プリンセスコネクト!Re:転生カリバーさん、悪夢に泣く(仮)   作:ジュンチェ

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 前回の話のタイトル変更、そして寝ぼけた頭でキョウカちゃんの中の人に関して盛大に勘違いしたので、マンハッタンカフェガチャを天井するんで許してくだせぇ。タマモ貯金はたきますからぁ…!(懇願)

 実際、中の人関連で間違えたあとにマンハッタンカフェ実装は何の因果かと…


 そして、キョウカちゃんとカフェが声帯を共有してるとはとても思えんのじゃ…声優ってずげぇ。



新しい職場、やばくない?(セキュリティがガバすぎる件)

 わー、職場が気がついたら屑ヤミーで溢れかえってB級かすら怪しいモンスターパニック映画みたいだぞこれ。キャルちゃん、どうやら屑ヤミーに呑み込まれかけてたのを助けてくれたらしい…あれ、僕は部屋で寝てなかったか?

 

 取り敢えず、屑ヤミーどもはシバかないとマズイのでジャアクドラゴンのライドブックと月闇を取り出す…

 

 

【 ジャアクドラゴン! ――かつて、世界を包んだ暗闇を… 】

 

 

「見栄なんていいからさっさと、変身しろ!」

 

 

 アッハイ(素直)

 

 

【 ジャアクリード! 】

 

 

「変身!」

 

 

【 ジャアァァクドォォラゴン! 】(強制短縮)

 

 

 

 

 ★ ★ ★ ★ ★ ★

 

 

 

 

 

「(えい、えい、)むんッ!」

 

 

 男がやってもちっとも嬉しくない気合の入れ方をして屑ヤミーに斬りかかるカリバー。食堂ということもあり、ろくに武装すらしていなかった者もいたためか、分類としては雑魚の有象無象の類である屑ヤミーたちに皿やら鍋の蓋などで四苦八苦しながら応戦する団員たちの様子が散見される。そんな剣も鎧も無い者たちを助けに向かい、群がろうとした屑ヤミーを蹴散らす。

 

 

「コイツら、何処から?」

 

「知らないわよ、何処からともなくわいてきたのよ! 侵入者のせいじゃない!?」

 

「!」

 

 

 キャルちゃん曰く、城に入った侵入者のせい…すなわち、ペコリーヌが関わっている?

 

 昨日のサレンの件が頭を過る…この予感あたってほしくはないが!

 

 

「キャルちゃん、ここは任せた!」

 

「は? ちょっと、あんた何処いくのよ!?」

 

 

 カリバーは走る…道行く度に襲われる城の人間たちを助け、廊下をゾンビのごとく蠢く屑ヤミーの群れを斬り捨てながら。しかし、ランドソル城は広すぎてこのままではキリがない…カリバーの力は封印特化…されど、探索・偵察の類のサポートメカやアイテムの類はほぼ皆無なのである。というより、セイバー系ライダー自体が元より充実していないのだ。

 

 

「何か役立つものは……ん?」

 

 

 ライドブックに何かないか…と、思っていた矢先に目についたのはファイズ人類史。本来の用途は仮面ライダーの力を引き出すためのものだが、原始にして闇の聖剣である月闇の場合は違う。仮面ライダーという正義の源流である物語の悪性…『怪人』の力を引き出すのだ。つまり、これを使えば…

 

 

「イチかバチか…!」

 

【 オ ル フ ェ ノ ク 】

 

 

 発動するのは仮面ライダーファイズにおいて敵である灰の怪人・人類の進化形『オルフェノク』…そして、主人公である乾巧の正体でもある『ウルフオルフェノク』がカリバーに異形の姿を重ねる。

 狼由来の能力を持つこの怪人の能力の発現したのは、まさにカリバーにとって狙った通りだった。優れた脚力…加え…

 

 

「臭いが…わかる…!」

 

 

 人間とは比較にならない鋭敏な臭覚。まさに、今の状況に打って付けの能力だ。呼吸するだけで、汗や血の臭い…『人ならざる者』の臭いまで方向性まで把握して鼻が拾ってくれる。

 

 

「一際強い臭い、あっちか!…む?」

 

 

  

 向かおうとしたら、身体がふわりと浮いて代わりにウルフオルフェノクの幻影が勢いよく走りだし、引っ張られる形で自分の身体が移動していくではないか!

 

 

(すげえ、ジョジョのスタンドみたいだな…それに、移動も楽に…

 

 ……あ、やっぱ駄目だコレ、揺れが酷すぎて吐きそ…ゔぇ…。)

 

 

 能力はカッコイイのに、吐き気に機転やら何やらも台無し。取り敢えず、ウルフオルフェノクの幻影は迷うことなく、壁や天井まで縦横無尽に走り抜けカリバーの三半規管と人としての尊厳に著しくダメージを与えながら中庭まで引きずりまわし…目的地に到着するなり、乱暴に放り出して消えてしまう。

 そして、放り投げられたカリバーはというと、兜の金色に輝く角が勢いのまま屑ヤミーの顔面にぶっ刺さり恐らく有機生命体ならグロ全開の絵面を作り上げていた。こんな戦い方、許されてもアマゾンズぐらいだろう…

 

 

「こ、この…! 刺さってるんだよ!」

 

 

 強引に引き抜いた拍子に頭が破裂したが問題ない…相手は無機物だ。

 

 

「さて、やはりか…。」

 

 

 王の間にかなり近くて広いこの廊下…おびただしい数の屑ヤミーに見覚えのあるオレンジのブロンド髪の女の子、プリコネの看板を飾るメインヒロインであるペコリーヌだ。そして、それに襲いかかるのは

 

 やはり、『アナザーオーズ』…仮面ライダーオーズのアナザーライダーであり、この歪なキメラの怪物が屑ヤミーの原因だろう。トラクローを模した爪をペコリーヌが愛剣を振り回して応戦しているが……どうにも、様子がおかしい。

 

 

(騎士たちを…庇っている?)

