ホロライブ ビルドライバーズ   作:神楽

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新年早々従姉が遊びに来て其処の子供に積んでたSDガンダム根こそぎ持っていかれました(泣)

今回は正月のその後の話です。最後まで見て頂ければ有難いです、ではどうぞ!


第37話『狙われてる玲二』

クリスマスに元旦と無事に過ごせ、俺達は今年も変わらず平和な日々を送っている。そしてそんなある日、俺達は大型ショッピングモールへとやって来ていた。その目的は……

 

「ねぇそらちゃん、このベビーベッド可愛いよね♪」

 

「うん、ディ○ニーキャラクターがプリントされてて可愛いね♪」

 

「あ、このお洋服可愛いなぁ~♪」

 

「お洋服は生まれた後でも良いんじゃない?それよりもアタシベビーカーとかもみたいな」

 

「ならあっちにいろんなベビーカー揃ってたから見に行こう余♪」

 

そう、これから産まれて来る我が子の為のベビーグッズを揃えにやって来ていたのだ。クリスマスから正月にかけてフブキとそら、そしてミオとフレアとあやめの妊娠が発覚し社長から少ないが御祝儀と言われお金を渡されたのでそのまま五人と一緒にいろいろなベビーグッズを買い集める事にしたのだ。少し気が早いと思うが、俺達もそれなりに忙しい身だから買える内に買っとかないとな。

 

「さて、俺もおもちゃとか見ておこうか……………ってあれは」

 

ベビー用のおもちゃを見に行こうとした時、この場にいる筈のない見慣れた奴がガラガラやおしゃぶりとにらめっこしていた。なんであいつが此処に?ってか一体何をしてんだ?

 

「うーん、どういったのあげれば喜ぶんだろう?私こういうの買った事ないしなぁ……」

 

「………何してんだよカトリーナ?」

 

「………へ?」

 

俺はおもちゃとにらめっこしている赤髪の女性『アンジュ・カトリーナ』に声をかけた。そして俺の方を向いて少しすると顔が真っ赤になっていく。

 

「れ、れれ、れれれ玲二さん?!な、なんで此処にいるのッ?!」

 

「いやそれはこっちの台詞だ、お前こそ新年早々なんでこんな所にいるんだよ?」

 

こいつは俺達ホロライブとは別のアイドル事務所『にじさんじ』に所属しているアイドルで現在に残る錬金術師の末裔らしい。にじさんじのアイドル達とは全員ではないが何人かちょくちょく関わりを持っていて、カトリーナとも会う度に結構話したりする仲である。けどそんなカトリーナがなんで此処に?こいつ確か独身で彼氏とかもいなかった筈だよな?

 

「あ、いやその……実は今度私の高校時代の友達に子供が産まれるって言うから出産祝いに何か送ろうかなって思って……」

 

「成る程な、てっきり良い相手が見つかったのかと思ったけど」

 

 

 

―ピシッ………!―

 

 

 

……あれ?俺もしかして余計な事言ったか?なんかカトリーナが固まってしまったんだが―ガシィッ!―ってうおッ?!

 

「いるワケねぇだろぉ!?いたらエアフレンドとかで自分を慰めたりしないってーのッ!大体なんだよ結婚だの出産だの皆私の事置き去りにしやがってぇッ!!高校時代に言ってた私達ずっと友達だよってのも嘘だったのかよなんで私だけ未だに独り身なんだよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

 

「ちょ、わか、分かったから首掴むな苦し………ッ!」

 

ヤバい、完全に地雷踏んでしまった。こいつ黙っていればかなり美人だからそれなりに相手はいる筈なんだが、如何せん結婚願望が強いせいか押しが強すぎてよく男に逃げられてるらしい。確かにこれじゃあ逃げられても仕方ない気がする。

 

「あれ?アンジュと……あぁッ!玲二さん!」

 

「え、ホンマに玲二さん?!どこどこ!?あーーーーッ!玲二さぁーーーーーんッ♪」

 

―ドゴォッ!!―

 

「うぐおぉッ?!」

 

カトリーナに首を絞められてる中、突然大声と共に何かが突進してきてそのまま倒されてしまった。めっちゃ痛ってぇ……

 

「玲二さんおはやよー♪久しぶりやねぇ♪」

 

「…………やっぱりお前か咲、相変わらず突進してくるのやめてくれないか?」

 

俺はなんとか起き上がり突進してきたパンダのフードを被った女の子『笹木咲』に注意をする。咲はテヘヘと笑うだけで全然反省してないようだ、この野郎。

 

「エヘヘ~♪ごめんなぁ、久しぶりに玲二さんに会えて嬉しかったんよぉ~♪」

 

