501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズに遊戯王の閃刀姫ロゼが加入するようです。 作:黒トリガー使い
時系列的にはジェット回以降です。
最悪な敵が現れました。
ある日の夜間哨戒が終わってロゼとサーニャはミーナ中佐への報告が終わると、ミーナ中佐から指令を出された。
ミーナ 「今から貴方達に緊急の任を与えます。今から3日前の夜、ロマーニャ海域の上空を航空機で移動中だったマルセイユ大尉とハイデマリー少佐の2名が人型ネウロイと遭遇。これと交戦して、その結果2人とも大怪我を負ってネウロイは逃がしたとの事です。そして、このネウロイが一昨日、昨日と同じポイントに略同時刻に出現したようで、今日も現れると予想され、貴方達2人にはこのネウロイの情報収集を行ってもらいます。その結果を踏まえて撃墜に向けた部隊を編成します。」
ロゼ 「それは厄介だな。あの2人はカールスラントでもかなりのトップクラスだったはずだ。その2人が大怪我を負う程強いのか。」
サーニャ 「ハイデマリーさん達は大丈夫なんですか?」
ミーナ 「大怪我は負ってるけど、命に別状は無いわ。2人とも今は安静にしているけどね。」
ロゼ 「分かった。取り敢えず、戦闘をしつつ情報収集を行い、無理な撃破は行わい。という事でいいのか?」
ミーナ 「そうよ、万が一退避が困難な場合はロゼさんの固有魔法を使って即時撤退してください。」
ロゼ 「了解だ。」
サーニャ 「いいの?ロゼさんの固有魔法は秘密なんでしょ?」
ロゼ 「今回は緊急事態だからな、サーニャだけには教えておくか。いいな中佐?」
ミーナ 「ええ、けどサーニャさんこの事は極秘でお願いします。たとえ、501の隊員にだろうがです。」
サーニャ 「分かりました。」
ロゼ 「なら、教えるとするか。誰に聞こえたら面倒だから、サーニャ耳を貸してくれ。」
ロゼはサーニャの耳に口を近づけ自分の固有魔法の全てを教えた。
サーニャ 「確かに、それはすごい魔法だね。」
ロゼ 「だからこその極秘なんだ。それと使用時は私自身動けないからその時は担いで撤退してくれ。」
サーニャ 「うん、分かった。」
ミーナ 「それでは2人とも、今夜20:00に格納庫に集合してください。それ迄はしっかり休んでなさい。それと、今日2人は特別に室内風呂を使って身体を綺麗にしてきていいわよ。以上解散!」
ロゼ、サーニャ 「「了解!」」
ミーナ中佐の解散の声の元、2人は司令室を出た。
ロゼ 「取り敢えず、朝食を食べてから風呂に行くとするか。」
サーニャ 「うん。そうだね。」
2人は食堂に朝ごはんを食べに向かった。食堂に着くと殆どの隊員が食事を終えていたようだ。
ロゼ 「すまない宮藤。ミーナ中佐への報告で遅くなってしまった。」
宮藤 「大丈夫ですよ。お仕事お疲れ様です。直ぐに準備しますね。」
宮藤は厨房に置いてあった2人の朝食を持ってきて2人の前に置いてくれた。
サーニャ 「何時もありがとうね芳佳ちゃん。」
宮藤 「いえ、これも私の仕事の1つですからね。」
ロゼ 「急いで頂くとしようか。」
2人は朝食を少し駆け足で食べ終えて洗い場に食器を置きに来た。
ロゼ 「ありがとう宮藤。今日も美味しかったぞ。」
宮藤 「お粗末様です。にしてもなんだか急いで食べてましたけど何かあるんですか?」
ロゼ 「ああ、今晩、緊急を要する任務が出たからな。その為にしっかり休息を取れと言われてな。」
宮藤 「そうなんですね、頑張ってください。」
ロゼ 「ありがとうな、宮藤。じゃあ、私達は行くよ。」
サーニャ 「芳佳ちゃん、片付けお願いね。」
2人は食堂を後にし、お風呂に入る為に部屋に着替えを取りに行った。
