プロローグ自体はあと何話かで終わる予定です
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
もうなにがきても驚かないだろうと思っていたさっきまでの俺を殴りたい
いや、え?牙狼と一緒に戦うんじゃなくて俺が牙狼になるの?
「貴方の記憶はそのままに融合世界に行ってもらいます!貴方の世界で言ったら転生系のアニメキャラみたいな感じですね!」
「いやいやいやいや、待ってくださいよ女神様」
この女神様は、
自分が何を言っているのかをこちらに整理させる隙を与えちゃくれない。
いや、そもそも牙狼を纏うっておかしいだろ。
俺は冴島の家系でもなんでも無いんですが??
「女神様、俺は牙狼の世界の人間じゃないので牙狼は纏えないですし、そもそも俺に戦う能力なんてありませんよ!」
「だからこそ我々の力があるんじゃないですか!私が貴方に牙狼を纏うための力を授けますとも!」
「えぇ...」
もう何も言い出せない、牙狼を纏うためにはそもそも試練だったり色々あるんじゃないんだっけ...?
それをせずに、いきなり牙狼を纏うって言うのはいささかズルなんじゃないのか...?
「それに貴方には私の加護も授けちゃいます!ホラーになんて簡単にはやられはしないですよ!」
「......」
「あ、あれぇ?私の加護じゃダメ...ですかね?」
俺は守りし者になる
その決断は、今も揺るがすつもりはない
だが、今のまま牙狼を纏えばどうなる?
この鎧は人の想いが受け継がれている鎧のはず、そんな鎧を簡単に纏う事が許されるのか?
いや、違う
俺は強くなる
強くなって、人々を守るための騎士
黄金騎士 牙狼になるんだ。
「...女神様!!」
「ひゃい!?な、なんでしょうか!?」
「俺は牙狼になります、ですが直接力を受け取るのはお断りさせていただきます。」
「...へ?」
「俺には戦う能力がありません。その状態でホラーと戦っても女神様の力に甘えてしまう事になります。」
「た、確かにそうかもしれないですが...」
「だから、僕に時間をくれませんか?」
「時間、ですか?」
「はい、僕に戦う術を教えてほしいんです。」
「女神様じゃなくても構いません、これまで牙狼を纏ってきた英霊の方や戦いに慣れた方でもいいんです。」
「僕に牙狼の全てを使いこなす力をつけさせてください!お願いします...」
「鋼太郎さん...」
断られるのだろうか...
これはある意味俺の我儘に過ぎない
こんな俺の我儘に時間を使ってもらう必要もないんだ
「...それは貴方なりの覚悟と受け取ってよろしいですか...?」
「...はい」
「...しょうがないですねぇ〜」
「え?」
「さっき、世界に干渉出来ないと言いましたが...完全に出来ない訳ではないんですよ」
「...それは一体?」
「融合された世界の時間を止めます」
「時間を...ですか?」
「ええ、これは本来我々天界の物が各世界に一度だけ許される干渉です。」
「本来なら、時間干渉をして今起きてる事象を強制的に取り除くために使う力です。」
「ですが...貴方のその決意に頼んだ我々が答えない訳にはいかないじゃないですか。」
「女神様...」
「本来なら...転生してもらう方にはここまで干渉はしないんですからね?」
「なら...どうして?」
「これは、貴方という人の生き方に惚れた一人の女の...ちょっとしたサービスです♪」
「っ!?」
どうやら俺には、相当頼りになるご加護がついたらしい。
「あ、そうだ!貴方にはお渡しする物があるんでした!」
「...俺にですか?」
「そうなんです!ある意味あちらの世界では必須な物ですよ!」
「...それは?」
「ヨォ!人間、俺様の名はザルバ まぁ黄金騎士を知ってるなら俺様の事も知ってるよな?」
驚かないって言ったフラグはこうも簡単に折られてしまうみたいです。
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