501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズに遊戯王の閃刀姫ロゼが加入するようです。   作:黒トリガー使い

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今話はサーニャがヒステリックを起こすのでキャラ崩壊になりうるかもしれませんが、ご了承ください。


恐れていたことになりました。

ロゼと宮藤の2人はサーニャを連れて、医務室に来ており、宮藤はサーニャに包帯を巻いていた。包帯を巻き終わるとロゼは宮藤に話しかけた。

 

 

ロゼ 「宮藤。お前さっき航空機でなにか言いかけただろ?それを教えておくれないか?恐らく私も同じ事を考えている。」

 

 

宮藤 「やっぱりロゼさんも思いましたか?サーニャちゃんが心に傷を負ってしまったかもしれないって。」

 

 

ロゼ 「ああ、実は昨日会った時にサーニャと話したんだが、その時怪我の事について聞いた時、サーニャの声が僅かに震えていた。あいつ自身は大丈夫と言っていたが、明らかに普通じゃなかった。だから私は彼奴を戦闘メンバーから外して索敵に専念させて即離脱をお願いしたんだ。」

 

 

宮藤 「そうなんですね。実は私もサーニャちゃんを治療していた時にすごく苦しそうにしてたんですけど、あれは明らかに怪我に対しての苦しみじゃなくてなにか別のものに対して怯えているように捉えれます。全て私の想像ですけど。」

 

 

ロゼ 「今まで沢山の患者を見てきた宮藤が言うんだほぼ間違いないと思っていいだろう。で、問題はここからだ。サーニャの心の傷をどうやって治すかだな。」

 

 

宮藤 「私は身体的な治療は出来ても、精神的な治療は治めてないので治し方が全く分からないですね。」

 

 

ロゼ 「そうか。まあ、全て私達の憶測に過ぎないからな。取り敢えず、サーニャが回復して経過を見てみるのがいいかもしれないな。」

 

宮藤 「そうですね。恐らく明日迄には目を覚ますと思いますから。そこから知っていく必要がありますね。」

 

 

ロゼ 「分かった。ありがとうな宮藤。態々付き合ってもらって。私は今日も此処でサーニャを見ておくから先に戻って休んでていいぞ。目が覚めたら連れてくるから。」

 

 

宮藤 「分かりました。でもロゼさんも無理はしないで下さいね。」

 

 

ロゼ 「ああ、前も言ったが私は大丈夫だよ。じゃあな。」

 

 

宮藤 「はい。お先に失礼しますね。」

 

 

宮藤は医務室を出ていくと、ロゼはまた泣いて、ひたすらサーニャに謝罪の言葉を出していた。その後ロゼはサーニャのベットにもたれかかって眠りに着いた。

 

 

翌日ロゼは昨夜の戦闘で疲れたせいか12:30まで寝ていた。

 

 

ロゼ 「しまった。また寝過ごしてしまったか。」

 

 

ロゼが顔を上げると横には目を覚ましたサーニャがいた。

 

 

ロゼ 「サーニャ。目を覚ましてたのか?怪我は大丈夫か?」

 

 

サーニャ 「うん。怪我は芳佳ちゃんのお陰で治るし、それに詳しい事はさっきミーナ中佐に聞いたから。昨日あの後ロゼさんがネウロイを倒したんだよね?おめでとう。」

 

 

ロゼ 「ああ、ありがとうな。サーニャ。だが、お前自身は大丈夫か?」

 

 

サーニャ 「うん。怪我はあってもそれ以外は問題ないよ?」

 

 

ロゼ 「(流石にいきなり探るのは無理か。)そうか、それなら良かったよ。もう昼だしサーニャは昼ご飯は食べたか?まだなら食堂に行くとするか。」

 

サーニャ 「うん。まだ食べてないから一緒に行く。」

 

 

ロゼ 「よし、なら行くとするか。歩けるか?」

 

 

サーニャ 「うん。大丈夫だよ。」

 

 

