ありがとうございます!
結局無人島と言うこともありその日は洞窟で寝泊まりしました。
朝になって起きた時には焚き火の火は消えていて寝袋に包まったゴールドシップさんの姿だけがありました。
あのトレーナーさんはきっと逃げ帰ってしまったに違いありません。
洞窟の外に出ると眩しい日差しが私に照り付けてきます。
「おろ?起きたのか?」
声を掛けられて振り向くとそこには魚を三つ焼いていたトレーナーさんが座っていました。
トレーナーさんは焼けた魚を取って私に差し出してきます。
私はそれを受け取って一口咥えてみます。
「ッ!?美味しいですわ!」
それだけではありません。
ふと近くの木を見ると枝から枝に植物のつるが張られています。
おそらくは洗濯物を干すための物でしょう。
「そりゃ良かった。ほれ。飲み物だ」
トレーナーさんが出してきたのはココナッツの上の方を切って居て葉による簡易的なストローを刺したココナッツジュースでした。
「あ、あの・・・こんなにどうやって調達してきましたの?」
私はふと疑問を口にしてしまいトレーナーさんが笑います。
「どうやってって・・・普通にだよ?」
「だからその普通にを聞かせて欲しいんですの!」
「流れてたペットボトルで罠を作ったり木登りしたり・・・。まぁ、最低限のサバイバルグッズはゴルシが持ってきてくれてたからな」
トレーナーさんも自分の魚を食べ始めます。
「お、美味ェな」
無邪気に目を輝かせて魚に齧り付きます。
そんな姿はまるで子供のようで気付けば私はトレーナーさんの頭を撫でていました。
「?どうしたんだマックイーン?」
「・・・・え?な、何でも無いですわ!」
「グッモニン」
淡白なその挨拶に私達は洞窟をみるとゴールドシップさんが眠そうに欠伸をしながら洞窟を出てきました。
「遅いですわよ。ゴールドシップさん」
「悪ぃ悪ぃ。ゴルゴル星から通信があったんだよ」
「そう言う夢ってのは理解した」
トレーナーさんがゴールドシップさんに魚とココナッツジュースを渡して立ち上がります
ゴールドシップさんが魚をココナッツジュースに付けて食べ始め、トレーナーさんは洞窟に入っていきます。
「・・・・はぁ、今頃私、朝練の真っ最中でしたのに・・・」
「ん?何か言ったか?」
「私をここに連れてきた張本人はこの調子ですし・・・」
「そう言うと思ってたよ」
私がため息混じりに呟くとトレーナーさんがタブレット端末を持って出てきます。
「ん」
「え?」
トレーナーさんがタブレット端末を差し出してきて私が受け取りゴールドシップさんが顔を覗かせてきます。
気にせずにタブレット端末を見るとそこに書いてあったのは今日のトレーニング表でした。
「おいおい、これって・・・・・ッ!?」
「腐っても俺はトレーナーだからな。脱出の手段は俺が考えるから、お前等はトレーニングに集中してろ」
「あ・・・・ありがとうございます!」
自然とそんな言葉がこぼれていました。
トレーナーさんとゴールドシップさんが驚いた顔をしていましたがしばらくすると二人も少し笑っていました。
「なぁ、トレーナー。私は何すればいいんだ!?」
「ゴルシはそうだな・・・。浜で穴掘ってそれを埋める。それの繰り返しだ」
「それ・・・何の意味がありますの・・・?」
「分かってねぇなぁ。マックイーンは。ゴルシちゃんにはお見通したぜ!これはそう!徳川埋蔵金発掘だ!」
「絶対違いますわよね!?」
「
「徳川埋蔵金じゃなくなってますわよ!?」
こうして、私とゴールドシップさん、そしてトレーナーさんの奇妙な無人島合宿が始まったのでした。
「あ、トレーニング終わったらこの島の食材でスイーツ作ってやっからな〜」
「スイーツ!?」
俄然やる気が出てきましたわ!
ロマンじゃねぇか・・・
愛は重バ場大丈夫?
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構わんやれ
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いいや、限界だ!やるな!