直死な花の錬金術師は聖杯を望まない 作:カレンデュラ
主人公VSギルガメッシュやアルトリアを期待していた皆様、すみません。もし、このカード同士ぶつけ合ったら結果が全て分かりきっているんです
文句は私に言ってください。土下座します
ーロンドン 時計塔の一室ー
そこにはある書類に目を通すスーツ姿の長身の男が一人、身長が150cmちょいしかない男が一人。そしてフードで顔を隠している銀髪の・・・一房の金髪が混じる以外は普通に見える少女がスーツ姿の男の側に控えている
「Fuck!なんだこのふざけた結末は!」
「ハッハッハ!まさか衛宮先輩がふふふ、カリバーンを投影して英雄王を倒すなんてッヒー・・・腹痛いわっ!」
スーツ姿の男は第五次聖杯戦争の結末に頭を抱え、ショタは腹を抱えて大笑いする
その姿を見て、フードの少女は溜息をつく
「しかもアーサー王がこの世に受肉だと!?どうしたらこうなる!」
「ヒーッ!いや、衛宮先輩とセイバー、いい関係築いてるなと思ってたらまさか願いをセイバー自ら捻じ曲げてまで受肉するとは!まさに喜劇www!」
「師匠・・・」
「ハッハッハ!・・・そうだ、」
ショタは突如笑いを止めると、フードの少女に目を向ける
「グレイちゃん、もしもアーサー王化が進行すればこの電話番号に連絡してね。どうにかしてあげるから」
「どうも・・・」
そう言いながら、ショタは懐から一枚の紙を取り出してフードの少女、グレイに渡そうとする。が、それはスーツの男が奪い取る
「はぁ、グレイ。こいつのことを信じるな。嘘吐きで自らの利益のためにしか動かない男だぞ?」
「ちぇっ、やっぱりガードが硬いなぁ。やっぱり内弟子は大事?ロード・エルメロイさん?」
ショタがスーツの男、ロード・エルメロイ
「Ⅱ世をつけろっ!」
ロード・エルメロイⅡ世を揶揄う。だが、反撃とばかりにロード・エルメロイⅡ世は札を切る
「お前が時計塔に来たのは家族を実質的な人質に取られたからだろう?そんな態度で大丈夫かな?」
「ええ、ぶっちゃけ言うと、家族に思い入れなんてありませんし。花菱以外をどうしようが、例えば生きたままホルマリン漬けにしようが、魔術の触媒にしようが、
空気が変わる
溢れ出る殺気、ヘラヘラ笑っていた顔は何も写さない虚無
「花菱を人質に取るなら話は別だ。生きたままホルマリン漬けにしよう、魔術の触媒にしよう、
普段はこういう時でも皮肉を言うアッドでさえ黙る
ショタは空気が死んでいることに気付いたのか、すぐに笑顔に戻す
「おっほん、まあ、時計塔の皆さんはサーヴァントすら倒す魔術のことを知りたいんでしょう?だからこそですよ」
「Fuck!お前なんかを此方で引き取れるか!」
「ほう、では聖杯戦争の顛末を聞かないと?俺の“魔法”について知りたくないと?」
ロード・エルメロイⅡ世は溜息をつく。一部で確認できた彼の“魔法”
知りたいと思う人間がこの時計塔に何人いるだろうか・・・
「はぁ、知りたい知りたくないの問題ではなくな・・・」
「ヘブンズフィール。第3魔法と直死の魔眼、そして花が俺の本質ですよ?」
ロード・エルメロイⅡ世は火をつけかけていた葉巻を落としてしまう。急いでグレイが拾うが、その顔は疑問で染まっていた
「はっ、お前・・・まさか!?」
「これで共犯者ですねぇ〜?内弟子ちゃんも巻き込んで。クスクス、ロード・エルメロイともあるお方がこんな手に引っ掛かるなんて!愉☆悦」
グレイは頭を傾げてロード・エルメロイⅡ世の方を見る
その視線を感じた本人は再び溜息をつく
「Fuck!Ⅱ世をつけたまえ・・・怒る気力も無くなったわ。まさか、ほかの魔術師が探ろうとしていた情報を一番ヤバいやつに渡すとはな」
「クスクス、ただでさえ恨み辛みがあるエルメロイ教室の講師さんは“知った”と言うことを誰かがバラしてそのままホルマリン漬けコースか、触媒ルートか・・・あーーーーいえ、これは流石に魔法のこと内弟子ちゃんに言わない方が良かったかもな〜」
さっきからボコボコにされるエルメロイⅡ世
せめてもの反逆と口を開く
「だが、それではお前も同じルートを辿るんじゃないか?」
「ふふん、そんなミスすると思う?」
ショタは指を鳴らす。すると彼の隣に大人一人がぎりぎり通れるサイズの穴が開く。その先では少女と邪竜が手を振っている
この光景に口を隠して驚くグレイ
「・・・クソッ、まさか熾天使までいるとはっ!」
「ハッハッハ!」
色々と諦めたロード・エルメロイⅡ世。彼はゆっくりと、開きたくない口を開く
「それで要件は?」
「俺をエルメロイ教室に入れて欲しい」
「はっ?」
今度はロード・エルメロイⅡ世、紅茶の入ったカップを落とす。グレイがぎりぎりでキャッチするが、中身は全て溢れてしまう
「正気か?いや、正気でないな!」
「だって一番面白そうだもん」
「ッッッ!・・・はぁ、お前みたいな土の精になんと言おうが無駄なんだろうなっ!」
グレイは土の精の意味をわかっていないが、ショタは目をパチクリさせたあと、今日一番の大笑いを見せる
「ッ!ハッハッハッハッハッハ!最高だっロード・エルメロイⅡ世!やはり貴方は最高に面白い!」
「・・・授業は明日からだ」
