鏖殺☆ステゴロエルフちゃん♡   作:Tホシ

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『アレミア・ウアリス・ファーミスト』
性別:女
年齢:18◼︎歳(一部塗り潰されている)
身長:193cm
体重:◼︎◼︎◼︎(塗り潰されている)
好物:肉全般・酒
容姿:Fate/Grand Orderに登場するサーヴァント『妖精騎士ガウェイン』をイメージしました。
服装:動きやすい軽装を好む。ダンジョン探索時は手首、脛、胸部にレザーアーマーを装着する。(エイナに説得され渋々)
性格:大雑把で細かいことはやらかしてから考えるタイプ
   大体の生き物は頭を潰せば死ぬと思っている。


第二話

『ギルド』

迷宮都市の運営を任されており、ダンジョン生み出す利益(魔石、ドロップアイテムなど)を管理する組織だ。千年ほど前に最初に下界に降り、神の恩恵をもたらしたとされる男神ウラノスを長とするが本人はギルドの業務には基本関与せず、また、ギルドに所属している職員には恩恵を授けておらず、中立の立場を貫いている。冒険者間のトラブルなどには余程のことがない限り介入しない。また、ギルドの傘下にあるファミリアはギルドが発令するミッションには必ず従わなければならないと言う決まりがある。

だが、私はギルド職員にこそ恩恵が必要だと思う。いや、考えてみ?冒険者って私が言うのも何だけど、ほとんど荒くれ者じゃん?そんでもってそんな世紀末ヒャッハー集団予備軍と最も接する機会が多いのがギルド職員の受付嬢とか魔石換金所の人なんよ?受付嬢は皆美人さんだから(私ほどではないがな!)受付嬢の気を引こうと自分のしょうもない武勇伝(笑)を延々と話して受付嬢を口説いて迷惑かけたり、「魔石の換金額が少な過ぎんだろ!俺様をおちょくってんのか!?あ"ぁ!?」「俺が何年ここで働いてると思ってんだ⁉︎適正価格だわアホんダラ!文句あんのか!お"ぉん!?」と魔石の換金額について揉めている冒険者と職員の罵声が聞こえない日はない。このままじゃマジでいつか死人出るかもよ?どうにかしろよなぁ、ウラノスさんよぉ〜

 

 

迷宮内でレフィーヤ達と別れ、私は出口へ向かったという我がポンコツ団長を追いかける。後ろのほうから「・・・ファーミスト?どこかで聞いたことあるようなぁ・・・?」というレフィーヤの呟きが聞こえてきた。ウーン、タブンキノセイダヨー!ワターシハ、タダノイッパンエルフチャンデェース!

ダンジョンの中にはすでにベルの姿は無く、ダンジョンの外に出るとベルが残したミノタウロスの返り血が垂れたものがダンジョン前の広場にまで残っていた。あの馬鹿、相変わらず足だけは速ぇな。しかも血塗れのまま外に出たのかよ、何やってんだよ全く・・・

 

 

町の人間や冒険者に血塗れの小柄な冒険者が通らなかったか聞き込みをすると、どうやら北西のメインストリートへ走っていったらしい。北西のメインストリートは通称「冒険者通り」と呼ばれ、武器屋、酒場など冒険者がよく訪れる施設が点在している。もちろんそこには冒険者にとって最も重要な施設『ギルド』も存在する。ま、まさか血塗れの格好のままギルドに行ったんじゃねぇだろうなぁ、あのバカ兎ぃ・・・!ちょっとは周りの目も気にしろよ。

なんだかかんだブツブツ愚痴りながらギルドの方向へ向かう。その道中で確実にベルのものだと思われるコソコソ話が聞こえてきた。やっぱりベルはギルドに向かったようだ。ギルドより先にバベルのシャワー室に行けっての。つか、私を置いてくな。

また少し歩くと、ようやくギルドが見えてきた。どこか、神殿のような出立ちの施設からはダンジョン帰りと思われる冒険者が出入りしている。私もその流れに沿ってギルドの扉を潜る。ギルドの中をぐるっと見回すが、ベルの姿は確認出来なかった。トイレにでも行ってんのか?

