「い……異変だって?」
あの赤い霧のことか……確かに人の手によって引き起こされているならとんでもないことだが。いや……それにしても何だ?この霊夢から感じる異常な雰囲気は?まるで鬼の顔が見えるようだ……
俺がそんなことを思っていると霊夢はどこからともなくお祓い棒を取り出し一人で空を超スピードで飛んで行った。霧が広がって来た方向へと
なっなんてスピードなんだ……妖怪のめたりんこより速いんじゃないか!?
「全く、異変事になると目の色が変わるのは相変わらずだな。私は霊夢を追いかけるからパワプロはここで待ってろよ」
そう言うと魔理沙は箒の上に立ってさっきの霊夢よりも速いスピードかもしれない速度で空を駆けて行った
「は……速いな二人とも」
あまりのスピードに少し呆気に取られたがよく考えるとお祓い棒持ってる巫女に箒持ってる女の子が二人か……危ないんじゃないか?
相手はどんなやつかも分からないのに二人とも突っ走って……待ってろとは言われたが俺も行くか!
とは行っても俺はさすがに飛べないから走りだけどな!
そう決めると俺は素早く神社を後にして二人の後を追いかけていく
はぁはぁ……全く追いつかん!!
追いかけようと急いで走り出したのはいいがあの二人には全く追いつく気配がない。というかそもそも霧がもう完全に空を覆っていて霧が広がってきた方向がもう分からないから道があっているのか分からない
「途中の道にはへんな黒い球体の謎な物体が落ちてたしなぁ」
まぁあれは不気味だったから無視したけど……おっと、何だこれは?池……にしては広いか、こりゃ湖だな
走ってると湖を発見して一度足を止める、目を凝らして湖の先を見てみると何かの建物が見える気がする
遠くてよく分からないが俺の勘があの建物が怪しいと言ってる気がするな、ただの勘ではあるが
さて、この上を飛んで行けたら速いんだが……湖の周りを走っていくしかないな。空を飛べるのが羨ましいなと思いながら走るために体を動かした時だった
「!うぉっ!?」
いきなり鋭利な氷が大量に上から降ってきた。その氷は地面にザクザクと突き刺さる、体を動かした時に落ちてきたから何とか避けれたがそうじゃなかったら刺さってたかもしれないぞ……
「あー!アタイの最高で最強な攻撃を避けやがった!」
その氷を落とした張本人であろう人物が浮遊しながら悔しそうに言っている。いや……人物?人なのかこいつは?氷の羽みたいのが背中に生えてるぞ!?
初対面でいきなり攻撃を仕掛けてくるわ、こいつも空を飛べる能力なのか分からないが浮いてるし……やばいぞこいつ。セリフもアホっぽいし
「避けるに決まってるだろ!当たったら死んじゃうかもしれないからな!」
「さっきも変な二人に素通りされたし、お前だけはアタイがぶっ倒してやる!」
「なんで!?」
意味が分からない、なんで俺がこいつに倒されないといけないんだ!?いやでもさっき二人って言ってたな……霊夢と魔理沙のことか?
「おいお前!その二人はどこに行ったんだ!」
「その湖の先にある赤い館だよ!」
答えるのかよ!絶対に答えないかと思ってたぜ……でっでもやっぱりあの建物か。俺の勘は当たってたようだな
「でもお前はそこまで行けない……アタイが今からぶっ倒すからね!『氷符』アイシクルフォール!」
なっなんだ!?よく分からない札を取り出して何か喋ったと思ったら急に氷の弾?が大量に飛んでくるぞ
だが攻撃は中々激しいが普通に避けれる。何ならあいつの近い正面は安全地帯だがそれは俺を誘い込む作戦だろうな。ここまでして邪魔してくるならこの霧の事件の黒幕の仲間なんだろう
「氷には火か?火遁の術」
忍術の一つである火遁の術を俺は使う。凄まじい火力が相手の氷の弾を溶かしながら襲いかかり直撃した
「うわわあああぁぁ!」
「ふっ安心しろ、さすがに命を奪うほど強いものでは……あれ?」
いないぞどこにも?おかしいさっきまでそこにいて俺の火遁が当たって……よく見たらさっきあいつが浮遊してた下の地面には少しだけ水たまりがあるような……
「まっまさか……しっ……」
いや……よく考えろ。相手はいきなり俺を殺すつもりで攻撃してきたんだぞ。しかも恐らくこの霧の事件の関係者、俺は何も悪くない……そう、悪くないんだ
「せっ正当防衛だもんなぁ〜正当防衛なら仕方ないよなぁ〜うんうん」
風賀の国でもこんことは沢山あったしな、今更だよな。久しぶり?で感覚が鈍ってたな……よし、行くか!この湖の先にある館って言ってたな
俺は目的地に到達するため湖の横を走り赤い館に向かって行く
〜〜一方そのころ〜〜
「全く、これじゃここまで飛んで来たことのほうがはるかに準備運動になってるわね」
霊夢はパワプロが目指してる赤い館の門の前で倒れてる人物を見下ろしながら喋る
「まっ私達二人相手じゃさすがに勝てんだろ」
「私一人でも五秒で倒せるわ」
それはさずかに無理だろと魔理沙は茶化すようにツッコミを入れる。二人が倒した相手はこの館の門番だったが何事もなかったかのようにその門番を倒し終わったところだ
「さて……犯人はこの中にいそうだがどうする霊夢?」
「当然侵入よ。魔理沙、マスタースパーク」
門の先にある大きな扉に指を指しながら霊夢は言う
「はいはい」
やれやれと言った表情で魔理沙は頭に被ってる黒い帽子からゴソゴソと小さな八卦炉を取り出してそれを扉に向けて持った
「『恋符』マスタースパーク!」
魔理沙が手に持っていた八卦炉が光を放ち強力なレーザーとなり館の門や扉をぶち壊して行く。瓦礫となった入口から二人は砂埃が舞う中現れ黒幕の本拠地……紅魔館に侵入した
「てっ敵襲ー!!」
大量の妖精メイドが叫びオタオタとしている光景を見て魔理沙は思った。『こりゃどっちが悪役か分からないな』と……
「何か騒がしくないかしら?」
黒い羽を生やした幼い少女が赤い液体が入ったグラスを片手に横にいる人間のメイドに質問した
「どうやら正面入口を壊して堂々と侵入したようですね」
それを聞いて幼い少女は笑う
「あら?来たのね、博麗の巫女が……」
「えぇ、もう一匹オマケがいるようですが」
「そのオマケはお前にやる。早く来なさい博麗の巫女……身の程知らずを教えてあげるわ」
実際のパワポケの忍者戦国篇に属性とかいう概念はないぞ!