直死な花の錬金術師は聖杯を望まない 作:カレンデュラ
2部6章のネタバレになりますが、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム喰らったディアブロ化した筈のオベロンが実装されたことに驚きを隠せません
アーチャーを倒した日から半日と少々、花菱はなんとか治しました・・・
王子様脳の人の力借りたから代償はデカかったがな(遠い目)
「ラーちゃん大丈夫?」
「私もうダメかも・・・キュゥ」
魔神さんはバテてるし・・・ラーちゃんも気絶寸前だし・・・
あの馬鹿野郎!!!
「今度、最大級に呪詛吐いてやる」
『あら?あなたの大切な大切な妹を助けたのは誰かしら?』
いや、治したのは俺だからな!?たしかに手助けは必要だったけど!
『あら?じゃあ私の“お願い”も聞く必要なかったんじゃないかしら?いい同人誌のネタにはなったけど・・・』
「いや、一応愛歌さんへのお礼も兼ねてだ・・・あっ、」
ヤベっ、言っちゃいけねぇこと漏らしたかも・・・
あっ、ラーちゃん起きたんですね!なんでそんな期待するような目をしてるかは知りませんがっ!
『ふーん、そういえば裏側で言ってたっけな。邪竜とあなたのと恋バナモドキしてた時にーーー』
「ふん!」
王子様脳が黒歴史を掘り起こす前に無理矢理接続を切る。ラーちゃんは少し残念そうにしていたけれど、気のせいだと信じたい
「とりあえず、衛宮先輩のところに行くか・・・」
魔神さんが目を覚ましたらだが
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side 衛宮士郎
昨日の戦いからほぼ1日が経った。あの日、起きた事は決して忘れないだろう
アーチャーの蛮行、花鈴の激怒。そして・・・アーチャーの、己の
俺はどうすればいいのだろうか。セイバーは少しそわそわしているし、遠坂もイリヤも聞けるような雰囲気ではない
こういう時に藤ねぇがいてくれたらいいのに・・・
俺は今日も蔵で自らの魔術の練習をする
あのアーチャーは
俺にもできない道理はない
そう信じて贋作を作り続ける。魔力を最大まで回せ、あのアーチャーの剣はこんな者ではないーーー
それからどのくらい経ったのだろう、
「シロウ・・・居ますか?」
セイバーが蔵に入ってきた。少し、真剣そうな顔をして
「ああ、どうしたセイバー」
「シロウ・・・衛宮切嗣という男を知っていますか?」
突如出てきた俺の養父の名前。肯定するが、どこか浮かない表情のセイバーに違和感を覚える
「衛宮切嗣は・・・彼は第四次聖杯戦争においてマスターだった男です」
心臓が・・・出てきそうだった。初めて知った切嗣の過去。切嗣は・・・聖杯戦争に出ていたのか?」
思わず出てしまった声。そしてセイバーは首を縦に振って肯定する
「さっき大河のお見舞いに行った時に偶然耳にしました。大河は彼のことを信頼していたようですが・・・」
そこから先は、俺らが切嗣と一緒に暮らしていた時からは考えられない冷酷な姿。騙し討ち、策略、裏切り・・・そして令呪3画を用いた聖杯を破壊せよとの命令
信じられなかった、信じたくなかった。否、それは隠していたのだろう。子供の前で見せぬように
そして切嗣はセイバーのエクスカリバーの鞘を触媒にしたと言うが、どこにあるのだろう。俺はそんな話聞いたことも・・・
「シロウっ!!!」
突如、セイバーが鎧を纏い、剣を構える
「あら、気づかれちゃった?こんばんは、衛宮先輩」
そこには、昨日。圧倒的な力で殆どのサーヴァントを撃破した花鈴がいた
不味いっ!蔵に逃げ場は・・・
「あっ、そう身構えないで?俺は聞きたいことがあるだけなんだから」
・・・身構えないでと言われても、不法侵入じゃ
「衛宮先輩?正義ってなんだと思いますか?」
「話逸らされた気がっ・・・」
正義の味方。俺が目指していた筈のモノであり、今、一番遠いモノ
アーチャーの行為のせいで・・・見失ってしまった。本当の正義ってなんだろう
「衛宮先輩・・・迷っているんですか。まぁ、俺は衛宮先輩をどうしようか確認しにきただけなんですけど。だから、これは俺の戯言であり、ピエロの助言です」
「衛宮先輩は正義を弱い者を守ることと勘違いしていませんか?本質は全然違います。正義とは、強い者のみが名乗れる称号。結局弱者はどうでもいいんですよ。ただ、勝てばいい」
「正義っていう言葉は口実なんですよ。自らより弱い相手を責める、貶める、消し去る。だってそうでしょう?みんなイジメを悪いと思うから、そう思う人が正義だと思い込むからイジメをしていた人を攻撃する」
ナニカが音を立てて崩れていく。崩れかけていた正義の味方への憧れはさらに脆く崩れる
「では、衛宮先輩は正義の味方についてはどう思うでしょうか?俺は、ただの戯言にしか感じませんね。まぁ、俺も嘘吐きですが」
