ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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本当は午前中に投稿する予定が手直し等あって少し時間がかかってしまいました。

今回は魔女ッ娘とウサギが起こす珍事件です。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ( っ・ω・)っ


第23話『あの頃の私達』

「フッフッフッ………♪」

 

「ぺーこぺこぺこ………♪」

 

皆が寝静まっている真夜中、ホロライブマンションのとある部屋では何やら二人が不気味な笑みを浮かべながら何かの儀式を行っていた。

 

「これで準備万端、後はこの呪文を唱えれば……」

 

「師匠が遂にぺこーら達のモノに……ぺーこぺこぺこ♪」

 

薄暗い部屋で魔法使いの格好をした少女、シオンと兎耳の少女、ぺこらの二人は用意した魔方陣の上に乗り、そしてシオンは何やら呪文を唱え始めた。

 

「ヌンヌンハローボカプカプアローラッチャマーコンコーンワッショーイアクアーネエェェナキリーチョッコーンスバーウアズーミョーンニャッハロモグモグユビユビスイチャンカワイイペコールシ-ヌイーマッスルアホーイカナターオキテードドドヤッピィンナァラミネネーラライオーンオルカー………」

 

「な、なんかよく分かんないけど凄そうぺこ……」

 

何か何処かで聞いた事のあるような呪文を唱えているとシオンの身体が青白く光り魔力が溜まっていく。そして……

 

「……来た!偉大なる精霊の力よ、今こそ我が呼び掛けに応え願いを聞き入れよ!!」

 

―シュウゥゥゥゥゥゥ………ビカアーーーーーッ!!!―

 

「うわ、眩し………ッ!?」

 

シオンが叫ぶと同時に魔方陣の中心に魔力が集まり、それが爆ぜると突然強い光が放たれホロライブマンションを包む程の強大な光の柱となったが、一分程でその光は終息し、シオンとぺこらもいつの間にか寝込んでしまい一件すると何事も起き無かったかのように見えた。

 

 

 

 

 

しかし、これが後に大変な事態を引き起こす事になろうとは、この時は誰も思わなかった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―翌朝―

 

「ん、んん……ふあぁ~……」

 

あぁ~よく寝た……ってやべ、目覚ましかけ忘れてたか。今日は確か0期生の皆とショッピングに行く約束してたのに…………良かった、まだ八時か。これならまだゆっくり出来そうだな。取り敢えずはまず着替えて……

 

―バアァンッ!!―

 

「れ、玲二様!大変なんだ余!」

 

「レイさん緊急事態だよ!!」

 

「ん?どうしたんだあやめ、ミオ………ん?あれ……あやめ、なんだかお前少し幼くなってないか?」

 

着替えようとした瞬間ミオとあやめが慌ただしく俺の部屋に入って来たが、なんだか様子がおかしい……あやめの姿が少しだけだが幼くなっている気がする。まるで俺があやめと初めて会った時みたいだ。

 

「そ、そうなんだ余!朝起きたら身体が少し縮んでて……!」

 

「ウチもあやめが珍しく早起きしたと思ってみたらあやめが小さくなってて、そしたら……と、とにかくリビングに一回来て!」

 

「あ、ああ分かった……取り敢えず着替えるから少し待っててくれ」

 

何なんだあの慌て様……どうやら只事では無いようだな?とにかく着替えてリビングに向かうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―リビング―

 

それから俺は直ぐに着替え、ミオとあやめと一緒にリビングへと向かった。本当に何があったんだ?

 

「ほらレイさんこれ見て!」

 

「おいおい落ち着けってミオ。一体何があっ……た……?」

 

「れ、れいく~ん……」

 

あれ?なんだこの目の前にいる小さな女の子は?なんだか幼い頃のフブキにそっくりだが…………え?まさかと思うがもしかして……?

