ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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自分でもびっくりするぐらい筆記が捗りました( ; ゚Д゚)

今回はタイトルで分かる方もいると思いますがとある娘の回です。話の都合上ガンプラ制作回では無いですが、最後まで楽しんで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ( っ・ω・)っ


第17話『白黒つけましょう』

謎の集団に気絶させられ拉致されてしまった玲二。果たして一体どうなってしまうのだろうか?

 

 

 

―その夜、ホロライブマンション―

 

「………ねぇ、玲二君遅くないかな?」

 

「確かに、マスターが連絡も無しにこんな遅くなるなんて事今まで無かったのに……」

 

「レイくん、まだココちゃんの所にいるのかな?」

 

「でもそれにしたって何の連絡もないのは変じゃないかな?」

 

既に夕飯時、リビングには既にご飯が用意されホロメン達も全員集まっているが、肝心の家主である玲二がまだ帰っていなかった。何時もは遅くなりそうなら予め連絡をくれる筈の玲二から何の音沙汰もない事にホロメン達は焦りを感じていた。もしかしてこの一ヶ月の間に急に迫ったのがいけなかったのか?そう思うメンバーもいるくらいだった。

 

「………そうなんだ。分かった、ありがとうねココ。何か分かったら連絡するから……うん、うん……それじゃまたね」ピッ

 

「あ、天音ちゃん!どうなのら、ココちゃ何か知ってたのら?」

 

「うん……ココの話によると玲二君、夕方前には桐生会を出ていったみたいでその後の事は分からないんだって」

 

「そ、そんな……?!それじゃ玲二さんが今何処にいるか誰も分からないって事?!」

 

「そうなるね……あ、もしかしてまたヒメヒナちゃんの所に行ってるとかは……?」

 

「それも最初思って電話で聞いたけど二人とも今日は会ってないって。同じように事務所やにじさんじとか玲二君の事聞いたけど誰も知らないって」

 

「そ、そんな……?レイくんが……」

 

桐生会を出た後の玲二の行方を誰も知らない……もしかしたら何か事件に巻き込まれたんじゃないか?そう思うとホロメン達は一気に不安になっていく。

 

「こ、こうしちゃいられない!早いとこ玲二を探しに行かないと大変な事になってしまうで!」

 

「みこちの言う通りだよ!また前みたいに街で玲二君が何処に言ったか聞き込みを「待って!!」え、ロボ子ちゃん……?」

 

そらが以前みたいに街へ出て玲二を探しに行こうとした瞬間ロボ子がそれを引き止め、自分の部屋からパソコンを持ってきて何やらページを開き始めた。

 

「実はマスターのスマホにはヒメヒナちゃん達の一件以来GPS機能が付けられてるんだよ。だからマスターのスマホの電源が入っていれば、今何処にいるか分かるかも」

 

「GPS?!いつの間にそんな機能を……てかロボ子先輩そんなのあるなら何で今まで言わなかったのさ?!」

 

「ご、ごめんねスバル、まだ事件性があるかどうか分からなかったから無闇にマスターの事調べたらいけないかなって……」

 

「まあまあ、今はそんな事より玲二さんが何処にいるかつきとめんと!」

 

フレアに言われロボ子は急いで玲二の行動履歴を調べる。すると町外れにあるとある建物から玲二のスマホの反応が確認された。

 

「此処って確か……そうだ、今は使われてない自動車工場だよ。噂によるととあるヤンキー達の溜まり場になってるらしいけど……」

 

「ヤンキーの溜まり場?!じゃあソイツ等がレイっちを誘拐したって事!?」

 

「でも一体何の為に?!」

 

「そんなのは今はいいよ!それよりも今はレイくんを助けないと!皆、急いでこの工場に向かおう!」

 

『オォーーーッ!!』

 

ホロメン達は一致団結し、急いで玲二がいるかもしれない廃工場へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―その頃……―

 

「…………う、うぅ………ハッ!?こ、此処は?俺は確か……」

 

うぅ、頭が痛ぇ……そうだ、確か変な奴等に声を掛けられたと思ったら急に気絶させられて……てか、此処って一体何処なんだ?何で俺こんな所に連れてこられたんだ?

 

「…………漸く目が覚めたみたいだな?」

 

「え………ッ?!お、お前は……!?」

 

突然声を掛けられ、目の前を見ると其処に座っていたのはなんと“フブキ”だった。だけど何か様子が変だ……髪と服の色がいつもの白とは真逆の黒に染まってるし目の色も赤い……本当にフブキなのか?

