天からの主神が箱庭に戻ってくるそうですよ?   作:一閃

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ふと、思ったんですけど…もし十六夜が刀語の虚刀流が使えるようになったら…









うん、チートがドチートになっちゃうね…

・・・・・案外ありかも(ボソリ)


自己紹介…andウサギ狩り

「し、信じられないわ!まさか問答無用で呼び込んだ挙句、外に放り込むなんて!」

 

「全く同意だチクショウめ。場合によっては即ゲームオーバーだぜ?こんなことならまだコンクリートの中に呼びだれた方がマシだぜ」

 

「・・・いえ、それさすがに駄目じゃないかしら?主に命とか」

 

「俺は問題ない」

 

「そう。身勝手ね」

 

上空4000Mから落下し落下地点にあった緩衝材の役割をもった水の膜を通り、四人と一匹は湖に叩きつけられ、早々に陸地にあがり黒髪の少女と金髪の少年は不満を吐き捨てていた。

 

それに対し彼らの上陸より少々遅れて上陸した二人と一匹は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴホッゴホッ・・・き、気管に・・えふ・・水が・・」

 

「だ、大丈夫?」

 

『お、お嬢、ゴフッ・・こ、こっちも助けて』

 

 

方や咳き込み、方やその介抱に手を動かしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(いや、しかしなかなかの可能性を持った子たちだな~)

 

涙目になりながらも天慈は彼らにばれない様に見定めを行っていた。

 

(今はまだまだ原石だけど・・・磨けばそれぞれ一人でも一魔王を圧倒できるぐらいになるかも)

「あ、ありがとね。背中叩いてくれて。もう大丈夫だよ」

 

「・・・ん、くりゅしゅうない」

 

『お嬢~わしももう大丈夫やで』

 

ようやく落ち着いたところで天慈は背中をさすったり、叩いたりしてくれた彼女にお礼を言い、体を伸ばしながら、おや?と思う。

 

(・・・誰かに見られてる?)

 

そう感じてその視線を周りに悟られない様に辿ってみると、

 

(・・・青い・・・ウサ耳?)

 

青々と茂った茂みに青々としたウサ耳があった。

 

(・・・ウサ耳・・・ねぇ)

 

そう思うと手のひらを合わせ、合わせた親指の上に顎を乗せ目をとじ深く思考の海に身をゆだねる。

 

(おそらくあのウサ耳か…もしくはその関係者が僕たちを呼び込んだ・・・てことだよな)

 

でもあのウサ耳からはそんな大きな力を感じないなぁ…、と本人が聞けば心を抉るのは確実なことを呟きながら彼は思考を続ける。

 

(この子たちの可能性に、この呼び出し方。さらに箱庭の雰囲気…うん、帰ってきてもよかったかな?)

 

「ちょっと、そこのあなた?聞こえてる?」

 

そう結論づけたところで、呼びかけの声により思考の海から帰還し、目を開ける。

 

すると、先ほどから呼びかけていても無反応なことに少し苛立っているのか、不機嫌そうに眉を顰め軽くにらんでいる黒髪の少女からの目。

事の成り行きを方目で見つつ興味津々で周りを見渡す金髪の少年の目。

 

手は猫をなだめているのか首筋をなでているが咳き込んでいたのが少し心配なのかこっちを見る茶髪の少女の目。

 

以上、それぞれ三種類、計六つの瞳に見られていたことに気が付いた彼は頬を掻きながら己のしていた思考とは別に、彼らの会話を聞くことに思考を割いていた思考をを思い出しながら口を開く。

 

「えーと・・・自己紹介だったよね?」

 

「ええ、そのとおりよ。ちなみに聞いておくけどもう一度紹介は必要かしら?」

 

と口調は丁寧だが天慈の目には彼女の額に青筋が浮かんでおり、目はわかっていなければぶんなぐる、と言わんばかりの怒気を顰めていた。

 

(やばい・・・これは本当にヤバい)

「だ、大丈夫。ちゃんと名前ぐらいは聞いていたから」

 

内心びくつきながらも口を少し引きつかせながらえーと、と言いつつ答え合わせを行う。

 

「黒髪のロングの君が久遠飛鳥ちゃん。ヘッドフォンをした金髪の君が逆廻十六夜君。んでさっき介抱してくれた猫を抱いている君が春日部耀ちゃん・・・で合ってるよね?」

 

「え、ええ。そうだけれども、ちゃん付けは止めてくれないかしら」

 

「へー。よく聞こえてたな」

 

「・・・・ん。合ってる」

 

三者三様の返事を返し天慈は満足そうに頷く。

 

「うん。ちゃんと記憶出来てたみたいだね。それじゃあ改めて僕の自己紹介をするね」

 

そう言って肩にかけていた羽織をかけ直してにこやかに笑い自分の今の名を言う。

 

「神原天慈。ただのしがいない観光者さ。しっかり記憶してくれよ」

 

そういうと自分の頭を人差し指でコンコンと叩く。

 

「ええ。しっかりと覚えたわ。天慈君」

 

「ありがと。飛鳥ちゃん」

 

「・・・だから、ちゃん付けは止めてくれないかしら?」

 

「あはは、善処するよ」

 

「・・・・・絶対にやめないわね。たぶん」

 

「まあまあ、それよりここは何処なんだろう?」

 

「・・・わからない」

 

「上から見て世界の果てみたいなのが見えたからどこぞの大亀の上なんじゃねぇか?」

 

(残念ながらここでは地動説が使われてないから違うんだけどなぁ)

 

唯一箱庭について知っている彼はそう思うと、取り敢えずあのウサ耳が出やすいように話を振ってみるかな?、と考えた。

 

「まぁ呼び出されたんだから誰かしら案内人がいるはずだよね?」

 

「・・・それもそうだな。・・・・じゃぁ」

 

彼の言葉に反応した十六夜が不意に言葉をとぎらせると振り向いて、

 

「あそこに隠れている奴にでも聞くか」

 

あくどい笑みを浮かべながらそう言い放った。

 

(あ~あ、さすがにばれてたのね。あのウサ耳ご愁傷様だな~)

 

そのあくどい笑みを見てしまった天慈は他人事とはいえ同情を思わずしてしまった。

 

「あら?気が付いてたのかしら?」

 

「当然だ。俺はかくれんぼだけでなく『きった』でも負けなしだぜ?そっちの奴らも気が付いてたろ?」

 

「風上に立たれたら嫌でもわかる」

 

「まぁ気配がダダ漏れだったからね」

 

「・・・へぇ?おもしろいなお前ら」

 

先ほど茂みに向けた笑みを一瞬こちらへ向けたがすぐ茂みに戻し、天慈を含め他二人も同じようにじっと茂みを見る。

 

すると、観念したのか、それとの腹をくくったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「い、いやだな~皆様方そんな怖い顔をして黒ウサギを睨まないでくださいな」

 

そんな陽気なセリフを若干震えた声で話しかけ始めた。

 




中途半端ですがここまでで。

あとこれも本格的に連載とするのであらすじの不必要なところは消しておきますね。


今後とも更新がたびたび空きますが、更新したらラッキーと思う程度に期待してください。

もう片っぽの方もこの土日で書きますので、お楽しみに!!
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