ヒーローズクロニクル~Forever Love~ 作:孤独のWolf
果たして、愛の拒絶<ラブリジェクション>は治るのだろうか…?
今回も最後まで読んで頂けたら嬉しいです!
アタイはパイレーツヒーローズ所属の最強魔術師、ヒール・M・ウッド!!
良いかい?
間違っても「林子」なんて呼ぶんじゃないよ!?
どうやらアタイが虹ヶ咲学園で仕事している間に、三吉達はDe-Vilとやり合ったみたいだねぇ?
って、あの双子も…?
アタイ、正直言ってあの二人は苦手なんだよなぁ…。
けど戦いの後、三吉が何か苦しそうにしているじゃないかッ!?
いったいこれからどうなるんだい!?
ーお台場 海浜公園ー
三吉「はぁはぁ…。迷惑かけたな…歩夢ちゃん…。」
歩夢「気にしないで。所で三吉くん、どうしたの?何か怖がってたように見えたけど…。」
三吉「悪い…。その理由は言えねぇ。(言える訳がねぇ。歩夢ちゃん達には、俺たち海賊の事は「極秘」だからなぁ…。)」
歩夢「そうなんだ…。」
三吉「けど、お前が俺を見離さずに傍にいてくれたから、安心したぜ。歩夢ちゃん、ありがとな…。(違う…。俺が君に言いたいのは、こんな言葉じゃねえ。)」ナデナデ
歩夢「う、うん。私の方こそありがとう。(どうしてだろう?三吉くんに頭撫でて貰ってるのに、嬉しくないなんて…。)」
三吉「さて、もう暗くなってるし、スクールアイドルフェスティバルに向けてこれから忙しくなるぜ?今日はぐっすり寝ろよ?また明日な。(何で…こんなに悲しくなるんだ…?)」ズキンッ…
歩夢「また明日ね。私、頑張るから。(三吉くん、「幸せ」になってない…。やっぱり何かあったんだ。)」
???「…。(お前は嘘をつくのが下手くそだよな…。三吉。)」
ー虹ヶ咲学園 廊下ー
三吉「ぐっ…!」ズキンッ!ズキンッ!
三吉「やはりコレには…この痛みには「何か」があるんだ…!」ズキンッ!ズキンッ!
侑「三吉先生。おはようございます。」
三吉「高咲…。ぐぁ…ッ!!」ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!
侑「えっ?なに!?どうしたの!?」
三吉「はぁはぁ…。歯が痛てえだけだよ…痛てェ…ッ!!」ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!
侑「いやいや!完全に胸抑えてるよねッ!?ちょっと保健室行きましょう!」
三吉「来るな…止めろ…!」ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!
侑「来なかったら保健室へは行けませんよ!」
三吉「来るなッ!!!」
侑「せ、先生…?」
三吉「来るな…来るな…来るんじゃねえ…来るんじゃねえよッ!!!痛…ッ!!」ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!
三吉は心臓の痛みを抑えながら、その場を立ち去った。
ー虹ヶ咲学園 食堂ー
十真「はっ?三吉の体調が悪い?」
しずく「そうみたいなんです。それだけじゃなく、侑さんの話だと「「来るな」を何度も大声で震えながら言い続けた」と聞きました。」
花丸「マルたち、せっかくAqoursからの代表として三吉先生と会議したかったのに、いったいどこに行っちゃったずら?」
千歌「これじゃあライブを承認して貰えないよ…。」
林子「あの、千歌ちゃん!宜しければ、私がやりましょうか!?」
ミア「林子先生は顧問じゃなくてコーチなはずだよ?勝手に承認したらまずいと思うよ。」
彼方「でも彼方ちゃん、林子先生の熱意は尊敬できるけどねぇ〜。」
林子「本当ですかッ!?ととと、とんでもないですッ!!彼方ちゃんに尊敬されるなんて…ッ!!」
真姫「とにかく、このままだとμ'sもAqoursもスクールアイドルフェスティバルに参加できないのは間違いないわ。」
かすみ「そそそ、そんなぁッ!?かすみん、もっと多くの仲間とライブがやりたいのにぃ〜!」
ランジュ「そうよ!ランジュもそんなのは認めないわ!」
穂乃果「うーん…私たちで手分けし探す?」
十真「安心しなァ〜穂乃果ちゃん?三吉の捜索は歩夢ちゃん達に任せてあるぜぇ〜!(三吉の野郎…。まだリジェクションが続いてんのか。)」
ー虹ヶ咲学園 体育館ー
三吉「はぁはぁ…!はぁはぁ…!」ズキンッ…ズキンッ…
せつ菜「あっ、いました!」
愛「さぶっち!探したよぉ!ずっとここにいたのぉ? 」
歩夢「三吉先生、大丈夫ですか?」
三吉「はぁはぁ…!な、何で来やがった…ッ!?」ズキンッ…ズキンッ…
愛「何でもかんでもないよ!アタシ達、さぶっちが心配だから探したんだよ!?」
せつ菜「侑さんの言う通りです。三吉先生、体調悪そうにしてますよ?」
歩夢「わ、私たちにできることがあれば…。」
三吉「来るなッ!!そ、それがお前らにできる事だ…!」ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!ズキンッ!
