ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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驚くほど筆記が捗りました(汗)

因みに注意書きですが、今回登場する六期生達はまだ登場して間もないのでもしかしたらイメージと違うかもしれません。また、今後の配信内容で立ち位置や性格が変わるかもしれませんのでご了承下さいませ。

それでは今回も楽しんで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第31話 『刮目せよ!秘密結社holoX』

「フッフッフッ……遂に来たな、この時が!」

 

十二月の上旬、すっかり冷えるようになってきた今日この頃早朝からホロライブマンションの前では五人の人影がいた。その中でも一際小さく、大きな角を生やした女の子は胸を張りながらホロライブマンションを見上げ笑みを浮かべている。

 

「此処がホロライブマンション……吾輩達の先輩達が住んでいる寮なんだな!」

 

「うーん、社長曰く寮ではないとは言ってたけど……」

 

「でも確か此処にホロライブJPの方々が全員住んでいると言ってたでござるよ?」

 

「という事は沙花叉達も此処に住む事になるのかな……?」

 

「すごーい♪こよ、こんな立派な寮に住めるなんて思ってなかったよ~♪」

 

五人はホロライブマンションを見てそれぞれ感想を言うが、どうやら此処を寮と勘違いしているようである。

 

「よぅし!それじゃ社長も今日は先輩方皆此処にいると言ってたから早速突撃するぞ~!皆の者、吾輩に続けぇー♪」

 

『おぉ~♪』

 

角が生えた女の子の掛け声と共に全員ホロライブマンションへと入っていく。そして玄関に入り廊下を渡っていくと目の前に扉があり、五人は此処で一旦止まり角が生えた女の子が先に入る為一歩前に出る。

 

「こういうのは最初が肝心だからな、インパクトがあるようにしないと……ヨシッ、いくぞ!」

 

意を決して扉を開けて勢いよく中に入っていく。

 

―バアァンッ!―

 

「刮目せよ!吾輩はholoX総帥、ラプラ…………ッ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あぁッ?なんだテメェ?』

 

……が、中に入って其処にいたのは特攻服を着たガラの悪い連中だった。

 

「あ、いや、あの、その……?」

 

「おいおいなんだこのガキんちょはぁ?おめぇ誰だか知らねぇが、此処が何処だか分かって来てんのかえぇッ!?」

 

「ひ、ひいぃッ?!こ、此処ってホロライブマンションじゃ……?」

 

「おうそうだ、此処はアタイ等『火炉雷舞』の縄張りだ。テメェ、誰の許可得て勝手に入って来やがった!?」バシィーンッ!

 

「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ?!!」

 

いきなり水色の髪のスケバンが竹刀を地面に振り下ろしびっくりする女の子。他の四人も思っていたのと違う光景に身体を震わせていた。

 

「おい落ち着きな、星街0期生。そんないきなり威嚇したらこいつ等も喋れねぇだろ?」

 

「押忍ッ!失礼しやした白上一期生筆頭!」

 

白い猫のような獣人が一喝すると青髪のスケバンは竹刀を納め自分の定位置に戻っていく。そして女の子に近づくと角を掴みにっこりと笑う。

 

「済まんかったなぁ、こいつ等気性が荒くてよぉ。んで?お前等一体何モンだ?何しにオレ等の縄張りに入ってきたんだ?」

 

「あ、あああああの、わ、わわ吾輩達はその、ほ、ホロライブ六期生、秘密結社holoXというメンバーでして……」ガクガクブルブル

 

女の子は声が震えながらも必死に答えていく。その目には涙が溜まっており今にも泣き叫びそうになっている。

 

「はぁ?六期生ぃ?ホロックスゥ?なんだそりゃあ、お前等オレ等の事嘗めてんのか?」

 

「い、いえ!べべ、別に嘗めてなど……」

 

周りから睨まれ段々涙が溢れてくる六期生の娘達。其処に

 

「押忍ッ!白上一期生筆頭殿!たった今YAGOOに確認をとったところ、こいつ等が我々の後輩になる六期生というのは間違いないとの事であります!」

 

「しかもこいつ等秘密結社とかいうのをやっており、何かを企んでいるのは明確であります!」

 

「……そうか。ご苦労、角巻四期生、桃鈴五期生」

 

「「押忍ッ!」」

 

