夕刻の少年の夏色サンシャインデイズ   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第3話 サーフィンチャレンジ!

「ほほ~。見てみて~。結構波高いみたいだよ~」

「ホントだ♪ ボクも上手に乗れるかな?」

 

トコナッツパーク内にあるサーフィンエリアに来た6人。

 

「へえ、ボディーボードもやってるんだ。あたしはどっちにしようかな」

「ボディーボードも面白そうだよね。ふふっ、どっちにしようか迷ってきちゃった」

 

どうやらここではサーフィンだけではなく、ボディーボードも楽しめるようだ。確かにつぐみの言う通り、どっちで遊ぶか迷うのも無理はない。

 

「結構並んでるね。こっちも優先パス取っておけばよかったかも!」

「ま、でも見た感じあと30分もすれば、アタシ達の番がくるだろ!」

「あっ、それならさ! 待ち時間の間、みんなでしりとりしない!?」

 

自分達の番がくるまで、しりとりでもしないかと提案するひまり。

 

「出た~。ひーちゃん、こういう時いっつもしりとりしたがるよね~」

「ひーちゃん、よく飽きないよねー」

「いいじゃん~!」

 

モカと夏々の言葉に、こういう待ち時間もみんなで何かしてた方が楽しいでしょと言うひまり。

 

「だいたい最後うやむやになるか、ひまりが詰まって終わるんだよな」

「も~! それはみんなが『る』攻めとか『ぬ』攻めとかするからでしょ~!」

 

必死過ぎなひまりを見て、とりあえず6人は待ち時間の間、しりとりをするのだった……

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「あれ? ひまりちゃんも休憩?」

「うん、波の上でバランス取るのって、それだけで結構疲れるんだね」

 

つぐみが休憩しに行くと、ひまりと蘭も居たので声をかける。2人も自分と同じ休憩中のようだ。

 

「巴とモカと夏々は、まだやってるんだ。巴は分かるけど、モカと夏々はちょっと意外だったかも」

 

蘭がそう言った。巴はこういうの好きだし分かるが、モカと夏々に関しては意外だった。

 

「ひゃっほー!」

「わっ、あんなに高い波なのに乗りこなしてる! 流石巴ちゃんだなー」

「あっ、もしかしてダンス部だからかな? バランス感覚が良いのかも!」

 

巴はダンス部だし、バランス感覚も良いから、乗りこなしてるのではないかとひまりが言う。

 

「分かるような分からないような……モカの方は……」

 

例えがイマイチだなと思いながら、蘭はモカの方に目を向ける。

 

「おぉ~。これはなかなかの波ですな~」

「あ、凄い! モカちゃんも上手!」

「モカ、楽しそうだね。あたしも次はボディーボードにしてみようかな」

 

楽しんでるモカを見て、蘭も次はボディーボードをやってみようかなと思った。

 

「あ、見て! 次の波、すっごく高いよ! 本物の海みたい!」

「あれはさすがの巴ちゃんも……」

 

乗りこなすのは難しいのではないか?と思った3人だが……

 

「おっ、きたきたきた! ひゃっほ~! サーフィンって楽しいな~!」

「ふ、普通に乗りこなしてる……巴、本当に初心者なの……?」

 

なんと普通に乗りこなしていた。

 

「ほ、ほら! 巴はダンス部だから!」

「ひまりのそのダンス部への絶対的信頼は何なの……」

 

ダンス部への謎の絶対的信頼は何なのだろうかと蘭は正直思う。つぐみも苦笑いしてるが、多分、自分と同じ事を思ってそうだなと思った。

 

「わ、見て見て! モカもすっごいんだけど!」

「あっ、蘭達だ~。おーい」

 

こちらに手を振りながらボディーボードを乗りこなしてるモカが居た。

 

「何でモカも普通に乗りこなしてるの……?」

「ごめん、あれは私にもよくわかんない……」

 

蘭の疑問に自分でも分からないとひまりは言った。

 

「あ、でも蘭ちゃん、ひまりちゃん。確かにモカちゃんも凄いと思うんだけど……」

「「?」」

「その、夏々君が私達の中で一番凄いんじゃないかな……」

 

ほら、あそこと言うつぐみに蘭とひまりが目を向けると……

 