せつ菜「どうしてそんな事を言うんですかッ!?私たちだけじゃありません。みんな心配してるんですよッ!!」
三吉「んなこたぁ分かってんだよッ!!!けど…俺は…。」
三吉が意識を失い倒れようとした時、ロングコートの男が三吉を抱える。
???「…。」
愛「えっ?誰?」
せつ菜「って言うよりどうやって来たんですか?今、確かに私たち4人しかいなかったはずです。」
歩夢「そんな事より、貴方は誰ですか?」
???「悪いな、俺のバカ息子が迷惑かけちまって。」
千一「俺の名は…須賀千一(すが せんいち)。まぁ、嫉妬のあまりバカみたいに苦しみまくったコイツの父ちゃんだ。」
愛「さ、さぶっちのパパッ!?」
せつ菜「それにしては随分とお若い顔つきですね。」
歩夢「嫉妬?三吉先生、何に嫉妬してたんですか?」
千一「「恋の嫉妬」とだけは覚えておけ。さて、これ以上の会話は時間の無駄だ。俺との記憶を忘れてもらおう。」キュオオオォォォ…!!
千一は、右手から光を放つと歩夢ちゃん達を眠らせ、彼との記憶を取り除いた。
千一「やれやれ…いくつになっても手間のかかる奴だ。お前は。」
千一は、三吉を連れて虹ヶ咲学園を立ち去った。
ー某森林 山小屋ー
三吉「…うっ…うーん…。」
三吉「えっ…?(ここは…山小屋?確かあの時、リジェクションが過敏に起きて、歩夢ちゃん達が俺を連れ去ろうとして…それで…。)」
千一「気がついたか、バカ息子。」
三吉「父ちゃん…?この山小屋は?」
千一「知るか。空いているから適当に占領しただけだ。」
三吉「あっ、そうだ父ちゃん!歩夢ちゃん達は!?ニジガクの奴らは無事かッ!?」
千一「安心しろ。アイツらの事はパパが何とかしてある。μ'sとAqours、それぞれの申請書も預かっている。お前のサインで承認しろ。」
三吉「そう…か…。」
ー宇宙冥界 モンス・キャッスルー
アゲハーモニー「遂に、ワシの出番ですな?」
デッド「アゲハーモニーよ、お前の力で愚かな人間共を「幻覚」という世界で支配するが良い。」
アゲハーモニー「御意!」
コブラブリ「ふんっ…!」
ライオバーン「おっ?どうしたコブラブリ?」
コブラブリ「デッド様は確かに戦闘力と指揮力に優れた方でありますが、かつては「勇者」と呼ばれていたのでしょう?」
ライオバーン「まあなぁ…。ハデスさんの話に寄ると、瀕死になっていた所をあの人は助けたらしいぜ?」
バットネス「貴様ら、喋りが過ぎるぞ。」
デッド「…。(ハデスは着々と力を取り戻している。De-Vilが本格的に攻め込むのもいよいよと言う訳だ。)」
ー宇宙海賊船 ドラグニオンー
タツキ「まさか三吉の身体に、そんな異変が起きていたなんて…。」
勝弥「飯食う時も様子がおかしかったからなぁ…。」
十真「アイツ、海賊である前に愛の勇者<ラブブレイバー>だからなぁ。」
タツキ「十真さん、その愛の勇者<ラブブレイバー>とは何ですか?」
勝弥「俺も気になっていました。」
十真「えっ?お前ら林子ちゃんから聞いてない?」
勝弥「林子から…ですか?」
十真「やっぱりなぁ…。まぁ俺が話しても良いぜ?」
タツキ「では、お願いします。三吉の奴、俺たちより遥かに強いし何かおかしいとは思っていたんです。」
十真「先ず「宇宙は一つではなく、泡粒のように無数に広がっている」ってのと「様々な宇宙には、様々な悪党が潜んでいる」ってのは、お前らも知ってるよなぁ?」
勝弥「はい。その悪党を撲滅させる為にヒーロー達は各宇宙に散らばったと聞きますし。」
