戦犯者たちの生き甲斐   作:サービス

20 / 31
遅くなりました


20話

 

 

「ガッギィァァァァ!!!!」

 

除草剤の原液を浴びせられ悲鳴をあげ暴れまわる感染者、浴びせられた部位は色褪せ枯れ始めている…

 

 (流石アンブレラ社製…)

 

商人達が使用している薬品の殆どはアンブレラ社製品である、(正確にはその品の権利を買い取った別の会社だが…)ウィルスやらb.o.w等と違いまともな商品であり使い始める前は最大限の警戒をしていたが、他の会社の品とは比べ物にならない程の薬効を持つ物ばかりであった。

 

そしてこの除草剤もアンブレラ社の開発した物だ、類に漏れず効果が半端ではない。

 

のたうちまわり周囲にある壁や物を破壊しながら暴れている感染者、よく見ると原液をかけられた部分が色褪せて腐食し始めている。

 

 (今なら逃げられるか…?)

 

続け様に除草剤の原液を浴びせながら商人は体を動かす、目指すは自分が落ちてきた場所だ…

 

 「ォォォォ!!!!」

 

腐食した部分を手で押さえながらも追ってくる感染者、しかし明らかに足は遅くなっている、商人は懐から拳銃を取り出し脚に向かって発砲する。

 

 「グァァァ!!!」

 

放たれた五発の弾丸が膝に被弾し身体のバランスを保てなくなり地面に倒れる感染者。

 

ジタバタともがく様子を見下ろしながら

 

 「頼むからもう起き上がらないでくれ…」

 

そう言うと商人は再び走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

しばらくして目的の場所にたどり着いた商人、しかし来たはいいもののどうやって上がればいいのか考える。

 

(近くに踏み台になりそうな物は無い持ってきた荷物の中にロープはあるが引っかかりそうな場所もない)

 

「やはりこれしか無いか…」

 

そう呟くと商人は懐からプラスチック製の防犯ブザーを取り出す

 

そして防犯ブザーについていたピンを引き抜くと天井の穴に向かって急いで投げつける…

 

すると防犯ブザーから院内に響く程の音が発せられる。

 

 

 (後はアイツらが来てくれる様祈るだけか…)

 

 

当然こんな事をすれば感染者達も集まって来てしまう、しかしだからと言って何もしなければ何れ死ぬ。

 

他に手段は無い、ダメで元々

 

商人は近くにあった薬品や資料が入っているロッカーの中身を全てぶち撒け中に隠れ大人しく救助を待つことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「クッソ!!商人のやつ一体何処に行ったんだ!?」

 

 「落ち着いて!」 

 

 「落ち着ける訳ないだろ!!」

 

商人と逸れてしまった三人は発電室の中で若干パニックに陥っていた

 

特に取り乱しているのは意外にもマニーであった

 

自分が情報を売り込みに行った為に友人である彼を危険に晒してしまっている

 

もし商人が命を落とす様な事があれば…

 

 「おい、二人共静かにしろ」

 

オーウェンが言い争う二人に静かに話しかける

 

 「何か聞こえないか?」

 

その言葉を聴き二人は耳を澄ませる、すると何処からかアラーム音が聞こえる

 

急いで扉を開けて走り出すマニー

 

アビーやオーウェンも急いで後を追う、音源を辿りながら走っていくと感染者が何体か現れたが頭に目がけて弾丸を御見舞いする

 

しばらくすると床が崩落している場所に防犯ブザーが音を立てていた、それを見つけたマニーはブザーの警報を止め穴に向かって叫ぶ

 

 「おい、商人無事か!?」

 

数十分後駆けつけた三人に寄って商人は地下から救出された…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




仕事が忙しい…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。