ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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年末に近づくに連れ、忙しくなったり寒くなったりで体調を崩しやすくなると思いますが、皆様も風邪等をひかないように頑張って下さい。社長にそう言われた翌日に普通に風邪ひいてしまいました……(泣)

今回はガンプラ対決です。最後まで楽しんで見て頂ければ有難いです。ではどうぞ!


第26話『サバイバルバトル』

「「第一回ホロライブ+α対抗ガンプラサバイバルバトルーーーッ!!」」

 

『イエェーーーイッ♪』

 

「………なんだこれ?」

 

もう十一月になったというのに俺達は何故か南の島、それも無人島にやって来ていた。てか聞いてないぞこんな企画?なんか皆ノリノリで盛り上がっているけどなんだガンプラサバイバルって?一体この島で何をすれば良いんだよ?

 

「さて、今回の対決のMCを務めますのはホロライブの狐!白上フブキと」

 

「はい、こんぬいー!不知火フレアがお送りします!さて、早速だけどこれから皆にルールを説明します!」

 

あ、フブキとフレアがMCなのか?てっきりミオ辺りがMCかと思ったが、てかよく見たらミオは今回参加側か……にしてもあの二人、気のせいか知らんけど何時もの配信時のテンションだけどなんか目が死んでないか?

 

「ルールは簡単、皆さんにはこれから二日間ペアを組んでサバイバルを行ってもらいます。その間にこの島のあらゆる所に隠されたガンプラを見つけ出し、最終的に一番多くのガンプラを作ったチームの優勝となります!」

 

成る程、だから簡易的な工具も持たされたのか。にしてもなんでわざわざ十一月にこんな事を?

 

「本当だったら夏場にやろうと思ってた企画だったんだけど、なんかその頃白上達別の事をやってた気がして出来なかったんですよねぇ?」

 

「そうそう、何か争ってたような気もするけど、あの時アタシ等何してたんだっけ?」

 

……そういやあの頃俺達何してたんだ?やけに俺の出番がなかったような気が……………ハッ!?な、なんかこれ以上は考えたらいけない気がする!?

 

「まあ兎に角気を取り直して早速チーム分けしましょう!皆この中から一枚選んで、其処に書かれた絵柄と同じ者同士でチームを組んでもらいます!」

 

「というワケではい玲二さん、此処から一枚取って下さい♪」

 

「あ、あぁ分かった。なら……これにするか」

 

さて、俺が取ったカードの絵柄は……スペードか。今回は俺を含めて参加者は十人だから、誰とペアになるかな?出来ればしっかりしてるミオやみしろ辺りが良いが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………で?俺のペアがよりによってお前かよ?」

 

「えぇ~、なんでですか玲二くぅ~ん?マリンと一緒になれて嬉しくないんですかぁ~?」

 

「すまんフブキ、チェンジ可能か?」

 

「ちょっとおぉッ?!チェンジとか酷くないッ!?」

 

いやだって喧しいし体力ないしガンプラ作るのもそんな上手くないし、はっきり言って其処まで期待出来ない。

 

「ごめんなさいレイくん、チェンジしちゃうと他の皆から不公平だと思われてしまうので今回は我慢して下さい」

 

「そっか、なら仕方ないか……」

 

「ちょっと玲二くん仕方ないって何ですか?!後フブちゃん我慢しろってどういう事!?」

 

いやそのままの意味だろ?まあなってしまったモノは仕方ない、今回は大人しくマリンとペアを組むか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ゲーム開始―

 

「よぉーし!それじゃあ早速ガンプラ探しに行きましょうか!」

 

「待て待て、まずは拠点を見つけないと。取り敢えず雨降っても大丈夫なように雨風を防げるような場所がいいな」

 

例えガンプラを見つけても環境が悪いと作りようがないからな。そういってる内に目の前に洞窟が見え、中を確認するとなかなかの広さがあった。よし、此処を拠点にして行動するか。

