悟空の化身のヒーローアカデミア   作:烈光

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18話です。どうぞ。


第18話 USJヴィラン侵入事件 その2

〜救助に向かった明〜

 

僕はまず3人の気を感じた山岳ゾーンへ向かう事にした。到着して上空から様子を見ると1人の男子生徒が人質に取られて女子生徒2人が身動きが取れないでいた。

 

『トッ』

 

敵『がっ!!』『バタン』

 

僕はヴィランの背後に降り立ち、当て身をくらわせてヴィランを気絶させた。

 

明『皆さん、大丈夫ですか?って八百万さん?』

 

八百万『えっ、明さん?どうしてUSJ(ここ)に?』

 

耳郎『えっ、何ヤオモモ、知り合いなの?しかも空飛んで来たし!』

 

上鳴『ウェーイ?』

 

明『ゴメン、詳しい話は後で。実は君達3人以外に火災ゾーンにいるもう1人助けに行かないといけないんだ。』

 

八百万『そうでしたか。それでは私達に構わず行ってください。』

 

明『そうはいかないよ。まだ他にヴィランが潜んでいる可能性もあるし、一緒に連れて行くから八百万さんとあなたは僕の背中に乗って。彼は僕が担ぐから。』

 

八百万『分かりました。耳郎さん、上鳴さん、参りましょう。』

 

耳郎『う、うん。』

 

上鳴『ウェーイ。』

 

僕は八百万さんともう1人の女子生徒を背中に乗せ、男子生徒を両手で担いで上空へ浮き上がった。

 

明『2人共、窮屈だと思うけど我慢してね。』

 

八百万『大丈夫ですわ。』

 

耳郎『ウチも大丈夫。』

 

明『じゃあ行くよ。スピードは抑えるけどしっかり捕まっててね。』

 

僕達は火災ゾーンに向かって出発した。

 

火災ゾーンは山岳ゾーンの隣なのですぐに到着した。

 

明『たしか、この辺りのはずなんだけど、どこだろう?』

 

耳郎『ねえ見てヤオモモ、あれ尾白じゃない?』

 

八百万『本当ですわ。尾白さんで間違いありません。』

 

地上を見ると1人の男子生徒が数人のヴィランと戦っていた。

 

明『よし、3人共降りるよ。』

 

僕達は少し離れた場所に着地した。

 

八百万・耳郎・上鳴『尾白!/尾白さん!』

 

尾白『みんな!どうしてここに?』

 

耳郎『助けに来たに決まってるでしょ。』

 

八百万『私達も一緒に戦いますわ!』

 

上鳴『5人もいりゃこんな奴らに負けないぜ!(ちなみにアホ状態は解消した)』

 

明『いや、ダメだ!』

 

僕の言葉に4人が一斉に反応してこっちを見た。

 

明『戦うより、ここから離脱する事を優先するんだ。』

 

尾白『君は一体?それにどうやって?』

 

明『大丈夫。僕に考えがある。みんな僕が合図したら目を瞑るんだ。』

 

上鳴『オイオイ大丈夫かよ、お前の作戦で?』

 

八百万『皆さん、ここは明さんの指示に従いましょう。』

 

耳郎『ヤオモモ?』

 

八百万『私は明さんの個性をよく知っています。明さんなら絶対に作戦を成功させてくれます。だから皆さん、明さんを信じて下さい。』

 

耳郎『わかったよ。ウチはアンタを信じる!』

 

尾白『俺も君を信じるよ。』

 

上鳴『しゃーねー。作戦成功させてくれよ!』

 

明『みんな、ありがとう。』

 

敵『何をゴチャゴチャと。でもまあ、自分からやって来てくれたおかげで探す手間が省けたぜ。』

 

敵『おい、女は殺すなよ。後でたっぷり楽しませてもらうんだからな。』

 

明『うわぁ、ベッタベタなセリフ。言ってて恥ずかしくないですか?』

 

僕はヴィランをこちらに近づけさせる為に軽く煽った。

 

敵『ガキのくせに生意気な!まずお前からぶっ殺してやるぜ!』

 

敵『やっちまえー!!』

 

予定通り、ヴィランは全員僕達に襲いかかってきた。

 

明『みんな、今だ!』

 

僕の合図で4人は一斉に目を閉じた。これで準備完了だ。

 

『太陽拳!!』

 

敵『うわっ、なんだこの光!?』

 

敵『まっ、眩しい!』

 

敵『目が、目がぁっ!』

 

僕は太陽拳を放ち、ヴィラン全員の目をくらませてやった。

 

明『よし!上手く行った。みんな、目を開けていいよ。』

 

上鳴『なんだ?どうなったんだ?』

 

耳郎『ねえ、アンタ何したの?』

 

明『太陽拳で目をくらませてやったのさ。』

 

尾白『太陽拳?ドラゴンボールの?』

 

八百万『流石明さん、お見事ですわ。』

 

明『さあ、今の内にここを離れるよ。2人共、僕の背中に乗って。』

 

僕は女子2人を背中に乗せて浮き上がった。

 

明『君達2人は僕の手に掴まって!』

 

尾白『わかった!』

 

上鳴『よっしゃ!』

 

その後男子2人の手を掴むとさらに上空へと浮上した。

 

尾白『君は空も飛べるのか。一体どんな個性なんだ?』

 

明『その説明はまた後日ね。』

 

八百万『あの明さん、重くないですか?私達4人で200kg前後はあると思うのですが?』

 

明『大丈夫。この位の重さ、普段の修行に比べたら全然大した事ないから。』

 

耳郎『(200kgで大した事ないなんて、コイツ普段どんな特訓してるんだ?)』

 

明『じゃあ出発するよ。4人共しっかり掴まっててよ。』

 

