501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズに遊戯王の閃刀姫ロゼが加入するようです。 作:黒トリガー使い
サーニャは怪我を負った次の日の夕方には目を覚ました。医務室にはロゼが1人だけいた。
ロゼ 「サーニャ大丈夫か?」
サーニャ 「ロゼさん、私なんでここにいるの?ネウロイはどうなったの?」
ロゼ 「覚えてないのか?サーニャは昨夜、目標のネウロイと接敵して、戦闘になった際、大怪我を負ったんだ。何とか脱出は成功したけどな。」
サーニャ 「そうだったんだ、ありがとうねロゼさん。」
サーニャはロゼに笑顔でお礼を言った。
ロゼ 「なに、当然の事をしたまでさ。それと、サーニャが目を覚ましたら、ミーナ中佐の所に来るように言われてるんだ、今から行けるか?」
サーニャ 「うん、大丈夫だよ。」
サーニャはベットから起き上がり、降りて立とうとするとバランスを崩した。
ロゼ 「おい、無理をするなよ。まだ万全じゃないんだから。」
ロゼがギリギリの所でサーニャの身体を支えた。
ロゼ 「仕方ない。サーニャは私が抱えてから行くか。」
サーニャ 「そんな、悪いよロゼさん。」
ロゼ 「何を言っている、怪我人は大人しくしているものだ。」
ロゼはサーニャの身体を持ち上げて、両腕で抱えるようにしていた。所謂お姫様抱っこのような格好だった。
ロゼ 「さあ、行くとするか。」
サーニャ 「うん・・・」
サーニャは少し顔を赤面させていた。
司令室前に付くとロゼはサーニャを降ろして、中に入っていった。
ミーナ 「来たわね。サーニャさん、身体は大丈夫かしら?」
サーニャ 「はい、心配をおかけしました。」
ミーナ 「それじゃ、早速昨夜の事を教えて貰えるかしら。」
ロゼ 「ああ、先ず目標地点に着いた私達は中型のネウロイを発見。これを撃墜。その後目標のネウロイが急接近してきて、サーニャに剣で斬りかかって怪我を負わせられた。そして、私が一瞬だけネウロイの体制を崩してから、私が本来出せる速度の限界を出して脱出してきたんだ。その際私のストライカーとサーニャの武器を海に落としてきたんだ。」
ミーナ中佐とサーニャはネウロイの情報ではなく、ロゼがストライカーを履かずとも飛べるという事の方が驚いていた。
ミーナ 「つまり、ロゼさんはストライカーを履かなくても飛べるの?」
ロゼ 「ああ、本来私はこのままでも飛ぶ事が出来るんだ。・・・いい機会だから私の事を他の隊員にも話すとするか。ミーナ中佐、他の隊員を会議室に集めて貰えないか?そこで私の事と、今回現れた人型ネウロイについて全て話そう。」
ミーナ 「分かったわ、今から皆を呼び出すわ。貴方達2人は先に会議室に行ってなさい。」
ロゼ、サーニャ 「「了解!」」
ロゼとサーニャは司令室を出てから会議室に向かおうとした。その前にロゼはまたサーニャを抱えた。
サーニャ 「ロゼさん、私はもう大丈夫だよ。」
ロゼ 「なに、怪我人は無理をするなと言ったろ。いくら宮藤の魔法で出血を止めたといっても傷口は塞がってないんだ。今日くらいは甘えてろ。」
サーニャ 「ありがとう、ロゼさん。」
サーニャは又もや顔を赤面させていた。
2人が会議室に着くと、ミーナ中佐からの放送が入り他の隊員も続々と集まってきた。
ミーナ中佐と坂本少佐以外の隊員が着いて少しすると、2人がやってきた。
ミーナ 「皆さん、いきなりですが集まってくれてありがとうね。今日はロゼさんからとても大切なお話があるとの事なのだ集めました。では、ロゼさんお願いします。」
ロゼはミーナ中佐に言われると前にある壇上に行った。
ロゼ 「先ず、私について話しておこう。結論から言うと私はこの世界の人間ではない。そして、人間でもない。」
ロゼの発言に他の者は驚いていた。
ロゼ 「まあ、驚くのは無理ないだろう。掻い摘んで話すと、私は元いた世界にある国で戦争の為の人型兵器として造られたんだ。そのお陰で私は生身でも空を飛ぶ事が出来るし、1000km以上の速度も出せる。それで、ある日の戦闘中に空を飛んでいた私の目の前にいきなり巨大な穴が出てきた。いきなりの事だったから回避が出来ず穴に入り込んでしまった。そして気が付くとこの世界に居たんだ。最初は直ぐに戻ろうとしたが穴は消えていて、少し飛んでいると、ネウロイと遭遇した。即刻これを撃墜したが、この時、カールスラントの軍人に目撃されて、私はカールスラントに囚われたんだ。そこで取引として私は無償でカールスラント軍人として、軍役に従事する事になった。そして私はここに来た。」
ロゼの話が終わるとみんな唖然としていた。そんな中バルクホルンが口を開いた。
バルクホルン 「つまり、ロゼはこの世界の人間でもなければ、そもそも人間じゃなくロボットって事でいいのか?」
ロゼ 「ロボットと言うとのは語弊があるがまあ、似たような物だ。だが私の身体の中は殆ど人間と同じように作られてる。普通に過ごしてる分には分からないだろうがな。」