 

「よし、此処を拠点にするぞ。荷物を纏めたら早速ガンプラ探しに出掛けるか」

 

「うへぇ、やっと着いたぁ……あ、ねぇ玲二くんあれ見て下さいよ」

 

ん?どうしたんだ急に……おぉ、洞窟の奥にガンプラが二個あるな。これは……HGのオリジン版ガンダムとエゥーゴ版マークIIか。わりと楽な奴を見つけられたな。

 

あ、因みに今回のルールではどのグレードのガンダムを作っても一体として扱う。そして比較的簡単な場所にあるのはMG等の難しい奴で探しにくい場所ではSDやエントリーグレード等の簡単なガンプラが置いてあるらしい。簡単な場所で大量に難しいのを作り続けるか、見つかりづらい場所を探して簡単なのを作り続けるか、その立ち回りによって勝負が決まりそうだな………あ、そう言えば

 

「そういやこの対決の優勝チームには何かあるのか?ルール説明の時には何も伝えられてないんだが」

 

「え゛ッ?!え、えぇっとその……い、一体なんなんでしょうねぇ~?」

 

おいなんだその挙動は?

 

「…………おいマリン、お前なんか隠してないか?明らかに動揺したよなお前?」

 

「そ、そんな事は「良いから言え、お前の知ってる事全部」……はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………成る程、優勝したチームには俺と高級旅館七泊八日の旅か」

 

「は、はい。本当は皆出たがってたんですがスケジュール的に合うのが船長達だけで、フブちゃんとフレアは企画段階でじゃんけんで負けてMCに……」

 

そういう事かよ?道理でMCしていたフブキとフレアの目が死んだ魚みたいになってたワケか。別に頼んで有給取れれば一緒に連れてってやるのに?

 

「ったく、そういうのはちゃんと言ってくれよな?何も聞かされないのが一番質が悪いわ」

 

「……あれ?玲二くん怒ってないんですか?」

 

「もうお前等のする事には慣れたし、これくらいの事ではもう驚かん。てかなんでわざわざこんな企画立ててまで俺と旅行行こうとすんだよ?」

 

「……いやぁ、今回の事は船長達の為というか玲二くんの為って感じだったので」

 

俺の為?一体どういう意味だ?

 

「いやね、玲二くんの家がホロライブマンションになって皆で住むようになってから、玲二くん全然休めてないじゃないですか?特に夜なんて……」

 

「ああ、そういう事か」

 

確かに皆と暮らすようになってから殆ど誰かと一緒に寝てるし、なんだったらセンシティブな事もしてる。時にはそれが原因で入院した時もあったし、そう考えたら俺がまともに一人で寝たのって数える程しかないな……

 

「だから今回の一週間の旅行で玲二くんにはゆっくり休んでもらえたらなって皆で考えたんですよ。一緒に着いていくのもあくまで付き添い感覚でいようって」

 

そんな事考えてくれてたのか。なんだかんだ言ってこいつ等も優しい処あるよな………

 

「……で、本音は?」

 

「この旅行の間で玲二くんとの距離を一気に縮めて正妻になれたらな~って♪」

 

やっぱりそんな考えかよ?!そんな事だろうと思ったけど!?まさか他の奴等も同じ考えなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―すいせい&わためペア―

 

「あ、すいちゃん!こっちにまたガンプラあったよ♪」

 

「おぉ~!これで四つ目だね?今のところ順調順調~♪」

 

川原の近くにテントを張り拠点を構えているすいせいとわためのペア。どうやら纏めて手に入れた後に一気に作る作戦のようだ。

 

「………ところでさわため」

 

「え?どうしたのすいちゃん?」

 

「わためってさ、玲二くんに何回抱いてもらった?」

 

「えぇッ!?え、えぇーと……四回、かな?」

 

「そうなんだ……私まだ二回しかない。フブキちゃんとかは絶対にそれ以上ある筈なのに……」

 

