死亡フラグが倒せない(BY転生者)短編集 作:かりん2022
「あのっ オカルト研究部ですが、宿儺の指を拾ってしまいまして……!」
ガチャ切りされた。
「ど、どうしようー!」
「捨てちゃう? 捨てちゃう?」
「でも、この辺で行方不明者でたらどうするんだ? 責任取れないぞ」
「やっぱり俺が食うしか……」
「「「それは待って」」」
「そもそも、五条 悟この世界にいるの?」
「伏黒恵と虎杖悠仁がいるなら、多分いるんじゃない?」
「よしっ 任せろ!」
井口先輩は再度電話を掛ける。
「あのっ 宿儺の指が保管されていた杉沢高校の者ですが、そちらの生徒の伏黒 恵さんから、五条先生に届けてほしいと頼まれたのですが……! 宿儺の指、本当に回収してもらえませんか?」
「……現在地を教えて下さい」
ぱあっと笑顔になる。良かった!!
「いないとは言われなかったな!」
「五条先生はいる! やったね!」
「じゃあ、呪専の人が来たらなんて話す!?」
「えっとね、えっとね、でも、ガッツリ関わるのは悪手よね……」
とりあえず、困ったことがあったさいの連絡先を貰って今日は帰るということで一致し、私は萌話を繰り広げた。
「それでね! 五条先生って、ハイパー格好いいの!! 美形! 最強! 美形! お金持ち! 美形! 家事もできる! 美形! 生徒想い! 美形! それでもってめちゃくちゃ美形!」
「はいはい。五条先生は格好いいのね。 あー、終電時間過ぎちゃったな」
「カフェで時間つぶして明日の始発で帰ろうぜ」
「それしかないわね。宿代ないし。怒られちゃうのはしょうがないか」
「それくらいは出すぜ。でも、五条さんのことを誰から聞いたのかは知りたいな」
私達はめちゃくちゃわたわたした。
「だだだ、誰ですか!?」
「俺はこういうものだ」
名刺には日下部さんの名前が。生日下部さんだぁ!
そして携帯電話も書いてある! 連絡先ゲット!!
ことなかれ主義的な所はあるけど、でも巻き込まれにくそう!
「じゃ、じゃあ、これ、お願いします!!」
「本物だな。たしかに預かった。で、恵から聞いたのか? 宿儺の指はどこで手に入れた?」
私達は首を振った。
「オカルト研究部ですから!」
「頑張った」
「俺達は呪術高等専門学校を応援してます!」
「世の中には見えないものがあるって信じてる!」
「だから、情報源を……はあ。まあいいや。有名だし、恵も最初から向こうが知ってたようだったって話てたしな。1つ忠告しておくが、この世界に入り込むと呪われることになる。気をつけな。じゃ、ついてきな。ホテルに案内するから」
「はい!」
「わかりました!」
「ありがとうございます!」
「あの、怖いことがあったら、連絡していいですか? あと、サインください」
日下部さんは、少し考えた後、面倒くさそうに言った。
「……いいぜ。ただしサインは駄目だ」
「「「「やったー!」」」」
目的は果たしたし、後は帰るだけである。
凄いガバだと思うが、そこは日下部さんで良かったと言うべきだろう。
そもそも、一般人なんか精査しないということだ。
本当に?