トレーナー「あのーなんかおかしくない?」   作:ザッツユウゴ

1 / 10
三人称一元練習で書いた、好評なら続く?


プロローグ
プロローグ


「後20分でトレセン学園につきます。」

 

「おおやっとか。よく地方からスカウトしたやつをタクシーで連れてきましたね。」

 

 よくあるタクシーの中40代の男と若い20代の男が話している。後方の座席に座っているのは、今から行くトレセン学園に新幹線で優雅に行こうと考えていたトレーナー(仮)である。

 

「未来の金の卵を育てるトレーナーを丁重にもてなせと先代から言われてますから」

 

 違うそうじゃないと思うのと、もしかして先代死んでる? 思いながらもトレーナーは話を聞く。

 

「言っておきますけど、先代隠居しているだけですから」

 

「あっですよねー」

 

 死んでたらそれはそれで困ると考えながらも、車は法定速度を守り進んで行く。

 

「後、10分くらいです」

 

 と運転手から聞くとトレーナーはワクワクし始めた。不安、夢、憧れと色んな感情が要り混ざり、まるで闇鍋みたいになっているがこの男は、容姿最高な女の子とイチャイチャできる!

と、まぁ一般的?な考えだ。

 

プップー

 

 外からクラクションみたいな音が聞こえたので、運転手とトレーナー(仮)は外を観ると

 

 規定速度を無視したトラックが突撃してきてた。

 

ドグバゥァン

 

 この世の音ではない音が、衝突によりこの世に生まれた。

 

ピーポピーポ

 

 と救急車等が来ているがタクシーの横腹に突撃した運転手もタクシー運転士もそしてトレーナーも誰も"この世"では助かっていない。

 

そうこの世では。

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

ンガァ

 

「ああ寝てた俺?」

 

「はい、寝てましたよ。流石に長旅ですから、それと可愛らしい寝顔でしたよ」

 

 と先ほどの運転手とは、別人に近い声が聞こえるのでトレーナー(仮)は運転席を覗いてみると。

 

「?? どうかされましたか。もしかして私に見とれちゃいました? この先も見たいなら連絡先交換してくれたらいいですよ」

 

 なんと! サルもびっくり運転手がいい感じの40代のかっこいい男性から、化粧の濃い女性になっていた!

 さりげなくビールを飲んでつまみを食べるようにナンパされたこの男、人生でナンパされたことなどない。

 

「えっあっ結構ですぅ」

 

「もう!」

 

 訳が分からずとりあえずで断ったが運転手は不機嫌になってしまった。

 

「…………………」

 

「・・・・・・」

 

 話をして、何故運転手の性別が変わっている理由などを聞くきっかけを作ろうと策を練っていると。

 

「そういえばさ、君どうしてトレセン学園に?」

 

「あっ、はい! 夢を見たいからですね」

 

 咄嗟に適当な理由を言い笑われることを覚悟した。

 

「いいじゃん、今時そんなかっこいい理由で入る男性は居ないよ」

 

 予想外の返答にトレーナーは魚みたいな阿保顔になっていた。

 

「よし! 到着だ」

 

 トレーナーが降りると。

 

「ついでにこれにサインしてくれ」

 

「あのこれは?」

 

 学園前の門に到着したら、色紙とペンを差し出された。

 

「未来の大物トレーナーのサインをもらっておきたいんだ」

 

「!! ありがとうございます!」

 

 ウキウキしながらサインっぽく色紙に書いて、運転手に返した。

 

「ありがとう、そんじゃ頑張ってくれよトレーナー君!」

 

「はい!ありがとうございました!!」

 

 お辞儀をしてタクシーはどこかに行ってしまった。

 

「・・・・色々聞くの忘れた」

 

 ・・・重要な情報を聞けなかったトレーナーは、落ち込みながらも学園に進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

 

 

「ハァハァハァハァやっと着いた。」

 

 

 タクシーを降りてから60分、方向音痴の彼は道に迷いやっと理事長室前に着いた。

 