 

「な、なあもしかしてお前……フブキか?」

 

「!そうだよれいくん、しらかみだよ!よかったぁ、きづいてくれたぁ♪」

 

はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁッ?!こ、これがフブキ!?こんなちっちゃい子供が?!

 

「な、なんだよそれ?!どうしてフブキがこんなちっちゃくなってんだ?!」

 

「わ、わからないよぉ。しらかみもあさおきたらこんなすがたになってたもん……」

 

いやいや目が覚めたら身体がちっちゃくなるって何処の名探偵だよ?!

 

「ど、どうしてフブキがこんなちっちゃく……?」

 

「ちっちゃくなったのはフブキだけじゃないぞ?」

 

「え……………ッ?!も、もしかしてお前、クロか?」

 

「ん、なんかあさおきたらこーなってた」

 

な、なんという事だ……フブキだけじゃなくてクロもちっちゃくなっている?!フブキに比べて少しだけ大きいがそれでもちっちゃい!

 

「ほ、本当にこれどうなってるんだ?」

 

「いきなり身体が小さくなるなんて……」

 

「それにしても、なんでこんな小さくなり方が皆バラバラなんだろ?」

 

……言われて見れば確かにそうだな。フブキにクロにあやめ、小さくなったと言ってもそれぞれの推定年齢を見ると三歳と五、六歳と十二、三歳くらいだ。なんでこんなにもバラけてるんだ?そしてそんな中でどうしてミオは普通なんだ?

 

 

 

 

 

「失礼します、ご主人様」

 

「ん?おお、みしろか。お前は……特に変わってないみたいだな」

 

「……いえ、厳密に言えばみしろも、そしてミオさんも少しだけですが変化しています」

 

?変化している?でもどう見たって何時もと変わらない気がするが……?

 

「そして、このような状況を作った原因はこの二人です」

 

みしろはそう言うと何やらぐったりしている二人の首根っこを掴み俺の前に差し出してきた。え?コイツ等って、シオンとぺこらか?な、なんか二人も若干だけど幼くなっている気はするが、一体どうしたんだ?

 

「どうやらこの二人は昨晩怪しげな儀式を行っていて、その結果がこのような事態を招いたようです」

 

「怪しげな儀式?一体何をしてたんだ?」

 

「あ、あはは……」

 

「じ、実はその~……」

 

?なんだかばつが悪そうにしているけど一体何をやらかしたんだコイツ等?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……成る程、二人して魔法で理想の体型になろうとしたら失敗したと?」

 

「うぅ~、だって師匠、ノエちゃんやラミィちゃん達としてる時の方がなんだか嬉しそうで悔しかったんだぺこ……」

 

「だからぺこらちゃんと強力して玲二を喜ばすナイスバディになろうとしたんだけど、ちょっと失敗しまして……」

 

で、それがこの結果か?一体何がどうなってそんな事になったんだよ?

 

「それで、その失敗した作用が今のフブキ達って事だよね?ねぇ、一体どんな魔法にかかっちゃったの?」

 

「そ、それなんだけど……理想の体型を手に入れる魔法の筈がどういうワケか玲二と初めて会った時の姿に戻る魔法になっちゃってたんだよね」

 

「はぁ?俺と出会った時の姿?」

 

「だからみしろとミオさんは其処まで変化しなかったという事です。みしろとご主人様が出会ったのは一年前ですし、ミオさんは比較的大人に近い時に出会ったと聞いてましたから」

 

成る程、そういう事か。確かに言われてみればフブキもクロもあやめも、皆俺が初めて出会った時の年齢と合致する。みしろとミオの見た目が殆ど変わってないのもそういう事だったんだな、ってかそれよりみしろはどうやってこの二人が犯人だって気づいたんだ?