 

「済まなかったな、アイツ等には理由を伝えて連れて来るように言った筈なんだが、まさか気絶させるとはな……あぁ、連中ならもう用はないから帰らせたぞ」

 

「……お前、フブキなのか?」

 

「ん?おぉ、会うのは久し振りだが私の事覚えていてくれたのか。フフ、やはりお前と私は結ばれる運命なんだな♪」

 

?何だ、何か微妙に会話が噛み合って無いような感じがするが……

 

「いや、会うのは久し振りって、もう15年以上の付き合いだろ?ってか今朝だって普通に会ってるだろ?」

 

「?何を言ってるんだ、私がお前に会うのはそれこそ15年振りだぞ?」

 

な、何だ?会話が微妙処か全く噛み合って無い……コイツは、一体誰なんだ?

 

「……お前、一体誰なんだ?俺の知ってるフブキじゃないのか?」

 

「何?………そうか、どうやらお前は私を他の誰かと勘違いしてるみたいだな?通りで話が噛み合わないワケだ……なら改めて名乗ってやる」

 

目の前のフブキ?は立ち上がるとそのタイミングでひび割れた天井から月明かりが射し込み俺達を照らす。その月明かりに照らされフブキ?の黒い髪は美しく煌めき、その瞳はまるでルビーのような輝きをしていた。

 

「私の名前は“黒上フブキ”。お前の嫁になる女だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―その頃、廃工場の目の前―

 

「……此処だよね?レイくんがいるかもしれない廃工場って」

 

「うん、少なくともマスターのスマホはこの中から反応してるよ」

 

その頃フブキ達ホロメンは玲二のスマホの反応がある廃工場へとやって来ていた。入り口の出入り禁止の表札は壊されており、中には誰かが出入りしていた形跡がある。

 

「それじゃ皆、準備は良い?」

 

「戦えるメンバーはアキロゼと一緒に中に入って戦えないメンバーは外で待機。もしヤンキー達がいて襲ってきたら無力化させて、玲二君の安否を確認する。そしてもし中に入ったメンバーが三十分経っても出て来なかった場合は最終手段で残ったメンバーで警察に助けを求める。これで大丈夫かな?」

 

アキが確認すると皆は頷き予定通り定位置につく。そしてロボ子の合図と共に潜入チームが工場内へと入っていった。

 

 

 

 

「?おい、誰か来たみてぇだぞ?」

 

「あぁん?ておいおい、こんな夜中に何で女が何人もやって来てんだ?誰かデリヘルでも頼んだかぁ?」

 

中に入ると其処にはヤンキー達がざっと三十人はいた。突然入ってきたホロメン達を見てヤンキー達はニヤニヤ笑いながら獲物を見るような目をしていた。

 

「……此処に佐々木玲二さんがいるって聞いたんだけど、もしかして玲二さん襲ったのはあんた達かい?」

 

「はぁ?佐々木玲二ぃ?知らねぇなぁそんなヤツ」

 

ミオがヤンキー共を睨みながら聞くが、ヤンキー共は完全に舐めた態度でニヤニヤ笑うだけだった。

 

「嘘つくな!お前等が今いるこの場所から玲二さんのスマホの反応があったんだよ!」

 

「……チッ、うるせぇなぁ。おいお前等、黙らせろ。なんだったら犯してもいいぞ」

 

「マジっすか?!ヒャッホウゥ!!」

 

「ふへぇっへっへっへ、俺のビッグマグナムでヒィヒィ言わせてやるぜぇ♪」

 

リーダーらしき男が命令するとヤンキー共はやる気満々でホロメン達へと詰め寄っていく。

 

「はぁ?ビッグマグナムぅ?玲二君のに比べたらお前等のなんて小指くらいじゃろ?」

 

「ちょ、ノエちゃん笑わせないでよwww」

 

「そうだよノエルちゃん、小指に失礼でしょ?精々爪楊枝くらいじゃない?」

 

「ちょっとおかゆぅwwwそっちの方が失礼だってwww」

 

「こ、この女ぁ……ゼッテェ許さねぇッ!おいお前等、さっさと殺っちまえ!!」

 

『おうッ!!』

 

ノエルやおかゆの挑発によりヤンキー共が一斉にホロメン達へと襲い掛かる。そしてホロメン達もヤンキー共を懲らしめる為立ち向かっていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―一分後―

 

「……全く、口がでかいだけで全然強くないじゃん?そんなんじゃムキロゼには勝てないよ?」

 

『……………………………』チーンッ

 

戦闘が始まってから一分程でヤンキー共は全て鎮圧されていた。周りにはボコボコにされたりケツに矢が刺さってたり氷づけにされたヤンキー共が死屍累々とした状態で倒れている。