羊の獣人とクリーム色の髪の女が報告すると猫?の獣人は女の子の角を持って顔を近づけていく。

 

「なら、これからお前等がこの火炉雷舞に相応しいかどうかテストしてやる。お前等の根性見せてくれよな?」

 

「こ、根性?い、一体何を……」

 

「何、すぐに分かるさ。おい!例のヤツ用意せいッ!」

 

『押忍ッ!』

 

そう言うと女の子達は中庭へと連れられていく。一体、何があるというだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よぅし!それではお前達には今から順番に此処に入ってもらう!」

 

「あ、あの………これって一体何でしょうか?」ダラダラダラダラ……

 

「見て分からねぇか?これは火炉雷舞名物『油風呂』じゃいッ!」

 

中庭に連れてこられ、目の前には人一人入れるくらいの鉄鍋にたっぷりの油が入っており、下から火がガンガン焚かれていた。

 

「今からこの油風呂に入ってもらい、其処でこの蝋燭を立てた笹舟を浮かす!蝋燭の火が消えるまで入り続ける事が出来れば見事六期生として認めてやろう!但し!ちょっとでも動けば笹舟は倒れ蝋燭の火が油に引火し火ダルマ確定!さあ、早速やってもらおうかい!」

 

想像の数億倍鬼畜過ぎる内容、最早拷問とも言える内容に六期生達は互いに身体を寄せあい震えている。フードを被った娘に至ってはもう号泣状態なのかマスクの下から涙が溢れている。

 

「や、ヤダ、そんなのしたら吾輩死んじゃう……」ガクガクブルブル

 

「あぁんッ?!甘えた事抜かすんじゃねぇッ!この火炉雷舞に入った以上、真の女を磨く為にはこれくらい出来なきゃなんねぇだろうが!?さあ、分かったらさっさと……」

 

「何バカな事してんだお前等ッ!!」

 

―ゴンッ!!―

 

「あ痛ぁッ?!」

 

迫りくる猫?の獣人の後ろから一人の男性がやって来て獣人の頭に鉄拳制裁を喰らわした。よっぽど痛かったのか庭でのたうち回っている。そう、やって来たのはこのホロライブマンションの主、佐々木玲二であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全くお前等と来たら何バカな事させようとしたんだ?!大体なんだホロライブ名物って!?俺達の事務所にそんな事した奴一人もいねぇだろ!!」

 

買い物を終えて帰ってみれば皆して新人達を威圧するわ変な事させようとするわで大変だった。今ホロライブマンションにはホロメン以外は仕事で出払ってるからみしろがいない事をいい事にこんな事しやがって。

 

「うぅ~だってぇ、かなり久々にJPに新人が来るから嘗められないようにするにはどうしようかと思ったら支部長がこれが良いって……」

 

「あの人の事は真に受けるな!例え冗談でも度が過ぎてるわこんなの!寧ろミオやフレアは止める側だろうが!何一緒に威圧してんだよ?!」

 

「「ご、ごめんなさい……」」

 

「うぅぅぅぅ~………」ギュウゥッ

 

角が生えた女の子はすっかり怯えてしまい俺の胸に顔を埋めて離れようとしない。そりゃ無理もないか、あんな事しろって言われたら泣きたくもなるわ。

 

「ほらラプちゃん、もう大丈夫だからそろそろ玲二くんから離れないと」

 

「うー!うー!」ブンブンッ

 

ダメだ、完全に幼児退行してしまってる。こりゃ暫くは好きにさせるしかないか。にしても……

 

「それにしても、まさかお前等が六期生として来るとはな。皆元気にしてたか?」

 

「えぇ、久しぶりねレイレイ♪」

 

「玲二くんお久しぶりです~♪」

 

「お、お久しぶりです、お兄ちゃん///」

 

「久しぶりでござるな師匠!」

 

『え……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ?!!』

 

皆が驚いているが、無理もないか。六期生五人の内、リーダーである『ラプラス・ダークネス』以外の四人は実は過去にそれぞれ別々に出会っている。最初に資料もらった時は正直俺もびっくりしたけどな、こんな偶然あるんだな。

 

「れ、レイくん?レイくんってこの娘達と会った事あるんですか?!」

 

「まあ、といっても出会った時期は別々だけどな。折角だから皆自己紹介してくれないか?」

 

