今回はこよりの話、というよりこよりが起こす事件となります。最後まで楽しんで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!
ホロライブマンションのとある一室、その部屋からは何やら薄気味悪い笑い声が昼夜問わず聞こえてくるそうである。一体何が行われているのやら……
「はうぅ~ん♡やっぱり玲二くんのこの笑顔、最高にたまんないよぉ~♪やっぱこの写真はボクのお気に入りナンバーワンだよぉ~♡」
―ハスハスハスハスクンカクンカクンカクンカッ―
……其処にいたのはこの部屋の主である博衣こよりであった。ただ、玲二の写真を眺めながらおそらく玲二の部屋からパクったであろう枕の匂いを嗅いで興奮しているその姿は完全に薬物中毒者のようでかなり怖い事になっている。
「はあぁん♡玲二くんがこよから離れて十年以上経つけど、その間ドローンとか使って写真を撮り続けて良かったぁ~♪そう最早これはただの写真じゃないよ、神がくれた贈り物だよぉ~♡「…………こよりちゃん何してるの?」……ふぇ?」
写真と匂いを堪能していると突然後ろから声をかけられ振り向くと、其処にはアカリとロボ子が苦笑いでこよりを見ていた。流石に恥ずかしい処を見られたこよりも徐々に顔が真っ赤になっていき冷や汗をだらだらかいていた。
「ふえぇーーーーーッ!見ないで、こんなこよを見ないでぇーーーーーッ!///」
「ま、まあまあこよりちゃん落ち着いて……」
自分の醜態を見られたこよりはベッドに顔を埋めてじたばたしていた。それでも玲二の枕を手放したりしていないが。
「にしてもよくこんなに沢山写真撮ってたね……」
そう、それよりも驚くのはこよりの部屋の壁一面に玲二の写真がズラっと貼られていたのである。しかも乱雑にではなく一枚一枚丁寧にラミネートされて綺麗に並べて貼っており、更に右端には『こよのお気に入りベスト5』という枠があり、其処には五枚の写真がアクリルケースに厳重に保管されていた。
「ご飯を食べてる時の玲二に運動してる時の玲二……」
「それにマスターがボク達とハッスルしてる時の写真まである……こよりちゃん、これって一体どういう事?」
「ふえぇ~………え?あ、それね、それはこよが今まであらゆる機材を駆使して撮ってきた玲二くんの写真だよ♪名付けて『玲二くんコレクション』略して『レイコレ』!」
ロボ子に聞かれこよりはピタッと泣き止み自慢気に今まで撮ってきた写真を見せてくる。どうやら壁だけではなくその近くの棚にあるアルバムにも写真が沢山あるらしい。
「す、凄いよこれ、少なくとも五千枚はあるよ」
「ホントよく撮ったねこんな写真…………ッ!?こ、これは……///」
「あ、そのアルバムはねぇこよの秘蔵アルバム『レイコレアダルト』だね♪どう?玲二くんの○○○立派に写ってるでしょ~♡///」
アカリが偶々開いたアルバムにはなんと玲二の○○○がドアップで写し出された卑猥な写真がズラっと並んでいた。唐突の事でアカリとロボ子の顔が真っ赤になりオーバーヒートを起こしてしまう。
「こ、ここ、こんな卑猥な写真ダメだよ!これはアカリが責任持って頂……いや回収するから!///」
「い、いやいや!マスターの威厳を守る為にこれはボクが貰……じゃなくて処分するから!///」
「ちょッ!?そんなの絶対ダメだってば!それはこよがこれまでドローンやいろんな機材使って撮ってきた汗と涙の結晶なんだから勝手に盗ろうとしないでぇーーーーーッ!!」
レイコレアダルトを処分という建前で奪おうとするアカリとロボ子から取り返そうと必死に追いかけようとする。が、運動神経が壊滅的に悪いこよりはすぐにバテてヘロヘロ状態になってしまうのであった。
「グフフフフ~♪玲二の立派なメガ・バズーカ・ランチャーの写真がこぉんなにぃ~♡これはアカリのお宝に加えよーっと♪「ちょっと待ってアカリちゃん」……何かなロボ子ちゃん?」
「その写真はマスターの威厳を損ねる可能性があるからそれはボクが処分するからこっちに渡してくれないかなぁ?」
ロボ子は笑顔で写真を渡すようアカリに言うが、その目はまるで獲物を狙う野獣のようにギラギラしている。
「えぇ~?そんな事言って、ロボ子ちゃんもこの写真欲しいんでしょ?でもダーメ♪これはアカリが一生の宝物にするんだから♪」
「……そう、それなら実力行使で奪うまでだよ!」
「へぇ、やれるモンならやってみなよ!」
ロボ子がレイコレアダルトを奪おうとアカリに襲いかかるが、アカリもかわしながら死守していく。しかし……
―ヒュンッ―
「「あぁッ?!」」
動き回ってる最中アカリの手からレイコレアダルトが飛んでしまい、中庭へと落ちてしまった。(現在アカリ達がいるのは三階)其処に
「あれ、なんだろこれ?」