「だからって突進してくんなよ、痛てて………」

 

「もぉさくちゃん玲二さんに会えたからって突進しちゃあかんよぉ」

 

咲が悪びれもなく笑ってる横で一緒に来ていたのであろうオレンジ髪に向日葵のヘアピンを着けた女の子『本間ひまわり』が近づいてきた。にしてもこの三人とまともに会うのかなり久しぶりだな。

 

「おう、本間も久しぶりだな。今日は咲と買い物か?」

 

「うん、社長からお年玉貰ったから一緒に新しい服買いに来たんだ♪玲二さんはアンジュさんと一緒?」

 

「いや、此処で偶々出会っただけだ。なんか急に怒って首絞められたけど」

 

「玲二さんが私の心を抉るような事言うからですよ!罰として玲二さん私を貰って下さいよッ!」

 

なんでそうなる?てか俺とカトリーナって其処までの仲ではないだろ?

 

「ちょっとアンジュ!婚期逃しそうやからって玲二さんに迫んなや!」

 

「まあまあさくちゃん落ち着きなって。それよりも玲二さんこそなんでこんな所に?」

 

「ああ、それはだな……」

 

「レイくぅーん、一体何してるんですかぁー?」

 

おっと、話し込んでる内にフブキ達が戻ってきたみたいだな。カートには沢山のベビーグッズが梱包されて入ってるとこからしてもう買い物は終わったようだ。

 

「あ、フブキちゃん久しぶりやね~♪」

 

「あ、ひまちゃん咲ちゃん、それにアンジュさんも久しぶり~♪何々、今日は皆で買い物?」

 

「お久しぶりですフブキさん。それよりも皆さんで買い物ですか?随分沢山買われたみたいですけど……」

 

「うん、今日は産まれて来る子供達の為にいろいろと買い揃えに来たんだ~♪」

 

 

 

―ピシッ……!―

 

 

 

あ、またなんかカトリーナが固まってしまった。いやカトリーナだけじゃない、咲と本間も固まってしまってる。

 

「産まれてくる、子供………?」

 

「え、ちょ、ま、待って?あの、フブキちゃん?産まれて来る子供達って、それにそのお腹ってもしかして………」

 

「あ、そうだった。ひまちゃん達に報告するの忘れてたけど、私達無事子供を授かる事が出来ました♪」

 

 

 

……………

 

 

……………………

 

 

 

………………………………

 

 

 

「「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ?!!」」」

 

うおッ?!なんか黙ったと思ったらいきなり大声で叫びやがった!?回りにもお客さんいるんだからうるさくすんなよ!?

 

「え、ちょ、待って?!こ、子供ってその、相手って!?」

 

「そんなの玲二様以外いるワケない余?」

 

「そ、そんな……玲二さんがフブキちゃん達との子供を……うち、ずっと玲二さんの事好きやったのに………ウッ!?」

 

―バッタァーンッ!―

 

「さ、さくちゃん?!さくちゃんしっか………ッ?!大変!さくちゃん息してへんよ!?」

 

「はあぁッ?!お、おい大丈夫か咲!?しっかりしろ!!おいカトリーナ!お前も黙ってないでなんとか………ってこいつ立ったまま気絶してやがる?!」

 

ああもうッ!!只でさえ今悪目立ちしてんのにこのままだと余計に人が集まって来てしまう!仕方ない、此処はこいつ等も連れて何処か人気のない場所へ移動しよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ファミレスにて―

 

「全く、少しは他の客の迷惑になるって事を考えろよ?お陰で大事になってしまうとこだったわ」

 

「「「ご、ごめんなさい……」」」

 

あれから人目につかない所で咲とカトリーナを起こし、落ち着かせる為にファミレスで飯を食う事になった俺達。漸く落ち着いてくれたのか今はおとなしくジュースを飲んでいる。

 

「それにしてもフブキちゃん、本当に妊娠してんだね?服の上からも分かるくらいぽっこりしてる」

 

「うぐぐぅ……玲二さんがホロメン達と結婚したって聞いてた時から何時かはこうなると思ってたけど、まさかこんなに早くくるとは思わんかった……」

 

カトリーナがなんか悔しそうにコップを握り締めてる。てかコップに皹入ってるから止めろって。

 

「……というか咲は大丈夫なのか?さっきからずっと黙って俯いてるけど」

 

「…………うん、大丈夫やよ。うん………」

 

咲は咲でさっきからずっと落ち込んでるような感じだし、本当に大丈夫か?てかさっきからコーヒー飲んでるけどお前コーヒー苦手じゃなかったか?

