悟空の化身のヒーローアカデミア   作:烈光

13 / 42
戦闘訓練編になります。今回も2〜3話に別けたいと思います。どうぞ。


第13話 初の戦闘訓練 その1

入学2日目。早速丸一日授業を受ける事になった。午前中は必修科目の授業。プロヒーローが教えてくれる事を除けばごく普通の授業だ。ちなみに主な科目の担当は

 

現代文→セメントス

 

数学→エクトプラズム

 

英語→プレゼント・マイク

 

近代ヒーロー美術史→ミッドナイト

 

となっている。勿論どの科目も真面目に取り組んだ。そもそも僕の座席の場合、気を抜く事が出来ないのだ。

(明の座席の場所は10話を参照して下さい)

 

お昼になると大食堂でクックヒーロー“ランチラッシュ”の作る一流の料理を安価で食べる事が出来る。大食堂で初めて食べる昼食という事で、僕は手堅く日替わりランチを注文した。他のみんなもそれぞれ好きな物を注文していた。

 

回原『なあ明、お前のそのチョーカー、どこで手に入れたんだ?』

 

明『これは12歳の誕生日に父さんがプレゼントしてくれたんだ。何でも父さんの務めるサポート会社に協力してもらって作ったらしいよ。』

 

鱗『明の親父さんってどこの会社に務めてるんだ?』

 

明『たしか、【ドラゴン・コーポレーション】だったかな。』

 

一同『ドラゴン・コーポレーション!?』

 

明『あれ、みんな知ってるの?』

 

柳『知ってるもなにも、ドラゴン・コーポレーションといえば日本を代表するサポート会社の内の一社じゃない!』

 

取蔭『たしか、ドラグーンヒーロー“リューキュウ”も専属契約してるって話よね。』

 

明『ああ、リューキュウなら中2の頃だったっけ、会社の創業記念パーティーに茨と参加した時に1度会った事があるよ。』

 

茨『3人で記念写真も撮りましたけど、ご覧になりますか。』

 

茨はスマホを操作して記念写真の画像をみんなに見せた。

 

鱗『スゲェ、本当にリューキュウだ。』

 

取蔭『私リューキュウ好きだから羨ましいなぁ。』

 

回原『明、お前って良いとこのボンボンなのか?』

 

明『いや、ごく普通の家庭だと思うよ。ねぇ茨。』

 

茨『でも、普通の家庭に比べたら裕福だと思いますよ。家の隣の土地を購入してトレーニングルームを建設するぐらいですから。』

 

一同『(絶対ボンボンだ!)』

 

そんな会話をしつつ昼食をすまし、午後の授業を向かえた。午後から行なわれるのはヒーロー基礎学。僕を含めたみんなが楽しみにしていた授業だ。

 

AM『わーたーしーがー!!』

 

一同『来っ』

 

AM『普通にドアから来た!!!』

 

一拍置いてからオールマイトが教室に入って来た。No.1ヒーローの登場に興奮する人、鳥肌が立つ人と様々だったし、詳しい人は銀時代(シルバーエイジ)のコスチュームだと気付いた人もいた。

 

対して僕はそれ程興奮していなかった。確かにオールマイトは好きなヒーローの1人だが、僕にとってのNo.1ヒーローは今までも、そしてこれからも《孫悟空》ただ1人なのだから。

 

AM『ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ!