 

「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃぃぃ……………」ガタガタガタガタッ

 

あれだけイキってたリーダーらしき男もすっかりビビり思わず漏らしてしまったようだ。

 

「うわ、汚ッ……まあいいや。そろそろマスターが何処にいるか教えてくれない?」

 

「だ、だから知らねぇって言ってんだろ!」

 

男は相変わらず知らないの一点張りで口を割ろうとしない。しかし

 

「皆ー!レイさんのスマホあったよー!だけど近くにレイさんの姿はなかったよ!」

 

ミオが玲二のスマホを見つけた事により玲二が此処にいたという事が分かった。ロボ子は再び男を問い詰める。

 

「これでもまだシラを切る気?早く答えた方が身の為だよ」

 

「い、いや、その……」

 

「…………もう煮え切らないね。でもまあそんなに喋りたくないなら仕方ないよね?」

 

ロボ子がそう言うとロボ子の左腕が変形していき巨大なドリルになりその先端を男の鼻に軽く突き刺した。

 

「ヒィッ……!?」

 

「さあ、早くマスターの居場所答えてよ?じゃないと君の顔○○した後全身○○して最後に○○○○○するよ?」

 

「ヒイィィィィィィィィィィッ!!?わ、分かりました!喋ります、喋りますから命だけはオタスケエェェェェェェェェェッ!!!!」

 

ロボ子に脅され遂に観念したのか男は玲二の居場所を吐くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―その頃外では―

 

「な、何か叫び声聞こえるけど大丈夫かな?」

 

「た、多分……皆やり過ぎてなければ良いんだけど……」

 

先程から工場から聞こえる叫び声に待機していたメンバーは中にいるヤンキー達の心配をしていた。只のヤンキー程度ならまずあのメンバーがやられるワケないからやり過ぎて玲二の居場所が分からなくなったら意味無いからである。

 

―ピリリリッピリリリッ―

 

「あ、メール……ロボ子さんからだ!えっと、『マスターの居場所が分かったよ。一緒にマップを載せるから其処に向かってほしい』だって!」

 

「ヨシッ!それじゃあ早速その場所に行こう!」

 

『おーーーーーッ!!』

 

そらやフブキ達は中にいるメンバーに後処理をお願いし一足先に玲二が囚われているであろう場所に向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―そして戻って玲二視点―

 

「黒上……フブキ?白上じゃなくて黒上?」

 

「あぁそうだ。そして覚えているか?15年前のあの日、公園で落ち込んでいた私をお前が励ましてくれた事を」

 

15年前?俺がまだ十歳でフブキが五歳の時か……ん?確かにその時フブキの髪の色が一時的に黒かった時期があったような……

 

「最初は馴れ馴れしい奴だと思ったが、お前は私の孤独だった悩みを聞いてくれて、励ましてくれた。そのお陰で今の私がいるんだ」

 

黒上はそう言うと顔を赤らめながら笑っていた。という事はなんだ?15年前俺がフブキだと思って遊んでたのはただそっくりなだけの別人だったって事か?!……いや、確かに冷静に考えたらそりゃそうだ。一日でフブキの髪色がころころ変わるワケないし、何より性格が違う。当時の俺よ、何故気づかなかった?!

 

「……今完全に思い出した。お前、あの時一緒に遊んだ黒髪の女の子だったんだな」

 

「おぉ!漸く思い出したか。全く、話が噛み合わなかった時はヒヤヒヤしたぞ?」

 

「す、済まない……処で黒上「クロでいいぞ。本当に仲が良い奴にはそう呼ばせてるからな」……そうか。じゃあクロ、何で俺をこんな所に連れてきたんだ?しかもあんなヤンキー達を使って無理矢理」

 

「その事に関してはすまん。私はあいつ等に玲二を此処に連れて来るように頼んだんだが、まさかスタンガン使って気絶させるとは思わなかった。やはりあんな半端者のヤンキーに頼むんじゃなかったな」

 

「?連中はお前の仲間じゃないのか?」

 

「まさか、そんなワケ無いだろ。前に襲いかかってきたアイツ等を返り討ちにしたら勝手に姉御って呼んできて正直迷惑だったんだよな」

 

いや返り討ちって、この娘見た目によらず強いのか?