十真「あぁ。そして長きに渡るヒーローと悪党の戦いの間に、マイナスエネルギーよりも危険な「ジャアクエネルギー」が生まれて来てしまった。そのエネルギーが地球の生物に取り憑かれた存在こそが「De-Vil」だ。」
タツキ「あっ、なるほどぉ!それでアイツらはコウモリだったりライオンだったりコブラだったり、色んな動物みたいな姿をしてたんですね。」
十真「そのDe-Vilに対抗すべく、宇宙神界の者たちは各宇宙の最強戦士を集結させた。そして戦士達による模擬戦に勝ち残った1人は、「ハピネス・コア」と呼ばれる非常に強力な核が与えられる。これが、愛の勇者<ラブブレイバー>誕生の瞬間だ。」
勝弥「まさか、その初代って…十真さん?」
十真「ちげぇぞ?俺は宇宙神界の神の中で一二を争うほどの神な?因みに三吉は十代目のブレイバーだ。そして初代は…。」
タツキ「初代は…?」
十真「初代愛の勇者<ラブブレイバー>は…デッド。本名は森木華望(もりき はなみ)。林子ちゃんの父ちゃんだぜ。」
勝弥「はっ…?」
タツキ「デッドが…林子の父親…?」
ー某森林 山小屋ー
三吉「父ちゃん、あんたは昔、デッドと…華望と同期だったのか?」
千一「その華望がDe-Vilとして生きていたのは予想外だった…。いや、予想はしていたが信じたく無かった…と言った方が正しい。奴とは昔からの幼馴染にして、あらゆる戦闘面で張り合った良きライバルだったからな。アイツがブレイバーとしての道を進むのなら、俺は俺のやり方で強くなり続けた。それで互いに高め合っていたのに…!」
こんなに悲しそうな父ちゃんは初めてみた。
まだまだ俺が知らねぇ事を父ちゃんは隠しているのかも知れない。
三吉「華望、愛の勇者<ラブブレイバー>でありながら、De-vilに堕ちてしまったとは…痛っ…!」ズキンッ…ズキンッ…
千一「お前はもう飯食って休め。父ちゃんが作ってやる。それと、リジェクションに特効な抑制剤も置いておく。」
三吉「あんたは心配性だな。」
千一「だが三吉、「 「幸せ」を求める」ことだけが、愛の勇者<ラブブレイバー>の使命か?」
三吉「そうだ…!この19年、俺は「幸せ」を貰った事はあるが、自分から掴んだは事がねぇ…!この世界でなら、ようやく掴められるかも知れないって言うのに…ッ!!」
千一「甘いな。「幸せ」とは、掴むだけではない。いずれお前にも分かる。」
三吉「…。」
ー虹ヶ咲学園ー
翌日、何とかリジェクションが治った俺は、「恐怖」を感じつつ、いつものように学園で過ごしていた。
三吉「高坂、高海、待たせたな。スクフェスへの参加、承認したぜ。」
穂乃果「わーい!先生、ありがとう!」
千歌「これからはいつも以上にレッスン頑張らないと!」
三吉「ふんっ、期待しているぜ?」
歩夢「三吉くん…。」
穂乃果「あっ、歩夢ちゃん!」
千歌「って言うか、今、先生のこと「三吉くん」って言ってなかった?」
三吉「…。」
歩夢「あっ…いや、三吉先生、そのぉ…大丈夫ですか?」
三吉「…上原、心配かけてすまねぇ。宮下と中川にも伝えろ。俺はもう大丈夫だ。胸の痛みも無くなったしな。」
歩夢「いや…そういう事じゃなくて…。先生、最近嬉しそうに笑ってくれないから。」
三吉「お前には…やっぱ勝てねぇよ…。けど、今はまだ言えない…。」
そう言うと俺は、歩夢ちゃん達から立ち去った。
穂乃果「あぁー先生!ちょっと待ってよぉ!」
千歌「ん?歩夢ちゃん…?」
歩夢「三吉くん…ぐすっ…。」
ースクールアイドル同好会 部室ー
三吉「スクールアイドルフェスティバル開催までもうすぐだ。各グループで行うライブの内容も決まっている。後は開催にむけて、ひたすらレッスンしていけ。質問はあるか?」
