月下の雫 <英雄 カイリース・デイビット>   作:もみじん

5 / 7
こんにちは?こんばんわ?

第4話です!

よろしくお願いします!


第4話 VIPルームをご予約で?

AGE 2022 地球・太平洋

 

Place: ノア号・機関室

 

Time:7月18日 12:30

 

サラの居場所がわかったカイリースとノエルは、ペンダント式のレーダーを便りに先ほどいた機関室へとやって来ていた。

 

カイリース「ここは、、機関室か―――――。」

 

ノエル「そうみたいね、でもここから海底にって、どこから行くのよ。」

 

ノエルは二人しかいない機関室内でもう一人の人物にそう質問してみる。

しかしカイリースはあたりをキョロキョロと見渡しながらその質問をスルーする。

 

ノエル「ちょっと、無視しないでよね。」

 

カイリース「ちょっと、待った。

 何も喋らないでくれ、音を出すな―――――。」

 

カイリースはいつにもなく真面目な眼差しでノエルを見ながらそう答える。

 

ノエル「ツ―――――」

 

ノエルもその普段見せない眼差しに少し驚いた様子であった、それはそれで意味は理解したのかそれ以降何も音を発さずに機関室内を探索を始めた。

そして無音である機関室に居座り続けて少し時間がたった時、なにかの違和感をカイリースが感じ取った。

 

カイリース「風が吹き抜ける音だ―――――。」

 

ノエル「風?」

 

カイリース「シッ!」

 

カイリースの独り言に反応したノエルだったが、途端人差し指を口元に当てられジェスチャーで静寂を要求された。

 

カイリース「こっちだ―――――。」

 

ノエルもカイリースの言う風の音に気が付いたのか無言で頷き、音の聞こえる場所へと足を運ぶ。

 

カイリース「こんなところに扉があるぞ。」

 

ノエル「・・・」

 

カイリース「ノエル?」

 

ノエル「え? あぁ、もう喋っていいのね。」

 

カイリース「あ、すまん、さっきはつい集中してて―――――」

 

ノエルは意地悪にカイリースにそう言い返す。

 

ノエル「まぁ、いいけど。。

 それで、、これが扉ね、この先に何があるの?」

 

カイリース「わからない、俺もこの先になにがあるかわからないんだ。

 機関室にはよく来ていたんだがな、こんな扉初めてだ―――――」

 

ノエル「え?! そうなの!? だったら余計怪しいわね。」

 

カイリース「あぁ、入ろうー。」

 

ノエル「えぇ―――――」

 

カイリースは謎の扉のドアを開け、現れた薄暗い道を奥へと進んでいき、ノエルもそれを後から追うのであった。

その最中、後ろから近づいてくる足音にはまだ気づかずにいた―――――。

 

*****************************************************

 

AGE 2022 地球・太平洋

 

Place: ノア号・地下迷宮・入口

 

Time:7月18日 12:34

 

機関室内で謎の扉を見つけたカイリース一行はその扉を開けその奥へと進んでいく。

 

カイリース「下がっていってるな。」

 

ノエル「そうね、このまま下り坂ならサラさんの居る位置もあながち間違っていないわ。」

 

ノエルの言うようにサラの居場所を示す場所へになら確かに進んでいるのは確かであった。

しかしカイリースは今のこの状況に違和感を感じずには居られなかった。

 

カイリース「水を差すようで悪いんだが、もうここは海の中であるべき高さだぞ?

 一体どうなっているんだ。」

 

ノエル「もういいでしょ、だってもう床があんなにぐねってるし、海の中にいるし、

 もうわかってるはずよ、今起きている出来事は普通じゃないわ―――――」

 

カイリースはそのことについてもわかっているはずだった、そもそも心意なんていうものが使えるようなってから普通ではなかったのだから。

 

カイリース「あぁ、大丈夫だ、少し取り乱した。」

 

ノエル「シャキンとしてよね、なにかあっても私は戦えないんだか―――――」

 

突然空気が変わった。

 

カイリースは先ほどまで話していたノエルの方を見るとすでに姿はなかった。

 

カイリース「なに―――――!? どこだ―――――! ノエル!!」

 

カイリースは一瞬のことでなにが起こったのかわからない。

そして咄嗟に出た言葉はずっと奥へと続く暗い道へ吸い込まれてしまった。

 

カイリース「クソ! やっぱりなにか変だ! 一旦戻るか?!」

 

精神的に追い込まれていったカイリースから最初に出た選択肢は一旦この場から逃げることであった。

しかしその選択肢はすぐに消える。

 

カイリース「いや、駄目だ! ノエルがまだ中に居る可能性があるんだ、置いてはいけない!」

 

そしてカイリースはまだ見ぬ存在へと向かい自身の気を保つ為に叫ぶ。

 

カイリース「どこの誰なんだよ! 不意打ちじゃなく堂々と目の前に来てみろ!」

 

するとカイリースの背後から突然物音が聞こえる。

 

カイリース「誰だ―――――!」

 

カイリースが物音に振り向くとそれは見知った人物であった。

 

水兵A「ビックリした、、あんま叫ぶなよ、、」

 

水兵B「そうだぜ? まったく声が響くわ響くわ。」

 

カイリース「お前たち! 無事だったのか!?」

 

水兵A「まぁな、それよりここはどこだよ―――――」

 

カイリース「俺にもわからない、ただおそらくだがこの奥に船に沈んでいった人たちがいるはずだ―――――」

 

水兵B「そうなのか! だったら俺たちも協力するぜ!」

 

カイリース「本当か? それは嬉しいんだが、それなら悪いがこの先なにが起こっても自己責任だぞ―――――」

 

水兵A「おう、了解だ、それじゃあ行こうか!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

AGE 2022 地球・太平洋

 

Place: ノア号・地下迷宮

 

Time:7月18日 12:45

 

他の水兵と合流したカイリースは他の2人と互いに背中を合わせながら、永遠と続くような迷宮の奥へと突き進んでいた。

 

カイリース「みんな絶対に油断するなよ―――――。」

 

ズドン

 

水兵A「おう、わかってるって。」

 

ズドン

 

水兵B「・・・」

 

ズドン

 

カイリース「どうかしたのか?」

 

ズドン

 

水兵B「なんかさ、足音みたいなの聞こえないか?」

 

ズドン

 

水兵A「俺たちが歩いてるんだ、そりゃあ聞こえるだろ?」

 

ズドン

 

水兵B「いや、俺たちの足音じゃなくてな、えっとなんだろうなこれ、あぁーあれだ、力士のシコフミみたいな感じの音だよ。」

 

ズドドン

 

水兵A「なんだよシコフミって、お前日本好きだよな―――――」

 

ズドドドン

 

水兵B「近づいてきてるんだよ! でかい音がよ!!!」

 

・・・・・

 

カイリース「こいつか―――――」

 

とてつもなく大きな音が収まるとカイリース一行の前にはまるで魚人のような容姿をした巨大な怪物が現れた。

 

???「ギャガガガガギギギャ―――――」

 

水兵B「VIP客の人かな?」




読んでいただきありがとうございました!

怪物は今思えばアボミネ・・・だなーと思いました。
(絶対わかる人いない)

あと光の女狐さんが全然でないです。。。

シャンチー楽しみ!

以上!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。