 

早速だが今日はコレ!!《戦闘訓練!!!》 そしてそいつに伴って…こちら!!!』

 

そう言うと教室の壁が動き出し、番号が書かれたアタッシュケースが出てきた。

 

AM『入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた…戦闘服(コスチューム)!!!』

 

一同『おおお!!!!』

 

AM『着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!』

 

一同『はい!!!』

 

AM『格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女!!自覚するのだ!!!!今日から自分は…ヒーローなんだと!!』

 

そう言うとオールマイトは一足先に教室を出ていった。僕達は自分の出席番号のアタッシュケースを手に取り、更衣室に向かった。

 

〜グラウンド・βにて〜

 

着替えてグラウンド・βに行くと既に何人かのクラスメイトが集合していた。

 

明『茨、戦闘服(コスチューム)よく似合ってるよ。』

 

茨『ありがとうございます。明もよくお似合いですよ。』

 

拳藤『明、アンタの格好、戦闘服(コスチューム)というよりコスプレって感じがするよ。』

 

小大『ん。悟空のまんま。』

 

明『まあね。でも、これだけは絶対に譲れなかったんだ。』

 

僕の戦闘服(コスチューム)だが、小大さんの言うとおり悟空の道着そのまんまなのだ。山吹色の道着・紺のシャツ・青いリストバンド等全く一緒だ。

 

ただし亀や界、悟のマークは無く、帯も垂れ下がっていない。要するに人造人間編やブウ編の道着なのだ。勿論界王様の道着同様素晴らしく丈夫な布で作られている。

 

茨『あ、他の皆さんも来ましたよ。』

 

明『みんな特徴的な戦闘服(コスチューム)だね。ん、あれは…』

 

みんなの戦闘服(コスチューム)を見物している中、1人気になる戦闘服(コスチューム)の人がいたので声をかけてみた。

 

明『庄田君、その耳に付けてるのってさ…』

 

庄田『ああこれ。これはHMD、頭に付けるディスプレイだよ。VRのゲームで付けるゴーグルと要領は一緒さ。』

 

明『じゃあスカウターとしての機能は』

 

庄田『残念ながらないよ。もしかして本物のスカウターだと思ったかい?』

 

明『見た目そっくりだから本物かと思ったよ。本物だったら誰でも気を読める事になるからね。』

 

庄田『確かに、気を読む能力は君の個性で出来る技の1つだからね。』

 

そんな話をしているとオールマイトがやって来た。

 

AM『みんなよく似合ってるぞ。カッコイイぜ!!』

 

泡瀬『先生、ここは入試の演習場ですけど、また市街地演習をするんですか?』

 

AM『いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!』

 

要約するとヒーロー・ヴィランの2組に別れて2対2で屋内戦を行う。ルールはヒーロー側はヴィラン側が屋内に隠した核兵器を回収するかヴィラン側2人を拘束すればヒーローの勝ち。

 

ヴィラン側は時間内に核兵器を守り切るかヒーロー側2人を拘束すればヴィラン側の勝ち。というものだ。なお、ペアはくじ引きで決める。これは現場での急造チームアップに対処する為だそうだ。

 

拳藤『先生、うちのクラスは21人で1人余ってしまいますが、どうするんですか?』

 

AM『その点は問題無い!くじの中に1つだけ★マークの描いた“アタリ”が入っている。アタリを引いた人は最後に訓練を行ってもらい、その際、パートナーを1人指名してもらう。ただし、指名された人がケガをしていたり、体力を消耗している場合は辞退してもOKだ。

 

そして対戦相手だが、まずは立候補をしてもらう。立候補者がいない場合はくじで決める。勿論この場合も辞退OKだ。なお、ヒーロー側・ヴィラン側はアタリを引いた人に決めてもらう。』

 

オールマイトの説明が終わり、出席番号順にくじを引いていった。僕の引いたクジは

 

明『あ、アタリだ。』

 

AM『おっ!野沢少年がアタリを引いたか。では野沢少年、みんなの訓練の様子を見て誰をパートナーにするか決めておいてくれ。』

 

オールマイトはそう言っていたが、僕の中ではパートナーは1人しかいなかった。

 

明『茨、初めての訓練だし、最初はよく知った人と組みたいんだけど、指名してもいいかな。』

 

茨『もちろん、私でよければ構いませんよ。』

 

明『ありがとう。あ、でももしケガしたりしてたら言ってよね。他の人を指名するから。』

 

茨『分かりました。』

 