せつ菜「…単刀直入に聞きます。三吉先生、私たちと一緒にいても楽しくないですか?スクールアイドルは嫌いですか?」
三吉「はっ?それとスクフェスはどう関係ある?」
愛「関係あるないの問題じゃないよ!さぶっち、最近愛さん達と話しても全然笑ってくれないじゃん!」
ランジュ「ランジュも気になってたわ。このランジュが同好会にいるのに、それで楽しくないなんておかしいわよ!」
侑「教えてくれますか?先生。」
三吉「正直な話、楽しい楽しくないとか、好き嫌いとかそれ以前に、俺はこの学校の副校長としての「務め」を果たしているだけだ。顧問がいない同好会もなんざほっとけねぇし、スクールアイドルについての学習もな。」
ミア「生真面目なんだかめんどくさがり屋なんだか…君の発言は良く分からないよ。」
ダイヤ「確かに尊敬はできますが…。」
絵里「責めて、先生が今何がしたいのか、何を望んでいるのか、それを教えてくれないですか?」
三吉「どうせ言ったところで、お前らに嫌われるのがオチってもんだ。」
エマ「そんな事ないよ!私たち、三吉先生の事を絶対に嫌いにはならない!」
せつ菜「私たち皆、三吉先生の事が大好きなんですよ!」
千歌「三吉先生、私たちの前から立ち去った後、歩夢ちゃんは泣いてたんだよ?」
三吉「はっ…?」
穂乃果「歩夢ちゃんはきっと、侑ちゃんだけじゃなくて、三吉先生にも味方でいたいんだよ!」
三吉「くっ…!」
栞子「副校長先生は本当に尊敬できます。ただ、もっと私たち生徒にも頼ってくれないでしょうか?」
愛「しおってぃーの言う通りだよ。それにさぶっち、アタシたちとそんな歳変わらないよね?副校長の立場も、校長先生がおじいちゃんだから、コネで就任した訳だしさ。」
璃奈「三吉先生は感情のお手本になってくれる。特に笑顔が。」
果林「仮に無理に先生が笑えなくても、みんなを笑わせられるように努力しましょ?」
彼方「彼方ちゃんたちを笑わせてくれたら、三吉先生は今よりもっと尊敬されるよぉ〜。」
三吉「なら悩みを言ってやるよ。俺が今欲しいものは…「幸せ」だ。」
歩夢「えっ…?」
俺は「時間だ。お前ら真っ直ぐ帰れよ。」
そう言うと俺は、部室を離れた。
せつ菜「幸せ…?」
愛「今のさぶっち、幸せじゃないのかなぁ…?」
歩夢「…。(もしかして…あの時に…?)」
ー三吉の家ー
三吉「はぁ…。(俺は…俺の「幸せ」を掴み取れるだろうか…。別になりたくてブレイバーになった訳じゃねえし、ヒーローの力だって欲しくて手にした訳でもねえ。)」
ーインナースペースー
ゼット『三吉の奴、大丈夫かなぁ?けど、俺だってハルキと再会しなきゃいけないし…。』
士『三吉もだが、ウルトラマンも大変だなぁ。』
ゼット『なっ!?仮面ライダーディケイド!お前、どうやって来たんですかァッ!?』
士『悪いな。俺に越えられない次元は無い。そんな事よりお前、ハルキって奴に会いたいのか?』
ゼット『確かに会いたいで御座いますが、今の俺は海賊達と共にDe-Vilをぶっ潰す為に戦ってるんだ!手ぶらで再会してたまるか!』
士『そうか。せいぜい頑張れ。』
ー三吉の家ー
三吉「うるせぇなぁ…。さっきからライザーがよぉ。」
すると、俺のスマホから着信音が鳴り響く。
三吉「タツキか?どうした?…良し、俺が来るまで持ち堪えてろ。」ピッ!
ー某廃墟ー
シャーク「ダイビングドロップ!」
レイビーク星人「うわぁっ!!」ドカーン!!
ベアー「ジャイアントクエイク!」
ペダン星人(兵士)「うおわっ!!」ドカーン!!