「オッケーオッケー!それじゃ、面白おかしく自己紹介考えないとね!直死の魔眼に関しては隠さないけど、どうやって登場しよう?花を一面にばら撒くか?カモミールあたりがいいかな?」
次の日から増える問題児に頭を悩ませるロード・エルメロイⅡ世であった
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side 花鈴
「なあ、マスター?本当にこれで良かったのか?」
ロード・エルメロイⅡ世と始めて会った夜。ショタ・・・花鈴は月を仰ぎながら魔神さんの言葉に耳を傾ける
「“相棒”・・・どういう意味だい?」
「教室のこと・・・これはどうでもいいか・・・ラーちゃんのことだ」
「・・・」
月の下には2人しかいない。いつもいる青い小鳥は・・・もういない
「ああ、いいんだ。彼女は“戻らないといけないんだ”」
「マスターッ!マスターはっ!ほんとにこれで良かったのか!?」
吐いた息は白く、空に昇る。その先には青星がある
「・・・これでいいんだ。彼女が本来いる筈の世界は剪定されし世界。彼女は・・・此方側に本来来てはいけないんだ・・・そもそも15までの約束がズルズルと引きずっていただけなんだ。だから・・・だからっ!」
「でもマスター・・・」
ああ、わかっているんだ。自分が今、どう思っているのか。本来は混沌を司る筈なのに、どうして・・・どうしてこんなに悲しいんだろう?
いや、彼女の好意に気づいていないはずがないんだ。気づかないふりをしていただけだ。だからこそ、愛歌さんはわかってお願いしたんだろうな・・・ほんと、残酷だよ
「マスター・・・辛いなら泣いていいんだぞ?魔神さんは最後までマスターと共にいるからな」
「辛い・・・わけでもないんだ・・・」
普段はスラスラと嘘を吐けるのに、喉のあたりで止まってしまう。ぎこちない嘘程度では、幾つかの嘘を見た魔神さんにすぐにバレてしまうのに
「ラーちゃんがマスターのことを想っていないはずがないから・・・だから・・・マスターも本音を漏らしても良かったんだぞ?」
ああ、魔神さんは本当に鋭い。彼女が・・・彼女が想っていた妖精以上に俺のことを想ってくれていたと知っていたのに・・・俺の想いは結局伝えれなかったな・・・
「ああ、俺は・・・ラーちゃんが・・・メリュジーヌのことが・・・」
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side メリュジーヌ
目を開けるとそこは妖精郷であった。今さっきまでの5年間の日々が夢のように感じても、手にある一輪の花が。花鈴からもらった花が実際にあったことと物語っている
とりあえず、陛下に報告をしなくては・・・そう思い、僕は陛下の元に飛び立つ
陛下は公務の途中であったが、わざわざ時間を空けてくれた。そして僕は花鈴との間であった出来事を全て話した。途中、ウッドワスがやって来たが、紅茶を淹れてくれた。少し不器用そうに淹れていたが、美味しかった
陛下は花鈴のことを嘘吐きだが、憎めない人間だと言っていたが、実際そうだと思う。ウッドワスも部下として欲しいと言っていたが、もしもは僕の配下にすると決めているからダメだと伝える
それと、陛下とウッドワスにあるものを見せる。その光景に2人は驚き、ウッドワスに至っては口をパクパクさせている。この力はもしもの時のみ使うことにした
「そういえば陛下。陛下は花言葉を知っていますか?わた・・・僕はあまり詳しくなくて、この貰った花の花言葉を知らないのですが」
「ピンク色のサザンカ・・・ですか。花言葉は・・・
“永遠の愛”
次話で第五次聖杯戦争戦は終了です。その後、亜種聖杯戦争編開始です
亜種聖杯戦争編では花鈴(10歳)と、ラーちゃんの出逢いの物語であります
5話を予定しており、それが終わってから、FGO編です
おそらくFGO編は1章はまじめにやりますが、2章は6部まで最悪キングクリムゾンされることは密に密に・・・
第五次聖杯戦争終わったらFGOルートに入る予定だけど、どのルートみたい?
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サーヴァント 花鈴ルート
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マスター 花鈴ルート
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花鈴 異星の神サイドルート
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花鈴 職員ルート
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2部6章 敵役ルート
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〇〇マスタールート
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現実は無常 ラスボスルート
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そもそもはよ完結させろ