「あのアーチャーは、いや、正義の味方とは1を切って10を救う存在なんですよ。自ら味方したものしか救えない。アニメなどの世界で正義の味方は全員助けたりしますが、あれは虚像の世界でしかないんですよ?」
「そもそも正義の味方とはなんでしょう?警察官?消防士?医者?どれでしょうね?ああ、アーチャーさんの場合傭兵ですかね?よくわかりませんが。ただし、どれもが何かしら切らないといけませんよ?」
「更に話は飛びますが、今回の聖杯戦争にも正義を当て嵌めてみましょう。昨日の戦いにおいて、正義は誰でしょうね?」
「答えは、俺。だって勝ったんだもん。じゃあもしだけど俺が負けていたら?俺はサーヴァントだけだったけど、もし君たちが勝っていたら俺は確実に殺されていたよ?それでもその行為は・・・正義だ」
呪いのように、一言一言が俺を蝕んでいくのがわかる。俺にとっての正義ってなんだ?そもそも俺は何を目指していたんだっけ?
「正義っていうのは結局人のエゴなんですよ。それに正義とは七つの大罪の番外でもありますからね。他にも狂信などありますが」
「正義は全て正しく、そして絶対的に勝ちます。なぜなら勝者が正義であり、死人に口なしだから。どれだけ自らの正義を主張しようが、さらに強い正義に潰されるか飲み込まれるかですよ」
「さて、これらのことを踏まえ、衛宮士郎の価値はどのくらいなんでしょうねぇ?今まで行ってきたことを無駄とは言いませんが、正義になれたのでしょうか?」
「ねぇ?答えてください・・・衛宮士郎?」
俺の視界は真っ暗に染まっていく。俺の全てを・・・壊された。切嗣との思い出にも霞が・・・
その時、俺の目には、一筋の光が映った。眩しいその光に目が眩み、一瞬、瞼を閉じる。そして、視界が開けた先には、
赤い血を流す花鈴と、剣を振り切ったセイバーがいた。
「これ以上、シロウを惑わすことはやめていただこう、狂信者よ!」
「あれれ?俺の正体バレちゃった?まぁいっか。衛宮先輩ごとセイバー巻き込んでもう二度と俺と関わらないよう記憶を消去しようと思ってたのに」
「セイ…バーッ」
膝を突く俺を心底どうでもよさそうに見つめた後、花鈴は去っていく
「もう二度と俺たちに関わらないでくださいね?あっ、あと・・・綺礼にはご注意をねっ!」
セイバーがもう一度剣を振るうが、既に彼はどこかへ消えてしまった。俺はなけなしの体力を使ってセイバーにお礼を言う
っく、眠気が・・・
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side 花鈴
『えっ、あなたのあの陰湿“魔法”、撃ち破られたの!?』
「ええ、俺の持つ全権限用いてこれでした。いやぁ、エクスカリバーとは相性が悪いけど、まさかここまでとは・・・愛歌さ〜ん?さっきからペンが走る音が聞こえるのですが?」
『いや、あなたがサーヴァントに告白台詞を言ったシーンを漫画にしようかと・・・』
「やめてくださーい!愛歌さんは俺がどうなってもいいんですか!?」
はぁ、とりあえず俺の部屋を片付けるところから始めよう。明後日にはロンドンに行くとしよう。ああ〜記憶処理とか面倒だなぁ・・・
8月13日現在
アンケート・・・花鈴マスター化が多いですね・・・
サーヴァントはフォーリナーしか引けない呪いでもかかってそうですねぇ〜
次に多いサーヴァント化も真名はちゃんと考えていますしね
〇〇マスター化はやっぱり少ない・・・
〇〇は一体どこの誰なんだ!?
第五次聖杯戦争終わったらFGOルートに入る予定だけど、どのルートみたい?
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サーヴァント 花鈴ルート
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マスター 花鈴ルート
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花鈴 異星の神サイドルート
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花鈴 職員ルート
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2部6章 敵役ルート
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〇〇マスタールート
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現実は無常 ラスボスルート
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そもそもはよ完結させろ