プリンセスコネクト!Re:転生カリバーさん、悪夢に泣く(仮)   作:ジュンチェ

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プリコネ2期おめでとぉぉぉ!!!!(狂喜)


セイバー原作、あとちょっとで終わっちゃうぅ!


敵、現る。(待って、お前作品違うだろ!?)その1

 

 

 

「 素 敵 な 仲 間 が 増 え ま す よ ! 」(大嘘)

 

 

 

「ウワアアアアアアアァァァ!!!?!(0M0;)」

 

 

 

 

 そんな言葉を吐きながら、お前はどれだけの騎士クンの涙と血を啜ってきたんだこの緑の悪魔は…!?

 彼女の眼鏡が爛々と輝き、必殺の鉄拳が問答無用にカリバーの腹部に叩き込まれて彼の身体を刳っていく。その力は闇の騎士の力をもってしても抗えず、肉体は石に変えられ粉砕されてしまう。

 

 

「嫌だ、死にたくない! 死にたくないぃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、…大丈夫か?」

 

「…はっ!?」

 

 

 またしてもベッドでの目覚め…クリスティーナが覗きこんでいる。

 

 あと見覚えがるメイド服の緑眼鏡は…

 

 

「あ、目を覚まされましたね!」

 

「…ひっ」

 

 

 彼女はギルド管理協会の受付嬢カリン…ゲームシステム的にはガチャ担当=サイゲ緑の悪魔の系譜にあたる。まあ、ゲーム本編にせよアニメにせよ全くの風評被害で特にヤバめの問題ある行動は……してなかったような?(目逸し)

 さっきの夢のせいでどうも苦手意識というか、本人の預かり知らぬトラウマというか、身体が強張ってしまう。首を傾げる彼女には本当に申し訳ないのだが…

 

 

「…ここは?」

 

 

「ギルド管理協会の休憩室ですよ。本来は協会の職員以外は利用しませんが…」

 

 

 …ああ、そうか。僕は女子トイレで倒れたのか…どうやら、副団長御自らが『体調不良』だのと言いくるめて誤魔化してくれた上にこの休憩室に担ぎこんでくれたのだとか。

 

 

「貴公、体調が悪いなら早めに言え。場所が場所だ、取り繕うのは苦労したんだぞ?」

 

「申し訳ない…」

 

 

 何だかんだで迷惑かけてばかり…まだこの世界に慣れていない身とはいえ、情けない。

 

 あ、そういえばキョウカちゃんはどうしたんだろう。『へんたいふしんしゃ』と認定されてしまった以上は誤解を解かなくては今後の活動に支障が出かねない…一応、美食殿とも接点を持つはずだからなぁ。

 

 現状を纏めてみるか…原作は開始前、ゲームルートかアニメルートかは現状不明。ペコリーヌもランドソル城での異変イベントを経ていない可能性が高く、最悪の場合は敵対という形でエンカウントすることもありうる。ましてや、王宮騎士団という物語上は主役たちと敵対する立場……ううむ。

 

 

「先が思いやられる…」

 

「いや、それはこちらの台詞だぞ『一番弟子』。」

 

 

 

 

 …。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は?」

 

 

 今、なんて言ったこのオバs…

 

 

「あ?」

 

 

 あ、いや…おねえさん。(訂正)

 

 だいぶ聞き捨てならないこと言ったぞ? いつから門下に入ったことになってたの…と顔に出ていたのかクリスティーナは溜息をつきながら説明をしだす。

 

 

「貴様…聞いていなかったのか?道すがらに話しただろう。お前は私が直属で面倒を見ることになったとな。王宮騎士団は家柄なりコネの問題なりで、ただえさえ面倒な連中の集まりなのだ。陛下のお触書があれど貴様のことを快く思わない者が多い…何かしら囲いが無くては今後の生活は成り立たんぞ。」

 

「…」

 

 

 え…王宮騎士団って割と陰湿な体質のギルドなのか?

