Containment Initiative ~The Deceased Operator~   作:Bradford

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ストーリーを1から書き直し。

オリジナル人形(男)=主人公

SCPシリーズ

などが苦手はブラウザバックをお勧めします。

それでもいいという方はどうぞ。



プロローグ

ここに来てから約1ヶ月程経った。

 

未だに前線に配備される雰囲気はなく、ただ単に掃除や物の整理などの雑用をさせられている。それに全く寝ることが出来ない。指揮官に報告してみたが、やはり真面目に受け答えをしてくれない。

 

ただここに配属された時よりかはマシだと思った。

 

ここに着任した時に直ぐにこの仕事…雑用係をさせられた。男性型の戦術人形を嫌う人間は多いらしく、この指揮官もそうだと悟った。しかし、着任する前の話では、意見はしっかりと受け入れてくれるとも聞いていた。雑用係をさせられる事に対して反論してみた。何と無く分かっていたが、容赦なく殴り飛ばされた。蹴ったり殴ったり、挙句の果てにはその場にあったカッターナイフで切られたりした。

 

普段なら容赦無く殴り返して殺せるはずだった。だが逆らえないようにロックが掛かっていた。結果あの男のやりたい放題。訳の分からない事を言いながら殴ったり蹴ったりだ。

 

そしてその時の副官に命じて俺の体の一部とも言える武器…RM277を没収された。

 

おまけにその時の副官は自分が痛めつけられているのを見て興奮していた。

 

「コイツらまともじゃない。」それが初めての感想だった。

 

その後は傷を治した後に雑用を始めた。周りの人形の視線が嫌だったが今はもう視線を向けられる事が無くなった。

 

ありがたいことだ。これで仕事に集中できるからだ。

 

ただ、夜に指揮官の部屋の前を通り過ぎると毎日ベッドの軋む音と女の喘ぎ声が聞える。

 

恐らくここの指揮官は俺が気に入らない理由は"そういう事"ができないからだと考えた。

 

その内解体されるか何処かに異動か。この二つが俺の辿るこの先の道だった。

 

「後…二つ…終わったら次は弾薬の在庫のチェックか…」

 

「…その内これも終わるか」

 

――――――――――――――――――――――――

 

それから数日経ったが未だに何も無い。

 

「…これで1ヶ月寝てないことになるな」

 

「次は…何すればいいんだ?」

 

「まぁ、その内思い出すか…」

 

「ごめんなさい、貴方は人形かしら?」

 

「え?そうですけど、何か?」

 

ぶっきらぼうに返して、振り向く。

 

そこにいたのはブロンドのロングヘアーに若い顔つきをした女のロシア人だった。

 

「ごめんなさいね。ここ、戦術人形ばかりで、人が1人ぐらいはいると思ったんだけどね」

 

「ここの指揮官は人より人形の方がいいらしいので」

 

「そうなのね、邪魔してごめんなさい、また何処かで」

 

そう言って何処かに去っていく。

 

「何だったんだ一体…」

 

洗濯した服を持って宿舎の服置き場に持っていく。

 

自動ドアを開け、服を置き、部屋から出ようとすると…

 

「あ、フロストさん、おはようございます。服持ってきてくれたんですね」

 

「え?あ、ああ」

 

「大丈夫ですか?顔色が悪そうですけど?」

 

肩に手を置いて話しかける64式

 

「あら、64式じゃない。何してるの?」

 

「あ、PPKさん。少しフロストさんの体調が悪そうなので、話しかけただけです」

 

「なぁ、64式、俺は大丈夫だから手をどかしてくれ」

 

「あっ!ごめんなさい」

 

「いい、いいんだ。それでなんだが…」

 

今何時なんだ?

 

「え?今は朝の8時ですけど?」

 

「…そうか、どうも」

 

歩いて部屋から出ようとすると…

 

「まだそんな事続けているんですね」

 

「…」

 

「…どういう意味だ?」

 

その場で立ち止まる。

 

「あなたがどんなシリーズであれ、男性型と女性型の人形との違いは全くないんですよ?なのにどうしてこんな事をずっと続けているんですか?」

 

1ヶ月も寝ていないせいか、疲れからまともな思考が余り出来ず、言い返してしまう。

 

「…これを望んでやってるとでも思ってるのか?」

 

「あら?だから続けて雑用係をしているのでは?」

 

「…そんなわけないだろ、やめれるならやめてる」

 

「ならやめればいいじゃ無いですか」

 

「いくら何でも言い過ぎですよPPKさん!彼は疲れてるんですよ?」

 

64式がPPKを止めるがPPKの見下した態度が気に食わない。

 

「こっちが黙ってれば好き勝手言いやがって…」

 

「…おいPPK……歯ぁ食いしばれ!

 

思い切り力を入れて殴ろうとするが…

 

ガシッ!

 

腕をつかまれる。

 

「チッ!またお前か、Mk-48」

 

「あら?邪魔したかしら?」

 

「別に…」

 

振り返って歩こうとするが…

 

「ゴホッゴホッ」

 

「大丈夫ですか!?」

 

「大丈夫だ…ゴホッゴホッ…ゲホッ!」

 

血を吐き出す。

 

それを見たMk-48が俺をけり倒し、俺を踏みつける。

 

「ッ…」

 

「馬鹿だな…」

 

「何がかしら?」

 

フロスト「…突然目の前の奴が血を吐いてもなんも思わないとは…間抜けだなぁ!

