダン・・・・」
「頼めるか?」
「う、うん・・・」
ジョーダンが走って向かっていく。
「・・・・・ところで、貴方は来週催されるあるパーティをご存知ですか?」
セーフティシールの付いた箱を取り出して机に置きダービーが聞いてくる。
「んな縁もゆかりも無ぇ催しに参加する訳ねぇだろ」
「おや、おかしいですねぇ。確かそのパーティには名家が参加するのだとか・・・。当然、その家のトレーナーも例外ではない」
「・・・・・・何が言いたい?」
さっきからこいつは何を言いたいのだろうか?
そろそろムカついてきた。
「その名家にはサトノ家や秋川家、もちろんメジロ家も居るでしょう。貴方に、その中で蠢く邪悪を退ける事ができますかな?」
「・・・・・・・・・・・」
ダービーが立ち上がり歩き出す。
「何処へ行く気だ!」
「勝負は君の勝ちで良い。私は勝負を降りる。それと、覚えておけ。君のその身に背負っている性は直に君がその手に抱いた大切な者まで跡形もなく消し去るだろう」
ダービーが土手にある自転車に乗って走り去る。
次の瞬間ゴルシともう一人のウマ娘が起き上がる。
「あれ?トレーナー?」
「・・・・・・ッチ」
どうやら話を聞かなければならないようだが今は助かったことを喜ぼう。
このダービーは別人です。
サトイモ当たればキタサトいける!
次のメインを決めるのは君だ
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