ストライク・ザ・ブラッド 全てを統べる闇の吸血鬼 作:SOLUNA
そして、お久しぶりです。これから少しずつ投稿を再開していきたいと思います。
待望のプロローグ パート2です。
では、どうぞ!!
公園において宥和政策反対派のピーコックファンガイアを討伐した雷牙だったが、現在考え中だった。
「えーっと、マジでどうする?キバット2世?」
「私に振るな、馬鹿者。自分で考えろ」
「てなるよね…さて、どうするか。自分の家に連れ帰るのもいけないし、ここは手っ取り早く警察にでも相談するか」
雷牙がそんなことを考えていると、雷牙の後ろから
「テメエ!!一体何してやがる!?」
と怒って何故か男が殴り掛かって来る。見た目からして雷牙と歳は変わらないであろう青年だった。
「なっ?!ちょっと待って、いきなり何?」
雷牙も気づき、パンチを紙一重で躱した。
「ちょっとまて、あんた誰?!」
青年のパンチを腕をクロスして防いだが、それに懲りず男がまだ殴りかかってきた。
流石の雷牙もこのしつこさに頭にカチンときたので、
「人の話を聞かんか!!ボケ!」
パカーン!!
どこからともなく取り出したハリセンで男の頭を思い切りぶっ叩いた。
「へぶっ!!」
ハリセンが脳天を直撃し、男は見事にひれ伏した。
「まったくしつこいったらありゃしない。…って、あれ?おい大丈夫?」
雷牙がよく見てみると、男は雷牙のハリセンで見事に伸びていた。
「馬鹿者が、強く叩きすぎだ」
「おーい!大丈夫かー?おーい!」
声を掛けながら男の頬をペチペチと叩きながら起こそうとするが、男は一向に起きる気配を見せなかった。
「おいおい冗談だろ?本当に気絶してやがる。どうする?キバット2世?」
「馬鹿者!だがら俺に聞くな。お前で何とかしろ。」
「いや、何とかしろって言われてもな…」
結局雷牙はマシンキバーに急遽サイドカーを出現・増設して、男と少女をサイドカーに乗せて公園を出ることになった。
雷牙は公園を出る前に所持品などを確認して、二人の身元や住所を確認した。二人の身分証明書などに書かれていた二人の住所の近くまで運んだところで二人が目を覚ました。
それから、俺の説明と襲われていた少女の証言により誤解は解けることとなった。男の方は雷牙のハリセンのダメージが残っていたのか少しフラフラだった。
雷牙は自分に襲いかかってきた男「暁古城」がファンガイアに襲われていた少女「暁凪沙」の兄だったことを再確認した。スーパーに寄ってくるといって暁凪沙が帰ってこないのを心配して捜してたら公園で寝ていた凪沙を発見し傍にいた雷牙を襲った奴と勘違いしていたようだった。襲ってきた怪物については自分がダークキバとして処分したということを言うのは不味かったので、少女の方には自分が何とか追っ払ったと誤魔化すことにしたのだった。
公園での一件を終えて、自宅に帰宅すると玄関に一台のバイクが止まっていたのに雷牙は気づいた。そのバイクが自分の父のものであることに気づくのは時間は掛からなかった。家に入りリビングに行くと父である登太牙がコーヒーを飲んでいた。
「おお雷牙。おかえり」
「ただいま。父さん。仕事の調子はどうだい?」
「まあ、悪くはないかな。また人間とファンガイアとの共同プロジェクトが立ち上がってな。忙しくなるのはこれからだ」
「そうか。母さんは?やっぱり海外の音楽活動は大変かな?」
「まあ、そうだろうな。メールで『結構スケジュールがパンクになるかも!!』って嘆いてたから」
「ハハッ。でもいいんじゃないかな。好きなだけ音楽といれるんだから。やり過ぎには注意して欲しいけど、たまには帰ってきて欲しいな」
「確かにね」
「そうだ、父さん。さっきメールで伝えてきた用件ってどんな用件なの?」
「ああ、それなんだが…雷牙、明後日から私立彩海学園に編入してもらうことになったからそのことを伝えにきたんだ。」
「あっ、なるほど。そう言うことね……
って、はああああああああああ?!」
雷牙は家全体が震えるほどの驚愕の声を上げた。
「うるさいぞ、雷牙。近所迷惑だろう?まあ、ほとんどここ近辺は家はないがな」