すいせいの言葉にわためも言葉が詰まって何も言えなかった。やっぱり幼馴染みという間柄もあってかフブキやぼたん等は多いらしく、自分達はタイミングも合わない等であまり抱いてもらってないのが現状らしい。

 

「だからこの勝負絶対に勝たないと!正妻は無理でも、早い内に玲二くんとすいちゃんの子供は欲しいし!」

 

「わためも同じだよ!だから絶対に勝とうねすいちゃん♪」

 

「うん!勝つのはこのすいわたコンビだよ!!」

 

どうやらこの二人の目的は玲二との子供を作る事らしい。果たして、この作戦で勝利を勝ち取れるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ミオ&みしろペア―

 

所変わって海辺付近、此処の近くにあった小屋を見つけ其処を拠点にするミオとみしろの姿があった。

 

「それじゃあ作戦通り、ウチが山の中を探索してみしろちゃんが海岸沿いを探索していこう」

 

「はい、よろしくお願いいたしますねミオさん」

 

どうやら二人は二手に別れて探索をするようだ。確かに効率は良さそうだが、事前調査で危険動物はいないのが分かってるとはいえ大丈夫なのだろうか?

 

「処でミオさん、ちょっとお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

「え、何かな?」

 

「……ミオさんは誰が一番早くご主人様の子を身籠ると思いますか?」

 

「ッ!?……さ、さあ?誰だろうね?」

 

「………みしろ達獣人族は他の種族に比べて極めて妊娠しやすい体質なのはご存知ですよね?そんな中、最もご主人様からの求愛を受けているのはフブキさんです。みしろが知る中でもフブキさんは抱いて頂いた回数は二桁になります。もしかしたら既にご主人様の子を……」

 

みしろの言葉にミオは思わず拳を握り歯を食い縛る。ミオも玲二と一緒に寝た回数は多い方だがフブキに比べれば少ない。別に一番に玲二との子供を欲しいとは思ってなくても、やはり他の娘に先に子供が出来ると悔しい気持ちになってしまう。

 

「……けどそれはレイさんが決める事だから。レイさんがウチとの子供を望んでくれたらウチは喜んで身体を預けるつもりだから、それまでは我慢するつもりだよ」

 

「……やっぱりそうですか。まあ今回の対決ではご主人様をゆっくり休める旅行に連れていくのが目的ですからね。ですがもしかしたら他のチームの娘がそういった事を狙ってる可能性もあるのでそれだけは阻止しないといけませんね」

 

「うん、そうだね。それじゃあ頑張ろっかみしろちゃん♪」

 

「はい♪」

 

どうやらお互いに思う所はあるようだが、今回は純粋に玲二の為に優勝を目指すようであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ラミィ&かなたペア―

 

「えーと……あ、此処にもあった!これでSD三個目だよ♪」

 

「かなたんナイスぅ~♪」

 

一方こちらはラミィとかなたのペア。二人は滝のある泉の近くにテントを張り、其処を中心にラミィが制作、かなたが探索と分担して行っているようだ。

 

「これなら他のチームに遅れをとる事は無さそうだね?」

 

「えぇ、そしてこの対決で見事に勝利して、玲二さんと一週間の旅行をする事が出来れば!その間にラミィが真の正妻になる事間違い無しなんよ!」

 

何時も以上に気合いが入っているラミィを見てかなたは若干引いたが、兎に角このまま順調に進めれば優勝出来るかもしれない。

 

「それじゃかなたんもっと探してきてもろていーでしょうかー?」

 

「なんかラミィちゃん天使使いが荒くね?!僕一応先輩なんだけど!?」

 

優勝する為なら先輩すらこき使うラミィなのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―スバル&シロペア―

 

「ねぇシロちゃん!早く他の見つけないと勝てないよ!?」

 

「えぇ~?でもシロこれ作りたいなぁ♪良いよねぇ、RGジオングにHGナイチンゲール♪」ウットリ♡

 