サーニャはベットから降りるとロゼと医務室を出て食堂に向かった。食堂に付くと中には宮藤、ルッキーニ、ペリーヌ、坂本さん、ミーナ中佐の5人しかいなかった。

 

ロゼ 「あれ?他の奴はどうしたんだ?」

 

 

ミーナ 「ロゼさん、起きたのね。他の人は昨日の戦闘で疲れてるのか、まだ寝てるのよ。今日ぐらいは寝かせてあげましょ。」

 

 

ロゼ 「そうか、にしてもあの規律の鬼であるバルクホルンも起きてこないなんて珍しいな。」

 

 

ミーナ 「確かにね。でもトゥルーデも疲れてるよ。こういう時もあるわよ。」

 

 

ロゼ 「そうだな。」

 

 

ロゼがミーナ中佐と話してると、宮藤がロゼとサーニャの前に昼食を持ってきた。

 

 

宮藤 「どうぞ2人とも。」

 

 

ロゼ 「ああ、ありがとうな宮藤。」

 

 

サーニャ「ありがとう。芳佳ちゃん。」

 

 

ロゼとサーニャは昼ごはんを食べようとすると食堂のドアが勢いよく開いた。そこにはエイラがいた。

 

 

エイラ 「サーニャ!目を覚ましたのカ?」

 

 

エイラが勢いよく入ってきた事で全員の視線がエイラの方を向いた。その時サーニャに異変が起きた。

 

 

サーニャ 「嫌、来ないで!もう怪我したくないの。」

 

 

サーニャが急に怯えながら声を出してエイラに向かって言った。

 

 

エイラ 「え?どうしたんだサーニャ?一体何があったんだナ?」

 

 

皆がサーニャの発言に呆然としていると、エイラはサーニャを心配してサーニャに近づいてくるとサーニャは余計に怯えてしまった。

 

 

サーニャ 「近づかないで。あっちに行け、ネウロイ!」

 

 

 

サーニャが更に驚きの発言をエイラにしながらサーニャは手元にあった茶碗を全てエイラに向けて投げ出した。が、エイラは間一髪の所で躱した。

 

 

エイラ 「うわ!危ないんだナ。サーニャ。」

 

 

サーニャ 「来ないで。この人殺しの人型ネウロイ!」

 

 

ロゼは我に返り怯えてるサーニャを抱きしめた。

 

 

ロゼ 「サーニャ落ち着け。あれはネウロイなんかじゃない。あれはエイラだ。それにネウロイは私達が倒したんだ。」

 

 

サーニャ 「違う。あれはネウロイ。私を3回も傷付けた奴。」

 

 

ロゼ 「(こうなったらエイラがいる以上何を言っても聞かないな。)エイラ、悪いが今すぐ食堂から出ていってくれ。」

 

 

エイラ 「なんで!私はただサーニャが心配で!」

 

 

エイラが反発しロゼがもう一度強い口調で言おうとする前にミーナ中佐が言ってきた。

 

 

ミーナ 「エイラさん。今すぐこの部屋から出ていきなさい。それと貴女には自室待機を命じます。これは命令です!」

 

 

エイラ 「・・・分かったんだナ。」

 

 

エイラは命令と言われてしぶしぶ食堂を出ていった。が、サーニャはまだ怯えていた。

 

 

ロゼ 「サーニャ。ネウロイは出ていった。もうお前を傷付ける輩はいなくなったぞ。だから落ち着いてくれ。」

 

 

ロゼがサーニャを宥めているとサーニャは段々と落ち着いてきたようだ。

 

 

サーニャ 「はぁ、はぁ、ロゼさん、本当にネウロイはもういない?」

 

 

ロゼ 「ああ、もう居なくなったさ。だからもう取り乱さなくてもいいんだ。」

 

 

サーニャ 「ありがとう。ロゼさん。あ、それと芳佳ちゃん。食べ物を粗末にしちゃってごめんね。」

 

 

宮藤 「いや、いいんだよサーニャちゃんが無事なら。」

 

