直死な花の錬金術師は聖杯を望まない   作:カレンデュラ

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偶然の産物 それとも必然の結果

 今日も京都で宙に舞うわけでもなく、群がる敵を浄化するわけでもない。パル○ナ様は誰やねん。俺の朝はおにぎりで!

 

 

 ・・・ラーちゃん、変なものを見た目で見ないでください。なんか根源から電波を拾ったんです。

 具体的に言えば、百人一首を作っていたっぽい会社からの

 

 

 とは言いつつも、学校ですよ。ラーちゃんは逃げてください。虎が来ますから

 いや、わかってるんですよ。学校内にマスターが4人もいるから危ないってことは

 でも、学校は行かなきゃね・・・怠いわ・・・

 

 

 なんとかラーちゃんを説得して、教室へ向かう途中、衛宮先輩に会った。いっつも思うけど、うちの学校って特徴的な髪型や色多くない?赤だぜ赤。俺なんか髪も眼も黒だぞ

 

「ああ、衛宮先輩。相変わらず人助けの日々ですか」

「うっ、ああ。まぁな・・・」

 

 なんとなくだが、いつもと雰囲気が違う気がする。不自然に魔術で隠された右手・・・これって令呪じゃ?

 うわぁ、衛宮先輩魔術師だったのかー(棒)

 いやぁ、魔術師だったことは知らなかったよ。でもね、衛宮先輩の中にヤベェもんがあることは知ってたのよ

 

 

 

 エクスカリバーの鞘。ある種、薄めた第3魔法を半永久的に自身にかけ続ける宝具であり、呪具

 だが、アーサー王がいなければ活性化せず、その効力は微々たるものである。そう、アーサー王がいなければ(・・・・・・・・・・・)

 

 

 つまり、誰かがアーサー王を呼んだと言うことだろう。しかし、アーサー王はセイバー、ランサー、ライダー適性だろうからな・・・多分ライダーだが、昨日見た双剣使いがアサシンの可能性もある。セイバーだったら結構マズくないか?知名度も十分、火力もある。さらには鞘も………

 問題点は騎士道精神云々だが、もし衛宮先輩が呼んだのなら、その問題も解決するであろう。それこそあのアーチャークラスの英霊でないと。日本人だからか、織田信長公には勝って欲しいと思うのはおかしいだろうか?あのコは行けるな。俺の全力でサポートすればだが

 

 まぁ、反則以外では日本のサーヴァントは呼べねぇからな。まぁ、同志(・・)が反則してっからなんとも言えないが・・・

 それでもアーサー王を倒すには並の英霊では役不足

 

 

 

 

 そんなこと考えても俺は聖杯戦争参加しないんだけどね!

 俺は衛宮先輩と少し会話して自分の教室に行く

 

 

 

 ・・・桜さーーーーーーん!貴方マスターですか!いや、後一人は遠坂(うっかり)で確定だと思うのよ。ヤベェ、マスターの情報意図せずゲットしちまった。情報アドデカすぎるだろおい

 

 

 

 あれ?でも何か感覚が・・・ああ、そういうことか。やっぱりあのジジイは好きになれねぇな。いっそジジイごと花に作り替えるか?

 蟲1匹1匹、全て花に変えていくゾ☆(暗黒微笑)

 どれだけ足掻こうが怨念程度が根源に勝てると思ってんのか?ハハハハハハハハ!

 お菓子食って腹痛いよ!(ゲス顔)

 まぁいいさ。ぶっちゃけあのジジイをリタイアさせるのはいつでもできるしね

 

 

 

 

 何人かが俺の姿を見るなり、おはようと声をかけてくる。俺はそれにおはようと返す。俺の友好関係はその程度。俺にはラーちゃんと花菱がいればなんの問題もないもんね!

 ・・・寂しいとも、ボッチじゃねぇかとも、思っていませんとも、ええ(汗)

 それよりも、俺、マスコット的な目で見られてるんですよ。女子の一番背が低い人より、2cm程低い俺は悲しいです。いや、女子全員背が高いってのもあるけどな(汗)いくらなんでも頭を撫でられるのは間違ってると思うんだ。先生(特に虎)にも撫でられるのはほんとに間違ってると思うんだ(濁流)

 

 

 

 

 

 それにしても、今日も虎が暴れてんなぁ・・・そんなんだから行き遅れ

 

 

 パシン!

 

 

 

 ピィ!?

 

 

 いやっ、なんで木刀持ってんすか!?てかなんで考えていたことがバレた!?

 

 

 

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 放課後、俺は1人静かに帰宅する。今日は好きな本の新刊が出る日だったので少し歩いて本屋に寄っていたせいで随分と夜がふけている

 聖杯戦争は基本的に夜間に行われる儀式。まさに今、英雄たちが冬木を駆け回る

 そしてここにも1人

 

「あれ、間桐先輩じゃないですか。一体どうしたんですか?」

「ああ、花鈴か・・・丁度いい」

「ん?どうしたんですか?」

 

 彼は一冊の本を取り出し、開く。俺は相手に気づかれないよう、一輪の花を手に持つ

「やれ、ライダー」

 

 その一言で現れるライダー。眼を隠していることから、魔眼を持つであろうと予測する。かつ、ライダーとして召喚される英霊・・・反英霊なのだろう。1人だけ思いつく。その名はメデューサ

 

「はぁ、“散れ”」

 

 たった一節、そして、勝敗を分ける魔法。俺が握っていた花は散り、瞬間的に一本の刀となる

 メデューサの眼にはきっと、突如黒から青色に変化した俺の眼が見えているのだろう、ある一種のルーティーン。されど、その危険性をライダーは知っているのであろう。対して間桐先輩は知らないようだが

 

 

 今の俺の視界は物に線が、点がある。物だけじゃない。人や動物、果てには目の前の英霊に空にまで

 俺は英霊の点に刀で突く。奴さんは逃げようとするが無駄だ。下手なサーヴァントよりもステータスが上な俺から、そう簡単に逃げられると思うなよ?

 

「はへ?」

 

 間桐先輩が声を漏らす。目の前にはありえない光景が広がっているから。突如花鈴の手に刀が現れたと思ったら、瞬間、ライダーが消滅し出したのだから

 刹那の間に終わった戦闘。人間対サーヴァントの戦いは人間の勝利で終わった。早すぎる脱落に間桐は崩れ落ちる

 地面に向かってぶつぶつとなにかを言っているが、それを無視して花鈴は去っていく

 

 

 

 

 ここで、彼があることに気づいていればまだ、聖杯戦争に巻き込まれずに終わっていたかもしれない。だが、ここでイレギュラーが発生する

 

 直死の魔眼によってサーヴァントの魔力ごと殺された結果、聖杯が英霊の魂を回収できなかったのである。すると、聖杯がバグを吐き出してしまう

 

 そして聖杯は、彼にサーヴァントを与えることにした




次回、英霊召喚(事故)です
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