ありがとうございます!
目が覚めると何故か見たことがある屋根だった。
起き上がって周りを見るとそこはトレセン学園のトレーナー寮の俺の部屋だった。
確か俺は無人島で風邪をひいて寝込んでいたはずだが一体どう言うことなのだろう?
「起きた?」
声が聞こえて振り向くとそこに居たのはエプロン姿のルドルフだった。
「ルド「・・・・・」ルナ。何で俺はトレーナー寮に居るんだ?」
ルドルフの無言の威圧に負けてルナ呼びに直す。
流石皇帝と言うべきかこれが覇王色の覇気なのか、さっきの睨みはガチで怖かった。
「昨日零がゴールドシップとメジロマックイーンと一緒に帰ってきたの。三人が行方不明だったから心配してたけど四日間の無人島生活ツアーで合宿してたなんてびっくりだよ」
「へ〜、無人島生活ツアー・・・・・・・・・えぇ!?」
あれだけ頑張ったのは何だったのかそんな事を思いながら俺は大きなため息を付く。
「それとね、メジロマックイーンとゴールドシップが零とトレーナー契約をしたいって名乗り出てるんだけど・・・」
「え?なんで?」
「何でも無人島でのトレーニングで一緒に過ごしてそう思ったみたい」
「ま、まぁ、俺もアイツラとだったら上手く出来そうだけどよ・・・」
ほんとに良いのだろうか?
俺みたいな奴が担当して・・・ほんとに・・・。
「もしかして、不安に感じてる?」
「ッ!?」
見透かされて目を丸くする。
しかし直ぐに冷静になって水を飲む。
「・・・・・悪ぃ。ちょっと風に当たってくる」
寮の外に出てみると既に夕方になっていた。
コースではウマ娘達がトレーナーとトレーニングをしているのが見える。
俺にあんな事ができるのだろうか?
「あ!居た!」
声が聞こえて振り向くとそこにはトウカイテイオーが立っていた。
テイオーは息切れをしていて汗も沢山かいている。
「テイオー・・・」
「ねぇねぇ!トレーナーが昔カイチョーのトレーナーだったって本当?」
「・・・・・・サブ、が付くけどな」
そう、俺は理事長にスカウトされて一年間ルドルフのトレーナーの下、サブトレーナーとして勉強していた。
当然ルドルフのトレーニングを何時も見ていたわけでルドルフの走りの事なら俺の右に出るのはルドルフのトレーナーだった人位だ。
「それでもカイチョーのトレーニング見てたんでしょ!?だからボクのトレーナーになってカイチョーがやってたトレーニングをボクにつけてよ!」
目を輝かせながら俺に近付いてくる。
「無理だ」
「え?」
「む・り」
「え〜!何でさぁ!」
「確かに俺はルドルフの走りを知ってる。語らせたら右に出るのがルドルフのトレーナーくらいには」
「じゃあ!」
テイオーの言葉を遮ってでも、と付け加える。
「俺は一回ルドルフの走りをタブレット端末で撮影して解析してただけでトレーナーみたいな事は何もしてないんだ。悪いが俺はお前のトレーナーになる資格が無い」
俺がその場を立ち去ろうとしてテイオーに肩を掴まれた。
肩から手をどけようとするが全然動かない。
「それでもボクは君にボクのトレーナーになって欲しいの!カイチョー言ってたよ?トレーナーは確かに部屋に籠もりっぱなしだけどウマ娘の事を一番に考えてるって」
ルドルフがそんなことをテイオーに言っていたことに困惑しながら恥ずかしくなる。
何でこんな簡単な事にも気付けなかったのだろうか。
俺の答えなんて端から決まっていたんだ。
「俺は担当ウマ娘をとったりしない!」
次の日ルドルフと一緒に理事長室に向かい一言強くそう言った。
「衝撃ッ!理由を聞かせてもらえるか?」
俺は座っている理事長に数歩近付く。
「俺は皆が走っている姿を見たい!皆の走る手伝いがしたい!だから俺はここに今!トレーナーはトレーナーでもこの学園の全てのウマ娘の臨時のトレーナーになる事を宣言してやる!」
それだけ言うといきなり理事長が笑い出す。
「承諾ッ!零トレーナーの提案をのもう!これより君は学園内全てのウマ娘の臨時のトレーナーだ!」
こうして、本格的なトレーナー稼業が始まったのだ。
まぁ、結局皆好きすぎて一人に決めれなかったのよね
愛は重バ場大丈夫?
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構わんやれ
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いいや、限界だ!やるな!