重い 色で ほそうされた 固い フィート.
クランペドになる この町には, インセクト, メカグループの モンスターがひそんでいる.
ひとが つくった 自然に 適応し, はいかいする モンスター.
しょせん この星の パワーの 前では, わたしたちは 無力である と同時に, この星に 生かされているだけの 存在に すぎない.
そう思いながら コンクリートを つきやぶって 生える 雑草を みる.
水滴が コンクリートに 染みを うつ.
シティが, みちゆく ざっとうや くるまの 音が, 潤いの ノイズ音で 洗われ, かき消されて ゆく.
かさと あめに だきつつまれて, とおい, みしらぬ世界に 思いをはせてみた.
自然の 豊かな世界.
ひとと モンスターが, 平和に 共存する 世界を….
とびたつ つばさの 色は, 白か 黒か
自然の 豊かな世界.
ひとと モンスターが, 平和に 共存する 世界を….
ここは アオイ エリアの シナノキ タウン.
いきものを みまもる 山に かこまれ, 広い空と 雲は きもちを 解放してくれる.
開拓の すすんだ 高原地帯で, ひとと いきものの 境界が あいまいな わりに, それぞれが 互いの ソサイエティを そんちょうしあって 暮らしている.
ダートに さく サンビタリアを みながら, わふうモダンハウスの あいだを ぬって ひろがる, コンクリートブロックほそうの 道を 駆け足で ゆく 少女が いた.
少女の名は きた ほなみ.
近所に 住む Dr. サンドイッチから, ニューインベンションを みせて もらえるという でんわが きて, Dr. の ていたくに 向かっている ところだ.
「昔から Dr. は 変わらないなぁ, 今日は どんなインベンション なんだろう.」
ほおが ゆるむ かのじょを 待ち構える, 黒い影.
「それにしても、相変わらず このタウンは のどかだなぁ….」
Dr. サンドイッチ ていを 目の前にして, ふと きが ゆるんだ その時.
きの うえから, ひこうグループの モンスターが その正体を 現し, ホナミに きばを むく.
「わっ!?」
おどろいて かがむ ほなみを しりめに, モンスターは もくてきの 髪飾りを 易々と 奪った.
「ハー!」
でんせんに とまり, かわいた なきごえを あげている モンスターを 確認する.
ぜんしん まっくろな とりの 姿.
ホナミは, それが ひとの つかう どうぐで えいそうすると 知られている「アルセーヌガラス」だと 気付いた.
「わたしの 髪飾り 返して!」
こんがんする ほなみ だが, 非情なことに アルセーヌガラスは 無視して 飛び去ってしまう.
と 思われた そのとき, なにかが 高速で ホナミの ななめうえを 通り過ぎ, アルセーヌガラスに 向かっていった.
ベチョッ!
それは 泥の ようなもので, アルセーヌ ガラスは あしに ついた それの おもさで 地に 落ちた.
「ニャーオ!」
そして, またしても ほなみの よこから モンスターが 駆けていき, アルセーヌガラス から 髪飾りを 取り返した.
「大丈夫かい? モンスターに おそわれたのが, うちの ちかくで こうつごうだった.」
ほなみが ふりかえると, そこには 安堵する Dr. サンドイッチと, 泥の ようなものを はなったであろう, パラノーマルグループの モンスターが いた.
Dr. は えほんに でてきそうな, みずさしの ような 形の オイルランプを 持っている.
「ありがとう, ドロスライム.」
そういって ランプの とがったぶぶんを ドクターが ドロスライム にむけると, ドロスライムは 光になって ランプに 吸い込まれていった.
そのランプは ミニマムで, げんだいの デバイスのようでもあった.
「ニャー.」
しゃがんだままの ホナミの 傍に 寄る もう1たいの モンスター.
そのくちには, アルセーヌガラスから 取り返した 髪飾りが くわえられている.
「あ, ありがとう….」
やつぎばやに おこる ふしぎな できごとに 茫然と しながらも, その髪飾りを 受け取った.