「少し、休憩、しよう」

 

 壁に寄り掛かり呼吸を整える。

 

「来ませんねー」

 

 部屋から声が聞こえる。こいつは壁に耳を当て会話を盗聴し始めた。

 

「うむ。さすがに地方から迎えの車を出したのが悪かったのか......」

 

「それもありそうですけど、こちらの男女比が1:9ということを知って逃げてしまったかもしれません」

 

 と再びサルが驚く事実を知ったトレーナーは、さらに会話を聞くために集中する。

 

「彼の来る途中の道で、暴走したトラックがいたらしいからもしかしたら.....」

 

「やめてくださいよ理事長。言霊っていうことがあるんですから」

 

 入った方がいいと判断したトレーナーは、荷物を端っこに置き呼吸を整えていると。

 

「理事長室になにか用があるのかい?」

 

 とトレセン学園の制服を着て、豊満な体つき、前髪以外が栗毛色で前髪が黒く一本だけさきいかみたいな髪が生えているウマ娘が話しかけてきた。

 

「今日からここに来ることになったトレーナーです」

 

「君がか、よろしく頼む」

 

「はい、宜しくお願い致します」

 

 トレーナーは手を差し出した。

 

「いいのかい?」

 

「??うんいいけど?」

 

 何を聞かれたのかわからず、トレーナーはとりあえずで肯定した。

 

「フフ、君の手は暖かいな。やってみたいことがあるいいかな?」

 

「ん-いいですよー」

 

 ニコニコと手を握ってもらって嬉しいのか、口調が普段どおりになり始めた。

 

「んん、私が予想どおり君の手は気持ちいいな」

 

 許可を取ったとはいえ、いきなり異性の手を自分の頬に合ててくるとは、中央とは恐ろしいと感じるトレーナー。

 

「トレーナーさん? シンボリルドルフさん? いいですか?」

 

 と理事長部屋のドアを開け、緑の服の女性が話しかけてきた。

 

「すいません、たづなさん」

 

 この男を置いて話は進み、三人は理事長室に入っていった。

 

 

 

 

 

________________________

 

 

「うむ。君が○○トレーナーだな」

 

 本当に大丈夫かと思いながらも、敬意を感じられる姿勢で彼は話を聞く。

 

「はい。よろしくお願いします理事長」

 

「君はここのおおよそを理解しているだろうから、本題に入る!!」

 

 何を言い渡されるか、つばを飲み込み心の準備をすると。

 

「3ヶ月後のメイクデビューのレースで、担当のウマ娘を1人以上決めることと、色んなウマ娘と関わってほしい!!」

 

 バッと扇子を開き、【本題】と書かれていた。

 

「どうしてですか?」

 

「このトレセン学園には男性が極端に少ないというか、トレーナー自体に男性が少ない。そのため、ウマ娘達に男性との関わりを持って、社会に出ても大丈夫にしようという話になって、偶然白羽の矢が立ったわけだ。」

 

 なるほどと内心感心をしているが一つ違和感を感じた。

 

「なら担当ウマ娘は私がなろう」

 

 とルドルフが手を挙げる。

 

あら、理事長はメイクデビューのレースで決めろ、と言いました。あなたはここで三年目じゃないですか?

 

理事長は担当ウマ娘を1人以上と言いました。別にメイクデビューウマ娘のみとは言っておりません

 

 女の争いが始まった。トレーナーはなんで起きたかわからずにいるため、さりげなく部屋を出て行こうとしたが。

 

「おっと○○トレーナー、部屋をどこか言ってなかったな」

 

 喧嘩している二人にわざと聞こえるように理事長が言うと。

 

「トレーナー君。私が案内するよ」

 

 と尻尾が先程より、少し上がっているように見える。

 

「いえいえ、生徒会長さんは生徒会の仕事をしてくださいね」

 

「生徒会の仕事は私の右腕と左腕に頼んであります。そちらこそ仕事がありますよね?」

 

