戦犯者たちの生き甲斐   作:サービス

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24話〜sideジャクソン〜

 

 『ということでな、近いうち元ファイヤフライの連中がそっちに行く。』

 

 「成る程な、知らせてくれて助かった。」

 

シアトルの支店長から連絡を受け取った商人は感謝の言葉を述べる。

 

危うく何がなんだかわからない状態で厄介事に巻き込まれるところだった。

 

 『一応そっちにも支店があることは話してあるから問題はないと…いや問題を起こしに行くのに問題ないと言うのはおかしいか…?』

 

 「おいしっかりしろ、思考が纏ってないぞ。」

 

なんかもうよく分からなくなって来ている、元ファイヤフライも問題だがコイツの方がヤバいかもしれない…

 

 「とにかくそいつらに関してはこっちでどうにかするから休め、肝心な時に倒れられたら今までの努力が水の泡になる。」

 

 『ああ、わかった』

 

 

 

 

通話を終えて商人はファイヤフライから買い取った資料に目を通す

 

免疫を持つ少女エリーと同行者ジョエル

 

一度目を離し再び資料を視る、やはりエリーとジョエル

 

 (見なかった事にするのは不味いか?)

 

正直なところ復讐しに来るのは良いが自分達のいないところでやってほしい…

 

何故ワザワザこっちに伝えるのか?一応シアトルの支店はwlfと協力関係だがそれを言ったらウチはジャクソンの街と共存している

 

積極的に味方する訳では無いがだからと言って今回の様にあらかじめわかっていながら報告しなかったのがバレれば今後の関係に支障がでる。

 

だがwlfの連中も蔑ろにするのは不味い…

 

どうするべきか?椅子に座りながら指で目頭を抑える、するとカランコロンと入り口のベルが鳴る

 

立ち上がり客の対応をする為受付けに向かう

 

 「ヒッヒッヒッ、ウェルカム!!新装開店!ウチの店にようこそ!!」

 

 「ああよかった!商人!エリーを知らない!?」

 

出会い頭にディーナが商人に詰め寄ってきた

 

 「嬢ちゃんならもう保護者と一緒に帰ったぞ。」

 

 「ウソ!?」

 

 「本当だ、丁度入れ違いになったな。」

 

 「…もう!エリーたら心配かけて!!」

 

その場で地団駄を踏み怒りをあらわにする、だがひとしきり騒いだ後受付けのカウンターに顔を伏せ

 

 「よかった…」

 

安堵の言葉を口にした。

 

 「とりあえずストレンジャーガール何か買ってがないか?」

 

あえて空気を読まずに商人は声をかける

 

 「ん?ああごめんなさい!そうよね!とりあえずビールとスナック貰える?後でエリーの所で愚痴ってやらなきゃ!!」

 

 「ヒッヒッヒッ、まいどあり…」

 

奥の棚から商品を出して袋に詰める、ふと商人の腕がとまる

 

 「どうしたの?」

 

 「嬢ちゃん、ちょっと質問したいんだが…」

 

ディーナに商品を渡しながら質問する

 

 「この辺りに何かヤバい奴が出るみたいな噂があったりしないか?ランナーとかじゃなくこう狼男とかビックフットとか幽霊とかそんな感じのだ。」

 

 「何で?」

 

何の脈絡も無く妙な事を聞かれ訊き返す

 

 「頼む嬢ちゃん、チョコレートを一つサービスしてやるから」

 

 「そう言われてもね〜」

 

ディーナは悩む長いこと住んではいるがそんな話は聞いた事はない、何せ本物の化け物が活歩している世の中だ、架空の怪物などもはや話題に上がらないだろう。

 

地元民だった人なら分かるかもしれないが自分はそこまで詳しくない

 

 「ちょっとわからないかな〜私もここにそんな詳しい訳じゃないから」

 

 「…そうか変なこと聞いて悪かったな、詫びにチョコ入れといたからな。」

 

 「ありがとう。」

 

商品を受け取り代金を払う

 

 「あ、でも」  「ん?」

 

ディーナが突然何かを思い出す

 

 「幽霊が出るとか聞いた訳じゃないけど出そうなくらい不気味な所なら幾つか知ってるかも」

 

 「ほう?」

 

 「例えばそうだな〜」

 

 

 

  ボールドウィンの屋敷とか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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