こうして戦闘訓練がスタートした。みんな自分の個性を最大限に使って自分のチームが勝つ為に全力を出していた。そしてみんなの訓練を見ているうちに、早く自分も戦いたいと思っていた。おそらく僕の個性によるサイヤ人の血がそう思わせているのかもしれない。

 

数十分後、5組の戦闘訓練が終了した。みんな特に大きなケガも無いようで元気にしていた。もちろん茨も元気そうだったのでこれなら僕との訓練も問題ないだろう。

 

AM『では最後は野沢少年の番だが、指名するパートナーは決めているかい?』

 

明『はい。塩崎茨さんでお願いします。』

 

AM『うむ。塩崎少女、指名されたけど引き受けてくれるかな?』

 

茨『もちろんです。やらせていただきます。』

 

AM『では次は対戦相手だが、この2人と戦いたい人は手を挙げてくれるかな!』

 

『はい!』

 

AM『よーし、1番手を挙げるのが早かった拳藤少女と鉄哲少年を指名しよう。2人共よろしく頼むぞ!』

 

拳藤『はい、頑張ります!』

 

鉄哲『ヨッシャー!』

 

AM『野沢少年、ヒーローとヴィランどちらがいいかな?』

 

明『じゃあヒーローでお願いします。』

 

AM『OK。では野沢・塩崎ペアがヒーローチーム、拳藤・鉄哲ペアがヴィランチームだ!ヴィランチームは核兵器のセッティングに取り掛かってくれ!』

 

ヴィランチームが核をセッティングする5分間、僕と茨は2人とどう戦うか話し合っていた。

 

茨『明、作戦などは考えていますか?』

 

明『2人の訓練を見てたけど、拳藤さんの個性は拳を巨大化させる。鉄哲君の個性は体を金属化させる。2人とも近接戦に特化した個性だから一人一倒で来ると思うんだ。で、多分だけど鉄哲君が先行して拳藤さんが核を守る陣形だろうね。』

 

茨『なるほど、確かにその可能性が大きいですね。』

 

明『だから先行してきた鉄哲君を僕が相手をして、その隙に茨が拳藤さんと核を見付けて拳藤さんを確保するか核を回収するでいいと思うけど、どうかな?』

 

茨『大丈夫です。その作戦で参りましょう。』

 

〜一方、ヴィランチームの2人は…〜

 

鉄哲『俺が明の相手するから拳藤が塩崎の相手と核を守ってくれよな。』

 

拳藤『ちょっと待ってよ!私だって明と戦いたい!』

 

鉄哲『なんだよ、お前も明が目当てなのかよ!』

 

拳藤『当然でしょ、見た目や性格は野沢明でも、中身は《孫悟空》なんだから!私も悟空と戦えると思って立候補したのに!』

 

鉄哲『でも俺達2人で明の相手したら、核が無防備で簡単に塩崎に回収されちまうぞ。』

 

拳藤『うーん、どうしようか……ねぇ!こんな作戦どうかな!』

 

鉄哲『どんな作戦だ?』

 

拳藤『えーとまずは…』

 

拳藤さんによって作戦内容が説明された。

 

鉄哲『いいじゃねえか!その作戦でいこうぜ!!』

 

拳藤『なら早速核をセッティングだよ!』

 

そして5分後、準備が完了した。

 

AM『4人共準備はいいかな。では、屋内対人戦闘訓練、START!!』

 

こうして僕の初めての戦闘訓練が始まった。




13話いかがだったでしょう。いくつかオリジナルな単語が出てきましたが、あまり気にしないで下さい。ルール説明ですが、この小説を読んでくださってるという事は原作を読んでるかアニメを見ていると思うのでお馴染みの要約をつかいました。ごめんなさい。次回は初戦闘になるのですが、正直、戦闘描写を上手く書ける自身がありません。なんとか頑張ってみますので、次回もお楽しみに。ご意見・ご感想お待ちしています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。