今更始めるポケモンBW 作:雨上がり
前略。白衣の女性に話しかけられた。
「え、誰ですか?」
「アタシはマコモ!」
マコモ?最近どこかで聞いたような気が……?どこでだっけ?
「アララギ博士に頼まれたてアナタに渡したいものがあるんだ。ちょっとついてきて」
アララギ博士の知り合いの人なのか。
それはそれとして渡したいものってなんだろう。
近くの建物に入っていく。
「アナタたちイッシュ地方のすべてのポケモンと出会うんだって?」
マコモさんの部屋がマンションの2階にあるらしい。
「改めて自己紹介するね。アタシはマコモ。ご覧の通りの研究家。因みに研究してるのはトレーナーについて」
「私はレインっていいます。えっと……マコモさんは博士とはどういったご関係で?」
「アララギ博士とは大学時代からの友達でね。アナタたちの手伝いを頼まれたんだ」
アララギ博士にあったら今度感謝を伝えなくては。
「ということでバックアップ!これをどうぞ!」
「わざマシン?」
「ちょっと違うのよね。それはひでんマシン。01「いあいぎり」が入ってるの」
ひでんマシンはわざマシンの上位互換でゲームだとフィールドで使える技が登録されている。
いあいぎりは細い木を斬る事ができる。
「あ、お願いが一つだけあって。聞いてくれる?」
「しばらくここに滞在する予定だったので大丈夫ですよ」
サンヨウジムは攻略したけどもうしばらく周辺でレベル上げしてから次の街へ行こうと思う。
「それなら良かった。サンヨウシティのはずれに夢の跡地ってあるじゃない?行ったことある?」
「はい。ジムに挑む前にそこで少し鍛えました」
「そこにいるポケモン、ムンナのだす「ゆめのけむり」が欲しいんだ。それがあればアタシの研究が大幅に進むの!」
ムンナは確かエスパータイプのポケモンだった気がする。
実際戦っては居ないけど夢の跡地で何度か見た。
「今日は遅いから明日でいいから!「ゆめのけむり」お願いね!」
マコモさんの研究室(?)から出ると確かに日が沈んでいて今から夢の跡地は荷が重い。
「あなた達のお疲れ様もまだ済ませてないしね」
今日はジム戦に勝利したんだ。ちょっぴり豪華な夕食をみんなで食べたい。
ツタージャたちを回復させてから宿の部屋に戻る。
「お疲れ様。ツタージャ、ヨーテリー、ヒヤップ」
みんなを1人ずつ撫で回す。可愛いな。
いつもよりワンランク上のポケモンフーズを買って与える。
「美味しい?それなら良かった」
「さ、今日は夢の跡地だね」
レベル上げ兼ゆめのけむり探し。
「レイーン!」
夢の跡地に入ろうとするとベルが走ってきた。
「レインも不思議なポケモン探すの?」
「不思議なポケモン?ああ、ムンナのことね。マコモさんに頼まれてるし」
「それにしても夢を見せるってどんな仕組みなんだろう」
「全然わかんないね」
「チェレンならわかるかなー」
せっかくなので2人で夢の跡地を探索する。
「ねえねえ!」
「ベルも聞こえた?」
「うん!」
夢の跡地の廃墟、壁の向こう側から物音がする。
トレーナーかなと思ったけど何やら違う気もする。
もっと草むらをかき分けるような……。
「行ってみようよ」
「うん!」
目の前でふわふわしてるピンク色のポケモン。
「ベル!ムンナいた!」
壁の向こうにいたのはムンナだった。
少し浮いてるから草むらをかき分ける音しか聞こえなかったのか。
トレーナーなら足音がなるもんね。
「あっ待ってぇ!」
ムンナが行ってしまうから追いかける。
「ムンナ見っけ!」
「ほらほら!ゆめのけむりを出せ!」
「あなた達!何してるの⁉」
ムンナを追いかけた先に灰色頭巾が2人いてムンナを蹴っていた。
「灰色頭巾!やめなさい!」
「ムンナが可哀想だよ!」
「灰色頭巾ではない!我々はプラズマ団は愚かな人々からポケモンを解放するため日夜戦っているのだ!」
「何をしているのか?ムンナやムシャーナというポケモン……ゆめのけむりという不思議なガスを出していろんな夢を見せるそうじゃない。それを使い人々がポケモンを手放したくなる……そんな夢を見せて人の心を操るのよ」
「ゆめのけむりを出せ!」
プラズマ団はムンナを蹴る。
「ひどい!あなた達もトレーナー何でしょ?」
「そうよ!私達もポケモントレーナー!あなた達とは違う目的で戦うの」
「オレたちの勝利は勝負に勝ち力ずくでポケモンを奪うこと!」
なんなんだコイツらは……。
ポケモンを解放する?あのとき私が揺らいだのはこんな奴らのためだったの?