ゼバン「お前らは…「ヴィラン・ギルド」だな!?」
ダダ「正解だ!この宇宙にいる怪獣たちを全て捕まえて、貴様ら海賊を攻め落とてくれるわッ!!」
リュウソウバーニング「言っておくけど、地球生まれの怪獣は御遠慮願おうか!」
林子「なにゴチャゴチャ言ってんだい!全員まとめて片付ければ良いだけだろ!?ボルケーノインパクトッ!!」ボォォォッ!!
林子の繰り出しす火炎魔法が、異星人たちに炸裂する。
シャプレー星人「ぐぅ…!」
マグマ星人「ちぃ…!」
林子「最強魔術師の力を甘くみるんじゃないよッ!!鮫吉!熊吉!アタイ的には乗り気じゃないけど、力貸しなッ!!」
シャーク「うるさい女だ。」
ベアー「やかましい女だ。」
林子「何ィ!?」
リュウソウバーニング・ゼバン「…。」
ゼンカイザー「お前らッ!!ぼぉーっとしてんじゃねえぜッ!!」ドガガガガガガガッ!!
ペダン星人(兵士)「ぐわぁっ!」ドカーン!!
リュウソウバーニング「三吉!?君、リジェクションは大丈夫なのか?」
ゼンカイザー「あぁ、父ちゃんから抑制剤貰ってなぁ。数日間はリジェクションは発症しねぇ!」
ゼバン「しぶとい野郎だな、お前は。」
ゼンカイザー「お前ら、後はこの俺に任せろッ!!」
林子「えぇ!良いわよ!!」
シャーク・ベアー「了解。」
音声「32バーン!ゴーオンジャー!」
ゼンカイザー「ロードサーベル!ロケットダガー!」ゴォォォーーーッ!
ダダ「何ッ!?」
ゼンカイザー「喰らいやがれッ!!サーベルストレート ゴーオンランデブゥゥゥッ!!」ゴォォォーーーッ! ザシュンッ!
ダダ・シャプレー星人・マグマ星人「ま、まずい…!」
ダダ達がトドメをさされそうになったその時…。
アゲハーモニー「スパイダーブロック!」ガキィンッ!
ゼンカイザー「何…?De-Vil!?」
アゲハーモニー「いかにも。ワシは、魔虫幻術士 アゲハーモニーだ。」
ダダ「で、De-ViLだとッ!?総員退避ッ!!退避ィィィッ!!」
ヴィラン・ギルドはアゲハーモニーに怯えるように逃げていった。
林子「はぁ!?あんたのどこがハーモニーだい!?そう言うのは「悪趣味」ってんだよ!」
アゲハーモニー「今から見せてやる。「恐怖」と「絶望」によるハーモニーを…ッ!!」
そう言うとアゲハーモニーは、印を構えると…。
アゲハーモニー「幻界の繭<ファントム・コクーン>!!」
ゼンカイザー「お前ら、下がれッ!!」
5人「「「「「了解!!」」」」」
俺たちがアゲハーモニーの幻術から離れようとしたが…。
デッド「ショクブツバインド!!」シュルルルルルッ!! シュバッ!!
ゼンカイザー「ぐおっ!!」
ゼバン「デッド!」
林子「せ、船長ッ!!」
ゼンカイザー「林子!来るなッ!!俺は必ず、アゲハーモニーの幻術から脱出して見せる!俺を信じろッ!!」
そして、アゲハーモニーが出した繭に、俺は閉じ込められてしまう。
林子「船長ォォォーーーッ!!」
ー幻界の繭 内部ー
ゼンカイザー「うぅ…。…これが、幻界の繭<ファントム・コクーン>」
ゼンカイザー「だが、俺は必ず脱出してやんよ。」
アゲハーモニー「それはどうかな…?愛の勇者<ラブブレイバー>よ。」
ゼンカイザー「何?」
アゲハーモニー「「人間」と言う生き物は、誰しも心に深い闇を背負っている。お前とで例外では無かろう?」
ゼンカイザー「何が言いたい…?」
アゲハーモニー「ふふふふふふははははははは…!ワシは感じるぞ?お前に眠っている闇を…!」
ゼンカイザー「何だとォッ!!?」
アゲハーモニー「この闇は…「嫉妬」・「憎悪」・「恐怖」だな?須賀三吉!お前は、この世界で暮らす地球人の小娘達の友情に対して「敵意」を感じているのだろう…?」
ゼンカイザー「黙れッ!!!!!」ドガガガガガガガッ!!
