(自分パート)
Fate/OURSTOЯY
第7話
結末へ向かうもの
アルトリア:でも可笑しい点が一つある。ギルガメッシュは倒されたという情報が凜から入っている。
アイリスフィール:ギルガメッシュは恐らく二人居るのよ。これはあくまでゲーム、『管理者』はプレイヤーが倒せる存在でなければならないからギルガメッシュは二人も要らない。*1
アルトリア:それはいい。問題はヘラクレスだ。
遠坂凜:それなら私に考えがあるわ。
土蔵
アルトリア:どうすればいい?
衞宮士郎:キスで魔力のパスが繋げられるらしい。
アルトリア:(何故だ?士郎とのキスには抵抗感を感じる……私は士郎のことを想っているのにか?)*2
衞宮士郎:行くぞ……
アルトリアの視界が暗転する。
アルトリア:愛してます、シロウ。
プレイヤーが男性であるため、俯瞰した視点でアルトリアは自分と士郎のキスを見ていた。
翌日
イリヤ:どんな話をしていたかしらないけど!
遠坂凜:取った!
イリヤ:へえ、ヘラクレスを一回殺すなんて。ヘラクレスは12回殺さないといけないから、今は後7回ってところかな。
遠坂凜:だったら!
イリヤ:残念だけど同じ攻撃は通じないんだ。
アルトリア:それならば……
衞宮士郎:いや、エクスカリバーは使うな!
アルトリア:令呪を?何か考えがあるのですか、シロウ。
衞宮士郎:行くぞ、勝利すべき黄金の剣(カリバーン)!
イリヤ:そ、そんな!?
一時間後
アイリスフィール:というわけね。
光剣セイバー:ヘラクレスも倒れた……となればそろそろ物語も佳境のはずです。
続く
(友人パート)
Fate/OURSTOЯY
第8話
結末の杯
アイリスフィール:うっ、そろそろこの身体と…お別れのようね…。聖杯の顕現が近づくことで、私のプレイヤー、私の言動はアイリスフィールから乖離してしまう。
衛宮切嗣:アイリ…。分かっている。君がこうなるのは分かっていた。
終わらせてくるよ。この聖杯戦争を、そしてこの世界を救う。
ついてこい光剣セイバー。お前の理想も僕の歩む先にある。
光剣セイバー:…分かったよ。少しだけマスターの事を理解できた気はする。
綴原季子:(切嗣もプレイヤーであるとはいえ、器用な人ではない。損得勘定しかしそうにない切嗣でもアイリスフィールに対してはいい顔を見せようとしたのね。彼女にとって切嗣の側にいれたことは幸せなのは理解したわ)
アルトリア:…聖杯が権限するのですね。
衛宮切嗣:そこの青い鎧のセイバー。横取りはさせない。士郎、例え君のサーヴァントであってもだ。
衛宮士郎:…横取りはダメでも。…親父は聖杯に辿り着いて火災がおきたんだろ?今回はなにか考えがあるのか?
衛宮切嗣:なに???
アイリスフィール?:ふふふ、なにもないわよ、士郎。誰が願おうと、私が権限した時点で冬木は災害に襲われるの。
アルトリア:アイリスフィール?いえ、殻だけ…中に宿るのは聖杯ですか!
衛宮切嗣:聖杯…。何を言ってるんだ?僕の願いは誰かを傷つける事なんかじゃない。世界から悲しみを取り除く…
聖杯アイリ:貴方なら分かる筈よ。悲しみを取り除く一番の方法が。
光剣セイバー:まさかっ……。
聖杯アイリ:そう、自分にとって悲しみがなくなる最善まで、人を減らし続ければいいの。
※聖杯はグレているので、出来る限りブラックに解決しようとします。なので聖杯で切嗣の願いを叶えようとすると切嗣がやって来たような選別が始まるのです。
作者の解釈だけど原作再現。
衛宮切嗣:違うっ!そんな、そんな事が…悲しみを減らすことに、幸せになるものかっ!
