大手会社の訳の分からん理由で解雇され、途方に暮れた処を、かつての仲間たちに助けられ、のし上がり、その大手会社を〆た   作:熊さと

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いよいよ、”戌亥珠江の事故”の真相へと向かいます



第33話 NSJで、“怪物”討伐するとは思わんかった(14)

あたい達は、房枝さんの先輩から、“戌亥珠江の殺害”の経緯を聞いてる途中で

 

「なんで、私を頼ろうとしてくれへんかったん?」

と、房枝さん、涙を流し叫んでたよ

 

「あの時のあんたは、「ジャコン・バスターズ」東京本社での従業員No.1の実績を挙げてたやん・・・その実績を潰すわけにはいかんやろ」

と、先輩は困ったような笑みを浮かべ返答した

 

「そんな事どうでも良かったで・・・私も、珠江さんの名誉回復出来るなら、協力したかったで・・・」

と、房枝さんは、先輩に食い掛った処を、圭吾さんが、房枝さんの肩を叩き

 

「房枝ちゃん、少し落ち着こうよ・・・」

と、宥めてたよ

 

「だって・・・珠江さん“殺されてた”の知ったら、その殺した相手に報復したいやん」

と、涙を流し少し怒った面持ちで呟くと、圭吾さんが、房枝さんを抱き寄せ

 

「“珠江さんへの仇討ち”をしたい君の気持は分かるで・・・まるで姉妹の様に仲が良かったからな・・・だが、今の君は“邪魂”ハンターとして、パートナーの真琴君の為にも、“仇討ち”などと言う暴挙に出たら、誰が悲しむんや・・・君の大事なパートナーの寿真琴君はどうなるんや」

 

と、諭してた

 

房枝さんは、ハッと眼を見開きながら、あたいを見た後

 

「た・・・確かにそうやね」

と、房枝さん、少し笑みを浮かべ、あたいに近づき抱き寄せてから

 

「ごめんやで、真琴さん・・・大事なパートナーを置いていく訳にはいかないね」

と、泣きながら囁いていた

 

あたいは、ただ・・・

 

「房枝さん・・・」

と、呟いたまま、房枝さんに抱き寄せられたまま、眼に涙を溜め、動かずにじっとしてもうたよ

 

 

あたいと、房枝さん、圭吾さんの様子を見ていた先輩

 

「安心したらえ~~、珠江の仇討ちは、必ず私が討ってやるから」

と、少し笑みを浮かべ言って来た

 

あたいと房枝さんは、唖然としたんやけど

 

それを聞いた圭吾さんは

 

「それは、警察に任せた方が良いと思うが、鈍渡さん・・・あんたはこれ以上罪を重ねるつもりですか?」

と、先輩に説いたが

 

先輩、圭吾さんを睨んだあと、鼻で笑い呆れた姿勢で

 

「あのな~~私の話、聞いて無かったんかいな・・・この“戌亥珠江の事故”の真相に一部警察も絡んでんやで・・・信用なんて出来るかい!!!」

と、怒鳴りつけてたんよ

 

圭吾さん・・・先輩の話で、その犯人が警察に“事故”にするよう頼んだ経緯があった為、何も反論が出来んで、只、俯いてたんよ

 

その後、再び、顔を上げ、先輩の方を見て

 

「戌亥珠江を殺害した犯人は、「ジャコン・バスターズ」の関係者って事は分かりました・・・一体だれが犯人ですか?」

と、問い質した

 

 

眼を細めながら、圭吾さんを見て、笑みを浮かべ

 

「まあ~~圭吾はん・・・あんたの場合は、そこいらの警官より、長い期間“戌亥珠江の事故”の真相を追及してたみたいやな」

と、話しかけた

 

「それを何処で知ったんですか?」

と、圭吾さんが、驚きながら質問し

 

「私の知り合いの取締官から聞いたんよ・・・」

と、先輩、苦笑いしながら返答してたわ

 

 

“えっ!!嘘やん?”って感じで、あたい、驚きながら、圭吾さんを見てもうたわ

 

「圭吾さん・・・」

と、房枝さんまるで女学生の様に、圭吾さんを見惚れながら、ぼそっと名前を呟いてたんよ

 