「小さい! 小さいよぉ!! 人口の波とはいえ、こんな小さな波じゃボクは満足できないよー! そぅれ!」

「すげー!! あの技ってエアリアルだよな!?」

「しかもあの子、ボディーボードでやってるよな!? どんだけ器用なんだよ!」

 

少し見た目が厳つそうなヤンキー2人が夏々の技を見て、尊敬するような声を上げていた。それにつられて他の客も歓声を上げている。

 

「あっ、蘭ちゃん達だ♪ おーい!」

「おい嘘だろ!? あの子、あそこに居る女の子達に手を振りながら、超難関の技、ノーズライディングをやってんぞ!?」

「パネェぞ! 絶対あの子タダモンじゃねぇぞ!?」

「「「……」」」

 

今のヤンキー2人の言葉から察するに、夏々はとんでもない事を現在進行形でやってるんだなと3人は理解したのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「いやー、楽しかったなサーフィン!」

「私も! 最後は少しだけボードの上にも立てたし!」

 

サーフィンを楽しんだ6人は、お昼休憩がてらフードコーナーで談笑していた。

 

「モカは最後までボディーボードだけだったけど、サーフィンはよかったの?」

「いや~、モカちゃんの才能はボディーボードでこそ輝くみたいだからね~」

「モカちゃん凄かったもんねー♪ お陰でモカちゃんが普段見せないような、可愛い写真もたくさん撮れたし♪」

「っ!?」

 

ほら。と言いながらモカ以外の4人にスマホを見せる夏々。そこに写っていたのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だった。

 

撮られた当人は顔を赤くし口をパクパクさせながら、夏々を見ているが。

 

「む~っ!!」

「おーっと、野生のモカちゃんがボクに襲いかかってきたんだよー♪」

「なんか久しぶりに見るね。モカのあの表情……」

「確かにな。実際モカの弱点は夏々だもんな……」

 

そして頬を膨らませ、ポカポカと夏々を叩くモカを見て、こんな表情をするモカを見るのは久しぶりだなと蘭と巴は呟いた。

 

「巴なんて、最終的に知らない人に、質問攻めにされてたよね……」

「いやー、初心者だって説明しても、全然信じてもらえなくって困ったよ!」

「まあ、あんなの見たら、誰も信じないでしょ。……っていうかあたしも若干疑ってるくらいだし」

「いやいや、本当だって!」

 

巴はそう答えると、ちょうど自分と夏々が注文した品のベルが鳴った。

 

「……っと! アタシの豚骨ラーメンもできたみたいだな! ちょっと取ってくるよ!」

「ボクも自分の取ってくるー♪」

 

巴と夏々は4人にそう言うと、頼んだ品を取りに行った。

 

「巴、プールでも豚骨ラーメン食べるんだ……まあ、モカもパン食べてるけど」

「こういうところで食べると、いつもと違った味わいがあるんだよ~。分かるかね、蘭くん?」

「ごめん、全然わかんない」

 

寧ろ、そういうの分かるの夏々くらいでは?と蘭は思った。

 

「よーし、ご飯食べたら次はどこ行こっか?」

「あっ、そろそろウォータースライダーの優先パスが使えるようになるみたいだよ!」

 

ひまりの言葉につぐみがウォータースライダーの優先パスが使えるようになると教えてくれた。

 

「おっ、待ってました! 今、速攻で食べちゃうから!」

「5分だけ待ってて! ボクも急いで食べちゃうから!」

「すぐに行かなきゃいけないわけじゃないし、急がなくっても大丈夫だよ。それと……夏々君? それ……何?」

「え? ラーメンだけど?」

 

ちょうどいいタイミングで巴と夏々が戻って来て、それぞれ食べ始める。そしてつぐみがそう訊くと夏々は首を傾げた。

 

「ていうか、ラーメンに見えないんだけど……」

「これ? ()()()()()()()()()♪ ちなみに野菜マシマシ♪」

「実際に見ると、ボリューム感が凄いな! アタシも夏々と同じやつにすればよかったな……」

「ボクも正直、トモちゃんと同じ豚骨ラーメンで何かトッピング付けようか迷ったんだよねー……結局、煮干しラーメンに惹かれちゃったんだけど」

「「「「……」」」」

 

巴と夏々のやり取りを見てた4人は、夏々が頼んだ背脂煮干しラーメンを見たせいか、飲み物を買いに行くのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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