 

宮藤、ルッキーニ、ペリーヌの3人はまだ少し驚いていた。

 

 

ロゼ 「サーニャ。今日はもう休もう。まだ本調子じゃないようだからな。」

 

 

サーニャ 「うん。分かった。」

 

 

ロゼ 「ミーナ中佐、すまないがサーニャを部屋に届けてくるよ。」

 

 

ミーナ 「分かったわ。この部屋の片付けは私達でしておくから。行ってきなさい。」

 

 

ロゼ 「ありがとうな、中佐。」

 

 

ロゼとサーニャは食堂を出てから自室に行きロゼはサーニャをベットに寝かしつけると、もう一度食堂に向かった。

 

食堂に着くと既に片付けが終わっており、食堂にはエイラとサーニャを除く全員が集まっていた。

 

 

ロゼ 「既にみんな集まっていたか。」

 

 

ミーナ 「ええ、貴方達が出ていった後、起こしに回ったのよ。じゃあ早速サーニャさんに何があったか考えましょうか。」

 

 

ロゼ 「恐らくだが、サーニャはレイから3度も大怪我を負ってしまった事だろう。本人自身は大丈夫と言っていたが、深層心理の中でトラウマとして残り続けているのかもしれない。そして何故エイラをレイとして誤認したかの理由としては恐らく一つだ。レイとエイラの髪色はどっちも似たプラチナブロンドだ。更には髪の長さや髪型も似ているからな。」

 

 

ハルトマン 「確かに似てたね。それにしてもそんな些細な共通点で見間違えるかな?」

 

 

ロゼ 「トラウマなんてほんの些細な事で引き起こされる物だ。だけど、先ずはどうやってこの誤認を無くさせるかだ。このままじゃ任務に支障がでかねない。」

 

 

バルクホルン 「流石にエイラに髪を切ったり髪色を変えろなんて酷な事は言えないからな。」

 

 

ハルトマン 「でも、だからと言ってエイラとサーニャんを合わせないなんて事は同じ部隊内なんだし無理じゃないかな?」

 

 

宮藤 「1番有効なのはやっぱりサーニャちゃんの心のカウンセリングじゃないかな?」

 

ロゼ 「確かにそれが有効だろうが、宮藤やハルトマンでは心のカウンセリングが出来ないだろう。かと言って外部の人間に頼むのは色々と面倒な事になりそうだな。」

 

 

ロゼ達がサーニャの事について色々考えているが、中々有効な案が出てこず詰まっていると、いきなり大きな音が聞こえた。

 

 

バルクホルン 「なんだ一体!音の方からすると格納庫からか?」

 

 

坂本さん 「まさかネウロイが侵入でもしたのか?」

 

 

坂本さんがそう言うとミーナ中佐が即座に否定した。

 

 

ミーナ 「いいえ、今この基地にネウロイの反応はないわ。けど、格納庫にエイラさんとサーニャさんがいるわね。」

 

 

ロゼ 「くそ、あのバカ命令無視してサーニャに会いに行きやがったな?止めに行くぞ。バルクホルン、ハルトマン。手伝ってくれ。」

 

 

バルクホルン 「分かった。」

 

 

ハルトマン 「はいよ〜。」

 

 

3人は食堂を飛び出して格納庫に向かった。格納庫に着くとそこにはフリーガハマーを構えてエイラを攻撃しているサーニャがいた。だがサーニャは未来予知を使い苦手なシールドで防いでいたお陰で格納庫は無事であった。

 

 

ロゼ 「ちっ!面倒だな。バルクホルンお前はエイラを取り押さえて連れて行ってくれ。ハルトマンは私と一緒にサーニャを宥める手伝いをしてくれ。」

 

 

バルクホルン 「任せろ。」

 

 

ハルトマン 「オッケー、わかったよ。」

 

 

エイラ 「サーニャどうしちゃったんダナ。私はネウロイじゃないんダナ。」

 

 