 

「それで、この魔法はいつまで続くんだ?まさかずっとこのままって事は……?」

 

「そ、それはないと思うけど?元々やろうとした魔法も時限式の魔法だったから時間が来たら元に戻る感じだったし、それにこれ失敗魔法だからそんなに続かない筈……多分明日には元に戻ってると思う」

 

「え?じゃあしらかみきょうはこのままなの?このあとはいしんするよていだったのに……」

 

「わたしだってきょうはざっしにのせるようのガンプラつくるつもりだったんだが?」

 

フブキとクロに睨まれシオンとぺこらは思わず目を反らしているがお前等、自分が悪い事したんだからちゃんと謝れよ。にしても俺と出会った時の姿に戻る魔法か、なんだか変な魔法だな………ん?俺と出会った時の姿に戻る?…………………………ッ?!

 

「ッ!?ヤバイ!!」ダッ!

 

「え、レイさん?どうしたの急に?」

 

ヤバイぞこれ、一大事だ!!もし本当に俺と出会った時の姿に戻るんなら、アイツが危ない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

―バアァンッ!!―

 

「おいロボ子!大丈夫か…………ッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま、マMaすター……?ぼboクくkUどドドうなtTeルのノノ……?」バチバチバチバチッ

 

俺はロボ子が心配で急いでロボ子の部屋にやって来たがやっぱりか!?出会った時って言われてもしやと思ったけど、コイツ俺と出会った時壊れてて機能停止寸前だったんだよ!

 

「えぇッ?!ろ、ロボ子さんどうしてこんな風になってるの!?」

 

「コイツは俺と出会った時こうだったんだよ!ミオ、急いで何時もの修理スタッフ呼んでくれ!」

 

俺は慌ててミオに修理スタッフを呼ぶように頼み、到着するまでロボ子が機能停止しないように必死でエネルギー回路を繋ぎ止めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はあ、なんとか間に合って良かった」

 

あれから事情を聞いた修理スタッフが慌ててやって来てロボ子を回収し、そのまま修理作業の為に前回も直してもらった修理屋へと運ばれていった。本当に一時はどうなるかと思ったよ……

 

「全く、後少し発見が遅かったらロボ子完全に壊れてしまうところだったぞ?」

 

「う……すみません」

 

「面目ねぇぺこ……」

 

流石に仲間が大変な目にあったせいか二人ともかなり反省しているみたいだ。取り敢えずロボ子が復活したら謝っとけよ?さて……

 

「それじゃあ一応他の皆の様子も見に行くか。当然お前達も来いよ、今回の件はお前等にも責任あるんだから」

 

「「はーい」」

 

全く、朝からとんだ事件だよ本当に……まあ起きてしまった事は仕方ない。二人には後で罰を与えるとして、今は他のメンバーの様子を見に行かないとな。

 

あ、因みに今みしろは仕事に出てミオとあやめはフブキ達がおねむという事で面倒を見てくれている。中身はそのままだが身体が幼児だから仕方ないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―0期生―

 

「……取り敢えずアズキとすいせいとみこは殆ど影響はないみたいだな?」

 

「うん、でも少し身体がちっちゃくなったから服がちょっと合わないかな?」

 

「みこも少し胸周りが小さくなってしまったにぇ……まあすいちゃんに比べたらまだあるけど」

 

「おいコラみこち、朝っぱらから喧嘩売ってんのか?」

 

おいおいお前等喧嘩すんな。それにしても皆出会った当初だから少し幼いな……なんだかデビューした時の事思い出すな。

 

「あれ?そういやそら先輩何処にいるぺこ?」

 

「え?まだ部屋にいるんじゃないかな?」

 

「部屋に?そらにしては珍しいな、こんな時間になっても出てこないなんて」

 

……なんだかやな予感がするな。取り敢えずそらの部屋に行ってみるか。

 

 

 

 

 

 

―コンコンッ、ガチャッ―

 

「入るぞー?おいそら、大丈……夫……か……?」

 

「うあうぅ~」

 

あれ?何で赤ちゃんが此処にいるんだ?なんかベッドの上でもぞもぞしてるし………まさかとは思うけど、コイツそらか?