 

「……あ、これダメだ、あまりのショックでさくちゃん味覚までおかしくなっちゃったみたいやな……」

 

「そりゃ好きな人が違う人と結婚して子供作ってたらショックデカイよね」

 

………まあ俺もなんとなくだが咲からの好意には気づいてはいたが、所属する事務所が違うのとみしろみたいに頻繁に会うワケでもなかったから特に何もせずそのままにしてしまった。

 

「済まない咲、お前の気持ちには少しは気づいていたのにそのままにしてしまって……」

 

「ええんよ玲二さん、恥ずかしがって告白しなかったうちが悪いんやから。それにうちはもう大丈夫やから、あむッ………ブフォッ?!」

 

「ちょっと咲ちゃん?!それ私のハバネロカレーだよ!?」

 

いやなんてモン食ってんだお前?!あーあー咲の奴が間違って食っちまったからめっちゃ悶えるじゃねぇか!?

 

「おい咲大丈夫か!?ほら水!」

 

「ヒーッ!ヒーッ!ヒーヒーヒーッ!!ングング………ぷはぁッ!まだ辛いよぉッ!?」

 

やっぱ水だけじゃダメか!仕方ない、アイス頼んで口ん中冷やしてもらうしかないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふみゅうぅぅぅ~………」

 

「やれやれ、やっと治まったか」

 

それから咲がアイス三杯食べ終えたところで漸く辛さが治まったみたいだ。にしてもなんだよハバネロカレーって?そんなのファミレスに置くなよ。もっと言えば妊娠中にそんな刺激物食うなよフブキ。

 

「ご、ごめんね咲ちゃん、私のハバネロカレー咲ちゃんの近くに置かなきゃこんな事にはならなかったのに」

 

「う、ううん、うちがボーッとしてフブキちゃんのカレー食べたのが悪いんよ」

 

「いやそれ以前に妊婦がそんな物食べちゃいけないでしょ?!お腹の子に影響出たらどうすんのさ!?」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

ほらミオにも怒られてるじゃねぇか。妊娠発覚してから食事とかも色々制限されてるんだから子供の為にも其処は守れよ。

 

「でも玲二さん、どうにかひま達も玲二さんと一緒になれへんかな?正直玲二さんと一緒になりたいって娘多いし」

 

「いやそんな事言われても…………ちょっと待て、一緒になりたいって一体誰だよ?」

 

「え?んーと………美兎ちゃんに楓さんにたまちゃんにしぃしぃ、後クレアさんとリゼちゃんやな」

 

「あと私と星川さんもだね」

 

………マジかよ?確かに今言われた奴等は全員関わりがあるが、そんな風に思われてるなんて思いもしなかった。特に星川なんててっきり叶と仲良いから付き合ってると思ってたんだが?

 

「……そういえば以前あおぎり高校のメンバーに会った時やたらとレイくんの事聞かれたような気が……」

 

「ウチもシロちゃん通じてドットライブのメンバーと話した時執拗にレイさんに会いたがってたな……」

 

「それ言ったらアタシもパトラと会う度に玲二さんに会わせてほしいってお願いされてんだけど……」

 

「というかこの間ぽよ余や動物達に紛れてでびでびが紛れてた余。すぐに追い出したけど」

 

なんだよそりゃ、なんでそんなに……そういや以前おめシスの二人と話した時姉のレイがこんな事言ってたような………

 

 

 

 

 

『佐々木さんってホロライブの娘以外にもいろんなとこから狙われててモテモテだねぇ~♪』

 

 

 

 

 

……なんだいろんなとこって?!俺他の事務所とは特に関わりない筈だぞ?!それにあおぎり高校なんて一度も行った事ねぇしそこの娘達と会った事もねぇぞ!?どういう事だ?!

 

「なんだろうね?玲二君ってアイドルを引き寄せる何かがあるのかな?」

 

「確かにレイくんアイドルの娘ばかりに好かれるよね?Aちゃんとかは仲は良くても良き同僚レベルだし」

 

「もしかして玲二さんいるだけでアイドル界を支配出来るんじゃ……?」

 

「変な事言うなフレア!?俺はそんな気全然ねぇッ!!」

 

流石に俺にそんな力はねぇし、あったとしてもやらんわ!!けどどうして俺なんかが好かれるんだ!?皆俺の事優しいとか言うけど絶対俺より優しい奴なんかいっぱいいるだろ?!