「ベル、私がやる」
「お前たちのポケモン。私達が救い出してやる!」
「お前らみたいな奴にポケモンを渡してやるもんかッ!」
プラズマ団の下っ端はミネズミを私はヨーテリーを出した。
「ミネズミ!「かみつく」」
「ヨーテリー、バックステップで回避。そこッ!「かみつく」!」
ミネズミの攻撃を躱してヨーテリーの技だけ確実に当てる。
ヨーテリーも調子がいい。
「レインっすごい!」
「ッ⁉こんなはずでは!」
ミネズミはあっけなく戦闘不能になる。
「子供だと侮って油断したか。まあいい次は私だ!」
もう1人のプラズマ団はチョロネコを繰り出す。
「ヨーテリー!まだまだ行けるよね!「たいあたり」!」
「「ひっかく」!」
「捕らえろ!「かみつく」!」
ヨーテリーがチョロネコにかみつきそのまま振り回す。
「「たいあたり」ではじき飛ばせ!」
「まさか2人して負けるとはな!だがゆめのけむりは入手せねばならない!」
「やめろ!」
「やめたげてよぉ!」
『お前たち何を遊んでいるのだ?』
「え⁉」
カラクサタウンで演説をしていた男、ゲーチスがどこからともなく現れた。
『我々プラズマ団は愚かな人間とポケモンを切り離すのだぞ!』
「ゲーチス様が2人⁉」
どうなってるの⁉
左右に分かれるように現れたゲーチスたちは一瞬で姿を消しプラズマ団の下っ端の前に現れる。
『その役目果たせないというのなら……』
「こ、これは……仲間を集めるとき演説で人を騙して操ろうとするときのゲーチス様じゃないわ!」
「あぁ……作戦に失敗したときそして処罰をくだされるときのゲーチス様……」
なんかすごいこと言ってるけど⁉
プラズマ団はやっぱりやばい組織だな⁉
「とにかくここは謝って許してもらいましょう!」
「あ、待て!」
こちらの声も届かずプラズマ団は行ってしまった。
「レインみて!」
「あれって……ムシャーナ?」
プラズマ団が立ち去ると物陰からムンナの進化系のムシャーナが現れた。
「もしかしてさっきのって……」
「ムシャーナが見せた夢?」
「レイン!待ちきれなくて来ちゃった!」
「マコモさん⁉」
入り口のほうからマコモさんがやってくる。
「何かあった?」
私達の様子をみて察したのか事情を聞いてくる。
ベルがこれまでの経緯を説明してくれた。
「なるほどね。ムシャーナは多分ムンナの親ね。夢を現実にする能力でムンナを助けたのね」
「マコモさんこれ」
ムンナがいたところを指差す。
そこにはピンク色のモヤが漂っていた。
「これってゆめのけむり⁉これがあればアタシの研究が完成するわ!アナタたち後でアタシの家に来てねー!」
「あの人もアララギ博士と同じタイプの人だ」
「だね……」
「レインはマコモさんの家に行ってみたら?あたしはここであのポケモンを探すんだから!」
じゃあ私はマコモさんのところに行こうかな。