ストライク・ザ・ブラッド 全てを統べる闇の吸血鬼   作:SOLUNA

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読者の皆さん、大変お久しぶりです。就職活動に追い回され全く投稿と執筆ができませんでした。
これから少しずつまた投稿していくつもりです。
みなさん本当に大変お待たせいたしました。半年を過ぎて8ヶ月ぶりの投稿になります。
「ストライク・ザ・ブラッド 全てを統べる闇の吸血鬼」の第一話投稿です。
かなり原作とは展開が異なっています。
では、どうぞ。


第一話

数日が経ち雷牙も彩海学園にあらかた慣れ、今日もファンガイアという名の吸血鬼と人間のハーフである彼の朝のルーティーンが始まるのだった。

 

「ふああ…ねーむ。よっこいしょっと…」

 

ベッドから起き出すと、一階に降りると使用人の数名が雷牙を待っていた。

 

「雷牙様、おはようございます」

 

「おはよう。あれ?もしかして朝ごはんはもう作ってある感じかな?」

 

「はい」

 

「自分で作るから、わざわざ作らなくても良かったのに」

 

「いえいえ、バイオリンの作業に早く行きたい雷牙様の手を煩わせるわけにもいきません。それに雷牙様の体調を崩させるわけにもいかないので。」

 

「ふふ。バレバレだった?」

 

「はい。今日は魚類と緑黄色野菜を主に使った朝食になっています」

 

「わかった。着替えが終わったら朝食にしよう」

 

そう答えて、3分後着替え終わった雷牙はダイニングルームにて使用人たちが作った料理を食べて、バイオリンの作業室に入るのだった。

 

 

 


 

《♬〜》《♫〜》《♬〜》

 

「うーん。やっぱり合ってないな、表板の方は慎重に削り出しをしたはずだったんだがな…」

 

雷牙は作業室にて制作を終えたバイオリンの調律を行っていた。

 

バイオリンの修理と制作において雷牙は特に表板を大切にしていた。表板には一般的にはスプルース材が使用され、軽いのに強度が高く、程良い柔らかさを持っているため、音色に一番大切な振動板となる。外観は細くて平行にまっすぐ通った木目が良質とされており、木目の間隔が狭く綺麗なものが音色に影響する。表板は、均一な振動させるため左右対象の二枚板を張り合わせて作られ、同時に表板には振動がスムーズに伝わりよく響くように「f字孔」という左右対称の穴があけられている。

 

バイオリンの表板の削り出しは通常は中央付近で厚く、周辺に向かって薄くなっていき、縁でまた急激に厚くなるように削らなければならないが、今回雷牙が加工したスプルース材は、中央付近を少し薄く削り出しをしてしまったせいでやや音が弱くなり迫力が落ちていたのだった。

 

「渡叔父さんが作ってくれたクリムゾン・スカイの様なバイオリンを作るにはまだまだ修練が必要かな」

 

そう雷牙が呟いた直後だった。コンコンと作業室のドアをノックする音が聞こえた。

 

「雷牙様。入ります」

 

そういって使用人の一人が作業室に入ってきた。

 

「どうしたの?」

 

「真さんからお届け物です」

 

そう言うと使用人は一つの封筒を雷牙に手渡した。

 

「真さんから?()の方で何かあったのかな?」

 

そう言うと雷牙は封筒を開けた。中には数枚の書類と写真が入っていた。

 

「・・・っ!これは・・・!」

 

「雷牙様。一体何が書かれているのですか?」

 

「遂に動き出したか、獅子王機関?少し面倒くさいことになるかもね」

 

 

 

 

 

 

 

その書類には「獅子王機関による第四真祖・暁古城の監視について」と書かれていた。

 

 


 

そして、数日後。

 

絃神島魔族特区の道路を一台のバイクが走っていた。そのバイクには雷牙と友人の暁古城が乗っていた。授業が終わった後、遊びの待ち合わせのためにファミレスに向かっていた。

 

「雷牙、お前バイク持ってんのやっぱ羨ましいな。免許っていつ撮ったんだ?」

 

「そうか?免許の方は早い段階でとったよ」

 

雷牙と古城はそんなことを言いながらファミレスに到着し、席を見渡す。どうやら少し早く着いたようだったので、席を確保して数分待っていると、

 

