501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズに遊戯王の閃刀姫ロゼが加入するようです。   作:黒トリガー使い

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今度こそ倒してみせます。

作戦当日の夜19:00にロゼ達作戦部隊とミーナ中佐が格納庫前に来ていた。

 

 

ミーナ 「これから貴方達8人は航空機で目標地点から30km離れた位置まで行きそこからストライカーで目標地点まで行ってもらいます。そこから先は貴方達が決めた作戦でネウロイを倒してください。それともし負傷者が4人以上になった場合もしくはこのメンバーでも撃墜不可能と判断した場合は即帰投してください。私からは以上よ。では、航空機に乗り込みなさい!」

 

 

ロゼ達はストライカーを履いた状態で 航空機に乗り込み、降下地点まで運んでもらい、降下を開始した。目標地点には20分程で着きサーニャによる索敵を開始した。

 

 

エイラ 「どうだサーニャ。ネウロイの気配は感じられるか?」

 

 

サーニャ 「今の所ネウロイの気配は感じられません。」

 

 

バルクホルン 「よし、ならばサーニャを真ん中に置いてお互いにサポートできる間合いを取って直線になって我々も索敵を行うとするぞ。」

 

 

バルクホルンの号令の元、左からロゼ、ハルトマン、バルクホルン、宮藤、サーニャ、エイラ、シャーリー、リーネの順で等間隔に間を空けて索敵をしていた。だが、索敵開始から1時間経ってもネウロイが現れる気配がなかった。

 

 

バルクホルン 「おかしいな、今までの情報だと人型ネウロイは毎晩この辺りに現れているらしいのに。なぜ今回は現れない。」

 

 

ロゼ (なぜ現れないんだレイは。一体何を企んでる。まさかこの部隊を確実に殺れるという秘訣でもあるのか?)

 

 

各隊員が人型ネウロイが現れない事に疑問を抱いていた。その瞬間サーニャの目の前に突然レイが現れて、サーニャを攻撃した。サーニャはその攻撃を防ぐ事も避ける事も出来ず海に落ちてしまった。

 

 

ロゼ 「サーニャ!宮藤、サーニャを助けてやってくれ。私はレイを止める。」

 

 

宮藤 「分かりました。任せてください。」

 

 

宮藤が急降下してサーニャを拾いに行った。

 

 

バルクホルン 「よし、宮藤、ロゼ以外の者はネウロイの動きが止まり次第一斉射撃だ。」

 

 

レイ 「また来たんですね。しかも今度は2人ほど増えてますね。だけど何人来ても無駄です。貴方達の様な弱い人に私には勝てませんから。」

 

 

ロゼ 「果たしてそうかなレイ。どうやって先制したかは想像はできたが聞かないでおくさ。だかここからは私達の番だ。」

 

 

レイ 「ロゼ、あなたは賢いと思ってましたけど違いましたね。その魔法は私には効きませんよ。」

 

 

レイがそう言ってカガリモードになって攻撃を開始しようとすると、いきなり動きが止まった。

 

 

レイ 「なんでどうして動きが止まるのよ。まさかロゼ、貴方この間はまだ本気じゃなかったの?」

 

 

ロゼ 「本気じゃなかったとは語弊があるが、私の全魔法力を使えばカガリのお前でも少しは止める事ができるんだよ。」

 

 

レイ 「小癪な真似をしますね。けど少し火力が増えたくらいじゃ私は倒せませんよ?」

 

 

ロゼ 「そう強がってられるのも今のうちだぞ。」

 

 

宮藤 「ロゼさん、サーニャちゃんを拾いました。」

 

 

ロゼがレイと話していると、宮藤からサーニャを助けたという1報が入った。

 

 

ロゼ 「よくやった宮藤、お前はそのまま航空機に退避してサーニャの治療を頼んだぞ。」

 

 

宮藤 「分かりました。」

 

 

宮藤はサーニャを抱えてその場を離脱した。そしてその後すぐバルクホルンから指示が入った。

 

 

バルクホルン 「さあ、行くぞ各員、攻撃開始。射撃の手を緩めるな。弾切れ寸前まで撃ち続けろ。」

 

 

バルクホルンの攻撃の合図でロゼを除く5人の一斉射撃がレイを襲う。連射は1分もせずに終わると、徐々に煙が晴れてきた。そこにはこの間と違いコアが剥き出しになりかけているレイがいた。

 

 

バルクホルン 「ちっ!あと少しだったか各員、残りの弾をコアに向けて撃ち込め。」

 

 

ロゼ 「!ダメだこのコアは簡単には抜けないぞ。」

 

 

ロゼが支配でレイの動きを止めていたお陰なのか、ロゼはレイのコアの異常な硬さに気が付いたのだ。

 

 

だがロゼの言葉は少し遅かったようで既に全員が残り少ない弾を撃ち込んでおり、全員が弾切れを起こしてしまった。だが、レイのコアは健在だった。

 