 

 転生前、花●り男子とかドラマで観てた記憶あったけどあれと同じ状況? 金持ち坊やご令嬢の学園に場違いなド貧乏女子が入学しちゃった的なアレ? 残念だけどヒロイン力は皆無だぞ僕……あとそんなことより、もっと大事なこと覚えてるべきなんじゃないか自分。 

 取り敢えず、弟子とは言いつつも苛めなりに発展しないように先輩がカバーする…つまり、『手を出したらテメェらより上の人間が黙ってねえからな?』という脅し文句みたいなもの。うん…

 

 

(ますます情けない… あと不甲斐ない…)

 

 

 仮にも仮面ライダーになったのに、この過保護具合は泣きたくなってくる…。顔立ちはランクアップしたのに、戦闘技術がトーシローのままとか。この世界、イケメンだろうと騎士くんが大半のヒロインを大量確保するので利点にはならないと思う…それなら、ご都合主義で剣の腕がたったほうがまだ…

 

 

 

 

 

 

【―――大丈夫、剣のことはその身体が覚えているわ。】

 

 

 

「……ヒルマ?」

 

 

 不意にヒルマの言葉が頭に響く。クリスティーナや周囲に聞こえないということは直接脳内に…? 念話まで出来るとは流石、案内人というべきか…しかし、身体が覚えているとはなんぞ?しつこいが、僕は転生前は文系の……

 

 

(待て……あの謎のカリバーの記憶…)

 

 

 覚えているとは逆の身に覚えがない記憶が頭を過る。自分ではない自分が他の騎士たちを血祭りにあげて大いなる力を獲ようとしていた映像…あれがどうにも脳裏でチラついて仕方ない。

 ヒルマの身体が覚えているとは、この記憶が関係しているのだろうか。

 

 

「…(…ヒルマからも話を聞かねばな。知らないことが多すぎる。)」

 

「さて、色々あったが今日から晴れて王宮騎士団の一員となる。相応の働きと振る舞いを期待するぞ。くれぐれも、女子トイレに入ったりはしないように。」

 

 

 …嫌みか。

 

 

 その時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「副団長!」

 

 

 

 

 

「ん? どうした?」

 

 

 ドアをバァン!と勢いよく開けて出てきた王宮騎士団の騎士…印象的なバケツヘッドと低めの優しいイケボ…あ、採用試験の時に案内してくれた人か…! 多分、原作だと名前もあてられないモブのひとりだったんだろう彼、名前について実はまだ知らない。

 それはともかく、酷く焦っている様子…何かあったのか?

 

 

「はっ! 獣人自治区の付近で例の『本の怪物』が暴れています!!」

 

 

「「!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★ ★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

 

 

 

 

 

 キョウカは他のギルドメンバーの待つ待ちあわせ場所に向かっている最中だった。

 集会所で騒ぎがあったが、クリスティーナに例の男の事情の説明やキャルちゃんが食べようとしていたが『監督不行き届』で取り上げられた豪華な食事で口封じされ、色々と丸め込まれた彼女。大人の汚さとおいしい思いをしてしまった分、まだ純情な少女の心を揺らしてしまう結果になっていたわけだが…

 

 

「…? 何だか騒がしい。」

 

 

 向かう方向から次々と人々が走ってくる…怒号や焦燥、まるで何かから逃げるように。

 

 ぼやっ…と眺めていると眼の前に駆けてきた男にぶつかり『いたい!』と尻もちをついてしまう。ぶつかった男は謝ることなく、ただ一目散に去っていく。

 

 

「一体、なに…が……」

 

 

 恐らく、早めに察して引き返していれば違っただろう…それをキョウカは今、理解した。この場で何が起きているのか?何故、人々は逃げ惑っているのか…

 

 …答えなどあまりに簡単、相応の『脅威』がいるからだ。

 

 

 

『…じゅる。 …じゅるる。』

 

 

 人々を斬り裂きながら、闇色のエネルギーに変換して呑み込んでいる怪物…胸元には本らしき意匠が見えるが非常に輪郭が曖昧な人型だ。俗にいう『シャドウ』という怪物…奴はキョウカを見つけるなり、狙いを見据えてジリジリと歩み寄る。

 

 

『……じゅるる! じゅるっっ!』

 

 

「ひっ!? ど、どうしてランドソルの中に魔獣が!?」

 

 

 仮にも防壁に囲まれた首都、普通は怪物など余程の強力な怪物でもなければ一歩たりとも踏みこめないはず。王宮騎士団は何をしていたのかと思い至るより先に、迫りくる魔物の恐怖に腰が抜けてしまう。

 

 

「だ、誰か…助け……」

 

『…』

 

 

 

 しかし、寸前で首をもたげあさっての方向を向くシャドウ。

 

 その視線の先には見覚えのある人物が佇んでいた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

 

 

 

 ――これが、シャドウ?