「あっ。古城!遅くなった!」

 

「雷牙もいるじゃん」

 

そう雷牙と古城に声をかけてきたのは藍羽浅葱と矢瀬基樹だ。

 

「なんか珍しいな。古城が俺たちを待っているなんて…」

 

「まあ、それは隣にいる雷牙の影響が大きいと考えるんだけどね…」

 

「なるほど。確かに雷牙だったらいつも10分以上前に待ち合わせ場所にいるような性格だもんな。でも何で雷牙が一緒に居るんだ?」

 

そう基樹が雷牙を見て聞くと、それに古城が答えた。

 

「雷牙が俺の勉強を手伝ってくれるって言うからさ。それに幾つかの教科のレポートも見せてくれるって言うからさ。雷牙滅茶苦茶頭良いし」

 

「まあ彩海学園全体でほぼトップだもんな。そりゃ古城が手を借りたくなるわけか…」

 

「ていうか、雷牙ってどうやって勉強してるの?」

 

と、今度は浅葱が雷牙に聞くと、

 

「まあ優秀な家庭教師がいてね。その人から全てを叩き込まれたからかな」

 

と雷牙は答え、ドリンクを飲んで古城専用の授業ノートを作成した。

 

「つーか、なんで俺は夏休みにクラスメイトと大量の課題と睨めっこしなきゃいけないんだ…」

 

「どっかの誰かさんが学校トンズラしてばっかりだからでしょ」

 

「何より那月ちゃんに感謝しろよ〜。特別補習の参加で留年回避できてんだからさ」

 

「ああ、分かってるよ…」

 

二人に正論を述べられ、ぐうの音も出ない古城。その古城達が話しているうちに、雷牙が古城用の授業解説ノートを作り終えて古城に渡した。

 

「古城、ノート作ったよ。これを見れば課題は大体わかるはずだよ。」

 

古城は雷牙からノート受け取って早速と読んだ。

 

「ハア〜。助かる、雷牙。これだったら分かりやすい。課題が解ける。」

 

「へえ、そこまで分かりやすいのか?」

 

「ちょっと見せて、古城。」

 

そう言われて古城はノートを二人に見せた。それを見た二人は、

 

「分かりやすいな!!これだったらこのバカ古城でも分かるな。」

 

「さすがは学園トップだわ。」

 

「それほどでもないよ。さて自分達と古城の課題をさっさと終わらせよう。」

 

「「「「おう。」」」

 

そう言って、4人は課題にそれぞれ取り組み、ところどころ雷牙がフォローすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その最中、ファミレスにギターケースを背負った女の子が席に座って古城達を遠目に見ているのを雷牙は見逃さなかった。

 


 

そして課題に取り組むこと4時間、古城と自分達の課題が片付いたのだった。

 

「はあ〜、終わった。雷牙、ありがとう。ところどころ助かったわ。それじゃ、私そろそろバイトあるから先に抜けるね」

 

「そうなんだ。バイト頑張ってね」

 

「俺の方も片付いたわ。ありがとう、雷牙。じゃあ俺も帰るわ」

 

「そうか、じゃあ雷牙。行くか」

 

「ああ。はいヘルメット。忘れ物はない?」

 

「大丈夫だ。じゃあ行こう!」

 

そう言って二人と別れた後、雷牙と古城はバイクでファミレスを出た。そして二人は帰路についていたのだが、ふと雷牙が古城に話しかけた。

 

「古城。お前気づいた?」

 

「何が?」

 

「俺たちがファミレスで課題やっている最中に、女の子が入ってきてたの分かった?」

 

「え?女の子?」

 

「ああ、ギターケースを背負っている子ね」

 

「いや、課題やってたから全然気づかなかった。それがどうかしたのか?」

 

「その女の子、俺たちが課題やっている最中遠くからずっとお前のことを見てたんだよ」

 

「え?俺を?」

 

「ああ。しかも今タクシーに乗って俺たちについて来てる。バイクのバックミラー見てみろ」

 

「え?!」

 

そう言われて古城はバックミラーを見てみた。すると、雷牙の言う通りギターケースを乗せた女の子がタクシーに乗って自分達をつけて来ていた。

 

「本当だ!」

 

「古城の知り合い?」

 