 

「私はただ少し前に街中で偶然お前の姿を見つけて、それでまた会いたくなって、そしたら連中が俺等に任せて下さいって言うから頼んだんだ。こんな強引に連れてくるつもりは最初からなかったんだ、済まない……」

 

「いや、それはもう良いんだが……それにしてもさっきのあれはなんだったんだ?俺の嫁になるとか言ってたけど……」

 

「?好きな人がいたらその人と結婚して家庭を持つのは普通じゃないのか?」

 

わーお、この娘色々と話がぶっ飛んでるなぁ。好きになった=結婚ってまるでラミィじゃねぇかその思考回路。

 

「さあ玲二、早速だがこの婚姻届にサインしてくれ。そして明日朝一で役所に提出しに行こう。挙式はいつにしようか?新婚旅行は本当はハワイとかが良いが今はご時世的に控えなきゃいけないしな、国内だと奄美大島とかが良いな。そうだな、子供は少なくとも十人は」

 

「ちょ、ちょっと待てよ話が色々ぶっ飛んでる!?」

 

なんだこの娘?!ラミィより質が悪いぞ!?しかもなんだ子供十人ってどんだけ産む気だよ?!

 

―バアァンッ!!―

 

「レイくん大丈夫ですか?!白上達が助けに来ましたよ!」

 

「ふ、フブキ?!」

 

「む?なんだお前等?」

 

その時扉が勢い良く開き、其処からフブキ達ホロメンが流れるように入ってきた。ひ、一先ず助かったのか?

 

「ね、ねぇ皆!彼処にいる娘って……!?」

 

「え………ッ?!ふ、フブキちゃんがもう一人?!」

 

「えぇ?!じゃあ犯人はフブキだったって事?!」

 

「えぇッ?!し、白上は知らないですよぉ!?」

 

「…………随分喧しい連中だな」

 

「ま、まあ、こういう奴等だからな……」

 

……取り敢えずまずはコイツ等を落ち着かせるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―三十分後―

 

「…………ていう事だ」

 

「な、成る程、そんな事になってたんだ……?」

 

あれから残りのホロメン達も集まり全員揃った処でこれまでの出来事を説明した。一先ずは皆納得してくれたのと俺が無事だった事で一安心してくれたみたいだ。それにしても……

 

「な、なんだか不思議な感じだよね?」

 

「本当にフブキ先輩が二人いるみたいです……」

 

「フブキちゃん、本当は双子だったりしない?」

 

「冗談言うな、誰がこんなマヌケ面なんかと双子になんなきゃならねぇんだ?」

 

「ニ゛ャッ?!ま、マヌケ面って、そっちだって同じ顔じゃん!?」

 

………本当に二人並ぶと髪と目の色が違うだけで瓜二つなんだよなぁ。しかも名前も白上フブキと黒上フブキって、名字一文字違うだけだし。

 

「全くこんな事で騒ぐんじゃねぇよ、世の中には似た顔なんて三人はいるって言うだろ?」

 

「いやいや!?似てるなんてレベルじゃ済まされないって!遺伝子レベルでそっくりじゃん!?」

 

それなんだよなぁ。トーンは違うが声も似てるし、これで全くの赤の他人なんて信じられん。世の中こんな不思議な事も起こるもんなんだな。

 

「あ、あの……ちょっと聞いても良いかな?もしかしてあなたって………あの“プロモデラー”の黒上フブキさん?」

 

………うん?プロモデラー?

 

「あん?なんだお前、私の事知ってるのか?」

 

「は、はい!デビューしてからいろんな雑誌に作品が掲載されていて、しかも多くのコンテストで必ずと言って良いほど上位を取ってる今最も話題の名前以外正体不明のプロモデラー!この間の雑誌に載っていた百年後の世界っていうジオラマが凄く感動しました!!」

 

突然アズキが目を輝かせながらクロの手を握り早口で熱く語っていた。こ、こんなアズキ初めて見た……ってかプロモデラーだったのかコイツ!?そ、そういや少し前にアズキが見ていた雑誌に載っていたジオラマ見た時になんかフブキに似た名前の制作者名が載っていたような気が……?

 

「お、おう……まさか私の事知ってる奴がいるなんてな……てか何時まで手を握ってるんだ?」

 

「あ、ご、ごめんなさい!」

 

アズキは慌ててクロから手を離しいそいそとクロに謝る。アズキが此処までなるなんて、コイツ本当に凄いモデラーなんだな?他のホロメンもかなり驚いてるみたいだ。

 

「さあ話も済んだ事だし玲二、早速この婚姻届にサインを『ちょっと待てえぇい!!』……何だようるさいなぁ?」

 

「いや何だよじゃないですよ!?何でいきなりレイくんと結婚しようとしてるんですか?!」

 

「そうですよ!しかもそれラミィの十八番ですよ!!」

 

「いやラミィ、十八番って言っちゃダメじゃん?!」

 

「チッ、騒がしい奴等だなホントに」

 

いやその原因お前だろクロ。聞いた事あるか再会してすぐに婚姻届って?

