ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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今年も残すとこ後十日ですね。もう少ししたらクリスマスの話と正月の話を書かないと……(汗)

今回はholoXの最後の一人、いろはのお話です。今回も最後まで楽しんで頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第36話『赤き剣士見参!でござる』

―カンッ!カンッ!カアァンッ!―

 

「フッ、ヤッ、ハァッ!」

 

「ヨッ、ホッ、ハッと……ソォイッ!」

 

―カキィンッ!―

 

「あぁッ!?風真の木刀が……!」

 

「其処まで!この勝負、 玲二の勝ちだにぇ!」

 

ふぅ、やっと終わったか。俺は今いろはに頼まれて剣術の練習試合を行っていた。偶々暇してたみこに審判を頼み中庭で何度か試合をし、現在いろはの木刀を弾き飛ばし漸く十試合を終えた処だ。因みに試合は全て俺が勝っている。

 

「うぅ~、やっぱり師匠は強いでござる……」

 

「まあアイドル達にもしもの事があったらいけないからな、それなりに鍛練はしているつもりだ」

 

「それにしても玲二って本当に強いよにぇ。多分勝てるのアキちゃんか団長だけじゃない?」

 

そんな事ないと思うけどな。現に本能覚醒したフブキ達には押し負ける事もあるし。

 

「それで師匠!風真の剣捌きはどうでござったか?」

 

「うーん……素直に言えば全然だ、闇雲に剣を振ってるだけだし振り方も荒すぎる。しかも攻撃仕掛けようとする度に叫びながら来るから予兆が丸わかりだ」

 

「ウグッ?!や、やっぱりでござるか……」

 

「うんうん、これならみこでも余裕で勝てるで♪」

 

お、みこがいろはを挑発してきたな。さていろはは乗ってしまうのか?

 

「むッ?ならみこ先輩、風真と一対一で勝負です!」

 

「望む処だにぇ!サンドバッグみたいにボコボコにしてやんよぉッ!」

 

やっぱり挑発に乗ってしまったか。果たしてこの勝負、どっちが勝つんだろうな?

 

 

 

―五分後……―

 

「うややややややややややややややーーーーーッ!!」

 

「にぇにぇにぇにぇにぇにぇにぇにぇにぇにぇにぇにぇーーーーーッ!!」

 

―ポカポカポカポカポカポカポカポカッ!!―

 

………なんだこれ?二人とも途中までは木刀使ってたのにいつの間にかお互い木刀捨ててポカポカ叩きあってる、子供の喧嘩かな?

 

「このこのこのぉッ!みこ先輩の赤ちゃん!舌足らず!」

 

「なにおぉッ!?いろはちゃんのなんちゃって侍!ばーかばーか!」

 

いやかなじゃないわ完全にこれ子供の喧嘩だわ。さて、そろそろ止めないとな。

 

「コラコラ、いい加減止めろって。これじゃあ小学生以下の喧嘩だぞ?」

 

「だっていろはちゃんがぁ~!ビエェェェェェェンッ!!」

 

「風真悪くないもん!先に叩いてきたのみこ先輩だもん~!フエェェェェェェェンッ!!」

 

いや小学生通り越して最早園児だよこれじゃ。

 

「はいはい、もう今日の練習はこれで終わり。この後は皆でお茶しようか」

 

「「グスッ、うん……」」

 

なんとか二人を泣き止ませ、俺達は練習を終えてリビングへと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハムハム……うん!やっぱりドーナツは美味しいでござるな♪」

 

「ングングッ……ぷはぁ!やっぱミ○ドの○ン・デ・リ○グは最強やで♪」

 

リビングに戻り昨日買ってきた○スドのドーナツを笑顔で頬張る二人。まるでリスやハムスターみたいだな、兎に角泣き止んでくれて良かったわ。

 

「ズズッ……はぁ~♪でも本当ならあやめ先輩にもご教授願いたかったのでござる……」

 

「仕方ないさ、あいつ等はまだ寺から戻って来てないからな」

 

「でもホントになんであやめちゃん達寺に修行なんて行ってんの?」

 