ミーナ 「・・・貴方の生い立ちは分かったわ。では、人型ネウロイについて教えて貰っていいかしら?」
ロゼ 「分かったよ。話すさ。」
ロゼが話をしようとすると、宮藤が驚いて声を上げた。
宮藤 「え!また人型ネウロイが出たんですか?」
ミーナ 「そういえば、他の人には言ってなかったわね。そこについては軽く説明しましょうか。4日前の夜航空機で移動中だったハイデマリー少佐とマルセイユ大尉の2人が人型ネウロイと偶然遭遇。そして、交戦したんだけど2人は大怪我を負い現在安静中。そこで上層部はナイトウィッチに情報収集を命じてきたので昨夜、ロゼさんとサーニャさんに向かわせたわ。けどそこで、サーニャさんが負傷。ロゼさんの高速飛行を使って、ここまで帰ってきたそうよ。」
エイラ 「そんな!サーニャが怪我をしたのか!大丈夫なのカ?」
エイラはサーニャの方に目をやった。
サーニャ 「うん、ロゼさんと芳佳ちゃんのお陰で助かったんだよ。」
エイラ 「そうか、なら良かったんダナ。」
エイラが安堵して席ついた。
ロゼ 「じゃあ今度はそのネウロイに着いて話すとするか。昨日の交戦の結果、人型ネウロイの正体は私の元いた世界の相棒のレイの可能性が高い。」
ハルトマン 「え?ロゼの世界にもネウロイはいるの?」
ロゼ 「いや、私の世界にはあんな者はいないさ。だが、あの人型ネウロイは剣技、そして姿形の殆どが酷似しているんだ。考えたくもないが、レイも私と同じようにこの世界に来たが、ネウロイに取り込まれて、ネウロイと化したと思う。」
ミーナ 「それじゃあ、人型ネウロイは貴方の知り合いなのね?ねぇ、そのレイさんの実力と戦い方はどうなの?」
ロゼ 「レイの実力は私より上だな。その上にレイは戦闘形態を用途に応じて変えられる。いちばん厄介なのが閃滅モードと言われるカガリに変わった時だ。これは多数で攻めてきた相手や強敵を倒す為に使われやすくて、簡潔に言うと遠距離、近距離とも何方にも対応出来る。そして今までこの形態になったレイはどんな不利な戦況も覆してきた。つまり無敵に近いという事だ。」
ロゼの話が終わるとみんな黙り込んでいた中サーニャが聞いた。
サーニャ 「ねぇ、ロゼさんはその友達を助けたくはないの?」
ロゼ 「出来る事なら元に戻してやりたい。だが、その方法が分からない以上野放しには出来ないから撃墜しないといけない。・・・ミーナ中佐、人型ネウロイに当てる人員は私が選んでもいいか?」
ミーナ 「ええ、あのネウロイの事を十分に知ってる貴方なら人選は任せるわ。けど、人数は貴方を入れて6人までです。本当は全員で挑みたいけどそれ以上は他のネウロイが現れた場合の為基地に残しておきたいので。」
ロゼ 「ありがとう。じゃあ今からそのメンバーを発表させて貰おう。元々考えていたからな。序に理由も説明する。」
ロゼは1呼吸置いて決意を固めたかのような顔で声を発した。
ロゼ 「先ず1人目はバルクホルンお前だ。レイの攻撃にはアンカーを使って相手を拘束させる物がある。お前の固有魔法を使えば十分に千切る事ができる。2人目はシャーリーだ。レイのスピードはとてつもなく速い。だが、お前なら惑わされるずに対応出来るはずだ。3人目はエイラ。レイの攻撃は変幻自在で普通では攻撃の軌道を読めない。だがお前の未来予知なら躱す事が出来る上に攻撃も当てれるかもしれない。4人目は宮藤だ。お前の強固なシールドと治癒魔法で味方をサポートしてくれ。そして5人目はサーニャだ。お前の武器のフリーガーハマーは広範囲に攻撃ができる。それでレイの逃げ道を制限して欲しい。以上がレイに対抗出来るであろうメンバーだ。」
ロゼがメンバー発表を終えるとミーナ中佐が作戦決行日を伝えた。
ミーナ 「では、そのメンバーで明後日の夜に作戦を決行してもらいます。選ばれたメンバーは明日は作戦会議をして、明後日の昼の任務は中止として夜の作戦に向けて身体を休めて下さい。以上解散!」
ミーナ中佐の合図の元、各々会議室から出ていった。
ロゼは廊下に出ると、一人で歩いていたサーニャに声をかけた。
ロゼ 「サーニャちょっといいか?」
サーニャ 「どうしたの?」
2人は食堂に向かいながら話をしだした。
ロゼ 「こう言ってはなんだがお前に大怪我を負わせた敵と相対するのは大丈夫か?」
サーニャ 「大丈夫だよ。本調子とまでは行かないけど、作戦はきちんと遂行するよ。」
ロゼ 「そうか、ありがとうな。だが無理はするなよ。」
サーニャ 「うん、頑張る。」
そんな話をしていると食堂について晩御飯を食べてからその日は睡眠をとった。
翌日になると、ロゼが選んだメンバーの6人で作戦を考えていた。所々ロゼが何かを言いいそうになったがその度に言葉を呑んでいた。
その日が終わり、作戦決行当日になり昼間は6人とも部屋で休息を取っておりあっという間に出発1時間前になった。