ミオ達とは別の海岸沿いではスバルとシロが拠点を構えた後比較的簡単な所に大量のガンプラを発見した。が、それ等は全てRGやMG、PG等で簡単なHGでも巨大な物しかないという制作時間の掛かる物ばかりであった。

 

「ほらこんなのばっか作ってたら絶対に他のメンバーに勝てないって!兄ちゃんとの旅行行きたくないの?!」

 

「うぅ~、そりゃあ行きたいけどぉ……でもこんなレアキットなかなか組める機会ないしなぁ」

 

「いやレアキットってこれ全部シロちゃん持ってるじゃん!?そんなの帰ってから組もうよわざわざ此処じゃなくてもいーじゃん?!」

 

スバルが必死にシロを引っ張ろうとするもまるで岩のようにピクリとも動かない。実はシロ、ガンプラの中でもガンダム以外の機体、それもゴツい見た目の機体が大好きでプライベートでもよくでかくてゴツいMGやPGを好んで作っている。そんなシロにとって目の前のガンプラの山はまさにお宝の山なのである。

 

「ねぇスバちゃん、シロ頑張って沢山作るから駄目?」ウルウル

 

「う……し、仕方ないッスね!それならスバルも手伝うから早く作ろうよ!」

 

「わーい♪」

 

シロの涙目攻撃に折れてしまい、仕方なくスバルは一緒に作る事にしたようだ。果たして、他のチームに追い付く事は出来るのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―戻って玲二&マリンペア―

 

「…………よっと。これで七個目か。思ったより順調だな」

 

「そうですね、この調子でどんどん探しちゃいましょう!」

 

今俺達は森林エリアに入りガンプラの探索を行っている。ここら辺なら死角になる場所が多いからわりと簡単なガンプラが多いと思ったが予想通りだったな、既に洞窟で見つけたヤツ以外で七個見つけられた。しかもその内四個はSDだから比較的作りやすいだろう。

 

「さて、そろそろ暗くなりそうだしもう少し見つけたら一旦拠点に戻るか」

 

「はーい。あ、彼処にも一個ありましたよ!」

 

お?あの木の上か。少し高いが登れない高さではないな。

 

「よぉーし!それじゃ船長が取ってきてあげますよぉ~♪」ヨイショッ

 

「あ、おい危ないぞマリン!?俺が代わりに取るから……」

 

ダメだ、話を聞く前に既に登り始めた。大丈夫かマリン?あいつホロメンの中でも断トツに身体硬くて運動音痴なのに……あーあー、やっぱめっちゃプルプルしてる。

 

「うん……しょ……っと。はい取ったぞおぉッ!―バキッ―あ……」

 

ッ!?ヤバい、マリンの掴んでた枝が折れてバランスを崩した!このままだと落ちて大怪我してしまう!!クソ、間に合うか?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―バシィッ!グキィッ!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……玲二くんごめんなさい、マリンのせいで腕が……」

 

「気にするなマリン、お前が無事ならそれで良いさ。痛てて……」

 

あの後なんとか落ちるマリンを救出は出来たが、その時に左手首を捻挫してしまい激痛に襲われていた。最悪なのは俺の利き腕が左利きだった為これではまともにガンプラも作れそうにもない。

 

「兎に角少し安静にして下さい。幸い支給された物資の中には救急箱もありましたから、一先ずはこれで応急措置しましょう。ほら玲二くん、左腕出して下さい」

 

「あ、あぁ……」

 

な、なんかマリン何時もと違ってなんか頼りになる感じがするな?やっぱりなんだかんだ言って最年長って感じがする「玲二くん、何か失礼な事考えてません?」……何で考えてる事分かるんだよ?