アゲハーモニー「うぅ…ッ!!」
ゼンカイザー「俺は…俺は何も恐れてなんかいねぇ…ッ!!」
アゲハーモニー「無理をするでない。ブレイバーであるお前とて所詮は人間。闇を抱えるのは当然なのだ…。」
ゼンカイザー「うるさい…うるさいうるさいうるさい…ッ!!」
俺がアゲハーモニーの幻術に苦戦していると、オーロラが現れ…。
???「大分手こずっているようだね。特別に僕が力を貸すよ。」
青いライダーはそう言うと、俺を掴み…。
音声「ATTACK RIDE INVISIBLE!」
アゲハーモニー「バカな…?ワシの幻術が…!」
ー某廃墟ー
その頃、デッドが海賊達を一網打尽にしていた。
デッド「ゲキリュウブラストッ!!」ジャバアアアァァァッ!!
リュウソウバーニング・ゼバン・シャーク・ベアー「「「「 うわあああああァァァッ!!!」」」」
林子「あんた達!」
デッド「林子、お前も俺と共に来い。」
林子「あんた…何言ってんだい!誰がDe-Vilなんかとッ!!」
デッド「確かに今と俺はDe-Vilの者だが、そうである前に俺は…。」
デッドが言いかけると…。
ゼンカイザー「隙だらけだッ!!」ドガガガガガガガッ!!
音声「ATTACK RIDE BLAST!」
???「それ!!」ババババババババッ!!
デッド「ゴウライウィップ!!」バチバチバチバチッ!!
俺と青いライダーは銃撃を繰り出したが、デッドに全て掻き消されてしまった。
ゼンカイザー「お前のおかげで助かった。仮面ライダーディエンド。」
ディエンド「勘違いしないでくれ。僕は君の持つ「ハピネス・コア」をいつか頂くだけさ。」
コイツは海東大樹。
仮面ライダーディエンドに変身する、泥棒野郎だ。
アゲハーモニー「デッド様、申し訳ございません…!あの青いライダーにワシの幻術が通用しなかったのです…!」
ディエンド「なら、これで僕の攻撃はおしまいにしてあげよう!」
音声「FINAL ATTACK RIDE DI・DI・DI・DIEND!」
ディエンド「はぁッ!!」ビィィィーーーッ!!
アゲハーモニー「ぐわああああァァァッ!!」
三吉「デッド!!俺と戦えッ!!」
デッド「良いだろう。正直、お前との戦いを楽しみに待っていた。」
三吉「俺は…お前に話があるッ!!」
三吉は、ウルトラゼットライザーを起動させ、ウルトラマンゼットに変身した。
音声「Ultraman Z Alpha Edge.」
ディエンド「それじゃ、後は君たちに任せるよ。」
ディエンドはオーロラを出現させて、どこかへと消えて行った。
デッド「はあああァァァッ!!!」
デッドはゼットと戦うべく、巨大化した。
ゼット「ゼットツインセイバーッ!!」
デッド「今度こそ、貴様達を地獄へ叩き落とす。アンコクランス…ッ!!」
ガキィィィィィンッ!!
キキキキキキキキキキキッ!!
両者の武器がぶつかり、火花が飛び散る。
三吉『華望ッ!!お前は本当にDe-Vilであることに誇りを持ってんのかッ!!俺の父ちゃんと…林子を裏切ったのかァァァッ!!』
デッド「ちっ…。千一の奴、余計な事を…。」
リュウソウバーニング「三吉…!」
ゼバン「アイツ…言っちまったよ…。」
林子「は、華望…だって…!?(嘘だろ…。デッドが、アタイのパパ…ッ!?)」
ゼット「ゼットファイアセイバーッ!!」ボォォォォッ!!
デッド「ぐおっ!!」
三吉『お前の心は…人間の心はまだハデスに支配されていないはずだッ!!全宇宙の「幸せ」を見守っていく事こそが、お前の使命だッ!!』
デッド「黙れ…!貴様のようなガキに、俺の何が分かるゥゥゥッ!!!」ギュオオオオォォォォンッ!!