「あ!アレミアさん!」

カウンターの奥から私の名を呼ぶ声が聞こえ、視線をそちらに向けると桃色髪の受付嬢『ミィシャ・フロット』が嬉しそうに手を振っていた。

 

「ダンジョン帰り?お疲れ様!相変わらず大きいねー」

「おう、今出てきたとこ。ミィシャも規則正しい健康的な生活してればこんぐらいあっと言う間だぜ」

 

ミィシャは私がオラリオに来た当初に担当アドバイザーになった受付嬢である。しかし、私がファミリアに入団した際に先に入団していたベルとは違うアドバイザーだった為、団長であるベルに合わせアドバイザーを代わってもらったのだ。だが今でもギルド内で会えば挨拶ぐらいするし、最近の近況を話していたりする。ほとんどがミィシャの信憑性の乏しい噂話だったり、仕事の愚痴なのだが。

 

「そうそう!今ね、アレミアさんのとこの団長くんが血塗れでギルドに来たの!スッゴイびっくりしちゃって、エイナなんかすごい声上げて書類をバサーって落としたんだよ!」

「はぁ・・・、やっぱりベルはここに来てんのか。今あのバカ兎どこいんの?個室?」

「うん。今エイナと個室でお話し中。ダンジョンで何があった聞いてるんじゃないかなぁ?あっ!アレミアさんは何か知らない⁉︎一緒にダンジョン行ってたんでしょ!?教えて!教えて!誰にも言わないからぁ!」

「お前の『誰にも言わない』が信用できないことはこの数週間でハッキリしてんだ。それに、多分近々分かるだろうからそれまで待っとけ。じゃあな、仕事頑張れよ〜」

「あぁ!逃げたー‼︎」

 

カウンターから離れ奥の個室に歩み出す。唯一閉まっている個室のドアをノックすれば、中から「はい、どうぞ」と女性の返事が聞こえた。そのままドアを開けて中に入る。案の定中には我らがバカ兎団長『ベル・クラネル』と私たちの担当アドバイザー『エイナ・チュール』がいた。

エイナはハーフエルフで顔も他のエルフと比べても負けないぐらい整っている。ギルドの受付嬢の中でも人気は上位であり、度々カウンターで冒険者に口説かれている姿を見ることがある。ここにもめちゃキュートなエルフちゃん(身長193C(セルチ))が居んだけど、なんで私は誰も言い寄ってくるヤツいねぇんだろ?目が節穴なのかな?エイナに説教でもされていたのか項垂れていたベルがこちらに気づくとまるで救いの女神でも見たかのように目を輝かせた。悪いがベル、いまの私はどっちかと言うとエイナの味方だ。逆にエイナは入って来たのが私だと気づくと、顔が強張るが一瞬で勢いよく座っていたソファから立ち上がり、きっかり90度に腰を曲げ、お辞儀をしてきた。

 

あ、アレミア様(・・・・・・・)っ!ダンジョン探索、お疲れ様ですっ!」

「おう、お疲れさん。あとさぁ、何回も言ってるけど『様』はいらないって。ここは里じゃねぇし、私もそんな呼ばれ方されるような人間でもねぇしよぉ」

「し、しかし!貴女様は貴きお方です!私のような半端者がそのような態度を取るなど、恐れ多くて・・・!」

「あー、なんかもういいや。ところでベル、お前ダンジョンでミノタウロスに襲われただろ。しかも、助けてくれた冒険者にお礼も言わずに、情け無い悲鳴上げてミノタウロスの血に塗れたままギルドまで来ただろお前」

「うぇ⁉︎な、なんで知ってるんですか、アレミアさん⁉︎」

 

あまりに低姿勢すぎるエイナをとりあえず放置し、ダンジョンからギルドまでにあった惨状を愚かな我が団長殿に丁寧に説明する。一緒に話を聞いていたエイナもベルと共に顔を赤くしたり青くしたりする。見てるだけなら中々に面白い状況だ。

 

「そうですか、遠征帰りのロキ・ファミリアが・・・。ダンジョンでは何が起こっても不思議ではありませんが、今回の件は前例がありませんので私からも上に報告をさせていただきます」

「おう、頼んだぜエイナ」

「・・・と言うか!アレミア様もミノタウロスに襲われたってどう言うことですか⁉︎」

「あぁ、ベルと手分けして探索してたらぶつかっちまってそのまま追いかけっこして、飽きたからボコボコにした」

「はぁ⁉︎素手で⁉︎何考えているんですか⁉︎ただでさえダンジョンは何が起こってもおかしくないんですから、せめて剣ぐらい持ってダンジョンに潜ってください!」

「しょうがねぇじゃん、剣はどこに引っさげても邪魔だし、ギルドで買った武器は私が『本気』で振るとすぐ壊れるしで素手で殴った方が速いんだよ」

「はぁ・・・、ベル君はお願いだからアレミア様の真似だけはしないでね。アレミア様が異常なだけだから・・・」

「は、はい、分かりました。・・・と、ところでエイナさん、そ、そのヴァレンシュタインさんの・・・」

 

なんか私まで説教され始めたんだが。仕舞いには目頭を押さえてベルにおかしな注意をしだした。オイオイ、コレじゃまるで私が常識はずれのイカレエルフちゃんみたいじゃねぇか。少なくとも私はお前らより長生きしてる分、物知りぞ?