 

それから数分が経ち、俺の左腕には包帯か巻かれ多少はマシになった。けどやっぱり痛みは結構酷い、これだと暫くは動かせそうにないな。

 

「……やっぱり玲二くん、腕が痛むんですか?このままだと悪化したら大変ですし、フブちゃんに連絡して棄権しましょう」

 

「え?棄権?それは確かに有難いが……マリンは良いのか?あんなに旅行行きたがってたのに」

 

「………確かに旅行は行きたかったんですけど、怪我をした玲二くんを無理矢理付き合わせるのは良くないですし、それに何より玲二くんの怪我を治すのが最優先ですから」

 

…………本当にこいつマリンか?何時もだったら棄権とかになると駄々こねて無理にでも続行しようとするのに、俺の事気遣って棄権しようだなんて。でも本当は諦めたくないのはなんとなく分かる、だってさっきからマリンの声が震えてる……仕方ないな。

 

「……マリン、組み立ては俺がやるからパーツの切り取りとヤスリがけはお前に任せる」

 

「え?!れ、玲二くんダメですよ!そんな怪我しているのに続けるなんて!ほら、早くフブちゃんに連絡して棄権を……」

 

「我慢してるのが丸分かりだ、声震えてるぞ?それに気を遣わなくても少し痛むだけだから組み立てくらいは全然出来る。それ以外をお前に任せる事になるが良いか?」

 

「で、でも……」

 

「俺が大丈夫って言ってんだから良いんだよ。それに諦めの悪さはお前の長所だろ?だったら俺の怪我なんて気にしないで優勝狙ってこい。その手伝いはちゃんとしてやるから」

 

本当は結構キツいが、こいつの普段見ない態度を見てなんだか手助けしたくなってしまった。これが所謂ギャップ萌えってヤツなのか?

 

「……わっかりましたぁ!其処まで言うのならこの宝鐘マリン、全力で優勝目指します!けど玲二くん、腕がそれ以上痛むようならちゃんと棄権しますからね!」

 

「分かってる。それじゃあ早速やっていくか」

 

どうやら何時ものマリンに戻ったみたいだな。それじゃあさっさと組み立てていくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―その夜―

 

辺りも薄暗くなり、俺達は一度作業を止めて夕食の準備を始めてた。食糧も支給されていたので今は洞窟の外で火を起こしカレーの準備を行っている。

 

「それにしてもマリン、お前結構手際が良いんだな?」

 

「まあ、これでも一人暮らしは長かったので料理はある程度は出来ますからね♪これでも結構自信はあるんで期待しちゃって下さい♪」

 

おぉ、そりゃ楽しみだ。さて、俺は特に手伝える事もないし中で制作の続きをするか。今のところはSDが五個にエントリーグレードが一個、そしてHGを一個完成させている。手持ちにはHGが四個残っていて、今はその内の一つのアッガイを組み立てている。パーツ自体はマリンが切ってくれてるので後は右手を駆使すればなんとか作れそうだ。

 

(しかし、利き手が使えないと此処まで不便とはな……普段右手で作業する事がないからかなりキツイ)

 

現にさっきからパーツをはめようとすると手が少し震えてしまう。片手だけでもツラいのに利き手じゃない手でやるのも大変だ。そう考えるとマリンの手助けはかなり有り難かった。

 

(なんだかんだ言って、あいつの事もちゃんと信頼してたんだな俺って)

 

「玲二くーん、カレーが出来たので食べましょ~♪」

 

「ああ、今いく」

 

さて、カレーも出来たようだし、腹拵えするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい玲二くん、あーん♪」

 

「いや一人で食えるって……」

 

「ダメですよ!玲二くん今左手使えないんですから、マリンがちゃんと食べさせてあげます。ほら、あーん♪」

 

「…………あむッ」

 

カレーが出来たのは良いが、さっきからマリンが俺に食べさせようとしてくる。別に右手で食べようと思えば食べれるのだが、マリンがそれを許してくれずカレーを掬ったスプーンを俺に差し出してくる。なんか小さい時に姉貴に食べさせてもらった時を思い出すな、マリンも姉貴と一緒で面倒見が良いし。

 

「あ、玲二くんごめんなさい、

ほっぺにカレー付いちゃいましたね」

 

「ん、本当か?なら何か拭く物を―ペロッ―ッ!?ま、マリン?!///」

 

「ん……はい、綺麗になりましたよ♪」

 

綺麗になったじゃねぇよ!?いきなり頬を舐めて取るなよ?!なんか何時もと違って妙に色っぽいからドキドキしちまったじゃねえか!?