 

ハルトマン 「そんな、私達の一斉攻撃で倒れないなんて。」

 

 

リーネ 「こんなネウロイ、本当に倒せるんですか?」

 

 

バルクホルン 「くそ、撃破を急ぎ過ぎたか。」

 

 

エイラ 「どうする大尉。ここは撤退するべきカ?」

 

 

シャーリー 「だが、今はまだロゼが魔法を使っている。このままじゃ撤退は難しいぞ。」

 

 

エイラ 「じゃあどうするって言うんだヨ。」

 

 

ロゼ 「2人とも今は喧嘩なんてするな。私が魔法を解いてレイを殺る。だからエイラは未来予知でハルトマンはシュトゥルムでサポートをしてくれ。バルクホルン達は万が一の為に直ぐに撤退出来るように準備しといてくれ。」

 

 

バルクホルン 「ああ、任せろ。」

 

 

レイ 「嬉しいな、ロゼ。貴方ともう一度真剣勝負ができるなんて。悪いけど今度も私が勝たせて貰うわよ。貴方じゃ私には勝てないもの。」

 

 

ロゼ 「残念だが、私も簡単に負ける訳にはいかないからな。それに頼もしい味方のサポートもあるんだ。更にはお前は既にボロボロだ。尚更負ける訳にはいかない。」

 

 

ロゼが魔法を解除し、お互いに剣を取り出した。少しの間、海風の音だけが響いたがお互いに同時に接近して剣を合わせた。

 

 

その2人のあまりの速さにサポートをお願いされたハルトマンとエイラは迂闊に動けずにいた。

 

 

ハルトマン 「あんな戦闘、どうやってサポートしたらいいの?」

 

 

エイラ 「あんなに速いんじゃ私がいくら未来を見ても意味なさそうなんだナ。」

 

 

2人は異次元的な戦闘をただ見ているだけしか出来なかった。

 

 

2人の戦闘は20分近く続いたが何方も決め手に欠けるものだった。まずロゼはレイに接近しているが不意に後ろからホーミング弾搭載の翼や、アンカーが飛んできたりしていたが、レイがダメージをおってくれてるお陰で速度は遅く、ロゼは容易に斬り落としていた。一方レイは剥き出しになったコアはレイの左脇辺りからしか攻撃できない位置にあるのでレイの剣を飛ばしでもしない限り、遠距離攻撃を持たないロゼではコアを破壊させる事が出来ないのであった。

 

 

レイ 「やるわねロゼ。貴方あの時より腕を上げてるんじゃない?」

 

 

ロゼ 「当たり前だろ。あれから何年経っていると思っている。だが、もうそろそろ決着を付けさせてもらうとしようか。こっちは急がなくちゃいけない事情があるからな。」

 

 

レイ 「それって、あの3度も怪我した銀髪の子の為かしら?あの子も不憫よね。貴方が最初の時に降伏していればあの子は3度も怪我を負うことはなかったのよ。分かってる?あの子の怪我はすべて貴方の責任だって。」

 

 

レイがロゼに動揺を誘うような発言をするが、ロゼは狼狽えずに返した。

 

 

ロゼ 「ああ、分かっているとも。サーニャの怪我は私の不注意によるものだってな。私は既に恨まれているかもしれない。だから、その償いのひとつとしてお前をここで倒してみせる。」

 

 

レイ 「残念、これで貴方が動揺してくれるなら倒しやすくて嬉しかったんだけどね。それじゃあ私もそろそろ決着をつけて、貴方を連れて帰ろうかしらね。」

 

 

ロゼ 「言ってろ。」

 

 

ロゼがそう言うともう一度2人は近づき剣を合わせた。だがやはりお互いに決定的な攻撃は出来ずにいた。

 

 

レイ 「どうするの?このままじゃ私を倒せないわよ?貴方の1本だけの剣じゃこのコアを破壊できないわよ?」

 

 

ロゼ 「敵の心配とは余裕だな。もっとよく見るんだな。」

 

 

レイ 「何を言ってるのかしら?貴方には私の剣を弾き飛ばすなんて不可能だし、今の貴女にはジークは使えない。それに周りからの援護も望めないんじゃ尚更無理じゃない。」

 

 

ロゼがレイのコアめがけて斜め上から剣を振り出した。が、やはりレイの剣によって止められてしまった。

 

 

レイ 「無駄よロゼ。仲間諸共さっさと降伏しなさい。」

 

 

ロゼ 「悪いが、今度こそ私達の勝ちだ。」

 

 

レイ 「はあ?何を言って・・・そんな!」

 

 

いきなりレイの剣が弾き飛ばされて海に落ちていき、レイのコアをロゼの剣が貫通していた。驚いたレイがロゼの手元を見るともう一本の剣が握られていた。

 

 

レイ 「貴方、なんで剣をもう一本持ってるの?あっちじゃ剣を2本なんて使ってなかったじゃない。」

 