偶々ペット達と遊んでいたスバルがレイコレアダルトを拾って中身を見てしまった。
「………………ッ?!!!こ、これって男の人の!?しかもこの大きさって兄ちゃんの……!?は、は、はは、はにゃあぁぁぁぁ……///」
スバルには刺激が強過ぎたのかその場で顔を真っ赤にして気絶し倒れてしまった。
「あれ?スバル、どうかしたのか?ってあれ、なんだろこれ?」
其処に一緒にいたあやめもレイコレアダルトを見つけてしまい中を確認しだす。
「ッ?!こ、この150ガーベラストレートは間違いなく玲二様の………ゴクッ、そ、それじゃあ余はそろそろ部屋に戻ろうかなぁ~?///」
あやめは白々しく何事もなかったかのように部屋へと戻ろうとしていた。そして中庭から出たと同時にアカリとロボ子も漸く下りてきたが一歩遅かったようだ。
「ハァ、ハァ……あ、あれ?レイコレアダルトが落ちてない?!」
「そんなッ?!ってさっき此処にあやめるがいたよね!?ねぇスバル、あやめる知らない?!」
「うぅぅぅ……に、兄ちゃんの、兄ちゃんのハイメガランチャーがいっぱいぃ~……キュウゥ~///」
「……ダメだ、スバル使い物になんなくなっちゃってるよ」
あまりにも衝撃的過ぎるレイコレアダルトを見てスバルは未だに目を回しながら気絶している。仕方なく二人はあやめは室内に戻ったと考えスバルをほったらかして中に戻っていった。
「ふんふんふーん♪」
「あれ?あやめちゃんなんか機嫌良いね。どうしたの?」
「あ、おかゆ~♪実はさっき良い事が起きたんだ~♪」
レイコレアダルトを手に入れ上機嫌におにぎりを食べてるあやめだった、が…………
「あれぇ?あやめる、これ何なの?」
―ヒョイッ―
「え………あ!?そ、それは!」
油断していたのか、後ろからやって来たころねに気づかず膝に乗せていたレイコレアダルトを取られてしまう。
「なんだろこれ…………………ッ?!!!?き、き…………きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!?/////////」
―バタンッ!キュウゥ~……―
「ころさんッ?!い、一体何が……ッ!?こ、これは……ッ!?///」
中身を見たころねがあまりのショッキング内容に耐えきれずその場で気絶してしまい、慌てておかゆも中身を見ると顔が真っ赤になり尻尾もピーンッと伸ばす。
「こここ、これは間違いなくレイくんのアグニッ!!///あ、あやめちゃんなんてこんな素晴ら……じゃなかった卑猥な写真を!?こ、これは他の娘に見られたら大変だから僕が厳重に保管しておくからッ!!」
「ちょおッ!?ちょ、ちょっと待ってよおかゆ!それは余が手に入れたお宝……じゃなくて危険物だから余が責任持って封印しておくから早く渡すんだ余ッ!!」
レイコレアダルトを巡り対立するおかゆとあやめ。まるで大切な何かを賭けて戦うかのように真剣な表情で睨み合うが賭けている物があまりにもくだらな過ぎるのでなんか締まらない。其処に
「ふえぇ~……こよのレイコレアダルト返してぇ~」
「……え?こ、こよりちゃん?」
漸く追いついたこより。しかし、体力がないせいで既にヘロヘロ状態、立つのがやっとの状態だった。
「ふえぇ、無駄に広いよこの家ぇ~………ってあぁーーーッ!!それ、こよのレイコレアダルトぉッ!それこよの大切な物なの、返してよぉーーーッ!!」
「えッ?!これこよりちゃんの物だったの!?だ、ダメだよこんな危ない写真………あぁもう建前なんていいや!これは僕が貰うからッ!」
最早建前すら捨てたおかゆ。その瞳はまるで野獣のようにギラついている。
「ちょおッ?!おかゆ卑怯だ余ッ!それは余が手に入れた物だぞ!」
「違うよッ!それはこよがこの十年間頑張って隠し撮りしてきた努力の結晶なんだから返してよぉッ!!」
レイコレアダルトを巡り睨み合う三人。更に
「あぁーーーーーッ!やっと見つけたぁッ!!」
「さああやめる!さっさとマスターのバスタートマホークの写真を渡しなよ!!」
「ゲッ?!アカリちゃんにロボ子先輩!?」
騒ぎを聞きつけ合流するアカリとロボ子。これにより五人の少女達が集結してしまった。
「………そう、アカリちゃんとロボ子先輩もなんだね?だったらもう遠慮はしないよ!僕の全てを賭けてこのアルバムは頂くよ!」
「させぬッ!それは余の玲二様コレクションの一つにさせてもらう余ッ!!」
「へぇ、皆アカリの事邪魔するんだ?だったらもう容赦しないよ!レイコレアダルトを手に入れるのはこのアカリだよ!!」
「マスターの威厳を守る為に、そしてマスターのお宝を手に入れる為にボクは戦う!!」
「皆勝手な事言わないで!これはこよの大切な写真なんだからあぁッ!!」
一触即発の空気、五人は凄まじいオーラを放ちながら互いに牽制しあう。そしてこれからレイコレアダルトを巡る戦いが始まろうとする!
