死亡フラグが倒せない(BY転生者)短編集 作:かりん2022
私達は、学校へと帰って滅茶苦茶怒られ、そして放課後に会議をした。
オカルト研究部は30人もの部員が追加され、同好会の話は立ち消えになった。
そして翌日。
「転校生の伏黒 恵くんだ」
「おおー!!」
「恵キュンだ!」
「メグミン! メグミン!!」
「隙きあらば自爆テロを起こそうとするメグミン!」
「自爆テロゆーな」
「メグミンがいりゃあ100人力じゃね?」
「えーっ メグミン仲間に入れるの? マジで?」
メグミンは、秀麗な眉を歪ませる。
「できれば、仲良くしてくれると嬉しい。あと、メグミンはやめろ。……名字で呼んでくれ」
「「「はーい♡」」」
女子はこぞって尻尾を振った。まつげ長すぎなのが悪い。
「ここのオカルト研究部は、その、凄いそうだな。死体も発見したし、このクラス全部オカルト研究部に入ったって聞いてる。俺も入りたいんだが」
「うん。メグミンは今日はオブザーバーね。とりあえず、話を聞いててくれないかな」
「わかった」
ということで、放課後。
皆で東京防衛会議である。
カカカカカッと音をさせて、いくつものチョークが乱舞する。
情報量が多いので、書紀は驚きの10人である。メグミンに私のことがばれないようにするという対策でもある。
「来るハロウィンの渋谷事変をどう防ぐか? 意見を言っていって!」
「はい! 夏油 傑が乗っ取られてることをチクる!」
「証拠は?」
「はい! 独自に宿儺の指を集めて、虎杖が強くなってぶん殴る!」
「虎杖死刑になるけど?」
「むしろ、虎杖が生き残るルートなんてないんじゃ?」
「はいはい! 適当な所で宿儺の指食っとかないと、メロンパンが調べて俺らのことバレると思います!」
「メカ丸助けたい! で、ロボット見せて欲しい! 助けるにはどうすれば?」
「待って皆! そもそも! この情報が全て真実とは限らない。夏油 傑が教祖にならずに教師になって五条先生とキャッキャウフフする素敵な世界線かもしれないじゃん!」
「どう考えてもそれ腐女子の妄想だから」
「ななな、なんでバレて!?」
「わかるわ! つーか真面目に話してんだからほのぼのイラスト描くな」
はっ いつのまにか二頭身の仲良し五条先生と夏油様を描いちゃってた!
「まあでも、実際にはそんなに強くないけど、お話を作るために話を盛ってる可能性はあるわよね」
「そこの所、どうなのメグミン? 百鬼夜行起きてる? どの程度のことが実際に起きてる?」
「正しい知識に丸つけてくれよ」
メグミンは、ぼーっと黒板を見ていた。
「メグミン」
「恵みキュン!」
「おーい。伏黒ー」
そこで、再起動する恵。おもむろに携帯を出す。
「もしもし五条先生? すぐに助けに来てください。死んでしまいます」
そこで、五条先生が現れて、教室は阿鼻叫喚となる。
「嘘だろ、本当に人間が現れた!」
「いやだー! 超美形!」
「格好いい!!」
「死んでしまいますなんて言うから来たけど、どうしたの恵? っていうか人前で呼ぶ…「いいから黒板を読んでください」…なんて……へぇ」
そして、五条先生は手を叩いた。
「ハイちゅうもーく!」
「「「はーい!!」」」
「ん、良いお返事。首謀者は誰かな―?」
「俺です!」
「君は?」
「虎杖 悠仁! 宿儺の器です! 多分」
「嘘は良くないね! 君には術式がない。予知能力者じゃない。さ、皆並んでもらえるかな?」
やはりバレるか……。まあ、仕方ないよね……。
「うーん、この中には術式持ちはいないね!」
なんと。
「皆には、この事を忘れてもらいます! こんなの知ってたら危ないからね。予知能力者は確保しておきたいから、誰か教えて」
皆が私を見る。
「もしかして、私、術に書けられて幻でも見せられたのかも」
その可能性もないではない。
結局、聞き取りを終えて、私達は記憶を消されることとなった。
そして、それでも順次メロンパンに殺されてしまうこととなるのだが、私達はまだその事を知らない。