「……………まあ罰だと思ってくれればいいさ」

 

「「?」」

 

本当にちょっと油断したらロクな事しないからなあいつ等。兎に角これを機に変な煩悩は祓って戻って来て欲しい。

 

「ところで師匠、今日の稽古はこれで終わりでござるか?」

 

「ん、そのつもりだが?」

 

「それならこれから一緒にプラモ作って欲しいでござる。風真も師匠や皆が作ってるところを見て一緒に作りたいと思ってこの間買ってきたでござる♪」

 

ほう?いろはもガンプラに興味があったのか。それなら今日は一緒に作ってみるか。

 

「ねぇねぇ、いろはちゃんは一体何を買ってきたの?」

 

「ちょっと待っててほしいでござる。えーと………あ、これでござる♪」

 

いろはが持ってた紙袋から一つの箱を取り出した。けどそれはガンプラでも、以前作ったデジモンでもなかった。

 

「…………これはまた珍しいな、まさか『ロックマンX』シリーズから『ゼロ』か」

 

「昔やってたゲームで格好良かったからつい買っちゃったでござるよ♪」

 

 

『ゼロ』

ロックマンXシリーズに登場する人型ロボット『レプリロイド』で、作中では異常を起こしたイレギュラーを狩るイレギュラーハンターである。真紅のボディに長い金髪、そしてゼロの代名詞とも言えるビームサーベル『ゼットセイバー』が特徴的なキャラクターであり、全ロックマンシリーズの中でもトップクラスに人気のあるキャラクターである。因みにこのゼロをはじめとするロックマンシリーズのプラモはガンプラとは違う会社が出している。

 

「てかゼロってプラモ化されてたんだにぇ?」

 

「ああ、ガンプラ作ってるとことは違う会社から出てるんだけどな。それにしてもいろは、よくこんな高い物変えたな?」

 

「エヘヘ、風真はあまり物を買ったりしないから結構お金貯まってるのでござるよ♪」

 

確かに、こいつ物欲があまりないのか必要な物以外はあまり買わないよな。だからこういうの買うのも意外だったし。

 

「それじゃあ早速作るか。処でいろは、お前プラモは作った事あるのか?」

 

「うーんと、小さい時に里の子と一緒に作った以来でござるな」

 

成る程、つまりはほぼ初心者なんだな。なら今回は無難に素組でやってくか。それじゃあいつもの工作ルームに行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんじゃまずは説明書を見ながらパーツを切りだしていくか」

 

「はーい♪ってあれ?師匠とみこ先輩も一緒に作るのでござるか?」

 

「ああ、実は俺達もちょっと前にロックマンシリーズを買ったんだよ。俺のは『エックス マックスアーマー』だ」

 

「みこのは『エックス フォースアーマー』だにぇ!」

 

 

『X マックスアーマー』

『X フォースアーマー』

ロックマンXシリーズの主人公エックスがパワーアップした姿。本来のエックスは青いボディなのだがパワーアップしたアーマーは白を基調とした物に変化している。因みにマックスアーマーがX3、フォースアーマーがX4に登場するアーマーである。

 

「おぉー!これってエックスでござるか?でも風真の知ってるエックスとは姿が違うでござるな」

 

「え?これはX3とX4のアーマーだけど……いろはちゃんってXシリーズやってたんじゃなかったの?」

 

「里にいた時は友達が貸してくれたX2をやってたんですが、Xシリーズって4まであるのでござるか?」

 

「いやXシリーズは8まであるが、そうか2しかやってないんだな」

 

ならマックスとフォースのアーマーを知らなくて当然か。という事は……

 

「なあいろは、お前のゼロの印象ってどんな感じだ?」

 

「えっと、格好良い敵キャラだと思うでござる。ラスボスのシグマと戦う前に立ち塞がる強敵って感じかな?」

 

やっぱりか。幼い頃にやってたのもあって大まかなストーリーも覚えてないみたいだな。

 

「いろはちゃん違うで。ゼロはエックスの頼もしい仲間なんやで」

 