 

「はい、それじゃあ食べ終わりましたし、片付けしたらガンプラ作りの続きをしますか♪」

 

「あ、あぁ……///」

 

なんであんな事して涼しい顔してられるんだよこいつ?!あれか?これが年長者の余裕ってヤツなのか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(や、やっちゃったぁーーーッ!!二人っきりなのと何時もと違って弱った玲二くん見て思わず大胆な事しちゃったあぁーーーッ!!だ、大丈夫だよね?あたし顔赤くなってないよね?!//////)

 

実はマリンも思わずやってしまった大胆行動に恥ずかしくなって沸騰寸前になっていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―翌日、結果発表―

 

「という事で優勝は、十七個作ったラミィ&かなたペアでーす!」

 

「おめでとうございまーーす!」

 

「「イエェーイ♪」」

 

結局俺達は十個までしか作れず、優勝はラミィとかなたペアになった。まあ怪我もそうだがあの後変にマリンを意識してしまってそれどころじゃなくなってしまったのが原因だな。しかしフブキとフレア、おめでとうとか言ってるけど相変わらず目が死んでるな。

 

「それではこちらレイくんと行く優勝賞品の高級旅館七泊八日の旅のチケットでーす」チッ……

 

「二人とも玲二さんと楽しんで来てな」チッ……

 

おいコラ舌打ちすんなって。一応これ放送すんだろ?なんか他の皆も邪念混じりの視線をラミィ達にぶつけてるし、ラミィ達はお構い無しに喜んでいるし、これ放送して大丈夫なのか?

 

「それにしてもマリン、玲二さんが怪我したなら連絡してよ!皆集合した時玲二さん怪我しててびっくりしたんだから!」

 

「ご、ごめんなさいふーたん、玲二くんが続行するって言って聞かなくて……」

 

おいその言い方だと俺が我が儘言って続行したみたいじゃねぇか?一応お前のためにやってやったんだからもっとマシな言い方してくれよ?

 

「まあまあ、兎に角レイくんが無事だったんだから良いじゃないですか♪それじゃあこれにてガンプラサバイバルバトルは終了でーす!皆さんおつこんでしたー♪」

 

フブキの締めの挨拶でサバイバルバトルは幕を閉じた。皆もそれぞれ帰り支度を済ませ、帰りの船に乗って日本へと戻る事となった。

 

「玲二くん、今回は怪我させてしまって本当にごめんなさい」

 

「もう過ぎた事なんだから気にするなって。でも治るのに二週間くらいかかるみたいだから、それまでのサポート頼むな」

 

「はい!それは勿論、船長が責任を持って玲二くんの朝から晩までの○処理を―バシィッ!―いったあぁぁぁぁぁぁッ!!?」

 

「調子に乗るな色欲魔神」

 

全く、油断するとすぐこれだ。ま、今回は本当に頑張ってくれたから帰ったら何処か連れてってやるか。

 

 

 

 

 

こうしてサバイバルバトルを終えて日本に帰国する玲二達。そして帰った後も暫くはマリンが世話してくれたせいか他のホロメン達が妬ましそうにしていたのはまた別の話である。

 

 

 

 

 

今回のRSL

 

マリン 145→175




はい、という事でマリン回でした。配信見ててもやっぱりマリン船長って面倒見が良いなと思いました。

次回は温泉回ですかね?またまったりと書いていくので待って頂けたら幸いです、ではまた!
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