サーニャ 「嘘をつけ。この人型ネウロイ。ここで私が完全に殺してみせる。」

 

 

 

エイラ 「そんな、本当にどうしちゃったんダヨ。サーニャ!」

 

 

エイラの言葉を聞かずサーニャがもう一度フリーガハマーを構えて攻撃を仕掛けようとするとロゼとハルトマンがサーニャに飛び込んで攻撃を防いだ。

 

 

サーニャ 「ロゼさん、ハルトマンさん。離して!私は基地に侵入したあの人型ネウロイを倒すの。」

 

 

ロゼ 「落ち着け!あれは今からバルクホルンがやってくれる。だから落ち着くんだ。」

 

 

ロゼがサーニャを抑えている内にバルクホルンはエイラを連れ出そうとしていた。

 

 

バルクホルン 「エイラ!お前をここから連れ出す。」

 

 

エイラ 「離せ大尉。私はサーニャを助けたいんだナ。」

 

 

バルクホルン 「聞き分けのない奴が。」

 

 

バルクホルンは指示を聞かないエイラに対して溝打ちを決めて気絶させて格納庫から連れ出そうとした。

 

 

ロゼ 「ありがとうな、バルクホルン。」

 

 

バルクホルン 「何気にするな。それよりお前らはサーニャを見といてやれ。」

 

 

バルクホルンがエイラを担いで出ていくとサーニャは弱々しい声で聞いてきた。

 

 

サーニャ 「ねぇ、ロゼさん。私もう嫌だ。ネウロイと戦うのも傷付くのも怖い。」

 

 

ロゼ 「(まずいな、身体が恐怖で震えているのか。思ってたよりかなりの重症だぞ、これは。)心配するな。お前に危害を加えるネウロイは私が全て倒してやるからな。」

 

 

サーニャ 「ありがとうロゼさん。大好き。」

 

 

ロゼ 「ああ、私もだよ。サーニャ。」

 

 

サーニャは悲しい顔から一転して満面の笑みでロゼに抱きついてきた。その時ハルトマンはロゼの耳に口を近付けて小声で話しかけた。

 

 

ハルトマン 「ねぇロゼ。サーニャんにエイラの事を聞いてみても大丈夫かな?」

 

 

ロゼ 「どうだろうな、何とも言えないな。だが、やってみない事には分からないだろうな。頼んでいいか?」

 

 

ハルトマン 「まっかせて〜。それとなく聞いてみるよ。」

 

 

ハルトマンはロゼから顔を話すとサーニャに聞いてみた。

 

 

ハルトマン 「ねぇサーニャん。サーニャんはロゼの事を好きって言ってたけど、エイラの事はいいの?」

 

 

サーニャ 「うん、確かにエイラの事も友達として好きだよ。でも今の私にとってロゼさんに抱いてる好きは多分友達としてじゃないと思う。」

 

 

ハルトマン 「ひゅ〜、サーニャんも乙女だね〜。」

 

 

ロゼ 「(取り敢えず、エイラそのものをネウロイとして誤認してるわけじゃないようだな。)サーニャ、いきなり起こされて大変だっだろ?もう一度寝るとしよう。サーニャが寝るまでま私が横にいてやるから。」

 

 

サーニャ 「うん!」

 

 

3人は立ち上がって、格納庫の出口に向かった。

 

 

ロゼ 「それじゃあハルトマン、私はサーニャを部屋に連れていくからお前は先に食堂に戻ってミーナ中佐達に報告しといてくれ。」

 

 

ハルトマン 「分かったよ〜。2人とも末永くお幸せに〜。」

 

 

ロゼ 「茶化すなバカが。」

 

 

 

ロゼがそう返すとハルトマンは笑いながら食堂に走っていった。

 

 

ロゼ 「さあ、サーニャ。部屋に行こうか。」

 

 

サーニャ 「うん。・・・ねぇロゼさん。今日は前みたいに抱えて欲しいな。」

 

 

