色々な二次創作も読んでいる内に、書きたくなったんで久々に執筆しました。
更新は不定期ですが、気長に気楽にお楽しみください。
日本ウマ娘トレーニングセンター学園。通称トレセン学園。
ここでは、日本全国から選び抜かれたウマ娘の精鋭達が、日夜欠かさず鍛錬を積む。この学園に通うウマ娘達は、一般的にはエリートと謳われる。
この学園に入学するだけでも、ウマ娘にしてみればかなりの栄誉だと捉えても差し支えは無い。
そして、トレセン学園に入学する方法は三つある。
一つ目は、スカウト。各地の地方トレーニング場から、より優れたウマ娘を学園在住のスカウトマンが彼女達をスカウトし、トレセン学園の生徒となる。
いわば、エリート中のエリートと言えよう。
二つ目は、試験入試。書類選考で選ばれたウマ娘達が、入学試験を行う。推薦入試と試験入試の二種類が有るが、ここでは割愛する。
試験を突破した合格者は、晴れてトレセン学園の生徒として制服に身を包むことが出来る。
合格率はおおむね30パーセント前後と言われている。
そして、三つ目。トライアウト試験。
俗称、選考会。
スカウトの目に留まらない。書類選考で落選。試験でも不合格。
そんなウマ娘達のラストチャンスとして、開催されるのがこのトライアウト試験である。
試験内容自体は、実技試験のみ。しかし、そのレベルは異常なほど高く、且つハードなものである。
幾度となく選考会は開催されている物の、過去に合格したウマ娘はたったの二名しかいない。
通算の合格率は、実に0.01パーセント以下と言われている。
そして、今年度もトライアウト試験が開催されるはずだったのだが……。
一人のウマ娘の眼前に突きつけられたのは、あまりにも無常とも言えるメッセージだった。
『台風接近に伴い、トライアウト試験は中止とさせていただきます。なお、今年度のトライアウト試験開催日は未定とさせていただきます。ご了承ください』
「…………中止だとぉ~!?」
そのウマ娘は、握りしめた右拳がプルプルと小刻みに震えていた。
「中止かぁ……」
「ラストチャンスだと思ってきたのに……」
「もう一回体作って、来年受けよっかな……」
「……私は、大井の方から内定は貰ってるから、そっちで頑張ってみるよ」
他のウマ娘達は落胆の声が口から零れ落ち、あきらめた様子であった。
しかし、一人だけは違っていた。
「……納得できるかぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、怒りのあまり一人だけでフーリガンと化していた。
「えっ!? 何ッ!?」
「おい!! ヤバいって!!」
「アイツを止めろー!!」
「警備員さん呼んできて!!」
「警察も!! 警察よんで!!」
たった一人の暴徒が、大立ち回りで暴れまわる。他の参加者や警備員達、十数人がかりで取り押さえる羽目になっていた。
「オレは納得してないからなぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
そんな悲しい叫びが、雨空に響き渡った。
夢も希望も立たれた、一人のウマ娘。
彼女の名は“レガシーワールド”。
後に、とてつもない大記録を打ち立てるウマ娘だと言う事は、まだ誰も知らない……。
何故レガシーワールドと言う競走馬を取り上げたかと言うと、色々な競走馬を調べている内に、かなりドラマチックなレース人生を歩んだ競走馬だったという事。
そして、アニメ二期と同世代を戦っていた競争馬だという事。
この二点は非常に大きいです。
アニメではレリックアースという名前になってました。