 

 

 頑なにその場に留まりながら立つ彼女の背には負傷したとおぼしき踞る騎士たちの姿をが…しかも、アナザーオーズはペコリーヌよりむしろこちらを執拗に狙っているように攻撃をしかけようとしている?

 

 

「ペコリーヌが狙いじゃないのか? …だが、やることは変わらない。」

 

 

 何にせよ、最優先はアナザーオーズの排除。

 

 戦いに割って入り、月闇を一撃。飛び退いた異形からは『ゔっ』と濁った悲鳴と赤い羽根が撒き散らされる…声からの変身者判別は厳しいか。取り敢えず、ペコリーヌを後ろに剣を構えたカリバー。

 

 

「あ、あなたは!?」

 

「あれは僕が始末する。君は動くな。」

 

 

 恐らく、この場で一番うまくアナザーライダーに立ち回れるのは原作知識というアドバンテージを持つカリバーのみ。ペコリーヌを護りに専念させ、ライドブックを2冊取り出しアナザーオーズを肉迫する。

 

 

『キサマ、ジャマヲ!!』

 

「悪いが、すぐに決めさせてもらう。」

 

 

【 キングオブアーサー !!】

【 ジャアクケルベロス!! 】 

 

 

 そして、巨大キングエクスカリバーを召喚して、トライケルベロスで凄まじい帯電させて投げつけた。電撃を纏いながら迫りくる巨大な質量の刃をかわしきることはいくらアナザーオーズでも容易ではなく、直撃コースを受け勢いのままに壁へと叩きつけられてしまう。

 前回のアナザーファイズ戦では単純に投げつけて弾かれたので、カリバーなりの威力をあげる工夫である。

 

 

(…ふむ、これは効いたようだな。)

 

 

 城の一部もふっとんでいるが、まあアナザーライダーを倒すなら安いものだ。現に、アナザーオーズも余程効いたのか復帰してくる様子も無い…

 

 

 

 ……

 

 ………

 

 

 

 

 

「…む?」

 

 

 警戒していたカリバーだったが、異変を感じ壁に突き刺さるキングエクスカリバーの元へ…。そこには、アナザーオーズなど影も形もない。ただ、近くの床に貫通した穴があるだけ…

 

 

「逃げられたか。」

 

 

 穴を抜けて追うという選択肢もあるが、今はペコリーヌを無視は出来ない。踵をかえし、消えていく屑ヤミーに困惑する彼女へ歩み寄っていくカリバー…手は月闇を離していない。

 

 

「あ、あの…あなたは? 王宮騎士団の方で…」

 

「新人の仮面ライダーカリバーだ。お前のことは知っているペコリーヌ。」

 

「ペ、ペコ…?」

 

 

 盛大に無意識ガバをしている点は運良く勢いで問題にならない…ただ、周囲はそうはいかない。屑ヤミーたちが消えたことで、一気にこの場に向かって騎士団たちが押し寄せてくる甲冑が擦れ合うような金属音が響いてくる。

 

 

(クリスティーナに騎士団長ジュン、御自ら来るか。となれば、脱出は流石に絶望的だな…)

 

 

 王宮騎士団の最強格が雁首揃えてやって来れば、流石にペコリーヌだって全力を尽くさねば逃走は難しいだろう。

 

 …ならば、とカチリと月闇を握りしめたとカリバーにペコリーヌは慌てて後退りして手をブンブンと振った。

 

 

「待ってください!これはわたしのせいではなく…!? それより、貴方はどうして…」

 

「黙ってろ。」

 

 

【 ジャアクリード! 習得一閃!! 】

 

 

 そして、慈悲なく振りあげられた金色の刃。牙を向いた闇がペコリーヌを通り抜け…

 

 

 

 

 

 

 

 ――ゴォォ!!

 

 

「きゃるっ!?」

 

 

 後ろで杖を振り上げていたキャルちゃんに当たった。キャルちゃん、しれっと後ろから殴って手柄を横取りしようとしていたのである。しかし、忍び寄る彼女にカリバーは気がつきあえて、無視するように見せかけてからの戦闘不能へ追い込んだのである。

 

 

(危ないな…危うく、美食殿設立が無くなるところだったぞ。)

 

 

 カリバーが真っ先に危惧したのは、ここでペコリーヌと原作より完全なエンカウントをしてしまえば、確実に美食殿設立に悪影響が出るのは想像に容易い。

 そんなメタな視点など知る由もないとつぶらな瞳がパチクリとする。

 

 

「た、助けてくれたんで……」

 

 

 

 ――――― 勘 違 い す る な 。

 

 

 

「え?」

 

 

 その気が緩んだ一瞬、剣は振り下ろされ

 

 ペコリーヌの視界は激痛と共に『暗闇』へと閉ざされた。

 

 

 

 

 

 

 

 





★カリバーさん
 ヒロインとイチャイチャしたいが、外見年齢的に20代折り返しなので大半のヒロインに接近するだけでタイーホされてしまうオマワリ=サンになってしまう悲しいカルマを背負っている。
 レジェンドライダーブックの新しい活用法を見出すもアナザーオーズを取り逃がしてしまう。


★キョウカちゃん
 カリバーさんをロリコンの魔道へ落とそうとする魔性の天使(風評被害)


★キャルちゃん
 ヒロイン兼、闇の避雷針。


★ペコリーヌ
 …強く、生きて。




★マンハッタンカフェ
 ???「あげません!(ガチャ結果)」


 
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