サーニャが上目遣いでロゼにお願いするとロゼは笑顔で応えた。

 

 

ロゼ 「全く、甘えん坊だなサーニャは。良いぞ。それにサーニャが望むなら何時でもしてやるさ。」

 

 

ロゼはサーニャをお姫様抱っこして部屋に向かった。

 

 

サーニャ 「ありがとう。ロゼさん。」

 

 

部屋に着くとロゼはサーニャをベットに寝かせた。が、ロゼが部屋の状態に疑問を抱いていた。

 

 

ロゼ 「所でなんで部屋がこんなに荒れてるんだ?まるでハルトマンの部屋みたいだな。」

 

 

そう部屋の中はサーニャやロゼの服が散乱していて窓が開きっぱなしになっていた。

 

 

サーニャ 「それは、ごめんなさい。さっき部屋にネウロイが来た時にビックリしちゃって、タンスの中にある服を全部投げて、窓から格納庫に逃げたの。」

 

 

ロゼ 「そうだったのか、すまないな私の不注意で侵入を許してしまって。次は気をつけるよ。取り敢えず服は私が片付けておくから、サーニャはしっかり休んでくれ。」

 

 

サーニャ 「うん。ありがとうね、ロゼさん。」

 

 

サーニャはベットに横になると数分で眠りに着いた。

 

 

ロゼ 「ふぅ、案外すぐ寝るんだな。さて、取り敢えず散乱した服は畳んで直すとするか。」

 

 

ロゼは床に散乱した服を1箇所に集め1枚ずつ畳むとタンスに直していった。直し終わるとロゼは窓の鍵を閉めて、部屋の鍵を外から施錠して、食堂に向かった。

 

 

食堂に行くと部屋の真ん中に椅子に鎖で手足を拘束されているエイラがいた。

 

 

ミーナ 「戻ってきたわね、ロゼさん。これからエイラさんに対しての処罰を考えようとしていた所なの。」

 

 

ロゼ 「そうか、序だ、エイラにも事情を話してやるとするか。」

 

 

ミーナ 「そうね、またサーニャさんに接触されても困るからね。」

 

 

エイラ 「一体どういう事なんダナ!私はサーニャが心配でどうにか出来ないかと思って会いに行ったんだナ!」

 

 

ミーナ 「エイラさん、悪いけど今のサーニャさんに貴方を会わせる訳事は絶対に出来ないの。貴方はサーニャさんの現状を見ても気づかないの?」

 

 

エイラ 「確かに今のサーニャはいないはずのネウロイに対して異様な敵意を向けてるんだナ。けどそれが私になんの関係があるんダナ。」

 

 

ロゼ 「やはり気づいてなかったか。いないはずのネウロイに対して異様な敵意を向けてる迄はあっている。だが、サーニャが敵意を向けてるのはエイラお前自身なんだ。」

 

 

エイラ 「なんでサーニャが私に敵意を向ける必要があるんダナ!私はネウロイじゃないんだナ!」

 

 

坂本さん 「それは、サーニャがお前の事を昨日お前達が倒した人型ネウロイと認識しているからだ。」

 

 

ロゼ 「理由を付け加えるとお前の髪色、髪型、髪の長さがレイとの共通点だな。」

 

 

エイラ 「そんな、そんな些細な事で・・・」

 

 

ミーナ 「取り敢えず、サーニャさんの件は私達がなんとします。エイラさん貴方には命令違反の為の罰として懲罰房に2週間入ってもらいます。勿論食事は届けさせます。ですが、これも破るようなら貴方を501から除名処分してスオムスに強制送還します。今回の一件はそれだけ重いものだと認識して下さい。よろしいですね?」

 

 

エイラ 「分かったダナ。サーニャの事は任せるんダナ。」

 

 

ミーナ 「それでは、ハルトマン中尉、バルクホルン大尉の2人で拘束をしたままエイラ中尉を懲罰房に連れて行きなさい。懲罰房に入れ次第、拘束を完全に外してください。いいですね?」

