ルチャラナヴィーテ   作:φhoton

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Monstrorum acies

「くそ, あのアルセーヌ, ぜったい ランプで つかまえて やるからな…!」

なさけない すがたを しょたいめんの しょうじょに みられた ショウズは, めを つりあげながらアルセーヌクロウを うらんだ.

いなかに アルセーヌクロウが でるなんて きいたことない.

「ん? これって…」

せんたくかごに はいっている, おんなのこものの したぎをみて, かおを あからめた.

いっぽう ダイニングルームで, ほなみは きづいた.

「あっ…」

「どうしたんだい?」

ホナミの かおも あかくなった.

からだの きずや よごれを シャワーで おとして, あがってきた しょうずを Dr. サンドイッチは からかう.

「さいなんだったね. いや, そうでもないかな?」

「ど, どうかんがえても さいなんじゃないですか!」

「ホントかなー?」

「あの, しょうず さんは はかせとは どういう かんけいなんですか?」

ほなみが つめたく くちを ひらいたことで, ふざけていた ふたりは きまずくなった.

「あ, うん, しょうずくんは わたしの しんせきの まごでね. きみの せんぱいと いっても いいだろう. アルセーヌの せいたいちょうさを てつだってもらいに よんだんだよ.」

「そうだったんですか. でも わたし ひとりで じゅうぶんですよ.」

「しょうずくんは フィールドワークに なれている. ほなみちゃんの まんがいちを かんがえて, つきそって もらうんだよ.」

きを とりなおして, しょうずは ほなみに てを さしむけた.

「よろしく.」

ふまんげに ほなみは そのてを にぎる.

しょうずは この きまずい ふんいきを つくった アルセーヌクロウを あらためて うらんだ.

 

ほなみと しょうずは, はかせが コンピュータで わりだした, アルセーヌクロウが おおく もくげきされている ばしょの もりへ むかった.

そこで ふたりは, きが きりたおされ, もりが かいたくされているのを めにした.

「なんで… ? こんなところで こうじが あるなんて はなし, きいたことない.」

こかげに かくれて ようすを うかがっていると, さぎょういんの はなしが きこえてきた.

「まえは たくさんいた モンスターも すっかり いなくなっちまったな. やつらに とっちゃ あたらしい かしとちを つくるなんて, ひでぇ はなしだ.

「おい, くち ばっか うごかしてないで てを うごかせよ.」

「へいへい.」

ほなみと しょうずは かたを おとして きろについた.

「まちにでる アルセーヌクロウは あのもりで しずかに くらしていたのに, おいだされて まちに でたんだ.」

「このままじゃ だめだよね…. なんとか とめられないのかな ?」

「なんで とめるんだ ?」

「え ?」

「いなかぐらしの きみには りかい しにくいだろう けど, いま おれたちが あんぜんに くらせるのは モンスターや しぜんの きょういから ぬけだして きた からだ. いま まちに はびこっている アルセーヌも おれが くじょ してやるさ.」

「そんな… かなしい かお しながら, そんなこと いわないでよ.」

ちのいろをした ゆうやけが まちを つつむ.

「ハー !!」

ききおぼえの ある なきごえが きこえて かおをあげると, でんちゅうに みなれた くろい とりが ふたりを にらんでいた.

「さっそく おでましだ. いけ, ドロスライム !」

しょうずは はかせから かりた ランプを ポーチから とりだすと, はげしい ひかりが ランプから とびだした.

ひかりは かたちを まとい はじけると, ドロスライムが すがたを あらわす.

「ドローム !!」

「ハー !!」

ドロスライムの ドロはきをさけつつ, アルセーヌクロウはきゅうこうかする.

いきおいよく たいあたりが ドロスライムに あたる.

ドロスライムの いたみが つたわる ように, しょうずも にがい ひょうじょうに なる.

せんかいして, アルセーヌクロウは ドロスライムに ふたたび たいあたりを かます.

だが, こんどは ドロスライムの ねばりけで, アルセーヌクロウは ドロスライムに とりこまれて しまった.

「いいぞ, そのままのやっちまえ !」

モンスター どうしの けんかを たのしむ しょうずは あくかんじょうに みをゆだね, めが ちばしっている.

ほなみは, かれが いちばん おそろしい いきものに かんじた. アルセーヌクロウは くるしみ, けいれんしている.

「そこまで !」

Dr. の りんとした こえが ひびいた.

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