 

 

 

 僕が最初に覚えた疑問がこれだ。月闇を携えてやってきた現場で見たが明らかにアニメで知るシャドウにしては様子がおかしい。ドロドロしているのは相変わらずだが、かなりしっかり人型を保っているし、『じゅるじゅる』と汚い咀嚼音を立てているのがゾッとするほど汚らしい…加えて、

 

 

(胸のあれは…ライドブックか?)

 

 

 通常のライドブックかアルターライドブックかわからないが、ここが弱点ですと言わんばかりに目立つ胸の本。無論、明らかにセイバー側の要素だ。

 

 

「…どうなっている?」

 

『…! …!!』

 

「…?」

 

 

 コイツ、何かを喋っている…? ノイズががって、発音も最悪だが僕に向かって罵るように叫んでいる…?

 

 

 

『キサマ、ナゼ…! ワレラヲ…ウラギッタ…!!』

 

 

 

 裏切り? …何の話か皆目検討も

 

 

 

 

『ユルサン…! ヘンシン!!』

 

 

「!?」

 

 

 

 突然、シャドウが凄まじいエネルギーを噴き出しながら『変身』した。爆発といっても他言ではないような衝撃に怯みながらも、姿を変えたシャドウに僕はア然とした… 髑髏を彷彿を彷彿させつつも隆々とした赤いラインが走る銀と黒のボディ…蟲のような触角と黄色い燃え盛るような黄色い眼は……

 

 

「…アナザーファイズ!?」

 

 

 仮面ライダーファイズの力と歴史を奪い取り、産み落とされた紛い物の仮面ライダー…即ち、アナザーライダーと呼ばれる怪人の1体。されど、セイバーの世界には殆ど関係ない仮面ライダージオウの敵勢力の怪人だ。しかも、歴代の仮面ライダー作品の怪人たちの中でもアナザーライダーは攻略が厄介な部類だ。

 

 

「どうしてこう、ハードモード過ぎやしないか。」

 

 

 チュートリアルが宴おばさん、初陣は作品の垣根が違うアナザーライダー…実はこのプリコネ世界はサイゲの他に東映とフ●ムも関わってるんじゃないかと思うくらい鬼畜仕様である。助けて、ライダー……あ、ハイ、僕ですか(絶望)

 

 取り敢えず、キョウカちゃんもピンチなので見過ごすわけにもいかず…ジャアクドラゴン・ライドブックを取り出す。

 

 

 

【 ジャアクドラゴン!

 

   ―――かつて世界を包み込んだ暗闇を生んだのは、たった1体の神獣だった……。 】

 

 

 勝てる気はあまりしない。だけど、偶然とはいえ手に入れてしまったこの力を持つ以上、逃げるのは仮面ライダーの歴史を紡いできた者たちや信じる人々への背信他ならない。迫りくる画面越しの偶像ではない、本物の怪物からの恐怖に震えそうになりながらも歯を喰い縛り心に鞭打ち、本を月闇の刃へ翳す。

 

 

 

 

【 ジャアクリード!! 】

 

 

 バックルに本をスロット…さあ、覚悟を決めろ。

 

 

 恐 怖 を 呑 み 込 め 思 考 を 捨 て る な

 

 

「変身!」

 

 

 そして、柄でバックルのスイッチを叩いてライドブックが開き、封印されていた邪悪な龍の力を解き放つ!

 

 

 

【 闇黒剣月闇!! 】

 

【――Get go under conquer than get keen! 月光 暗黒 斬撃! ジャアァァクー!ドーラゴォォン!!】

【月闇翻訳! ――光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する! 】

 

 

 

 放った斬撃が邪竜となり、アナザーファイズを怯ませてから今度は僕に蜷局を巻くように纏わりつき紫色の甲冑へと変身させる。転生後は無我夢中でわからなかったが、今は感じるゴムの塊とは違う肩にかかる重み…コスプレではない本物。この感覚を幼い日からどれほど夢見たことか……

 

 

「仮面ライダーカリバー…いくぞ!」

 

 

 

 

 

 





 オリ主、名前は設定してあるけどカリバー呼びで通しておいたほうがええんやろか。

 因みにオリ主はプリコネをアニメだけ見てアプリに手を出したエアプである。そして、ユースティア陛下・偽のことは把握しているが、詳細については知らず『彼女』呼びしている。←


 ペコリーヌはまだランドソルに帰ってきていない。

 
 
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