そしてベルはなんか顔を赤らめながらモジモジしだした。ハッハ〜ン?さてはコイツアイズに一目惚れでもしたなぁ?コイツは弄りがいがありそうだぜ(ニチャ

エイナはベルに公開されている範囲内でアイズの情報をベルに話している。しかし、ベルが知りたかったのは趣味や好きな食べ物、アイズに特定の意中の男性が居るかどうかのようだ。

 

「流石にそこまで踏み入った話は聞いたことないし、職務に関係ないでしょ!」

「そうだぞ、ベル。恋愛相談ならこの恋多き乙女のアレミアちゃんにまっかせなさーい!」

「え?お、乙女・・・?」

「オイオイなんだその目はよぉ?なんか言いたいことあんのか?言ってみろやオォン?」

「いだだだだだっ!⁉︎ご、ごめんなさい⁉︎あ、頭割れちゃいますぅぅ⁉︎」

 

失礼な目線を注いできたベルの頭を両手で鷲掴みにする。ベルが悲鳴を上げるが私は締め付ける力を弱めない。ベルは鈍感というか女の感情に疎い部分がある。そこはしっかりと反省してもらいたい。そんな私たちのやり取りを見ていたエイナが溜息をついた。

 

「あのね、ベル君。何回も言うけど『冒険者は冒険してはいけない』。ダンジョンはいつイレギュラーに遭遇するか分からないから慎重にならなくちゃいけない。今回はヴァレンシュタイン氏が助けてくれたから良かったけど、毎回誰かが助けてくれる訳じゃないんだよ?」

「はい・・・気をつけます・・・」

「アレミア様も!せめてちゃんした防具を身につけてダンジョン探索をしてください!危なっかしすぎて見ていられません!」

「へいへーい、前向きに考えとくわ」

「はぁ、とにかく無茶だけは本当にしないでね。ほら、換金していくでしょ。私もついていくから」

 

エイナの言葉を皮切りに、個室を出て換金所に向かう。ベルが換金所の獣人のおっさんにポーチの中の魔石を渡す。鑑定を終えたおっさんが魔石の価値に応じた金と交換する。わずか1100ヴァリス、やはり上層ではこの程度しか稼げないよなぁ。出された金を見てベルは少し落ち込んでいるようだ。続いて私も魔石を換金する。ミノタウロスの魔石一つ、爪ほどの大きさの魔石と最早砂と言っても過言ではない魔石が幾つか、合計5010ヴァリス。中々の稼ぎではないだろうか。ほとんどミノタウロスの魔石が大部分を占めているがな。

 

「うわぁ、やっぱりアレミアさんすごいですね!僕よりいっぱい稼げてる。僕も頑張らないと!」

「お前も経験値稼げれば行ける階層増えっからその内、毎日こんぐらい稼げるようになると思うぞ。まぁ、堅実にやって行こうぜ。焦ってもいい事ねぇしな」

「そうだよ、ベル君。さっきも言ったけど、ヴァレンシュタイン氏はロキ・ファミリアで幹部も務める人だからベル君がお近付きになるのはかなり難しいと思う。でもね、強くなれば、もしかしたらだけど一緒に戦えることもあるかも知れないよ。それに、女性は強くて頼り甲斐のある男性に惹かれるから頑張って名を上げていけば振り向いてもらえるかもしれないよ?」

「・・・っ‼︎はい!頑張ります!エイナさん!大好きー‼︎」

「うぇっ⁉︎ちょっ!?ベル君⁉︎」

「ありがとー!‼︎」

 

換金後、私たちのホームに帰宅するためにギルドから出る。去り際、エイナから有難いアドバイスを頂いた我らが団長殿はとても嬉しそうにエイナに手を振りながら、大胆すぎる告白を大声量で行う。エイナは変な声を上げながらオロオロと狼狽えている。そんなエイナを私は肘で小突きながら、めっちゃ揶揄う。

 

「ヒューヒュー♪モテモテじゃーん!」

「もう!揶揄わないで下さい‼︎」

 




鏖殺☆ステゴロ(ハイ)エルフちゃん♡
ムネとケツとタッパのデカイ女
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