 

「え、もしかしてこの子そら先輩?」

 

「うわぁ~♪ちっちゃくて可愛いぺこ~♪師匠、こんな小さい時からそら先輩と知り合いだったんぺこだね?」

 

「え?いや、そんな筈は……だって俺とそらが初めて会ったのって俺達がホロライブに入った初日の筈だぞ?」

 

…………いや待てよ?確かガキの頃に町内会の集まりに着いていった時にこんな赤ちゃんいたような………え?もしかしてその時の赤ちゃんがそらだったのか?

 

「ま、まさかそんな昔からそらと会ってたなんてな」

 

「えーうん♪おあおー♪」

 

うん、どうやら俺の事は分かるみたいだな。おそらく「玲二君おはよー」と言ったみたいだけど、やっぱり赤ちゃんだとよく分からんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―一期生―

 

さて、そらもアズキに預けてきたし、次は一期生だな。でもまあ流石にもうそらの時みたいな事はもうないだろう………そう思ってたのになぁ……

 

「うわぁまつりちゃんちっちゃーい♪」

 

「なんだかちっちゃいまつりちゃんも良いわね♪いっそのことはあちゃまとダーリンの子供にならない?キャハハ♪」

 

「えぇー?それならアキロゼと玲二君との子供の方が良いわよねぇ♪」

 

「うがぁ~!はなせぇー!」ジタバタッ

 

大して変わってないのはアキくらいでメルとはあとは少し幼くなっていて、そして後はそんな三人にたらい回しで抱っこされてる推定五歳くらいの女の子がいた。もしかしなくてもあれまつりだよな?

 

「まつりちゃんちっちゃくて可愛いねぇ♪」プニプニ

 

「まつり先輩にもこんな可愛い時期があったぺこなんだね♪」プニプニ

 

「ほっぺつっつくなぁー!れいじくんもみてないでたすけて~!」

 

シオンとぺこらにも頬をつつかれて若干涙目になって俺に助けを求めるまつり。にしても俺、この時期のまつりと何時出会ったんだ?

 

「ほらお前等、まつりも困ってるんだから止めてやれって」

 

「うーーーーッ!!」ダキッ!

 

取り敢えずまつりを助けてやるとまつりはそのまま俺に抱きついてきた。こうして見ると本当に只の子供―クンカクンカスンスンスンッ―………おいコラどさくさ紛れに匂い嗅ぐな。ちっちゃくなっても相変わらずの匂いフェチなんだなコイツ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―二期生―

 

「ほぇ~、そんな事になってたんだぁ?」

 

「通りでスバルがこんなちっちゃくなってたワケね?それにしてもスバルってちょこ達よりも前に玲二様と知り合っていたのね?」

 

「まあね♪すばうと兄ちゃんはいわばちくわのともッス!」

 

「それを言うなら竹馬の友な」

 

此処はまあ予想通りかな?スバルは昔俺が通院していた病院で出会ったから今は六歳ぐらいか?他はちょこは見た目は変わらないしあくあも元が幼いからあまり見た目の変化はない。強いて言えば今より少し胸が……いや、これは普通にセクハラだから止めとこう。

 

「それよりスバル、お前体調の方はどうだ?」

 

「たいちょう?………あー、いまはぜんぜんだいじょぶッス!兄ちゃんしんぱいしてくれてありがとッス♪」

 

そっか、それなら良かった。

 

「?スバルって何処か具合でも悪いの?」

 

「ん?ああ、実はスバルは昔は病弱でな。俺と出会ったのも手術する一週間前だったんだよ」

 

「えぇッ?!何時も元気なスバル先輩が昔は病弱だったぺこか!?」

 

まあ知らないとそんな反応になるよな。コイツ今でこそ元気なスポーツ系女子だが、昔はそれこそ走っただけで心臓に負担が掛かるほど病弱だったんだよなぁ………そういやスバルもそうだがアイツは大丈夫か?