ゼット「三吉、来るぞ…!」
三吉『あぁ!』
デッドはこれまでに無い力を解放しようとした。
だが…。
ハデス「よせ、デッド。戻るぞ。」
デッド「ハデス…!お前はまだ力を取り戻していないはず…。」
ハデス「コイツとの勝負はまた次だ…。」バチンッ!!
デッド「うっ…!」
ハデスは指の爪をデッドに当てて、奴を眠らせた。
ハデス「アゲハーモニーよ、お前も戻るぞ。」
アゲハーモニー「はぁはぁ…御意…。」
3人は退散した。
そして三吉はゼットから元に戻ると…。
林子「船長…あんたは知っていたんのかい…?知ってて何も教えてくれなかったのかい…ッ!?」
三吉「はっきり言って、俺も華望に何があったのかまでは知らねぇ。全て父ちゃんから聞いた。」
タツキ「林子、三吉も悪気があって言った訳じゃない。それにデッドは…華望さんは千一さんの幼馴染らしいし、恐らくコイツは父親に代わって説得を試みたんじゃないかな?」
勝弥「まぁ、唐突的に暴露したのはちょっとな…。だが、それも三吉らしさが出てるって事で。」
鮫吉「元気出せ林子。」
熊吉「落ち込むな林子。」
林子「そうね…。アタイが落ち込んだって仕方ないわッ!!船長、パパの事はあんたに任せるからねッ!!必ず…助けだしてくれよ…?」
三吉「最初からそう言え。やかましい奴め。」
ー虹ヶ咲学園 食堂ー
三吉「…。(華望、お前は俺が助てやる…。父ちゃんに代わって…ッ!!)」
侑「先生。」
三吉「ん?高咲か。どうした?」
侑「先生、話したいことがあります。」
ー虹ヶ咲学園 屋上ー
三吉「何?」
侑「三吉先生、歩夢の事はどう思ってますか?」
三吉「上原の事…?そ、そう言われても…。」
侑「とぼけないで下さい!先生、歩夢のそばにいてあげてよ!」
三吉「はっ…!?///高咲…!///お、お前なぁ…。///」
侑「歩夢はこれまで、私と遊びに行く誘いも、皆で遊びに行く誘いも断ってまで、先生を幸せにしてあげようと努力したんだよ!?「三吉くんは楽しそうだった!」って何回も聞いたよ!!それなのに歩夢を泣かせてどうすんの…!?」
三吉「いや…ちょっと待てよ…。それって一体…。」
侑「先生は…先生は歩夢の事が大好きなんでしょ!?大好きなら、自分に素直になって、正直になって、気持ちをぶつければ良いじゃん!!」
三吉「それができるなら苦労なんてしねぇよ…!俺は教師なんだぞ…?生徒を導く立場なんだぞ…?それに…いつか…いつかお前らの友情を引き裂くかも知れねぇ…。それが怖くて…!」
侑「先生は仕事熱心で優しいんだね。本当に誰もが心から尊敬できます。けどさ、恋に立場なんて関係ないと思うし、私と歩夢は「互いに仲良しな幼馴染 」ってだけで、それ以上の関係はありませんよ。「将来的にも本気で歩夢の事を愛している」ってなら、長年ずっと一緒にいた私でさえも先生に負けちゃうなぁ。」
三吉「高咲…。」
侑「先生。今直ぐにとはいかなくても、ゆっくりと歩夢と向き合ってあげてね!」
三吉「ありがとう…。」
俺は涙を一粒流しながら、高咲に感謝を伝えた。
ー宇宙冥界 モンス・キャッスルー
デッド「使えねえクズ共がァァァッ!!どいつもこいつも海賊やヒーロー如きに手こずりやがってェェェッ!!」バチバチバチバチッ!!
4人「「「「ぐわあああァァァ…ッ!!」」」」
ハデス「まぁ落ち着けデッドよ。」
デッド「これが落ち着いていられるかァァァッ!!三吉ィィィ…!あの程度の実力でブレイバーになりやがってェェェ…ッ!!」
ハデス「確かにこの者達の失敗は万死に値する。だがコイツらは俺の家族でもある。最後のチャンスを与えるのはどうだ?」
デッド「最後のチャンス…だと…ッ!?」
ハデス「くっくっくっくっくっくっくっ…。」
End
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
恋もバトルも一気に急展開!
果たして三吉は、両方に決着をつけられるのだろうか?
あと、今回は投稿が少し遅れて申し訳ないで御座る…
暫くはこのような事が続くかも知れませんが、次回をお楽しみに!