「えぇッ?!で、でも風真はゲームの中で確かにゼロと戦ったでござるよ!?」

 

「実はゼロって初代の時に敵と戦ってた時に自爆して一度倒れてしまったんだが、其処でシグマが部下を使ってゼロのボディを再生し洗脳して自分の配下に置いたんだよ。ストーリーの中でもその流れはあったんだが、幼い頃にやってたなら其処まで覚えてないか」

 

「そうだったでござるか?!あ、でも確かにそんな話があったような……」

 

多分いろははストーリーよりもアクション重視でやってたようだな。まあそれはいいや、話の続きは組み立てながらにするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―組み立て中―

 

「よっと………処で師匠、ゼロが仲間という事はX3以降ではゼロも使えるのでござるか?」

 

「ああ、3だと限定的にしか使えないが、4からは選択式で使えるようになってるな」

 

「おぉーッ!それなら今度やってみるでござるよ♪」

 

そうか、それなら今過去作が遊べるアニバーサリーコレクションがあるからそれ買ってやれば良い。けどなんであれにコマンドミッション入ってないんだ?めっちゃ面白いのに……

 

「あれ?という事はいろはちゃん、もしかして黒ゼロって知らない?」

 

「黒ゼロ?え、ゼロって赤以外にもいるのでござるか?」

 

「うん、4から特殊なコマンド使ったり特定条件満たせばゼロの身体が赤から黒に変わるんだにぇ」

 

「そうだったのでござるか?!黒いゼロ、ちょっと見てみたいでござる……」

 

まあ厳密に言えば2でも見れたけどな。おそらくいろははそのルートをやってなかったんだな、いったとしてもすぐ退場したし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―細かい処の処理中―

 

「そういえばロックマンシリーズってX以外にもあったでござるよね?あれ等もエックス達と同じイレギュラーハンターなのでござる?」

 

「いや、そもそもロックマンってシリーズ事に世界観違うからな。人間をサポートするAIだったりするし、なんなら人間が変身して戦うロックマンもいるしな」

 

「その中でもXシリーズは人気が高いんだよにぇ。7は不人気だったけど」

 

「え?7って人気なかったんでござる?」

 

「あぁ、新しい事を色々やろうとして失敗してしまった作品だな。あれがなかったらもしかしたらXシリーズはまだ続いてたかもしれないし」

 

お陰でまだ解決してない謎とかもあるし、いつかX9とか出てくれると有難い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―組み立て完了―

 

「よし、これで完成だ」

 

「おぉ~ッ!これが風真のゼロでござるな♪って師匠のエックスにもビームサーベルが付いてるでござるか?」

 

「ああ、これも劇中でとあるルートでゼロから手に入るサーベルだな」

 

「うぅ~、みこのエックスには付いてないにぇ……」

 

仕方ないだろ、4は元々エックスとゼロは別行動してるんだから。それにしてもデジモンの時も感じたがこのガンダム以外のプラモも大分クオリティが高くなってるよな。今度からこういうのも作っていこうか?

 

「ねぇねぇ師匠!ロックマンの話をしながら作ってたら風真もまたゲームしてみたくなったでござる!だからこれからソフト一緒に買いにGE○に行くでござる♪」

 

「いやお前伏字の意味ないだろそれ………でも確かに俺もやりたくなったな」

 

「みこも久々にゼロシリーズやりたくなったにぇ!という事で早速三人で買いに行こー♪」

 

「おー♪」

 

結局その後俺達は三人でロックマンシリーズを買いにゲームショップに向かい、それぞれ欲しいゲームを買って皆で楽しく遊んだが途中でいろはが配信すれば良かったと少し後悔していた。なんだか久しぶりに平和な感じで一日が終わったような気がするな。




はい、という事でいろはとみこのロックマンプラモ製作回でした。ロックマンXのプラモは少し高いですがクオリティがめっちゃ良いので興味のある方は是非作ってみて下さい♪

次回はおそらくクリスマス回になると思うので気長に待って頂けたら幸いです、ではまた!
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