 

―ガチャッ―

 

「れいじぃ~、どこにいるのぉ~?」

 

「あ、丁度なタイミングでやって来たな……ってやっぱりお前もかシロ?」

 

考え事をしている中、丁度その相手だったシロが部屋の扉を開けて入って来た。そして案の定コイツも身体が小さくなってるな。おそらくコイツも今六歳ぐらいか。

 

「あ、れいじぃ~♪おはよー!」トテトテトテ…ダキッ!

 

「はいはいおはようさん。そういやお前と会ったのもこんぐらいの時だったな?」

 

「おぉ~、シロちゃんなつかしいッス!」

 

「え?もしかしてスバルとシロちゃんって幼馴染みだったの?」

 

「幼馴染みというか、昔スバルとシロは同じ病室で入院してたんだよ。その時に知り合って今に至るって感じだな」

 

と言ってもシロの場合は事故だけどな。俺があの時もっと早く気づけたらあんな事には………いや、過ぎた事を悔やんでも仕方ない。今俺に出来るのはシロが人並みの幸せを手に入れてくれるように手助けするだけだ。

 

「えへへぇ~、れいじぃ~♪」スリスリ

 

「あぁ!シロちゃんズルいッス!すばうも兄ちゃんにくっつくッス♪」ダキッ!

 

「おいおいお前等、あんまりはしゃぐなって。特にスバル、お前今は昔みたいに病弱体質なんだから」

 

コイツ等小さくなったのを良い事にめっちゃ甘えてくるな。お陰で他の娘が凄く羨ましそうにこっちを見てくるけど、どうしようもないだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―三期生―

 

「るしあとノエルは殆ど変化してないみたいだが……まさかフレアとマリンがこうなってるとはな」

 

「フレアちっちゃくて可愛いなぁ~♪」ギュウゥッ

 

「の、ノエちゃんくるしいよぉー!」ジタバタッ

 

フレアよ、お前もか?年齢的には恐らく三歳くらいか?フブキと同じくらいだが一体何処で会ったんだろ?……もしかしてそらの時と同じ町内会の集まりにいたあの金髪の女の子がそうだったのか?

 

「マリンがるしあよりちっちゃくなってるのです……」

 

「どうですかぁ?せんちょーもぷりちーでかわいらしいおんなのこですよねぇ~♪」

 

「でも中身はそのままだから妙にオバサンっぽいよね?」

 

「これがホントのロリババァぺこだね」

 

「はあぁぁッ!?だぁれがロリババァだこのクソガキどもぉッ!!」

 

マリンも小さくなっていてそれで可愛さアピールしてるがシオンとぺこらに弄られてめっちゃキレてる。身体がいくら小さくなってもやっぱりマリンはマリンか。にしても俺、こんな小さい時期のマリンに何時会ったんだ…………………あ。

 

「そういや俺がまだ幼かった頃にこんな小学生に頭撫でられまくった気がするんだが……?」

 

「え、玲二さんが小さかった時?それって……」

 

「やっぱりマリンってみそ「ちがう!リアルなこといってもまだにじゅうだいだもん!!」ひ、必死すぎるぺこ……」

 

確かに必死すぎるよな……それにしてもこうして見ると俺、意外にも昔から何かしらな形で皆と会ってたりしてたんだな?スゲェ偶然もあったもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―四期生―

 

そして次に四期生か。ここら辺になるとデビューしてから出会った場合はそんなに年月は経ってないから其処まで変化は無いが……やっぱりこうなってるよなぁ。

 

「痛たたたたたぁッ!?ちょ、ルーナお願いだからトワの髪引っ張らないでよぉ!」

 

「ほ、ほらルーナたんいないいなーい、ばぁ―ゲシッ!―あ痛ぁッ?!」

 

「こ、こらルーナ暴れないでって!?」

 

「んなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

トワとわためとかなたは殆ど変化はしていなかったがルーナだけは赤ん坊になっていて今は三人がかりで押さえ込もうとしているみたいだがルーナがそれに抗うように暴れまくってる。そういやコイツ赤ちゃん扱いされるの凄く嫌がるもんな。

 

「それにしても玲二ってルーナが赤ちゃんの時から知り合いだったんだ?」

 

「まあな、一応姫森家は佐々木家の遠い親戚らしいからな。小さい頃ルーナが生まれた際にパーティーに呼ばれて何故か知らんがルーナの子守りさせられたんだよ」

 

「にーたぁ♪」

 

おっと、どうやらルーナが俺に気づいて俺に向かって手を伸ばしてきたな。かなたからルーナを受けとりそのまま抱っこしてやると先ほどと打って変わっておとなしくきゃっきゃと笑っていた。

 

「や、やっぱり玲二さんだとルーナもおとなしくなるんだね?」

 

「まあそうみたいだな。それにしても懐かしいなこの感じ」

 

「んなぁ♪」

 

全く、赤ちゃん扱いは嫌な癖に何で俺の時だけ甘えてくるんだろうなコイツ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―五期生―

 

次は五期生の四人か。さてさて、この中にももしかして昔会った事のある奴がいるのか?

 

「へぇ~、ししろんって昔ショートヘアーだったんだ?しかも片目隠れてるし」

 

「え、何で髪伸ばしたん?」

 

「まあ、本当は短い方が楽なんだけどレイっちがなんかロングの方が好きみたいだったから伸ばしたんだよ」

 

「………まあ、否定はしない」

 

ねねとポルカは殆ど変わって無かったけど、やっぱりぼたんは高校の時に出会った姿に戻ってるな。なんだか懐かしいな、よく二人でラーメン食いに行ったりしてたな………そういやあの時ぼたんに言い寄ってた金満、今頃どうしてんだろうな?

 

「………そして、ラミィはこんなちっちゃくなってると」

 

「いやぁラミィちゃん可愛いねぇ~♪」ナデナデ

 

「ラミィちゃんお菓子食べるぺこぉ?」

 

「むぅー!こどもあつかいしないでよぉ~!ふたりよりはラミィのほうがとしうえなんだからぁー!」

 

ラミィは俺が八歳の時に旅行先で出会ったから今は五歳って事か。この頃は純粋な娘だったのに今じゃ酒好きの大喜利ハーフエルフだもんな。どうしてこうなった?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ゲーマーズ―

 

そんで最後はゲーマーズか。と言ってもミオはもう会ったから残りはおかゆところねだけだが……まあ二人ともデビューした時に出会ったから其処まで変わってないだろう?

 

―コンコンッガチャッ―

 

「おーいおかゆ、ころね。起きてる……か……?」

 

「あ、れいじだぁ♪」

 

「れいくんおはよぉ~♪」

 

……コイツ等もかよ?見た感じ五歳、いやもう少し下か?一体何時コイツ等と出会ったんだ?取り敢えず二人にも事の経緯を伝えるか。

 

「……なるほどね、ぼくたちがれいくんとであったときにもどっちゃったんだ?」

 

「なつかしいねおかゆぅ♪あんときまいごになってたこおねたちをれいじがたすけてくれたのおもいだすね♪」

 

「助けた?………もしかしてあの時フブキと散歩してた時に迷子になってた二人か?」

 

なんて事だ、まさかそんな前に出会ってたのか?本当に世間って意外と狭いもんだな……

 

「おらよ~♪」ガブガブガブッ

 

「痛たたたッ!?ちょっと指齧んないでよねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」

 

「おかゆ先輩も可愛らしいぺこだねぇ♪」

 

「ぺこらおねぇちゃんおこづかいじゅうまんえんちょーだい♪」

 

「金せびるんじゃないよ!全く可愛くねぇぺこだね?!」

 