「ちょっと待て、父さん。私立彩海学園って中高一貫校だよ。途中編入とか問題ないのか、父さん?」
「お前だったら特段問題ないだろう。嶋や黒沢の教育で勉学もスポーツもかなり腕は立っているだろう」
太牙は笑って雷牙にそう告げた。
「分かった、父さん。学校へ編入する事は分かった。でも、急すぎない?明後日からでしょ?」
「すまんな。プロジェクトに頭が行きすぎて、すっかり頭から抜け落ちていてな。そして、今日思い出したんだ。」
「ふざけんなーーーー!」
雷牙の叫び声がまたしても夜の雷牙の自宅で響いた。
そして場面は変わって、明後日の彩海学園高等部1年B組教室。
その1年B組の教室は
朝のSHRの時間になり、担任の南宮 那月が教室に入ってきた。
「諸君、ご機嫌よう。見たところ全員元気そうだな。ではSHRに入る前に転校生を紹介するぞ。」
「ちなみに男子が聞きたそうだからあらかじめ性別を言っておくが、可愛い子だったら良かったと思うが、残念ながら男だ。」
『『『『『まあ、そうですよねー…現実はそう甘くない。』』』』』
男子はなんとなく予想していたため、落胆はしたものの大きくショックを受けた様子はなかった。
一方の女子は、どんな男子の転校生なのか少しばかり期待をしていた。
「さて、では入ってこい」
そうして扉から入ってきたのは、黒髪で緑色の瞳を持った男子だった。
「あ・・・!」
その人物を見たとき、古城は立ち上がった。
「暁古城、また会ったね」
そう雷牙は笑って言った。
「まさか、転入生がお前だったとはな…」
「予想外だった?」
雷牙は自己紹介の後、教室のやや後ろの方面の座席に座ることになった。そして一限目の授業が終わった後、すぐに古城から雷牙に話しかけてきた。
「そりゃあ、そうだろ。お前が転入してくるって予想出来たら俺は預言者かなんかだって話になるよ」
「ハハッ、面白いかも。そういえば凪沙ちゃんは元気?」
「ああ、元気だよ。いつも通りって感じ」
そんな古城と雷牙の当たり障りのないやり取りをしていると、ヘッドホンを首からかけた茶髪の男子と校則ギリギリの金髪と崩した制服を着ている女子が悠たちに話しかける。
「古城、お前随分と雷牙と仲良くしてんなぁ」
「あんたが転入生とそんな当たり触りのない会話してるの珍しいからね」
「ああ、まあな…」
二人は古城に話していく中、雷牙の方が二人に話しかけた。
「あれ?確かそっちの女の子の方は藍羽 浅葱さんだったよね?」
「ええ、そうよ」
「そして、そっちの男子の方が、矢瀬…何だっけ?」
「基樹だよ!矢瀬 基樹!そこの古城とはダチの関係なんだ。」
「じゃあ改めて、アタシは藍羽 浅葱。同じくそこの古城の連れよ。にしても古城あんたホントいつ雷牙と仲良くなったのよ。転校してきてすぐに雷牙に話しかけた時はすごく驚いたわよ。」
「ああ、それはな…」
古城が説明しようとすると、
「端的に言うと、ちょっと凪沙ちゃん絡みで誤解を受けちゃってね、暁が殴りかかって来たんだけど、ちょっとしつこかったからハリセンで思いっきりパカーンって古城の頭をひっぱたいたら、古城がばたんきゅうしたって所かな」
「ははは、なんだそりゃ、詳しく聞かせてくれ」
「あたしもちょっとアタシも聞きたい」
「だったら、実演してあげてもいいよ」
「え?ちょっと待て、雷牙お前嘘だろ?!」
どこからともなくハリセンを取り出した雷牙は、ニコニコ満面の笑みを浮かべながら、古城の頭上にめがけて思いっきりハリセンを振りぬいた。
パカーン!!
「イッターーーーー!!」
その音の後には、足踏みしながら頭を抱えてものすごく痛がっている古城の姿があった。
「「なんだ今の音?すっげーいい音だった」」
「「古城君があんな感じでハリセンで叩かれることってある?」」
そんな形で雷牙の転校初日が過ぎていったのだった…
今回はここまでです。
次回から本編に入っていく予定です。
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