「はーい♪こんるいるーい♪みなさーん、まったかね~?ホロライブ六期生holoX女幹部の鷹嶺ルイと申しまーす♪レイレイとは中学時代の同級生でした~♪」

 

一人目はholoXの幹部役である鷹の獣人『鷹嶺ルイ』だ。こいつはさっき言ってた通り俺とは中学時代一緒に過ごした同級生だ。昔から賑やかな事とおやじギャグが好きな変わった奴で、見た目のせいでよく女子からモテていたんだよな。

 

「レイっちの中学時代……あたしより前に出会ってたなんて……」

 

「ウチ等の知らない中学時代のレイさん……気になる」

 

いやそんな大した事ないぞ?それに少しの間ならスバルだって俺の中学時代の事知ってるから知りたいならそっちに聞きな、他愛のない普通の中学生だったけど。

 

「次はボクだね?皆さんこんこよー♪holoXの頭脳、博衣こよりだよ~♪玲二くんとは小学生時代の後輩でーす♪」

 

次はコヨーテの獣人でピンクヘアーが特徴の女の子『博衣こより』だ。小学生時代、こよりは既に頭が良くて周りの授業に飽きてた頃俺が興味本位で近づいたら懐かれてしまった経緯がある。なんでも他の人間と何かが違うらしい。いや俺は普通の人間だが?

 

「小学生の時?!白上全然会った事ないんですけど!?」

 

「そりゃそうだわ。こよりはあの頃他の子達とは基本的に距離を取ってたし俺がこよりと会ってたのも基本的に放課後のクラブ活動の時間だったからな」

 

あの頃は図書室の隅にいたこよりと日が暮れるまでよく本を読みあってたな、懐かしいわ。

 

「つ、次は沙花叉ですね。は、初めまして、holoXの掃除屋沙花叉クロヱです。お兄ちゃんとはその……水族館で迷子になってたところを助けてもらいました///」

 

三人目はholoXの掃除屋担当のシャチの獣人『沙花叉クロヱ』だ。掃除屋と言っているが基本的に名ばかりで実際にはそういった事は寧ろ苦手らしい。クロヱとは昔行った水族館で迷子になっていたところを助けたら懐かれてしまい、更にお互いの両親が意気投合しちゃって今でもたまに家族ぐるみの付き合いがある。にしても……

 

「クロヱ、お前相変わらずその変なマスクしてんだな?」

 

「え……だ、だって沙花叉、これがないと初対面の人とまともに話せないから……///」

 

「そんなのしなくても良いんじゃねぇか?お前充分可愛いし」

 

「か、可愛ッ?!//////」ボシュウッ!

 

うおッ?!一瞬で顔真っ赤になって沸騰した!?相変わらずの恥ずかしがりなんだな……

 

「……レイくんの女誑し」ボソッ

 

おい聞こえてるぞフブキ。別に俺にそんなつもりはねぇ。

 

「次は拙者でござるな!holoXの用心棒、風真いろはでござる!皆殿、以後お見知りおきよろしくお願いしますでござる♪因みに師匠とは二年ほど前に悪漢から救ってもらった身でござる♪」

 

こいつはholoXの用心棒役の『風真いろは』だ。六期生の中で唯一の人間だな。二年ほど前に田舎から上京してきた時にチンピラに絡まれてた際に返り討ちにしてやったら何故か師匠と呼ばれるようになってしまい、それ以降たまに街でばったり会う度に俺に指南を頼んできていたがめんどくさくなってそんなに指南して欲しければホロライブ入れば?と冗談で言ったらマジで来やがった。よくオーディション通ったな?

 

「それでは師匠!早速武術の指南をお願いしますでござる!」

 

「いや、あれは冗談で言ったんだが……はぁ、仕方ない。でも今日は勘弁してくれ、俺もやらなきゃいけない事があるんだから」

 

「わかりましたでござる!これからよろしくお願いいたします師匠♪」

 

……こんな笑顔で言われたら断りづらいよなぁ。仕方ない、こいつが飽きるまで付き合ってやるか。

 

「それで、お前が最後だが……どうだ、自己紹介出来そうか?」

 

「うーッ……」ギュウゥッ

 

あらら、これは結構酷いかもな……仕方ないな。

 

「ほらラプラス、さっきのバカな先輩達の悪ふざけは済まなかった。だから落ち着いたら自己紹介してくれるか?」ナデナデ

 

俺はラプラスの頭を優しく撫で落ち着かせようとする。すると先程まで力強く握っていた俺の服をゆっくりと放してくれた。良かった、これなら大丈夫そうだな……

 

「…………パパァ///」スリスリ

 

『パパァッ?!』

 

な、なんだ?!落ち着かせようとしたら何故かパパと呼ばれたんだが!?