 

「ハッ!?そうだよ玲二さん既に皆と結婚してんならその中に私も入れてくれればいーじゃん!」

 

「それや!お願い玲二さん!ウチ等も玲二さんのお嫁さんにして!!」

 

「あ、だったらひまも~♪」

 

「い、いや流石にそれは……済まない、お前達の気持ちは嬉しいが俺にはもうこれ以上結婚するつもりはないんだ」

 

そんな簡単に結婚なんて出来るワケない。既に婚約含めて俺には40人近く嫁がいる。これ以上増えてしまったら手に負えなくなってしまう。

 

「そんな………分かった。今のところは諦めるけど、うちは絶対に玲二さんの事諦めたりせんからなぁッ!」

 

「あ、さくちゃんちょっとぉッ!?ご、ごめんなさい玲二さん、ひまさくちゃん追いかけないと!待ってぇさくちゃーーーんッ!」

 

「あ、二人とも行っちゃった………それじゃあ私も行きますね、ごちそうさまでした」

 

咲が叫びながら店を飛び出し、本間も慌てて追いかけて行きカトリーナも二人を追いかける為に店を出ていった。本当に慌ただしい奴等だな。

 

「あの、レイくん……本当に良かったの?咲ちゃん達の想いを断ってしまって……」

 

「良いんだフブキ。確かにあいつ等の気持ちは嬉しかった、けど俺にはもうお前達がいる。それなのに好きって言ってくれたからってこれ以上増えたら本当に只の女誑しの無責任野郎になってしまうからな。これからは何があっても断っていくつもりだ」

 

「玲二君、私達の事を考えてくれるのは嬉しいけど……本当に良かったのかな?」

 

………確かに心苦しいところはあるが、もうこれ以上はダメだ。フブキ達を悲しませない為にも、これからは心を鬼にしてきっぱり断っていかないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―数日後―

 

「失礼します。社長、お話とは一体なんでしょうか?」

 

「う、うむ。取り敢えずまずは座りたまえ」

 

咲達の騒動から数日が経過し、前日にはホロライブ公式サイトで俺達の結婚とフブキ達の妊娠を報告したのだがその翌日俺は社長に緊急で呼び出され事務所へとやって来たのだが、一体何があったんだ?

 

「……実は昨日の公式の発表がされた直後から我が社にこんな物が大量に送られて来たんだが」

 

―ドサッ!―

 

「………え、何ですかこれ?」

 

俺の目の前に段ボールが置かれ、中を見ると何やら封筒やら手紙やらが沢山入っていた。一体なんなんだこれ?ホロメン達宛のファンレター……ではなさそうだな?じゃあ一体……

 

「全部君宛のお見合い写真とラブレターだ」

 

「え……………これ、全部ですか?」

 

は?お見合い写真?ラブレター?どういう事だ?!俺はその中から封筒を一つ取り出し開けて見ると何処かで見た事のある娘の写真が入っており、また別の手紙を見ると俺に対する熱烈なラブコールがたっぷり書かれたラブレターが入っていた。何でこんなのが急に……ッ?!

 

「おそらく昨日の結婚と妊娠発表が切っ掛けで自分達にもチャンスがあると思った娘達が一斉に押し寄せてきたのだろう。中には企業絡みで迫って来ている処もある。そういった処はおそらく君と結婚する事でホロライブとの繋がりを得ようとしているようだが」

 

「そ、そんな馬鹿な話が?!大体これ見たところ俺の知らない娘も結構混じってますよ!?そんな娘までなんで……?!」

 

「因みにだがこれでもかなり減らした方だ。本当はこれにかなり知名度の低いアイドルも含まれていたのだが流石にそういった娘は全て弾いたが、それでもまだこれだけいるんだ」

 

そんな娘まで?!絶対それ自分の知名度上げが目的じゃねぇか?!いや、どっちにしろもう俺はこれ以上は結婚するつもりはねぇよ!

 

「君がもうそんな気はないのは知っている。だからと言って君がホロメン以外の娘とも結婚、婚約している以上我々が突っぱねたところで向こうは決して納得しないだろう。なんでその娘達は良くて自分達はダメなんだと。だから君が直接この件を対処していかないとこの先こういった娘がどんどん増えてしまいかねない。その為この後緊急の記者会見を開き、この件についての説明をしたいのだが大丈夫かな?」

 

「………分かりました、あの娘達の為にも此処はきっちり断りの意思を見せたいと思います」

 

こうして俺は社長に緊急記者会見を開いてもらいこれ以上の結婚の意思はない事を発表するが、それでも納得していない娘が多くあれやこれやで迫って来るがそれはまた別の話である……

 




はい、という事で玲二の一波乱回でした。今後は玲二どうなることやら?と言いつつ流石にこれ以上は増やすつもりほないので今後のキャラは出てきても一話限りだと思います。

次回は今回の話にも出てきたあの高校に行きます。次回もまったり待って頂ければ幸いです、ではまた!
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