 

「兎に角ダメな物はダメです!そんなの白上達は絶対に許しませんよ!!」

 

「何だよそれ?一体何の権利があってそんな事言ってんだ?」

 

「白上達ホロメンは今レイくんと一緒に暮らしてるんです!だからクロちゃんには悪いけどレイくんは絶対に渡したりしません!」

 

フブキがクロに向かって睨みながら威嚇している。これ以上話をややこしくしても仕方ないからそろそろ止めるか。

 

「なあクロ、さっきフブキも言った通り俺は今コイツ等と一緒に暮らしてる。それにお前と俺は再会したばっかりでお互いの事をよく知らないだろ?だからお前の気持ちは嬉しいが受けるワケにはいかない」

 

「……………そうか」

 

クロはそう言うと素直に聞いたのか、婚姻届をしまいその場から出ていこうとする。

 

「取り敢えず今日の処は諦めて大人しく帰る。だけど忘れるな玲二、私は絶対にお前の事諦めたりしないからな」

 

クロは一言だけそう言うとその場から去っていった。まるで嵐みたいな娘だったな。

 

「な、なんか凄い娘だったね?」

 

「うん、まるで暴走した時のフブキみたい」

 

「ちょっとぉッ?!白上あんなに酷くないですよぉッ!?」

 

いや、どっちもどっちだぞ?兎に角もう大分遅くなってきたし、そろそろ帰るとするか。

 

 

こうして無事玲二を救出したホロメン達は皆で仲良くホロライブマンションへと帰宅するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―翌朝―

 

「という事で今日から私も此処に住む事にした」

 

『いやちょっと待てえぇいッ!?』

 

翌日、何故かリビングには大量の荷物を持ったクロがいた。ちゃっかり朝飯食ってるし。

 

「ちょっとクロちゃん?!昨日諦めて帰ったんじゃなかったの?!」

 

「あぁそうだよ、けど昨日言っただろ?“今日の処は”って。それでもう次の日になったからまた来たんだよ」

 

クロが味噌汁を啜りながら説明する。確かに言ってたけどマジでその翌日に来るとは思わねぇよ普通。

 

「昨日玲二にまだお互いの事を知らないと言われて確かにと思ってな。だからお互いをよく知るには一緒に住むのが一番だと思って今日来たと言うワケだ」

 

「いや、話がぶっ飛びすぎだろってかそもそもどうやって俺達の家が分かったんだよ?」

 

「そんなモノ昨日のうちに着けた発信器辿って見つけたに決まってるだろ?」

 

おいコラ何しれっと犯罪犯してんだよ?ってかもうこのレベルだと驚かない自分が怖いわ。何で俺の周りの奴等こんな強行手段とる奴多いの?

 

「安心しろ、住む以上はちゃんと家事もするし手伝える事はする。家賃払えって言うならちゃんと払うさ、これでもそこそこ稼いでるからな」

 

そう言うとクロは食べ終わった食事の食器を片付け皆の分の洗い物も始めた………おぉ、速い。何気に手際良いな。

 

「………ねぇ、どうするの?本当に住まわせちゃうの?」

 

「ダメに決まってるじゃん!只でさえご主人の競争率高いのに更にライバル増えるなんて絶対ダメ!!」

 

「とは言ってもあの食器洗いのスピードを考えるとかなり家事は出来そうなのよね」

 

「…………此処は一先ず様子を見よう。あの娘がもしレイくんに手を出すようなら追い出せば良いし、何より家事が出来るなら白上達にとってもメリットはあるしね」

 

?アイツ等何隅っこでこそこそ話してんだ?

 

 

 

それから数分後、ホロメン達の話し合いの結果家賃八万の週に一度程の家事当番を条件にクロの入居は許された。

 

「玲二、これからよろしく頼むな」

 

「………まあ、ちゃんと皆と仲良くしてくれればな」ナデナデ

 

「ん……考えとく///」

 

こうしてホロライブマンションに新たな仲間が加わった。またこれから一段と騒がしくなりそうだな。

 




はい、という事で黒上フブキ登場&入居回でした。
少し前に白上フブキのライブに登場した時はめっちゃ良かったですよね( ≧∀≦)ノ

次回は少し懐かしいあの子が再び登場します。また気長に待って頂ければ幸いです、ではまた( ゚∀゚)ノシ
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