 

「ちょ、ちょっとラプちゃん!?その人ラプちゃんのパパじゃないよッ?!」

 

「ふぇ?……………ッ?!///ち、違う!吾輩は断じてパパなど言っとらんぞ!///」ババッ!

 

急に我に返ったのか俺から逃げるように離れていくラプラス。よっぽど恥ずかしかったのか顔が真っ赤になっている。本人は否定したが、まさかパパと呼ばれるとは思わなかったぞ?

 

「オホンッ……で、では改めて自己紹介をするぞ……刮目せよ!吾輩は秘密結社holoX総統、ラプラス・ダークネスだ!」ドヤァッ!

 

もの凄いドヤ顔で自分の自己紹介をするラプラスだが、周りにいる仲間達はシラーっとした感じでラプラスを見ていた。

 

「………………おいお前達、Yes my darkって言え!」ボソッ…

 

「え?…………あ、YMD~♪」

 

「「「YMD~♪」」」

 

「略すな!ちゃんとYes my darkって言え!」

 

「山田~♪」

 

「「「山田~♪」」」

 

「山田って言うなぁーッ!」ウガーッ!

 

仲間達から散々弄られているけど、この娘本当に六期生のリーダーなのか?また泣きそうになってるし。

 

「ほらほら、お前等ラプラスの事弄り過ぎるなよ。この娘だって一生懸命頑張ってんだからさ」ナデナデ

 

「う、うぅ~!パパァッ!」ダキッ!

 

「いや、またパパって言ってるし……」

 

俺まだお前くらいの歳の娘持つような歳じゃねぇんだけど……

 

「どうやらラプにとってレイレイはお父さんみたいな者なんでしょうね♪」

 

「そうなのか?まあ俺は気にしないし、好きなように呼んでいいぞ」

 

「ほんとぉ……?な、ならお前の事、これからずっとパパって呼ばせてもらうからな!///吾輩の事可愛がってくれな♪」

 

……ヤバい、なんだかスッゴく可愛いな。これが娘を持つ父親の気持ちなのだろうか?その後六期生達にこのホロライブマンションの詳しい説明、そして俺とホロメン+αが結婚&婚約している事を伝えると自分達も一緒に住みたいと言ってきてフブキ達と揉めそうになったが最初にやった事を考えたらフブキ達も断るワケにはいかず結局入居を認める事になった。さて、これからまた賑やかになるだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

六期生の心境

 

ラプラス

(フフーン♪吾輩にも漸くパパが出来たぞ!これからパパと一緒にこの地球を手に入れていくぞー♪)

RSL:165

 

ルイ

(やっぱレイレイってモテるよねぇ?中学時代でもレイレイに告白しようとした女の子が後を絶たなかったからね~。お陰でそういった娘を根絶するの苦労したけど…………)

RSL:210

 

こより

(玲二くん久しぶりに“直接”会ったけどやっぱり生で見るとより格好良いなぁ~♡ドローンとか使った撮影も良いけどやっぱり直接会って生で見るのが一番だよぉ~♡)

RSL:223

 

クロヱ

(お兄ちゃんの周りに女の人が沢山……消さなきゃ、消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ消さなきゃ、お兄ちゃんには沙花叉だけいれば良いんだから、それ以外の女はいらないから……ハヤクケサナキャ)

RSL:275

 

いろは

(漸く師匠と鍛練する事が出来るでござる!これから毎日師匠と鍛練して、皆と一緒にご飯食べたり買い物行ったりして……もうやりたい事いっぱいでござるよぉ~♪)

RSL:159




はい、という事でholoX登場回でした!今回も皆もれなく可愛いかったですよねぇ♪今後の活躍に期待出来そうです!

次回もまったり書いていくので気長に待って頂ければ幸いです、ではまた!
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