 

ロゼ 「この剣はお前と初めてあった日の次の日に軍の研究所に急ピッチで製造をお願いした物なんだ。お前とサシで戦って勝つには剣1本じゃ厳しいと思ってな。」

 

 

レイ 「見事ねロゼ。貴方は既に私より強かったのね。」

 

 

ロゼ 「なに、仲間の支援があったからこそだ。仲間がいなかったら剣が二本あっても勝てなかったさ。」

 

 

レイ 「そう、貴方には素晴らしい仲間がいたのね。」

 

 

ロゼ 「じゃあなレイ。楽しかったぞ。」

 

 

ロゼはそう言うともう一本の剣でコアを真っ二つに切断した。

 

 

レイ 「ええ、さよならロゼ。」

 

 

レイはコアを切られると光の破片となり消えてしまった。

 

 

ハルトマン 「やったじゃんロゼ。まさかあんなネウロイを倒すなんて。」

 

 

シャーリー 「いやー、あのスピードは驚異的だったな。今度私にも味わせて欲しいな。」

 

 

エイラ 「おめでとうダナ。ロゼ。」

 

 

リーネ 「本当に凄かったです。ロゼさん。」

 

 

バルクホルン 「見事な戦闘だったぞ、ロゼ。特に最後の二刀流には驚かされたな。」

 

 

5人ともロゼに賞賛を送るがロゼは泣いていた。

 

 

バルクホルン 「すまないな、ロゼ。あいつはお前の親友だったのにな。」

 

バルクホルンがロゼを気遣う言葉をかけるとロゼは泣き止んで答えた。

 

 

 

ロゼ 「いや、大丈夫さ。ありがとうな5人とも。早く戻るとしよう。サーニャと宮藤が待ってるだろうからな。」

 

 

バルクホルン 「そうだな、各員これより帰投する。」

 

 

バルクホルンの指示の元、6人は航空機が待機してる場所に戻って行った。航空機に戻ると既に宮藤はサーニャの治療を終えておりサーニャは寝ていた。

 

 

宮藤 「みなさん。ネウロイはどうなりましたか?」

 

 

ロゼ 「問題ない。倒してきたさ。」

 

 

宮藤 「そうなんですね。お疲れ様でした。」

 

 

バルクホルン 「宮藤、サーニャの容態はどうだ?」

 

 

宮藤 「はい。今回の怪我は今まで2回の怪我より酷かったです。出血は止まったので1週間安静にしていれば傷口は塞がっていくかもしれません。それに・・・」

 

 

宮藤が何かを言い淀んでいるとバルクホルンが聞いてきた。

 

 

バルクホルン 「どうした?」

 

 

宮藤 「いえ、なんでもないですよ。」

 

 

バルクホルン 「そうか。だが、今回の作戦が無事に終わったから少しはサーニャも我々もゆっくりできるだろう。その間に我々も疲労を回復させるとしようか。」

 

 

その後はバルクホルンがミーナ中佐に報告を入れてから誰も一言も喋らず基地に着くとミーナ中佐と坂本少佐が迎えてくれた。

 

 

ミーナ 「おかえりなさい、8人とも。無事にネウロイを倒せたようね。」

 

 

バルクホルン 「ああ、今回のMVPはロゼだろうな。ネウロイにトドメを指す事が出来たからな。」

 

 

ロゼ 「何を言う。お前達の支援があってこその勝利だ。」

 

 

ミーナ 「はいはい、話は明日聞くから先ずはサーニャさんを医務室に連れていきましょ。」

 

 

ロゼ 「私が連れていく。包帯を巻きたいから、宮藤着いてきてくれ。他の皆は休んでも大丈夫だぞ。」

 

 

エイラ 「そんな、私も付いて行くんダナ。」

 

 

エイラが付いて行こうとするとロゼが止めた。

 

 

ロゼ 「エイラ、私は宮藤に大切な話がある。内密に話をしたいんだ。だから付いてこないでほしい。」

 

 

ロゼは少し睨んだ目でエイラに言葉を返すとエイラは怯んだのか引き下がった。

 

 

エイラ 「うっ。分かったんだナ。」

 

 

ロゼ 「ありがとうな。行くぞ宮藤。」

 

 

宮藤 「あ、はい。」

 

 

ロゼはサーニャを抱えて、宮藤と一緒に医務室に向かった。

 

 

ハルトマン 「なんだろうね。内密な話って。」

 

 

ハルトマンが疑問を口に出すとミーナ中佐は何かを察したようだった。

 

 

ミーナ 「(成程ね。確かに宮藤さんなら気付いているかもしれないわね。)それじゃあ皆。詳しい報告は明日の昼に聞きます。それ迄は各自しっかり休んでください。解散!」

 

 

全員 「了解!」

 

 

バルクホルン達はミーナ中佐の号令の後各々部屋に戻って行った。

 

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