 

腹に刺していた、ナイフをMk-48に振りかざす。

 

「チッ…!」

 

Mk-48は反射的によけるが、頬に傷がつく。

 

「ハハッ…何だ、意外とこういうのには弱いんだな…」

 

「にしても上手くだませて良かったよ…」

 

腹の辺りの服が赤くなっている。

 

「フロストさん貴方なにしたんですか!?」

 

「簡単だよ。胃のある部分に思い切り刺して出血させたんだよ」

 

「悪いが、俺はお前らがどうなろうとどうでもいい。自分さえ生き残れればな…」

 

「生き残れるなら何でもしてやる。味方をわざと殺したり、情報を売ったり、裏切ったりもしてやる」

 

「俺はお前らなんかとは違う。お前らなんかとはな…」

 

「どういう意味よ…」

 

Mk-48の目が真剣になる。

 

「そのうちわかるよ…」

 

そう言って血を流しながら部屋から出ていく。

 

「"俺はお前らなんかとは違う"。一体どういう意味なの…?」

 

――――――――――――――――――――――――

 

「久々にここまでしたな。ここまでしたのは世界大戦が始まる前ぐらいか」

 

暗い自室の中で呟く男。

 

その男のベッドには数人の女と安物の酒の缶が転がっていた。

 

ピロン。

 

男の携帯が鳴る

 

「ん?何だ?」

 

彼の携帯にはフロストの顔写真と共に文章が添えられていた。

 

『E01基地に所属するRM277をS09特殊前線基地に異動させる事を要請する。S09特殊前線基地指揮官:ナタリア・メルニク』

 

――――――――――――――――――――――――

 

今日は何故かよく寝る事ができた。それもかなり。

 

「朝か…」

 

コンコン

 

「誰だ?」

 

「私です。指揮官が貴方の事を呼んでいました」

 

「…チッ、分かった直ぐに行く」

 

 

 

 

「…SCAR-H、入ります」

 

指令室に入るとそこには制服を着た中年の男…指揮官と数日位前に会った女の指揮官だった・

 

「SCAR、お前は今日付けでE01基地からS09特殊前線基地に異動する事が決まった」

 

「…そうですか」

 

冷たく返す。

 

「ほら、お前の武器だ」

 

だいたい1m位のトランクケースを取り出す。

 

「…」

 

トランクケースの中にはRM277とサイドアームのMk.23があった。

 

黙って自身の体の一部であるRM277を取り出し、細かくチェックする。

 

「貴方、ここに来る前はかなりの腕だったそうね」

 

「…まぁ、約1ヶ月のブランクがありますけど」

 

「おっと、自己紹介が遅れたわね、S09特殊前線基地の指揮官ナタリア・メルニクよ。ナタリアでいいわ」

 

手を止め、指揮官の方を見て言う。

 

「…ええ、よろしくお願いしますよ、ナタリアさん」

 

冷たく、言い放つ様に。

 

フロスト(一発でも良いから6.8mmか45ACPがあればここで撃ち殺せるのに)

 

ここでコイツを殺してやろうと思ったが、いつか死ぬだろうと考え、止めた。

 

「さてと…武器を返したとこでS09特殊前線基地に異動となる。準備をしろ」

 

「解りました」

 

それからは新しい指揮官のナタリアとも口を聞かずに黙って荷物を纏め、着替えた。

 

「…」

 

左肩についているワッペンの上からバンダナを巻き、隠す。

 

「えーっと…準備できた?」

 

「ああ」

 

歩いて最中にPPKや64式、Mk-48と目が合ったが何も言わずに歩き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ねぇ、貴方確か…アルファシリーズよね?」

 

S09地区に向かう指揮官の運転するハンヴィーの中で唐突に聞かれる。

 

「…ああ、そうだ」

 

「…そう。なら貴方は私達を恨んでるのよね?」

 

「…恨んでないとでも?」

 

「やっぱり。道理であった時も冷たかったのね。ま、私はどうでもいいけど」

 

「暫くの間は私とは別の指揮官のところで戦ってもらうわ…って言っても、私の双子だけどね」

 

「…そうか」

 

「ん?ええ、そう。」

 

「担当地区が同じだからね。S09には二人指揮官がいるのよ。どっちがいなくなってもいいようにね」

 

「…それはいいんだが、どうして俺を異動させることになったんだ?」

 

「えっと…ペルシカって人、知ってる?」

 

「ああ、知ってるよ。あのよくわからん猫耳の生えた不健康そうな細身の女だろ?」

 

「え、ええ、そうよ…」

 

それから10分ぐらい走った先に

 

「見えてきたわよ」

 

「あれがか?」

 

「ええ、そうよ」

 

「…Frontline(前線)ね。楽しみだ…」

 

「?どうしたの?そんなににやけて」

 

「…にやけてたか?」

 

「ええ、なんか…戦う事を楽しみにしてる感じよ。そのにやけた顔」

 

「…そうか」

 

沢山の廃墟となったビルが見えてくる。

 

とても楽しみだ。Welcome to the frontlines.(前線にようこそ)

 




こんな感じです。

別々に書くのが嫌だったので一気に書きました。

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