夕刻の少年の夏色サンシャインデイズ   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第1話 いざ常夏の楽園へ!

「わぁ……まだ開園したばっかりなのに、もうこんなに混んでるんだね」

「まあ、今日は30℃超えるってテレビでやってたからな。アタシらが来た時も、チケットカウンターに行列ができてたし」

 

トコナッツパークに訪れた6人。

つぐみと巴の言う通り、現に今もチケットカウンターではたくさんの行列ができている。

 

「ホント蘭のお父さんがチケットくれてよかったよね!」

「蘭パパ神様には頭が上がりませんな~」

「もうそれはいいって。けど、本当にすごい人だね」

 

ひまりとモカの言葉に蘭は気を抜いてたら、いつの間にかはぐれそうかもと言った。

 

「ひーちゃん、迷子になったらちゃんと迷子センターに行くんだよ~?」

「もう! 私を何だと思ってるわけ~!?」

 

ひまりに冗談なのか本気で言ってるのか分からない事を言うモカ。

 

「えーでも、ひーちゃんの場合、実際にありえそうなんだもん」

「もう夏々までそういう事言う!? ……って、夏々。水着はどうしたの?」

 

夏々にまで言われてしまう始末。

するとここでひまりを始め、夏々が水着を着ていない事に気づいた。

 

「? もしかして水着がいるの?」

「「「「「え!?」」」」」

 

首を傾げながら、5人に訊き返した夏々。

それを聞いた5人は思わず驚きの声を上げてしまう。

 

「いるのって……ここ、そういうテーマパークだよ?」

「そうだっけー? あ! だからみんな可愛い水着を着てるのか! 納得!」

 

ボクやっと納得したよーと笑うながら答える夏々。

 

「でも夏々君、ここのアトラクション水着がないと乗れないよ?」

「そうなのー? あ、パンフレットに水着はパーク内のショップで購入できるって書いてある。ボク買ってくるから、ちょっとだけ待っててー」

「い、行っちゃった……」

 

つぐみの言葉を聞いた夏々はそう言うと、パーク内にあるショップで水着を買って来るから待っててと言って行ってしまった。

 

「そういえば、あこが言ってたのを思い出したけど、ひまり達と海に行った時も夏々は水着を着てなかったって聞いたけどそうなのか?」

「うん。前も麦わら帽子を被ってただけだったし……」

 

巴の疑問にひまりが事情を知らない4人に説明する。

以前、海に行った時も夏々は水着を着ておらず、私服に麦わら帽子という格好だったという……

 

「それ以前にさ? 夏々が水着を着てたのを見たことあったっけ? あたしは記憶にないけど……」

「「「「……」」」」

 

蘭の言葉に他の4人は首を横に振る。

思い返してみれば、蘭の言う通り誰も夏々が水着を着てる姿を目撃した事がないのだ。

 

もしかして自分達は、夏々の初の水着姿を拝めるのではないか?と……幼馴染み5人は思った。

 

そんな時だった。

 

「おーい。みんなー、待たせてごめんー」

「「「「「っ!?」」」」」

 

戻って来た夏々を見た瞬間、5人は彼が選んだであろう水着を見て衝撃の余り、驚愕の表情になっていた。

 

「いやー、色んな種類の水着があったから、どれにするか迷っちゃった♪」

「……いやそれ、水着なの? 私服じゃなくて?」

「ふっふっふっー。これは水着兼夏服なんだよー♪ デザインと機能性の両方を選んでみたんだー♪」

 

蘭が夏々に言う。

その疑問に夏々は水着兼夏服だと答えた。

 

青い長袖の服に紺色の短パン、それに何の意味があるのか、白いニーソックスという動きやすそうな格好だった。

 

「いや~、ナナの水着姿エモいし、モカちゃん的には眼福ですな~」

「そう? ちなみに、この水着兼夏服の名前は『記憶喪失のムードメーカー』っていうんだって。それにしても最近の水着は凄いよねー」

 

とりあえず夏々も無事に水着を着用してきたので、ひまりの提案でみんなで写真を撮る事になったのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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