 

 

バルクホルン、ハルトマン 「「了解!」」

 

 

バルクホルンとハルトマンはエイラの拘束を一旦外し椅子から手を離すと直ぐに拘束をし直して、今度は足の拘束を解いて歩けるようにした。

 

 

バルクホルン 「行くぞエイラ、着いてこい。」

 

 

バルクホルンはエイラの前にハルトマンはエイラの後ろに付いて懲罰房に向けて歩き出した。

 

 

ミーナ 「さて、それじゃあサーニャさんの治療についてもう一度考えていきましょうか。なにか意見がある人いる?」

 

 

ミーナ中佐がみんなに意見を求めてると、ロゼが手を挙げた。

 

 

ロゼ 「その事なんだが、サーニャはもう軍から退役させた方がいいと思う。」

 

 

ミーナ 「なんでかしらロゼさん?確かに今のサーニャさん現状を見るに本物のネウロイを見た場合どうなるか分からないわ。けど、だからといって退役させるというのはあまりにも早計じゃないかしら?」

 

 

ロゼ 「私なりにサーニャを気遣っての事だ。それにさっき格納庫でサーニャ自身がもう自分は戦いたくない、傷付きたくないと言っていた。あれではエイラに対する誤認が無くなったとしても、もう一度前線に復帰するのは無理だ。本人が心から戦う為の意欲を失ってるんだ。それじゃあ周りがなんて言っても意味が無い。戦う意欲がない者は戦場では早死にするだけだ。そうなる前に退役させるべきだと私は思う。」

 

 

ロゼの言葉を聞いて皆がしばらく黙っているとバルクホルンとハルトマンの2人が帰ってきた。

 

 

バルクホルン 「中佐、エイラを懲罰房に入れてきた。が、この空気はなんだ?」

 

 

ミーナ 「実は、サーニャさんの事について話していると、ロゼさんからサーニャさんはもう退役させた方がいいという案がでて、みんな悩んでるの。」

 

 

バルクホルン 「本当にそう言ったのかロゼ?」

 

 

ロゼ 「ああそうだ。ハルトマンは格納庫にいたから聞いてるだろうが、サーニャがさっきもう戦いたくない、傷付きたくないと言ったんだ。これはもう本人の戦う意思が消失したなによりの証拠だ。そんな人間が戦場に居たら早死にしてしまう。それを避ける為に退役させるべきだ。」

 

 

ハルトマン 「確かに。さっきのサーニャん、エイラが出ていった後もとっても怖がってる様子だったね。」

 

 

バルクホルン 「サーニャがそんな事を言っていたのか。」

 

 

ミーナ 「そうなのそれで私も含めてみんな、どうするか悩んでるの。」

 

 

ミーナ中佐がバルクホルン、ハルトマンの2人と話してる中、坂本さんが手を挙げて発言してきた。

 

 

坂本さん 「私はロゼの意見に賛成だな。戦う意思がない人間を部隊に置いていても足手まといになるだけだからな。」

 

 

ミーナ中佐はロゼと坂本さんの意見を聞いて少し考えてから言葉を発した。

 

 

ミーナ 「では明日のお昼にここに居ないエイラさん、サーニャさんを除く10人で決を取ります。サーニャさんは退役させるべきかそうでないかを明日のお昼までにしっかりと考えて決めてください。6人が賛成であればサーニャさんは退役させるという方針で行きます。それでいいですか?」

 

 

みんな返事はしないが無言で顔を縦に降った。

 

 

ミーナ 「同意とみなして良いですね?では明日の昼食後に会議室に集合してください。そこで決定します。以上解散。」

 

 

ミーナ中佐の掛け声があっても誰も席を立とうとしなかったが、少しするとロゼが席を立った。

 

 

ロゼ 「サーニャが心配だから先に部屋に戻るぞ。念の為サーニャの意見も聞いといてやる。」

 

 

ロゼはそう言うと食堂を1人で出て自室に戻って行った。

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