離れて近づいて ~infinite world~ 作:月島柊
もう1時だった。25時。明日は早起きして仕事済ませないとなぁ。4時起きかな。じゃあもうオールすっか。
ということで、俺は徹夜することにした。今寝て、4時に起きれる気がしない。
「テレビも面白くないしなぁ。infinite worldにいた方がよかったか」
俺は再び戻った。もちろんだが、もうほとんど人はいない。
俺はレベル8になり、体力も戻った。そして、不思議な剣を手に入れた。「infinite sword」だった。ゲーム名にちなんだ名前だろう。
「攻撃力+1350!?」
今より500多い。かつ、これと似たようなもので、グリヒスソードもあり、これだってinfinite swordと同等で、攻撃力は+1400。
「なるほど、二刀流始めるか」
俺は二刀流を始めた。二刀流はバフとして、俊敏力+5%、攻撃力+10%が付与される。
「俺だって、やってやるさ」
戦力は4561。もう結構強くなったな。
「攻略組……」
戦力などは聞いていない。ただ、ゲームの趣旨に合わない行動は明らかに違反行為。うろ覚えであるが、利用規約にも、「ゲーム内の普段行わない行動、及び、通路でない場所を使いダンジョンを攻略することは違反行為と見なす」など書かれていた気がする。これが明るみに出れば、攻略組はゲーム内追放となるだろう。
ここは、俺が進めよう。その前に、組織が必要となる。というわけで。
午前3時、攻略組追放賛成組織を作ることにした。名前はそのままだとまずいため、攻略賛成組織と変え、いかにも賛成するような名前にした。
もちろん、攻略組には非公開。内容は、攻略組の違反行為を根拠を出し、追放する。というもの。
午前4時から俺は仕事をやり、午前7時半に戻った。すると、参加希望人数は5人。合計人数は最低7人を目標にしてたため、簡単だった。あとはパーティーの人たちを入れれば、8人になる。
「あなたが攻略賛成組織を立ち上げた方ですか」
後ろに男の人がいた。
「あぁ。そうだ」
「ありがとうございます!」
男の人は俺の手を握り、上下に激しく揺さぶった。
「俺の仲間が、攻略組によって監禁されたんだ。それで、どうにかして攻略組を追放したいと思っていたんだ!いやぁ、本当にありがとう!」
「あ、あぁ。よろしくな、俺はSou」
「俺はHill。これからよろしくな」
よかった。仲間がいてくれて。
攻略賛成組織は、合計9人になった。パーティーメンバーとあの武具店の人。健二は武器店が忙しいらしい。
「みんな、ありがとう。この組織は先頭は少ないが、根拠を求める。根拠を元に、攻略組を追放するのが目的だ」
「1つ質問いいか」
「いいぞ」
俺は質問を許可した。
「今、俺たちは攻略組の情報を知らない。今は何層まで行っているんだ」
「2日前の情報だと、35階層だ」
周りがざわつく。35階層はゲーム開始日からでも無理だ。というか、1日に2階層も進めないことが多い。これも、外壁を登っているためだ。
「今新しい情報入ったよ!」
美波が言った。
「今の時点で、42階層のボスを倒したって情報が入った」
「2日で7階層分も登ったのか!?」
あり得なかった。1日で3階層ほど登ってるということだ。
「外壁の凹凸を利用したって」
「そうか。じゃあ、利用規約取ってこようか」
俺は利用規約の書類を取り行き、すぐに戻った。
「第15条、ダンジョンの外壁を使用する行為は禁止する。また、ダンジョンのボスをカットすることも禁止とする。目撃、証拠がある場合は追放する」
簡単に言ったらこんなことで、書いてあったのは
「第15条 攻略施設の外壁を使用、及び攻略施設における強敵モンスターについて、討伐完了する前に次の階へ向かうことは禁止する。発見、筋のある根拠が示された場合、該当プレイヤーを追放する」
ということだった。
「今回の場合、まだニュースで示されただけだ。だったら、俺たちが実際にダンジョン周辺の森林に隠れて偵察する」
まわりは賛成してくれた。
「もちろん!追放しましょ」
みんな恨みがあるんだろう。