(自分パート)
Fate/OURSTOЯY
第3話
輝ける星の聖剣
光剣セイバーとキャスター、ジル・ド・レェとの戦いはアルトリアとアイリの邂逅の翌日のことだった。
その戦いの一方、アルトリアは士郎に令呪によって呼び出されていたがライダー……メデューサは一時撤退した。
そんなライダーを追っていると、アルトリアはビルにメデューサの姿を見る。
アルトリア:(どうやって飛んでいる……?)
武剣の記憶が残っていれば少しぶるってしまうビルの跳躍だが記憶を消していたため特に恐怖感は覚えなかった。
断っておくが別に彼がヘタレなわけではない。
アワーストーリーでStayNightのアルトリアに成りきる際の最大のアトラクションといわれているのは……実のところこの跳躍シーンなのだ。
戦闘に関してはアルトリアの能力を持ってるのと痛覚緩和の技術のおかげであまり恐怖感は持たずに行えるのだが、
足を踏み外したら不味いとまで思えるこのビルの跳躍に関してはアルトリアの能力のみで行わなければならない。
要はプレイヤーの恐怖感があるのだ。
などといっていると、ライダー……メデューサが宝具を解放する。
ライダー(メデューサ):騎英の手綱(ベルレフォーン)!
アルトリア:確かにな。ここなら他を巻き込む憂いはない!約束されし勝利の剣(エクスカリバー)!
光輝く聖剣はペガサスごとメデューサを貫く。
しかし魔力の充分な供給がない状態で宝具を発動したアルトリアもまた、魔力切れによって気絶するのだった。
一方、光剣セイバーとディルムッドの戦いも佳境を迎えていた。
ランサー(ディルムッド):この槍は折る。全力で果たし合おう、未来の英雄よ!
光剣セイバー:未来、か……
光剣セイバー……アワーストーリーにおいて開発者が遊び心で入れた『まだ見ぬセイバー』である。
いわく『ゲームのキャラクターが英霊として召喚された』。
いわく『聖杯への願いによって選ばれた』。
開発者の目に偶々留まったのか、それともやがて彼の物語が『公式』となるのか。
それは分からないが、相応の戦闘能力を光剣セイバーが持っているのは確かなのだ。
続く
(友人パート)
Fate/OURSTOЯY
第4話
重なりあう聖杯
ランサー(ディルムッド):ち、マスターに呼ばれたか。離脱する。
光剣セイバー:ランサーのマスターはかなり慎重なようですね。
アイリスフィール:(ケイネス…。切嗣にとって魔術師を倒すのは造作でないにしても…彼にたいしての手段は…)
ケイネス:ふははは。この階全体を魔術で武装してある。さぁ、どこからでも来るがいい。うす汚いマスターめ。
カチッ、ドゥーーーン!!
ケイネス:この月霊髄液の前には貴様のそんな弾など無意味!!
パキューン!
ケイネスは衛宮切嗣にたいして、普通の魔術師と思っていたことが失策だった。彼は光剣セイバーのマスターであり、そしてアイリスフィールを立てて裏でマスターを始末する役目を持っていたのだ。
起源弾…接合と分離を司るこの弾は魔術回路をしっちゃかめっちゃかに繋ぎなおす機能があり、魔術使用者にたいして絶大な力を発揮する。
魔術師殺しの名を持つ衛宮切嗣の代名詞であった。
そして、時は代わり…。
ケイネス:くっ、セルフギアススクロール…私はランサーを犠牲にしたらソラウと共に生き延びれる…。衛宮切嗣とアイリスフィール、そしてそのサーヴァントには私は殺せなくなるのだ。
ランサー:マスター、何を??
ケイネス:令呪を持って命じる。自害せよ、ランサー。
ザシュッ!!
光剣セイバー:っ!!
衛宮切嗣:契約は成立した。
ケイネス:これで私は生き延びることが…
その時スナイパーライフルがケイネス、ソラウの頭を貫く。
切嗣のギアススクロールには抜けがあった。確かに切嗣、光剣セイバー、アイリスフィールにはケイネスとソラウは殺せない。契約は嘘ではないのだ。
しかし、この場にいない久宇舞弥による射殺は許可されていることをケイネスが知ることはなかったのだ。
アイリスフィール:(これも私たちの…悲願の為…。)
光剣セイバー:こんな倒し方…正義でもなんでもありません!
綴原季子:(これも行き過ぎた正義…。切嗣は出来る限り最善を求めてしまった挙げ句この手段をとれてしまう…。それだけ彼にとってアイリスフィール…恐らくイリヤも…大切なのね)
衛宮切嗣:君は何も理解してない。倫理を考えていては生き残れない。
アイリスフィール:そう、これが聖杯戦争…。光剣セイバー、あなたも正義のためと言うなら、割りきる必要があるわ。
光剣セイバー:これを見逃せと言うのですか…。
アイリスフィール:…最終的に私達が勝てばいい。そうでしょ?切嗣。
衛宮切嗣:そうだね、アイリ。だけど甘さは命取りになる。
アイリスフィール:ふふ、なら切嗣、最悪の話をするわ。聖杯戦争のマスターに未来のイリヤが選ばれているわ。
衛宮切嗣:イリヤがっ!?それに未来とはなんだ?
アイリスフィール:この聖杯戦争はどうやら過去未来別世界の聖杯と繋がっているようね。
衛宮切嗣:聖杯はひとつではないのか…。だけどアイリ、未来と言うのなら僕の選択に間違いはない。そうだろう??
綴原季子:(間違ってたとしても、それは切嗣が苦しいだけ。彼の選択はひとつの成功の元に生まれたものだから。)
アイリスフィール:えぇ、そうよ。未来のイリヤがいたとしてもそれは私達の選択の先にあるわ。
光剣セイバー:別の可能性…まさか、僕、いえ私の可能性…?
アイリスフィール:どうしたの?光剣セイバー。
光剣セイバー:いいえ、なんでも…
。
衛宮切嗣:アイリ、イリヤの話は誰から聞いた?
アイリスフィール:サーヴァントよ。青い鎧を着た女性の騎士…セイバーね。
衛宮切嗣:そいつに会う必要があるかもしれないな。
アイリスフィール:行くのなら、運転するわ。
衛宮切嗣:分かった。
※普通別行動取るけど、切嗣にも人が宿ってることにしました。
光剣セイバー:まさか私も…???
アイリスフィール:さぁ、飛ばしていくわよ!!
綴原季子:(っ!嫌な予感…!!)
アイリスフィールはメルセデスベンツを呼んだ。
そして、フルスロットルで冬木市を走り回る。
ブィィィンン!!
衛宮切嗣:ぐ、アイリ、これは車なのか??
アイリスフィール:切嗣、聞こえないわ?
衛宮切嗣:こ、こんな派手な運転をしては…!
アイリスフィール:曲がるわ。気をつけて!
キィィーーーー!
光剣セイバー:時速120キロメートル…ここは公道では?
綴原季子:(運転…怖い……。)
衛宮邸付近
※一応衛宮士郎の家ってことにしておきます。
アイリスフィール:着いたわ。ここらへんね。
衛宮切嗣:……ここにいると言うのか?そのセイバーとマスターが。
続く