「いいや、あんな知り合いなんていないぞ…」

 

「でもさ、女の子の服装、どうやら彩海学園の制服だったんだ。本当に知らない?」

 

「ああ。全然知らねえぞ…」

 

「もしかしたら、凪沙ちゃんの知り合いじゃない?」

 

「いいや、凪沙の知り合いでもあんな女の子はいなかったぞ」

 

「そっか。どうする、古城?」

 

「雷牙、適当に撒けそうか?」

 

「まあ、撒けるっちゃ撒けるけど。ちょっと様子見でショッピングモールに入ってみよう。古城はゲーセンに入って、俺は近くの店に寄るフリをして俺がちょっと声をかけてみるよ。」

 

「そうか、分かった。その手で行こう。」

 

そう二人は決めると、ゲーセンに向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(さーて、どんな反応をするかな。()()()()ちゃん?)

 

雷牙はそう心の中で呟いた。

 

 


 

 

 

雷牙SIDE

 

 

とりあえずショッピングモールに入って、雷牙達はストーカーしてくる女の子の様子を見ることにした。

 

「でも雷牙の言う通り、本当に彩海学園(ウチ)の中等部の制服だ!」

 

「ほらな。本当に知らない?」

 

「ああ、凪沙のクラスに何回か行ったことがあるけど、あんな子は見たことがねえぞ」

 

「古城、もしかしたらあの子転校生なのかも」

 

「なるほど!その線があったか!確かに転校生だったら俺が知らないのも訳無えはずだ」

 

「よーし。じゃあ俺はゲーセンに入る」

 

「俺は近くの店によるふりをして彼女に声をかけてみる」

 

「分かった。頼む」

 

自動ドアをくぐり、古城はゲーセンへと入っていった。

 

俺は近くの店に入り10分ほど時間を潰して、ゲーセンから少し離れたところで様子をうかがうと、例の女の子はゲーセンに入るか迷っているようで、中の様子をガラス越しに覗き見していた。

 

(さて、じゃあ仕掛けるか…)

 

そして、俺は女の子の後ろから声をかける。

 

「ねえ、こんなところで何しているの?」

 

女の子は後ろから声をかけられて、驚いて振り返った。

 

「は、はい。何ですか?」

 

「ああ、いやいや。驚かすつもりはなかったんだけどさ。ごめんね。君さ、ずーっと俺たちの事ファミレスから尾けて来てたよね?」

 

「えっ?!」

 

「俺は気づいてたよ?俺たちがファミレスで課題やっている最中に入って来てとおめえ俺たちのこと見てたからさ。それにタクシーまで乗ってついて来てたから気になって。」

 

「気づいていたんですか?」

 

「うん。そんなに古城に用があるんだったら僕が声かけてこようか?」

 

「あっ、ちょっと…」

 

女の子が止める間も無く、雷牙はゲーセンに入っていった。

 

「古城」

 

「雷牙、どうだった?」

 

「やっぱりお前に用があるらしいよ。それに彼女ちょっとお前と話がしたいんだって。」

 

「そうなのか。じゃあ話はしてみるか?」

 

そう言って二人はゲーセンから出てみると、女の子の方へ向かった。そして、古城の方から彼女に話しかけた。

 

「悪いな。少し待たせちまった」

 

「あ、そうそう。はじめに伝えておくんだけど、この女の子()()()()()()()て言うんだって」

 

「え!!!???」

 

そう俺が古城にいうと、女の子は驚愕の表情を雷牙に向けた。それもそのはずだろう。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

(さて、どうでるかな?姫柊雪菜ちゃん?)

 

俺は後ろの女の子を振り返り、少女の返答を待つのだった。

 

 

 


 

 

 

 

 

皆さんにはまだ詳細な設定を報告する事はできませんが、一応伝えておくと、オリジナル主人公である登雷牙のヒロインはラ・フォリアと叶瀬夏音の二人が決定しています。活動報告でもお伝えするつもりですが、今回小説を読んでくださった読者の方々に限定でお伝えしておきます。「この人を追加してほしい」という様なリクエストは全てにお答えできない可能性がありますが、受け付けております。リクエストお待ちしています。

 

 




やる気のもとになるので、お気に入り登録と評価付与よろしくお願いいたします。
感想などもお待ちしていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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