サーニャ 「でも、ちゃんとしたお風呂に入るのなんて久しぶりかも。」
ロゼ 「私もそうだな、こっち来てからはずっと身体を洗うだけだったからな。」
2人はお風呂に行き、久しぶりの湯船を堪能してからあがり、部屋に戻って睡眠を取った。
18:00に2人とも起きて、夕食を取ってから格納庫に向かった。
格納庫に着くと、2人は自分の武器とストライカーの再確認を行っていた。するとその途中でミーナ中佐と坂本少佐が現れた。
ミーナ 「2人とも揃ってるわね。ではこれより、作戦の再確認を行います。」
ミーナ 「先ず2人はターゲットが現れる地点である北東に150km進んだ所まで飛んでもらいます。本来は航空機を使う所ですが、今回は残念ながら許可がおりませんでした。目標地点に着いたらサーニャさんの魔法で索敵を行ってもらいます。ターゲットが現れ次第戦闘に入ってもらいます。そして情報を集めつつ、後退してください。万が一後退が難しそうならロゼさんの固有魔法で時間を稼いでから全速力で後退をお願いします。もしターゲットが午前5:00までに現れなかったらその時は帰還してもらって大丈夫です。以上です。なにか質問は?」
ロゼ 「問題ないな。」
サーニャ 「大丈夫です。」
坂本さん 「頼もしいな。だが2人とも無茶はするなよ。無事に帰ってこい。」
ミーナ 「では2人とも、発進の準備に取り掛かって下さい。」
2人はミーナ中佐の掛け声の元ストライカーを履き武器を持ってから、発進の準備を完了させた。
ロゼ 「準備完了だ何時でも行ける。」
サーニャ 「私も完了しました。行けます。」
ミーナ 「では2人とも、作戦開始です!」
ロゼとサーニャは2人揃って勢いよく、格納庫を飛び出していき、目標地点に向かって飛んで行った。
飛行開始から2時間程度で目標地点に着き、サーニャが索敵を開始した。
ロゼ 「どうだ?ネウロイの気配はするか?」
サーニャ 「いいえ、今の所は特にないです。」
ロゼ 「そうか、取り敢えず離れすぎない程度に距離をとって辺りを飛んでみるか。」
サーニャ 「うん。」
2人は少し距離をとってからネウロイの索敵を行った。索敵開始から10分後にサーニャから連絡が入った。
サーニャ 「ネウロイを確認。ここから20kmも離れて居ないと思う。」
ロゼ 「分かった。そいつのサイズは分かるか?」
サーニャ 「大きさ的には、中型程なので、ターゲットではないと思う。」
ロゼ 「まあいい、そいつの撃破に向かうぞ。」
サーニャ 「うん。」
2人は現場に急行し、ネウロイの姿を確認するとロゼがさらに加速してネウロイに接近した。
ロゼ 「私が此奴の上の装甲を剥がす。サーニャは私の援護とコアが出てきた場合の即時破壊をお願いする。」
サーニャ 「分かった。気をつけて。」
ロゼが剣を使い物凄いスピードでネウロイの装甲を剥がしていくと、ロゼが真ん中辺りの装甲を剥がした時にコアが出てきてそれをサーニャが綺麗に破壊した。
ロゼ 「戦闘終了だな。」
サーニャ 「うん。そうだね。!コッチにもう一体ネウロイが近付いてきてる。」
ロゼ 「何?それも違うか?」
サーニャ 「この形は恐らく報告にあった人型のネウロイ。ターゲットだと思う。」
ロゼ 「このタイミングでお出ましとは厄介な奴だ。」
2人は戦闘態勢を整えて、ネウロイの接近に備えた。
するとネウロイは凄まじいスピードで此方に接近してきて、目で捉えた時には既にサーニャの目の前に居て、剣を振りかぶっていた。
ロゼ 「なに!速すぎるぞ!」
サーニャ 「!回避が間に合わない。」
サーニャがネウロイの攻撃を回避しようとすると、ギリギリ躱せず、右肩から斜め下に向けて斬られて、怪我を負ってしまった。
ロゼ 「大丈夫かサーニャ!」
サーニャ 「うん。私は大丈夫だから。」
