戦犯者たちの生き甲斐   作:サービス

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3話

 ジェシーのサムライ騒動からしばらく経ったある日の事、ジャクソンの町に商人達から連絡が来た、何でも巡回する範囲内にある建物に感染者が住み着いていたらしい、しかもただの感染者ではなく特別凶悪な個体、ブローターだ。

 

 「それは本当なのかしら?」

 

 「ヒッヒッヒッ、ああ間違いないぜmrsマリア、とんでもないデカさの感染者の影が見えたからな、ブローターでないにしてもまず厄介な奴だろう」

 

 

 商人の言葉にマリアと呼ばれた女性は言葉を失う、ブローターは感染者達の中で最も強大な個体だ、そんなものがこの町に来たらひとたまりも無い、武装した軍人が数人係でもやられる可能性があるのだ。増して自分達など...

 

「俺が行こう」

 

 座りながらその話聴いていた男が立ち上がり発言する。

 

 「トミー貴方!?」

 

 「俺は此処にいる誰よりも戦い慣れてる、ブローターと戦うのだって初めてじゃない、やってみせるさ。」

 

 トミーはニヒルな笑みを浮かべて、その場にいる全員を安心させるように話す。

 

 「それなら俺も行こう。」

 

 

 「ジョエル!?」

 

 

 ジョエルの発言にエリーが叫ぶ

 

 

 「俺だってブローターとは何度か対峙してる、俺とトミーならまず殺られることはないだろう。」

 

 「ジョエル...」

 

 トミーを心配するマリア気遣う様に自分も行くと言うジョエル

 

 

 「だったらアタシも行く!!」

 

 

 「俺も行くよジョエル、トミー少しでも戦力はいるだろう?」

 

 「わたしも役に立てると思う。」

 

 その場にいる見回り組に参加している若者3人が全員志願する。

 

 「わかった、ただし建物の中に入るのは俺たちだけだ、お前たちは外で他の見回り組と一緒に感染者が近寄らないよう見張っててくれ。」

 

 ジョエルのその言葉にエリーが反論する

 

 「なに言ってんの!?アタシも一緒に戦うよ!それに中にいるのはブローターだけとは限らないんだよ!ジェシーの言う通り戦力はあった方が良いでしょう!!」

 

 

 「だからこそだ!!狭い建物の中を大人数で入った所を襲われれば全滅する可能性がある!味方の発砲で負傷者や死者がでるかもしれない!だからこそ俺とトミーの2人組、少数精鋭で行くべきなんだ!!」

 

 「でも!!」

 

 「2人とも!落ち着いて!!」

 

 

 いい争う2人をマリアが仲裁する

 

 「今は争ってる場合じゃない、どうやって脅威に立ち向かうか考える時でしょう?それに他にも問題があるわ。」

 

 そうブローターと誰が戦うかの問題の他にも、まだ問題がある。武器の火力だ。

 

 ブローターはその身体をキノコのような菌に覆われている、その菌は鎧の役割を果たし生半可な武器では倒す事はできない。

 

 「幸い弾薬は商人達のおかげで余裕はあるけど、それでもやはり不安は残るわ。ブローターも一体だけとは限らないし。」

 

 

 室内の空気が重くなる、今ジャクソンの町にある武器の中で最も火力があるのはショットガンだ。もしブローターが一体以上いた場合倒し切れるかどうか...

 

 「ヒッヒッヒッ、すまないが俺のことを忘れてないか?さっきから会話に入れないんだが?」

 

 

 全員が商人の方を見る、そして全員が一気に顔を明るくさせた

 

 「そうだ!商人!何かいい武器はない!?奴らを一掃できるような強力な奴!」

 

 「ああ、あるぜ大量にな。」

 

 「ならそれを...「だがな。」えっ...。」

 

 商人の一言にエリーが言葉をとめる

 

 「それなりの金は取るぜ、俺も商人だからな、無料って訳にはいかない、奴等を一掃できる武器となると弾込みで一丁50万って所だな。」

 

 その言葉にエリー達は再び顔色を暗くし俯く。

 

 見回り組が1度の見回りでランナーなど感染者達の一部を持って行ってだいたい200程、そこから食料や弾薬などの支払いなどを差し引くと手元に残るのは1割以下、しかも毎回感染者に遭遇するわけではないのだ、当然儲けもない時もある。

 

 そんな彼らの顔を見て商人は再び口を開いた

 

 「ヒッヒッヒッ、そんな顔をするな、要はブローターを始末出来れば良いんだろう。だったらこんな武器なんかよりももっと安くて、適した物があるだろう。」

 

 「えっ!!」

 

 その言葉エリーは顔を上げる

 

 

 「まぁ、待ってろ元々その商品を売りに来たんだからな俺は。」

 

 

 

 

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