今更始めるポケモンBW   作:雨上がり

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ダイパリメイクが出るっぽいからBWやることにした(錯乱)


再構成前(凍結)
最初のポケモン


「ハーイ!

 ポケットモンスターの世界へようこそ!

 私の名前はアララギといいます。

 みんなからはポケモン博士と呼ばれているわ」

 

 

 アララギと名乗った女性はそう言うと紅白のボールを放る。

 ネズミのようなうさぎのような不思議な生物が光と共に現れる。

 

 

「そう!この世界にはポケットモンスター縮めて『ポケモン』と呼ばれる不思議な生き物が至るところにいるの!

 

 不思議な力を秘めているポケモンは姿かたちも暮らしている場所も様々。

 

 そんなポケモンたちと私達人間は仲良く暮らしているの!

 

 一緒にいることでお互いに満たされたり力を合わせ助け合い大変な仕事をこなしたり!

 

 なかでも人気なのはポケモン同士を戦わせて絆を深めることね。

 

 で、私はポケモンたちを研究してるってわけ」

 

 

 

「さあ、起きてレイン。あなたの冒険が始まるわよ…………」

 

 

 


 

 

 

「…………んっん……ふぁ?」

 

 

 懐かしい夢を見た気がする。

 アララギ博士を初めて見たキャラ作成画面の夢。

 久しぶりに「ホワイト」のカセットを見つけたから起動して結局すぐ寝ちゃったんだっけ。

 

 

「くぁぁぁ…………んえ?」

 

 

 俺の部屋じゃない。

 でも知ってる部屋だ。

 三人称視点で何度もみた主人公の部屋。

 

 

「レイン?起きた?みんなもう来てるわよ、早く着替えなさい」

「はーいママ」

 

 

 すっと言葉が出た。

 知らないけど知ってる。主人公(わたし)のママだ。

 レイン?それって俺のプレイヤーネームじゃ…………。

 

 

「ってなんじゃこりゃー!!!」

 

 

 レインと名付けた女の子。

 自分の分身としてゲームに生み出した存在。

 ちょっと時間にルーズでポケモンが好きな女の子として俺が妄想したキャラクター。

 

 

「レインになったのか?……んが⁉」

 

 

 イタイイタイイタイイタイ!

 

 頭の中に記憶が流れ込んでいく。

 レインとして過ごした10年近くの記憶が流れ込んで激しい頭痛を生み出した。

 

 

「私はレイン私は、レイン。うんしっくり来る」

 

 

 意思が統合したのかもう俺はレインなんだなって思う。

 

 

「忘れないうちにホワイトで起きるイベント書き出しとこっと」

 

 

 机から紙とペンを取り出す。

 ホワイトはかなりやり込んでたから頭に入ってるはず。

 

 

「えっと最初は…………あれ?思い出せない?」

 

 

 何が起きるのか全然思い出せない。

 思い出そうとしても思考に霞がかかったように思い出せない。

 …………まあ俺の中では記憶だけど(レイン)としては未来だから知らないほうがいい……のか?

 とりあえず今日がなんの日なのか記憶をたどる。

 

 

「あっそうだ!今日はアララギ博士にポケモンをもらえる日なんだった!チェレンもベルももう来てるって言ってたよね。こうしちゃいられない早く着替えなきゃ」

 

 

 パジャマを脱いでノースリーブショートパンツのお気に入りの服に着替える。

 きっちりとした性格のチェレンに怒られてしまう。

 

 

「ベルは……マイペースだし多分大丈夫よね」

 

「レイン」

 

「あ、チェレンごめんまたせた」

 

 

 着替え終わって下に呼びかけたらチェレンが上がってきた。

 メガネがトレードマークの優等生。時間とかキッチリしてる。

 私とベルは時間に結構ルーズなんだよね。

 

 

「いやいつものことだから別に。それよりもアララギ博士に聞いたんだけどポケモンをもらえるんだって?」

 

「うん多分あれだよね」

 

 

 部屋の机においてあるプレゼントボックスを見る。

 あんなものは昨日までなかったし。

 

 

「あれ?ベルは?」

 

「…………また」

 

 

 てっきりベルもいるのかと思ったけど居ないのか。

 

 

「あのう……ごめんね。また遅くなっちゃった……」

 

「あ、ベル!大丈夫!私もさっき起きたところだし」

 

「レイン……そこは誇るところじゃない。ねえベル。あとレインも君たちがマイペースなのは10年も前から知っているけど今日はアララギ博士からポケモンがもらえるんだよ?」

 

「はーいごめんなさい。レイン、チェレン」

 

「ごめんねチェレン」

 

「で?ポケモンはどれなの?レインの家に届いたんだし選ぶのはレインからだよね」

 

「え?いいの?」

 

 

 2人に本当にいいのって訪ねても「もちろん」と返される。

 

 

「そのプレゼントボックスの中でポケモンが僕たちを待っている」

 

「チェレンカッコつけてる?」

 

「……別にいいだろこんなときぐらい」

 

 

 ごめんって。

 柄になくかっこいいことを言うチェレンをからかう。

 まあチェレンもベルも早くポケモンに会いたいんだろう。

 私も会いたい。

 

 

『この手紙と一緒に3匹のポケモンを届けます。

 君と君の友達とで仲良く選んでね

 それではよろしく!

 アララギ』

 

 

「ありがとうございますアララギ博士。それではオープン!」

 

 

 プレゼントボックスの中には3つのモンスターボール。

 くさタイプのポケモン「ツタージャ」

 ほのおタイプのポケモン「ポカブ」

 みずタイプのポケモン「ミジュマル」

 

 イッシュ御三家の3匹。

 私は1つのモンスターボールを箱からそっと取り出す。

 

 

「これから一緒に頑張ろうね!ツタージャ!」

 

 

 私が選んだのはツタージャ。

 ゲームでも最初に選んだのはツタージャだった気がする。

 

 

「じゃ!あたしこのポケモン!チェレンはこのコね!」

 

「どうして君が僕のポケモンを決めるのさ……?まあ最初からポカブが欲しかったけど」

 

 

 私がツタージャ、ベルがミジュマル、チェレンがポカブを選んだ。

 

 

「みんな自分のポケモンを選んだよね……ということで。ねえねえ!ポケモン勝負しようよ!」

 

 

 ポケモン勝負か……。

 私の部屋なんだよなー。

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