「いえ、仕事がありますけれども、理事長の認証がないといけないものばかりですので、ルドルフさんの心配には及びません」

 

 女の戦いが始まったが当のトレーナーは、対岸の火事程度にしか見ていない。

 

「私はお花摘に行ってくる」

 

 理事長は子供らしく走り部屋を出る前に、後ろポケット付近の尻を触っていった。

 

「???」

 

 不思議に思い後ろポケットを触ってみると、紙が出てきた。

 

『助け船としてこれを渡しておく、尻触ったことは許して。』

 

 部屋の場所を記した地図が出てきた。

 

最近たづなさん、男性トレーナーに声かけまくっているって話ですよね。ここは立ち位置を考えて声をかけまくるの止めた方がいいですよ

 

あら、前任はあなたの積極的アプローチのせいで辞めたらしいですね

 

 と争いは加速していき、ここにいては二人のイメージが落ちてしまうと考えたトレーナーは、部屋を出て地図に記された部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここかぁ……………」

 

 と部屋にどうにかたどり着いたトレーナーが、部屋に入り目にしたものは。

 高級マンションかよと言いたくなる広さのアパートであった。

 

 部屋に入らないとなにも始まらないと思い部屋に入ると。

 

「あっ良かった」

 

 持ってきた荷物は段ボールに入ったままであった。

 

「部屋の地図作るか」

 

 お前は伊能忠敬と言いたくなるが、これもトレーナーの変わった趣味である。

 

 

 

 

 

 

 

「よし!次は荷解き」

 

 てきぱきとまるで熟練者の如く荷解きをする。

 

 

 

 

 しばらく家具やらなんやらを置いていくと。

 

「よし終わり風呂入って寝るか」

 

現在21:00。長旅でかなりの疲労が溜まっているため、トレーナーはかなり眠い。

 

「ふぁぁぁぁンァツカレタモォ」

 

 と風呂に入るため上を脱ぎタンクトップになると。

 

 

コンコン ダレカイルカー?

 

 と聞こえてきたので、あの二人が決着をつけにこちらにきたと、思い逃げ道を考えながらも玄関を開けると。

 

「おお、これ....お、お前な、なんて格好をしているんだ!!!

 

 ノックしてきた主はナリタブライアン。ただの薄着というだけで慌てていることに、疑問を持つ。

 

「おーサンキュー、ちょっと待ってな。」

 

 トレーナーは急いでクーラーボックスに入っていた缶ジュースを取り出し、ブライアンに渡した。

 

「お礼だ。これありがとな」

 

 手を振り玄関を閉める。

 

「なんなんだあの男。もしかして......」

 

 そんなことを言われたことなど知らずに、受けとったファイルの中身を見てみると。

 

「もう担当ウマ娘の書類かよ。気が早いな」

 

 困惑しながらも資料を見ていると。

 

「ルドルフ?だっけあいつの分もう書き終えている......」

 

 少し引いたが資料をファイルに戻し、机に投げて風呂へ向かった。

 

 

 

 

「あ゛あ゛あ゛風゛呂゛は゛気゛持゛ち゛え゛え゛な゛」

 

 ベットにダイブし寝そうになるが、とあることを思いつく。

 

「せや! ウマッターのアカウント作って、担当ウマ娘の宣伝に使おう!!」

 

 とぺっぺっぺとアカウントを作成したが、ここで問題発生した。

 

「アカウントの写真どうしよう・・・・」

 

 よくあるフリー素材にしようか悩んだが、胡散臭いとかで見られない可能性があった。

 

「あっ目を隠して、体を写せばいいのか!!」

 

 こいつの倫理感なら問題はないだろうが、世間の反応は......

 

「うっし完成!! 電源消してっとお休みなさい」

 

 と疲れていて気絶するように寝た、ウマッターのアカウントがどうなっているかも知らずに....。

 

 

 

 





資格ホシィ

書き終えてからなんかタイトル違う気がするから、ブライアンを追加してたり。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。