やっぱりあくまで小さくなってるだけで中身は変わんないな。ころねはシオンの指を齧ってるし、おかゆはぺこらの事弄って遊んでるし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、これで全員確認出来たか……それにしても予想外な事が多すぎたな」

 

「痛た、まだ指が痛い……」

 

「ぺこーらも疲れたぺこ……こんなんだったらシオン先輩の誘いに乗るんじゃなかったぺこよ」

 

まあ大変な事もあったがなんだか懐かしい気分も味わえたからよしとするか。何人か何時出会ったんだって奴もいたけど。

 

「とにかく、明日にはおそらく戻っていると思うし、今日の処は一先ず家でおとなしくするか」

 

「そうぺこね……あ、それなら師匠、ぺこーら今作ってるガンプラがあってもう少しで完成出来そうだから手伝ってほしいぺこなんだけど……」

 

「ガンプラ?まあ良いけど、一体何を作ってるんだ?てかもう少しで完成なら手伝う必要あるのか?」

 

「残ってるのはプラ板で改造したパーツの後処理だから一緒にヤスリがけしてほしいぺこよ」

 

「あ、それならシオンも手伝ってあげるよー♪」

 

ヤスリがけか。プラ板で改造したって事はオリジナル機に仕上げたのか?どういった機体にしたのか楽しみだな。

 

「それじゃあ師匠、シオン先輩、このパーツの処理お願いするぺこ」

 

「おう分かっ………おぉ、まさかの改造だな、まさかオーガンダムとは」

 

ぺこらが出してきたのはMGのフレームにオーガンダムの外装パーツだった。けどオーガンダムにはMGは存在しないのでおそらくはファーストガンダムとエクシアのミキシングだろうな。

 

 

『オーガンダム』

機動戦士ガンダムOOに登場した最初のガンダムにしてセカンドシーズンのラスボス的ポジションの機体。その見た目は初代のガンダムに似ていてパイロットのリボンズの声優もアムロの声と同じ人という事でかなり意識された機体と言える。ちなみにこのガンダムはHGでのみ存在し、それ以外のスケールはない。

 

「本当にぺこらはファーストガンダムやそれに近い見た目のガンダムが好きだよな」

 

「やっぱガンダムはこの見た目が至高ぺこ!WやらSEEDやらオルフェンズなんてぺこーらにとっては邪道ぺこ!」

 

「何その変な拘り……?」

 

確かにぺこらって基本的にはファーストガンダムやそれに似た機体しか作らないんだよなぁ。このオーガンダムだって絶対ファーストに似てるからって理由だろうし。

 

「そう言うシオン先輩だって基本的にドマイナーな機体しか作らないぺこじゃん?この間だってなんだっけ?……そうだあのGセイバーとか言うワケの分からないの作ってたし」

 

「はあぁぁッ?!G-SAVIOURの何処が変だって言うのさ!?」

 

いや変じゃないけどよく知ってたな?G-SAVIOURなんて絶対今の世代の子知らないだろうし。確か海外でやってた実写映画だっけ?

 

「大体あんなヒョロガリな機体でどうやって戦うって言うぺこだよ!」

 

「あれは宇宙戦用の仕様で効率よく動く為なんだって!それ言ったらぺこらのファーストガンダムだって他のに比べたらずんぐり体型じゃん!」

 

「はいはい、二人ともファンが聞いたら怒られるような討論するなって、とにかくさっさと終わらせるぞ」

 

二人とも別に何が好きなのかは個人の考えだから良いけど他人の好きな物を否定するのは止めとけよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ところで今回の事だけどなんでこんな事しようと思ったんだ?理想の体型を求めるとか言ってたけど?」

 

ヤスリがけを終えて各部パーツを組み立てていく中で俺はシオンとぺこらに今回の事について問い質した。そもそもそんな事今まで気にしてなかっただろうになんでまた……?