光剣セイバー:聖杯ともあろうものがそんなことをするなんて…。
アルトリア:今肝心な事を思い出した。聖杯は汚染されているのでした。どういう理由かは知りませんが。
衛宮切嗣:なぜ、サーヴァントであるお前が知っている?いや…プレイヤーなら分かるのか?
アルトリア:中途半端に記憶が甦っているようですね。私がどんな人間だったか…私の行動でいまこの場が変わるとは思いませんが。
聖杯アイリ:よく知ってるわね。そう、恨むならそれは聖杯に泥を塗った存在を恨むべきなのよ。聖杯にこの世の全ての悪が詰められているんだから。
アルトリア:くっ、この世界が偽りであり、貴方が台本通りの存在であろうと…これは許すわけには…。
光剣セイバー:聖杯の黒の部分だけ仕留める。そんなことは出来ませんか?マスター?
衛宮切嗣:現実的ではないだろう。悪いが…これもケジメだ。あの聖杯は破壊する。いいな、光剣セイバー。
光剣セイバー:僕やマスターの願いではあの聖杯は鎮められない。でもアイリスフィールは??
衛宮切嗣:…彼女の分も俺は生きるだけだ。済まないアイリ。
チャキ、
聖杯アイリ:私を認めず抗うと言うのね。
衛宮切嗣:お前はアイリを器とした聖杯。サーヴァントでないならば…!
チュチュチュチュン!!
聖杯アイリ:ほんと、酷いことをするわね。
光剣セイバー:ソリッドアーツ!マスター、仕掛けます!
衛宮切嗣:頼んだ。
聖杯アイリ:サーヴァント…貴方も聖杯を目当てにしてたはずよ。
光剣セイバー:…私は闇に飲まれる存在を欲してた訳ではありませんから。
聖杯アイリ:そう。なら貴方達を終わらせてあげるわ。聖杯の泥は人類を蝕む毒となる。
光剣セイバー:…本物のセイバーさん。頼みがあります。貴方はここから逃げれる筈!貴方の為したいことを全力でやってください!
アルトリア:私のしたいこと…??
聖杯アイリ:したいことなどさせない、貴方達はこの世界で何も掴めないまま終わるのよ。
衛宮切嗣:くっ、やはり叶わないのか?泥の前に銃弾が…。
「いいえ、切嗣。貴方のもがきこそがこの世界の一番の原動力よ。」
衛宮切嗣:アイリ!?…そうだね。君が信じているのなら、僕は…。
済まないね。士郎、僕なりに正義の味方を示すとしよう。
光剣セイバー:私も協力します。
衛宮切嗣:あぁ、セイバー、令呪を持って命じる。「宝具で聖杯を沈黙させよ!!」
光剣セイバー:分かりました!ディバインパニッシャー!!そして、全力を叩き込みます!ヘブンアンドヘル、オーバー--
聖杯アイリ:っっ!!?
光剣セイバー:ドライブ!!
バゴーン!!
衛宮切嗣:はぁ、はぁ、これで終わったのか…。
光剣セイバー:終わったのでしょうね。マスター、貴方を卑怯者と呼んでしまったことは詫びてもよろしいでしょうか?
衛宮切嗣:構わないさ。僕はね、どうやら急ぎすぎていたようだ。それに手は汚れているだろうからね。
聖杯アイリ:よく、やってくれたわね。だけどそのサーヴァントだけが最後に私を繋ぎ止めたわ。
衛宮切嗣:なんだとっ!?
聖杯アイリ:聖杯に認められたことでそのサーヴァントは力を持つ。つまり、元から聖杯を破壊する力が足りないのよ。そうね、貴方達には少し狂わされたけれど…。
貴方達は飲み込んであげれるわ。
衛宮切嗣:…カードは出しきったか。済まないアイリ。だけど光剣セイバー…きっと後はアルトリアがやってくれるのだろう??
光剣セイバー:そう、信じたいものですね。
ズブブブブ……。
続く