ネウロイはサーニャの次はロゼに狙いを定め斬りかかってきた。
だがロゼはギリギリの所で自分の剣で防ぐ事ができた。
ロゼ 「なんだコイツ!強すぎるぞ。」
ロゼはネウロイと何度も剣を打ち合せ続けており、何方も一進一退であった。
ロゼ 「それにしてもなんだか、こいつの剣技、彼奴に似ている。どういう事だ。」
ロゼが少し距離を置くと、ネウロイは今までの姿から形を変え、その姿を見てロゼは動揺してしまった。
ロゼ 「まさか、この姿はカガリなのか!ならもしかしてあのネウロイの正体は・・・」
ロゼが攻撃の手を止めると、ネウロイはまたロゼに襲いかかってきた。 ロゼは又もやギリギリの所で防ぐことができた
ロゼ 「くっ!このままじゃジリ貧だ。サーニャも早く連れて帰らないといけないからな。・・・仕方ない。アレでいくか。」
ロゼは何かを決めたようで、サーニャにインカムで話し掛けた。
ロゼ 「サーニャ、今からこの場から全速力で脱出する。お前は私が担いで飛んでいく。だから悪いが武器と弾薬は置いて言ってくれ。少しでもスピードを出せるようにする為に。」
サーニャ 「分かった。けど、どうやって脱出するの?」
サーニャは武器と弾薬を海に落としながら、ロゼに尋ねた。
ロゼ 「待ってろ。少しほんの少しだけタイミングを作ってお前を拾って逃げる。」
ロゼはネウロイと何回も鍔迫り合いをしていると、途中でネウロイの体制を崩して、その瞬間ロゼはサーニャの方向を向いて、飛んでからサーニャを拾い全速力でその場を脱出した。が、ロゼが出してるスピードは明らかにストライカーで出せるスピードではなかった。
サーニャ 「ロゼさん、このスピードは?それにストライカーは?」
ロゼ 「いいから黙ってろ、後で幾らでも話してやる。今は基地に帰ってお前の怪我を治す事が先決だ。・・・良かった着いては来てないようだな。」
ロゼは後ろを確認して、ネウロイが追って来てないのを確認すると安堵して、ミーナ中佐に報告を入れた。
ロゼ 「ミーナ中佐、此方ロゼ。対象との接触に成功。戦闘を行ったが脱出は成功。だが戦闘でサーニャが怪我を負ってしまった。すまないが宮藤を起こしといて欲しい。」
ミーナ 「分かったわ。2人とも気をつけて帰ってらっしゃい。」
ロゼ 「気分は悪くないかサーニャ?」
サーニャ 「うん、大丈夫だよ。」
ロゼ 「今の私なら後10分もしないで基地に着く。それまでの辛抱だ。」
サーニャ 「ありがとうね、ロゼさん。」
ロゼは絶えず最速のスピードを維持して、本当に基地に10分程で着いたのだ。
基地に着くと、ロゼは急いでサーニャを医務室に運んだ。
医務室に行くと既に宮藤とミーナ中佐が居た。
ミーナ 「え!もう着いたの!」
ロゼ 「話しは後だ。すまないが頼む宮藤。」
宮藤 「分かりました。任せてください。」
宮藤は治癒魔法を発動しサーニャの傷からの血は止まったようだ。
宮藤 「取り敢えず、血は止まったので、後は包帯を巻いておきましょうか。」
ミーナ 「夜分遅くにありがとうね、宮藤さん。もう戻ってもらって大丈夫よ。」
宮藤 「いえ、これも私の役目ですから!また何かあったら呼んでください!」
宮藤は医務室を出て自分の部屋に戻って行った。
ミーナ 「さて、ロゼさん。何があったか教えて貰える?」
ロゼ 「勿論だ。だが、サーニャが目を覚ますまで待ってくれないか?サーニャにも話すべき事がある。」
ミーナ 「分かったわ。では、サーニャさんが目を覚ましたら、司令室に来なさい。」
ロゼ 「感謝する、ミーナ中佐。」
ミーナ 「じゃあ貴方ももう休みなさい。相当魔力を消費してるようだから。」
ロゼ 「分かった。先に失礼させてもらう。」
ロゼは医務室を出て、自分の部屋に戻って行った。