 

「……最初にも言ったけど悔しかったぺこだよ。師匠がノエルやラミィちゃんとしてる時なんだかぺこーらとしてる時より満足してるように見えて……」

 

おい何で他の娘としてる時の事知ってるんだよ?まさか隠れて覗き見してたのか?

 

「シオンもちょこ先やあやめるとしてる時の玲二を見てたらちょこ先達の体型が羨ましくなってつい……」

 

そしてお前もかシオン?なんで他の娘と致してる時の事知ってるんだよ?え、もしかして皆共有しているのか?

 

「だから魔法図書館にあった変化の魔道書を使えば玲二を喜ばせれるような理想の体型になれると思ったんだけど……こんな事になってごめんなさい」

 

「ごめんなさいぺこ……」

 

……二人とも珍しく言い訳とかしないで素直に謝ったな。まあ皆に迷惑、特にロボ子に至っては生死をさ迷うレベルだったから大分懲りたんだろ?

 

「全く、そんな事気にしなくてもお前達に不満なんて持った事はないし、お前等にはお前等の良いところとかもあるんだから無理にそんな事する必要なんてなかったっての。寧ろ俺がお前等にちゃんと言ってればこうした事も起きなかっただろうし」

 

…………あれ?なんだかちゃんとした気持ちで言ってる筈なのにスゲェ誑しみたいな事言ってる気がする?もしかしてこういうところが俺のダメなところなのか?

 

「それと謝るんなら俺じゃなくて皆に謝れよ。あれだったら俺も一緒に頭下げてやるから」

 

「玲二……ありがとうね、でもシオンは大丈夫だから。明日ちゃんと皆に謝るよ」

 

「ぺこーらもシオン先輩と一緒に謝るぺこ。師匠、気を遣ってくれてありがとぺこな」

 

ん、どうやら二人とも大丈夫そうだな。さ、この話は終わりにして、後はオーガンダムを完成させるとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―翌日―

 

「ふあぁ~……おはよう」

 

あれからオーガンダムを完成させ、後日塗装する約束をした後そのまま眠りにつき、翌朝起きてすぐに皆の様子を確認する。

 

「あ、レイくんおはようございます♪」

 

「玲二君おはよう♪」

 

「おうフブキ、そら、おはようさん。二人とも元に戻ったんだな」

 

良かった、どうやら皆元に戻ったみたいだな。一事はどうなるかと思ったが、取り敢えず何事もなく済んで良か………なんだあれ?

 

「ろ、ロボ子さん……も、もう許し、て………」ビリビリビリビリッ

 

「か、身体がし、痺れるぺ、こ……」ビリビリビリビリッ

 

「ダァメ♪二人にはまだまだボクが受けた辛さ味わってもらうからねぇ♪」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ……!

 

「……何してるんだあれ?」

 

「ロボ子さん危うく壊れかけたって事で二人には罰で一日全身低周波の刑なんだって」

 

うわぁ、容赦ねぇなロボ子……まあ今回は二人が悪かったという事で、一日頑張ってくれな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―その頃―

 

「……此処がホロライブマンションね?」

 

シオンとぺこらがロボ子のお仕置きを受けてる最中、ホロライブマンションの前には何やら怪しげな二人組が訪れていた。

 

「レイジ、また会えるネ♪」

 

「そうね、久し振りに会うんだから目一杯楽しませてもらわないとね♪」

 

そう言うと二人組の内の一人、探偵のような格好をした金髪の女の子がホロライブマンションのインターホンを押した。果たして、これから何が起こるのだろうか?

 




はい、という事で今回はシオンとぺこらの回……というよりはホロメン達全員登場回でした(^^;
これにてホロライブJPは全員登場完了しました!( ≧∀≦)ノ

さて、これでJPメンバーがメインの回が終わったという事で、次回はAの娘と探偵ッ娘の話になります。次もまったり書いていくので気長に待って頂ければ有難いです、ではまた( ゚∀゚)ノシ
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