※本編の更新もお楽しみに
やっほ〜。あなたのかわいいはここにいるっ!みんなのアイドルかすみんこと、中須かすみでーすっ(3回目)。
前回予告した通り、かすみんはこれから『虹色マウンテンパンケーキ』を食べていこうと思います。文字通り七色、七層にもわたる分厚いパンケーキ、はたして完食することができるでしょうか……。
それでは、スタート!!
♪
1戦目(通算戦績0勝0敗)
さあ、食べはじめますよ〜っ!!今回かすみんはあえて「いつも通り」の状態でチャレンジしてみることにしました。
こういうものはひたすらお腹を空かせてから挑むと思われがちですが、やりすぎると逆に食欲がなくなったり、体調を崩してスイーツどころじゃなくなる可能性がありますからねっ。
いつも通りのコンディションで心から美味しくいただく。それがかすみんの大食い道ですっ!
「いただきますっ!」
ナイフとフォークを構え、目の前にそびえ立つ巨大なパンケーキ山を攻略すべく、かすみんは戦いに挑み……始めたまではよかったんですけど………。
「うぅっ……………」
7層あるうちの2層とちょっとでもうギブアップ寸前まで追い込まれてしまいました……。単純に量が、量が多すぎるっ!!残り時間はあと2分。ここから巻き返すには1枚30秒ペースで食べなければなりません。結論から言うと無理です。かすみんチャレンジの初戦は大敗したと言っていいでしょう……。かすみんが諦めかけたその時、隣のテーブルから声が聞こえました。いやってほど聞き覚えている声が……。
「ごちそうさまでした」
視線を移すとそこには空っぽのお皿——さっきまでパンケーキ山脈が聳え立っていたもの——を前に悠然と口を拭く男がいました。かすみんが半分も越えられなかった難関をソロで突破した、しやがった男。私の……中須かすみの従兄弟にあたる人物、はる助こと高城悠だ。
はる助が大の甘党(正確にはそれ以外のもの、辛い・苦いが絶望的に苦手)である事は親戚ゆえに知ってはいたけれど、これを完食できるほどの胃袋を持っていたとは……。
「……お」
「惨敗だな、かす子」
「……」
かすみんに気づくなり、いつもの小馬鹿にするような感じで話しかけてくるはる助。一歳しか違わないのに先輩感出されるのも癪だけど、あれを完食している以上マウントを取られるのは仕方ない。
「……ちっちゃくてかわいいかすみんの胃はこれぐらいが限界なの」
「てか、なんでソロで挑んでるのさ」
「予行練習」
「予行練習?」
「明日知り合いと来ることになっててな」
はる助曰く、知り合いとチャレンジする手前失敗しないよう、あらかじめ獲物のサイズを確かめておきたかった、らしい。
「名前に恥じない強敵だった……虹色マウンテンパンケーキ」
その声色からして紙一重の勝利だった事は想像に難くない。……別に
かすみんだってパンケーキくらい食べられますけどっ!!ただ……。
「……なんかコツとかないの?」
一応情報収集はしておこう。
「コツ…か。ただひたすらに食べるべしっ、てとこだな。ま、精々がんばれよ」
ムカつく従兄弟はただ一言何のためにもならないアドバイスを残したかと思うと、その場を後にした。
かすみんもそろそろ帰ろう。家で身体を休めつつ、次回の対策をしっかり考えないと。……けど、やっぱり600円は痛いなぁ〜。
「あれ、伝票がない」
ペナルティー代を精算しようと思っていたら、先ほどまで手元にあった伝票がなくなっていた。あれがないと支払いができない。レジのお姉さんに事情を説明すると……。
「先程のお客様からいただいております」
どうやらはる助が払ってくれたらしい。ぐぬぬ……ここぞとばかりに先輩風吹かせちゃってぇ……たすかるけどっ。次こそは勝ちますよ、パンケーキッ!!
五番勝負
1戦目 × 通算戦績0勝1敗
2戦目につづく
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