僕はUSJの出入口に向けて飛び立った。

 

〜USJ出入口付近〜

 

ブラド『(野沢が出発してしばらく経つが、無事に4人を救出できただろうか。)』

 

僕が飛び立って数分後には他の先生達や警察がUSJに到着した。1年A組の生徒は僕が助けに行った4人以外は全員無事で既に出入口に集合していた。

 

ヴィランはというと、主犯の2人は分が悪いと見るや仲間を見捨ててそそくさと撤退してしまった。主犯から「脳無」と呼ばれていた脳みそむき出しヴィランはオールマイトがSMASHでぶっ飛ばした。手下のヴィランは先生や警察によって全員確保された。

 

ブラド先生が僕の帰りをまだかまだかと心配していたその時

 

明『ブラド先生ー!』

 

僕達5人は無事にUSJの出入口に到着した。

 

ブラド『やっと帰ってきたか。それに4人の生徒も無事に救出したようだな。』

 

芦戸『ねぇ見てアレ、ヤオモモだよ!』

 

葉隠『耳郎ちゃんに上鳴君、尾白君もいるよ!』

 

切島『ところで誰だアイツ?空飛んでるし、たった1人で4人も抱えてやがるぜ!』

 

爆豪『あの野郎、一体何者だ!』

 

轟『アイツ、なぜUSJ(ここ)にいる?』

 

常闇『大空を飛翔する謎の雄英生。』

 

口田『……(何も喋らないがみんなの意見には同意している)』

 

青山『一体誰だいあの生徒は?』

 

峰田『畜生、あの野郎!1度ならず2度までも!!今度は八百万と耳郎の尻の感触を背中で堪能しやがって!!』

 

蛙吹『峰田ちゃん本当に最低ね。』

 

緑谷『たしか彼はテストの時は光を出していたし、今は4人も連れて空を飛んでいる。複合型の個性なのか?それともブツブツブツブツブツブツブツブツ……

 

麗日『デク君、ちょっと怖いよ。』

 

1年A組のほとんどの生徒が僕は一体何者かと不思議に思っていた。

 

明『みんな、下に降りるよ。』

 

僕は開けた場所に着地し、4人を降ろした。その後すぐにブラド先生の所に向かった。

 

明『ブラド先生、他の生徒は?』

 

ブラド『心配ない。お前の助けた4人で最後だし、全員無事だ。』

 

明『よかったぁ。あ、ヴィランはどうなりました?』

 

ブラド『主犯の2人には逃げられてしまったが、脳がむき出しのヴィランはオールマイトが倒した。あと仲間のヴィランは他の先生や警察によって確保された。』

 

明『そうですか。』

 

ブラド『後これ、助かったぞ。』

 

そう言うとブラド先生は仙豆の入った布袋を差し出してきた。

 

明『助かったって事は使ったんですね。何粒使ったんですか?』

 

ブラド『2粒だ。イレイザー…いや、相澤先生と13号先生が重傷だったんでな、使わせてもらった。まずかったか?』

 

明『いえ、大丈夫です。むしろたった2粒で済んだのが不思議なくらいですよ。』

 

ブラド『そうか。ところで野沢、お前オールマイトに何かしたのか?』

 

明『それが、仙豆をあげたぐらいしか心当りがないんですけど。』

 

ブラド『オールマイトに仙豆をあげたのか?』

 

明『はい。友達のケガを治してあげたいからって、みんなの前で深々と頭を下げてお願いしてきたんです。』

 

ブラド『そうだったのか。』

 

明『たしか、オールマイトは僕のおかげで復活したとか言ってたし、ブラド先生も時間がどうとか言ってましたよねぇ。あれってどういう意味ですか?』

 

ブラド『その件については、また後日説明してやる。』

 

明『あ、あともう1つ、オールマイトの近くに体中に「手」の模型みたいなのを付けたヴィランがいましたよね。』

 

ブラド『ああ、たしかにいた。そいつが主犯の1人だ。』

 

明『そいつから食堂で感じた異質な気を感じました。あのヴィランが雄英バリアーを破壊した犯人です。間違いありません。』

 

ブラド『そうか、わかった。校長や警察に報告しておこう。俺はまだUSJの見回りなどをしなければならないから、お前は先に教室に戻って、帰るのはもう少し遅くなるとみんなに説明してくれ。』

 

明『分かりました。それに少々遅くなっても大丈夫ですよ。どうせ僕が戻ったら質問攻めでしょうから。』

 

ブラド『そういえば秘密の約束だったのにバラしてしまったな。すまん。』

 

明『別にいいですよ、緊急事態だったんですし。じゃあ、僕は教室に戻りますね。』

 

僕が教室に戻るために飛び立とうとすると

 

八百万『あの、明さん。』

 

明『あ、八百万さん。』

 

八百万『助けていただき、本当にありがとうございました。』

 

明『どういたしまして。A組の生徒が全員無事で本当に良かったよ。じゃあまたね。』

 

そう言って僕はUSJを後にした。

 

耳郎『助けてもらったのに、お礼言えなかったなぁ。』

 

尾白『今度ちゃんとお礼言わないとな。』

 

上鳴『でも、なんでアイツ生徒なのに助けに来たんだ?』

 

こうして、僕のUSJでの仕事は終了した。しかしまだ大仕事が残っている。きっと仮免の事もバレただろうし、事件の事も聞かれるだろう。もしかしたら、こっちの仕事の方が大変かもしれないなと思いながら、みんなの待つ教室に戻るのだった。

 

              19話に続く




18話いかがだったでしょう。USJ編は次回で最後にします。次回はB組生徒への事件や仮免の説明がメインになると思います。次回もお楽しみに。ご意見・ご感想お待ちしています。
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