圭吾さん・・・房枝さんの見惚れた視線と、あたいの驚きの視線に、気恥ずかしながら頬を掻いでたわ

 

 

先輩、房枝さんに向け、にたっとしながら

 

「房枝・・・真栄城圭吾だったかな・・・ほんまに良い男捕まえたな~~羨ましいで~~何せ、房枝の為に、命を懸けて捜索をしてたんやからね~~」

と、言って、茶化してたで・・・

 

NSJの騒ぎを起こし、今にも捕まりそうな状況やのに・・・よく、余裕があるんやな~~と、あの先輩を見ながら感心してたわ

 

房枝さんと、圭吾さん、顔を赤らめながら

 

「私たちはまだ・・・」

「俺は、只、警官として・・・」

とか言ってたんやけど・・・・

 

あの、「海洋館」での“ラブラブデート”は何やろね~~と思いながら、あたいは、にやけた顔で、2人の様子を見てたで

 

 

圭吾さん、歯を食いしばり、拳を握りしめながら

 

「・・・捜査してたんやけど、その度に“邪魔”が入って、遅々として進むことが出来んかったんよ」

と、悔しながら嘆いていた

 

「それでも・・・珠江さんの名誉の為に、ずっと捜査してくれてたんやから・・・私嬉しいで」

と、房枝さん、頬を赤らめながら、圭吾さんを励ましてたで

 

「房枝ちゃん・・・ありがとう」

と、圭吾さんも、頭を掻きながら照れてたわ

 

そんな2人の“ラブラブムード”に、みんな引いてたわ・・・・

 

流石の房枝さんの先輩も、苦笑いしながら引いてんのが見て取れたよ

 

そもそも、先輩が2人を“茶化”したんが原因やと思うんやけど・・・どうやろか?

 

 

「房枝に、圭吾はん・・・・そろそろ“ラブラブモード”止めにせえへんか・・・早く、“戌亥珠江殺害の犯人”知りたいんやろ」

と、先輩が、呆れ目を細めながら、窘めてきた

 

先輩の声によって、“ラブラブモード”が解除された、房枝さんと圭吾さん・・・現実の世界に戻った後は、お互いに気恥ずかしい態度になった

 

そして、2人は真剣モードになって

 

「申し訳ない・・・一体誰が犯人だったのですか?」

と、圭吾さん、再び、先輩に懇願した

 

先輩、一息入れた後、真剣な面持ちで

 

「”遺書”の内容や”本人”から聞いて・・・犯人は、房枝も真琴も良く知ってるし、圭吾はんの捜査を邪魔した者の弟でもある・・・現「ジャコン・バスターズ十傑のNo.2」にて、「ジャコン・バスターズ」取締役・副社長をしている、天羽慎次郎(あもう・しんじろう)(魔精人・男性・52歳)・・・そいつが犯人なんや」

 

と、驚きの犯人の名前が出てきよったよ

 

「そ、そんな馬鹿な・・・あの天羽警視総監の弟が“戌亥珠江殺害”の“犯人”やったなんて・・・それで、俺の捜査を邪魔し、今までの“特異体質者”の“邪魂”バスターたちの“殺害”を隠蔽してたって事かよ!!!」

と、圭吾さんは、めちゃ驚愕した後、悔しがっていた

 

「あの親切で寛容な性格と法力・戦闘能力の高さから、「ジャコン・バスターズ」の社員たちから慕われている、副社長が“犯人”だったなんて・・・」

と、房枝さんも唖然として嘆いていた

 

一方、あたいはと言ったら・・・・

 

“天羽慎次郎”・・・誰それって感じで、あたいと余り関わってへん人の名前なんて、いちいち憶えてへんから、違う意味で唖然としてたで

 

もう少し、周りの人の事も憶えんといかんな~~と反省した、あたいだった




最後まで読んで頂き、ありがとうございます

戌亥珠江殺害の犯人は、「ジャコン・バスターズ」副社長の天羽慎次郎と言う事が、当時、戌亥珠江に指令をだした上司の遺書から判明

何故、「特異体質者の滅殺」や、ましてや、NSJの騒動を起こした理由などが、まだ判明されてないが

このシリーズで全て回収するしていきますので、最後まで読んで頂けると嬉しい限りです

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