「お前等何騒いでんだ?」
『ッ?!!』
と其処にこの家の主である玲二が登場。五人は思わず身体が固まりその場で止まってしまう。此処からは玲二視点で進めていこう。
「れ、レイくん?もう体調は大丈夫なの……?」
「あぁ、もうすっかり良くなったよ。久々に風邪引いたから辛かったなぁ。で、お前等一体何騒いでたんだ?なんかレイコレなんとかって聞こえたけど」
「え、えーと、それは……」
?一体どうしたんだ?皆汗ダラダラに流して止まってるけど……もしかしてこいつ等、俺のいない処でまた変な事してたんじゃないだろうな?
「ご……ご主人様、ちょっと失礼します///」
「ん?どうしたみしろ?なんか顔が赤いけど……」
「い、今おかゆさんの手に持っていたアルバムを拝借して中身を確認したのですが……///」
「え………あぁーーーーーッ?!い、いつの間にぃッ!?」
?なんだこのアルバム……………………………………………………………………………………
「……………………お前等、全員其処に座れ」
「え?えぇーっと、あの、マスター?ぼ、ボク達の話も聞いてくれたら嬉しいかなーって「座れ」……はい」
それから俺はこのバカ共に約三時間に渡るお説教をするのであった。
「さぁーてご飯の時間ですよー♪ってあれ?あやめとおかゆとロボ子さんは?」
「そう言えばアカリちゃんもいないね?」
「それを言ったら博士も……パパ、何か知らないか?」
食事時になり他の娘達が集まるも先程の五人だけはこの場にいなかった。因みにスバルところねは今みしろによって看護されているので省かれている。
「あぁ、あのバカ共は今お寺でお仕置き中だ。最低でも二週間は帰って来ないから」
『?』
一体何があったのか分からない皆はただ首を傾げるだけだった。流石に今回の件はとても許せる事じゃねぇからしっかり反省してもらわんとな。
―その頃―
「ふえぇ~、なんでこよがこんな所に来なきゃなんないのぉ……?」
「貴方方は煩悩にまみれております。したがって此処でしっかり修行を積んで邪念を祓って差し上げましょう」
「いや、アカリは別にそんなの頼んでな「渇ッ!!」痛ぁッ!?」
山奥にある厳しいと噂のお寺に連れて来られ二週間の修行を言い渡された五人は和尚さんにより早速座禅を組まされていた。因みにレイコレアダルトは玲二の手によりしっかりと処分された。
「うぅ~、スリープモードになったらそのまま海の底に封印するなんてぇ……」
「もう余達このまま反省するしかないよね……」
「そうだねぇ………はぁ」
「其処ッ!お喋りはしないッ!渇ッ!!」
―バシンッ!バシンッ!バシンッ!バシ-ンッ!―
「「痛あぁッ!」」
「ってなんで余だけ二回ぃッ?!」
まだまだ始まったばかりの修行。果たして五人は無事に下山する事は出来るのだろうか?
―オマケ―
「うぅ、兄ちゃんのハイメガランチャーがぁ……///」
「れ、玲二の、玲二のゼンリョクゼンカイキャノンがぁ……///」
「……お二人には刺激が強すぎましたね。確かにあのアルバムはとんでもない破壊力でしたし……みしろも気を抜いたら気絶しそうでしたし//////」
レイコレアダルトのせいですっかりやられてしまったスバルところねが復帰するのに四日かかってしまうのであった。
はい、という事で玲二の写真を巡る戦いのお話でしたw
流石にアレの名前をダイレクトに言うワケにはいかないのでいろんな表現にしてみましたがw
次回はルイかいろはのどっちかでガンプラの話をしたいですね。この二人に合うガンプラってなんでしょうね?
次回も気長に待って頂ければ幸いです、ではまた!