ごめんなさい、バイトやら奨学金の手続きやらで忙しくてそれどころじゃなかったんです……
これはつい昨日見たウルトラマントリガーに影響されたよなのにクロスするのはティガという。続くかは知らない。
緑谷出久が小学六年生の時、ある出来事に巻き込まれる。
本来の物語の流れでは絶対出会うことのない、光の巨人と出会うことで、緑谷の物語はまた違った方向に進んでいく。
「言われたんだ……、”人は光になれる”って。僕も、”光”になれるって!」
ーーUSJーー
脳無に相対する出久は、背中に蛙吹と峰田、相澤を隠すように立っていた。
「もうこれ以上……好きにはさせないぞ…
「へえ……勇敢だなぁ、君。怖くないの?」
目にまだ闘志を宿している出久を見て、大量の手をつけた男…死柄木は拍手をしながらそう聞いた。
だが、そのセリフに表情を変えずに出久は拳の構えを解かずに警戒を続ける。
相手の方を向きながら出久は震えている蛙吹と峰田に声を掛ける。
「あす……梅雨ちゃん、峰田くん、相澤先生を連れて入り口のところへ急いで」
「なっ……何言ってんだよ緑谷!!」
「そうよ……みんなで逃げましょ「誰か一人でも敵の相手をして時間稼ぎをしないといけない。なら僕が一番適任だ」……緑谷ちゃん」
残ろうとしている出久に蛙吹と峰田は説得を試みようとするが、正論を返されてしまい出久の名前を呼んでしまった。その声に恐怖の色が混じっているのに気が付いたのだろう、出久は二人の方に振り向き笑顔を見せながら安心させるように語りかける。
「大丈夫、梅雨ちゃんたちが逃げ切ったら僕も逃げるから」
出久の笑顔に何かを感じたのだろう。蛙吹と峰田は相澤を連れてその場を離れてUSJの入り口に向かっていく。出久はそれを見て、もう一度死柄木に顔を向けた。
「結局君が残るのか。全員死ぬんだから早いか遅いかなのに」
「そんなこと、僕がさせない」
そう言って出久は拳を握るだけだった構えから右足を一歩前に出し、左手を握った状態で胸のあたりに、右手を手刀に変えて前に出した構えに変えた。するとその瞬間、出久の首に下げてあったネックレスに付いていた水晶が『金色』に輝き始め、その光は出久を包んでいく。
「いくぞ、敵!!」
「やれ、脳無」
深く深呼吸して叫びながら出久は走り出し、死柄木は脳無に指示を出す。
金色の光に包まれた出久は、自分の頭の中に情景を燃やし向かってくる脳無に拳を振るう。
これは、緑谷出久がオールマイトから受け継いだ聖火で最高のヒーローを目指す物語ではない。
これは、緑谷出久が光の巨人を目指し、「人々の光」を目指す。そんな物語だ。
さあ、物語を始めよう。
これはその一項目だ。